風間艦隊の旗艦の隣に、真新しい旗艦が運ばれた。
風間「五月雨、少しの距離も開けないで。」
風間「何で、此方に直付けで他の艦隊の旗艦用艦が有るだ?」
風間「他の艦隊の旗艦は、少しは距離開けて停泊してるのに。」
五月雨「新しい提督さんが、着任されるとの事で。」
五月雨「うちの艦隊で、面倒見る様にと通達が有りました。」
風間「は?」
風間「何で?」
五月雨「さ~?」
風間「めんどくさい。」
五月雨「通達来てますから、無理ですね。」
風間「そもそも、甲勲章2つの艦隊に押し付けるなよ。」
五月雨「提督が、意見書を色々と挙げて要るから。」
五月雨「余裕有ると、思われて要るんじゃないですか?」
上からの意趣返しか。
昔から、上層部受けは悪いからな。
風間「で、お隣さんは何時来るの?」
五月雨「そろそろ、お着きに成るかと、」
五月雨「基本的には、向こうの艦隊の補佐を言われてますから相談を聞けば良い見たいですよ。」
風間「どんな感じの人?」
女だらけの職場だからな。
お互いの愚痴を言い合える男なら、この際助かるか。
五月雨「女の人らしいですよ。」
風間「そうなの?」
五月雨「提督、ロングになっていたらダメですからね。」
風間「相手に寄るよ。」
何か、五月雨の目が冷たい。
女性か、基本的には向こうの秘書艦が対応するんだろうからな。
数分後に、五月雨から。
五月雨「提督、お隣さんが着任されますよ。」
風間「あ。行くよ。」
旗艦の上甲板に出たら、お隣の旗艦に内火艇が接舷していた。
五月雨が、話して要る相手が新人さんか。
こちらに、気付くと。
直立し敬礼をしてきた。
「本日付けを持ち、着任致しました。石南花(せきなはな)です。宜しくお願い致します。」
「同じく、秘書艦を勤めます。漣です。」
風間も敬礼を行い。
「石南提督の着任を歓迎致します。」
風間が、手を下げるのを確認して。
石南は、手を下げた。
風間「困った事に限らず、何なりと頼って下さい。」
石南「御言葉、感謝致します。」
石南「では、此より初期設定も有りますので失礼致します。」
風間「気楽に接して下さい。」
表情を緩めると石南は軽く会釈して自分の旗艦に入って行った。
執務室に戻り、席に着いた。
机の上の五月雨の妖精達が、鼻の下を伸ばしているジェスチャーをしている。
風間「なんだよ。」
五月雨が、机に湯飲みを置き笑顔で話す。
五月雨「良かったですね。美人が着任して。」
風間「なんだよ。」
五月雨が、ファイルを読み上げ始めた。
五月雨「石南花。26歳。神奈川県出身。親族は深海棲艦に乗船していたフェリーが沈められた時に死別されてます。現在は身寄りは無し。御自身もその時に被災されて居ます。フェリーでは唯一の生存者です。」
そうか、その辺りは気を付けた方が良いな。
しかし、五月雨さんの雰囲気が何故か変な感じです。