兵装に付いては、工作艦の明石が居ないとどうにも成らないので。
石南提督には、早急に艦隊の旗下に加えて頂きたいが。
風間「此ればかりは、明石の着任を祈るしか無いですね。」
風間「私の艦隊の明石を、お貸しするなり出来たら良いのですが。」
不思議な事に、艦隊間での艦娘の譲渡や派遣が不可能で兵装も同じと成る。
だから、提督の人数も必要となって来るのだが。
各艦隊の艦娘保有数や面子も区々である。
風間「石南提督は、暫くは艦隊の充実と備蓄に練度向上をお願いします。」
石南「風間さん、花で良いです。」
石南「私も勉強しないとですね。」
漣が、苦笑いをしていた。
風間が、自分の旗艦に戻ったのは夜も遅くなっていた。
風間「五月雨、遅くなって、ごめん。」
五月雨「お疲れ様です。」
笑顔で、出迎えてくれた五月雨。
書類の束を抱えて、纏め作業に入っていた。
その付近を、五月雨の妖精さんがチョロチョロと動き回っている。
ん?
別の妖精さんも居るな。
この妖精さんは。
「随分と、根を詰めるんだね。」
お?
風間「時雨か、五月雨の手伝いかい?」
風間「ありがとう。」
時雨「別に、僕は妹の様子を見に来ただけだからね。」
と、時雨は言って要るが。
時雨の妖精さん達も、書類整理を手伝っているのが解る。
五月雨が、書類を持って。
一旦離席し、執務室を出たのを見た時雨がシグと寄って来た。
時雨「提督、役目で隣の石南提督の面倒を見るのは解るんだ。」
時雨「でも、五月雨にも最っと気を配って貰わないと。」
時雨「僕としても、五月雨が心配だからね。」
え?
五月雨に、石南提督の面倒を見ろと言われて。
追い出される様に、隣に行っていたのに。
この様に言われても、どうしろと。
更に、時雨の雰囲気で圧をかけられると反論が許されない感じに成る。
時雨「提督。僕は難しい事を言って要る訳では無いんだよ。」
風間「時雨、俺は君の上官で合って。」
時雨が、人差し指で風間の唇を押さえた。
時雨「提督、君には失望したよ。僕からの指導が必要な様だね。」
時雨「こんな時に、階級を持ち出して相手の言論を封じるのは、僕は良く無いと思うんだ。」
時雨「立場の濫用はパワハラだよ。」
時雨「それに、僕は君の義姉に成るんだ。」
時雨「義弟が、義姉の言うことを聞かないのは、僕はおかしいと思うんだ。」
時雨さん、今貴女は義姉と言う立場の上で俺に言ってるよね。
これは、パワハラだよね。
と、風間は思っているのだが。
唇を塞がれている。
そして、時雨からのプレッシャーは洒落に成らない圧力である。
怖いなんてものじゃない。
時雨「義弟君、夜は長いよ。」
風間は、この夜。
理不尽の圧力に寄る指導を、延々と受ける事となった。