朝風「司令官も、人使いが荒くて困るわ。」
朝風は、遠征任務の東京急行(弐)を最近では専属状態で任されている。
春風・松風・旗風・三日月・白雪を従えての遠征であり。
三日月には、特大発動機を三隻。
朝風達は、ドラム缶を満載しての編成となっている。
一回の出動で、2時間55分を要し。
これを、延々と周回してる。
朝風(流石に、飽きてくるわよね。)
この遠征任務を彼女は、軽く考えてはいない。
燃料を効率良く稼げる上に鋼材も稼げる。
艦隊運営の要となる遠征任務なのだから。
しかし、この2ヶ月ばかり。
延々と続いているのだから、やや飽きも来る。
朝風(こんな事を、口にだしたら。神風姉ぇ~に、怒られる。)
朝風は、自分の後ろを振り返り。
朝風「皆、大丈夫?」
と、皆を気遣う言葉を掛ける。
松風「あ~?別に問題無いけど。」
春風「松風さん、朝風さんは私達を気遣ってくれているんですよ。」
旗風「朝姉さん、私達に気遣は無用ですよ。」
三日月「もっと、頑張らないとですね。」
白雪「皆さん、頑張りましょ。」
朝風(皆、良くやってくれている。)
朝風(司令官に、皆に間宮の券を出す様に交渉するか。)
派手に見える分、戦闘系の任務には注目や評価が高い傾向は有る。
だが、遠征任務で資材を集めないと艦隊は稼働出来ないのだから。
朝風は、ややだれて来た自分の気持ちを引き締めた。
深海棲艦に、海上封鎖され制海権を取られた状態の中で。
最近は遠征任務でも、被弾する物も出始めた。
この東京急行(弐)と、東京急行は被弾する事な無い。
この任務は、風間艦隊では特に実施される任務となっている。
ここ最近のイベントで、資材の備蓄が底をつき断念するパターンが続いている。
重要遠征任務で、間違えが無いのである。
松風「何だよ、姉貴。」
松風「珍しく、気を使うなんて。」
松風「さては、司令が恋しくなったか?」
朝風は、ジト目で答えた。
朝風「あんたね。」
朝風「司令官には、五月雨が居るんだからね。」
松風「おやおや、弱気だね。」
松風「司令は、五月雨には手を出していないらしいじゃないか。」
松風「十分に、チャンスは有るんじゃないかな?」
朝風は、ドラム缶を持ち上げ。
松風に、投げつける素振りをした。
松風「お~、怖い怖い。」
と、松風はおどけて見せた。
朝風が、プッと笑いをこみ上げると。
皆が、笑い出した。
天気の良い、波ひとつ無い穏やかな海上に。
明るい女性達の笑い声が続いた。
朝風(次に、帰港したら。)
朝風(少し、皆の慰労会位は開催しないとな。)