柱島泊地の風便り   作:風間正章

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問い 参

大和と武藏が、銀座に到着したのは。

1600頃の事だった。

 

二人が、靖国神社から銀座地域を散策しているのは、端で見れば美人姉妹がショッピングがてらに散歩している様に見えるだろう。

実際の所は、視察に近い感じである。

風間の方針でも有るが、出来るだけ自分の眼で自分の耳で自分の感性で、この戦争を判断して貰いたいからだ。

一度、武藏は風間に

武藏「そんな事をさせて、戦闘拒否をしたらどうするんだ?」

風間「ん~。」

風間「そん時に、考える。」

武藏は、呆れながらも風間らしいと話しを止めた。

 

大和「少し、活気が低いかな?」

武藏「仕方ないな。」

深海棲艦の影響で、海外関連の輸出入や旅行、海洋関連の仕事は大打撃。

旅行や各種の産業も、国内に限られる状態で。

経済的機能の麻痺は大きい。

それでも、国内の景気や経済情勢を色々な方策で支えて来た。

しかし、先が全く見えない戦争の状況に不満感は爆発しそうな雰囲気も有る。

 

大和は、やれやれといった感じで肩をすくめた。

大和「閉塞感と厭戦気分で、暴動に成らないと良いけどね。」

武藏「八つ当たりで、こちらに不満をぶつける位ならまだましだがな。」

 

正直、必死に戦っていても、守る者に不満をぶつけられるのは愉快な状況ではない。

 

武藏「深海棲艦が、真綿の様な戦略をしているのは。」

大和「こんな、状況が狙いなのかもね。」

 

呉に向かう、新幹線の車中で大和は今回の散策の状況を思い返していた。

 

国内の民衆は、戦争による閉塞感による疲弊が著しい。

また、不満がピークに成りつつある。

だからといって、昔の様に民衆に嘘っぱちの情報操作は止めて貰いたい。

実際問題、戦況の発表は政府の情報統制が入り込んで入る。

 

直線的に、本土の爆撃が内陸部にはないだけに戦況の状況は解り難いのも確か。

何だか、昔の様相に成りつつある見たい。

深海棲艦側の戦略思想は、不明瞭な点が多い。

本気で、こちら側を殲滅したいのか?

先端が開かれてから、早くも10年となるが。

戦線は、膠着状態で支えているのがやっとな状況。

 

深海棲艦側に、弄ばれている様に感じる。

 

艦娘も、この10年で確認され。

味方に合流し。

人数も増えている。

こちらは、大東亜戦争時代の艦艇が艦娘となる対象で有れば。

後、どの位の数かは想定が可能となるが。

実際の所は、どうなるのだろう?

未完成の艦艇までが、艦娘として現れている。

 

色々と思考しても、切りがない。

帰隊して、提督達と意見交換をしたい。

大和は、思考を止めて隣の武藏に声をかけようとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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