柱島泊地の風便り   作:風間正章

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艤装

艤装とは、艦娘が深海棲艦との戦いに使用する武器の総称で有る。

サイズは、等身大となるので。

例えば、大和型の46センチ口径の主砲口径も等身大に合わせたスケールにダウンされている為、46センチ有る訳では無い。

だが、その破壊力は桁違いで護衛艦を撃沈する位は容易い。

 

風間も、試しに艤装を装備した事が有るが。

駆逐艦の艤装でも背負った瞬間に腰と膝が笑った。

「提督?大丈夫ですか?」

不安げに、明石が聞いて来る。

風間は、声も出ない状態で。

冷や汗だらけの笑顔を明石に向けた。

苦笑しながら、明石が艤装を外してくれた。

「これ、燃料弾薬入れて無いんですけど。」

明石の声が、アララと言う感じで聞こえた。

ふらふらと膝を着いた。

「君達、凄いんだね。」

まぁと、明石が答える。

「次は、脚部の艤装を試したい。」

「では、表の海面で。」

この日は非番だった、霞と曙が頼んでも居ないのに来ていた。

主席秘書艦の五月雨は役目で、市ヶ谷に行っている為不在。

五月雨が居たら、こんな事は出来ないと思う。

脚部にユニットを装置し、霞と曙に両側を支えて貰い海面に直立したが。

二人が離れた瞬間、前にビタンと倒れた。

海面をジタバタ蠢いていると、二人に助け起こされ。

霞がジト目で。

「あんたね。」

「ごめん、次は立つから。」

で、二人が離れると後にビタンと倒れた。

二人共、ハ~と息を吐く。

「ご、ごめん。次は立つから。」

確か、海面に降りたのは1100位の時間だったかと。

今は、海面が赤く染まり始めている。

深海棲艦のテリトリーが迫って来た訳ではなく。

夕日と成り始めたのだ。

こんなに、海面でバランスを保つのが難しいとは思わなかったが。

何とか、海面に直立出来ている。

霞も曙も、最初の頃は文句言っていたが。

途中からは、アドバイスを入れながら。

付き合ってくれている。

「やれば出来るじゃない。」

と、霞がウィンクしながら言って来た。

その直後、霞は顔を赤らめて。

ふ~んと、なっている曙に何よと喰ってかかった。

その二人を尻目に。

風間は、脚部ユニットを前進モードに入れた。

「ア‼️」

と、曙が気付いた瞬間。

風間は、ギュンと加速していた。

ヤバイと感じました。

確かに前進モードに入れましたが、あんなに急加速となるとは。

この速度でバランス崩したら海面に叩き付けられてミンチかも知れない。

と、後に風間は語っている。

風間の腰に横から腕が絡み。

ヒョイと行った感じで身体が抱えられて止まった。

ふ~と、息を吐いて。

「助かった、ありがとう。」

と、助けてくれた腕から顔を見た。

「御礼なら、あの娘に言って下さいね。」

と、古鷹が答えた。

え?( ̄▽ ̄;)

となり、岸壁に笑顔の五月雨を確認した風間はこの後の事が脳裏に浮かんだ。

 

艤装整備は、通称妖精と呼ばれている小人さん達が行っている。

いきなり、キチガイの様な話しをするなと言われても困る。

俺も、何を言っているか解らない。

と、後に風間は語った。

生産等もだが、明石が中心に作業が成される。

艦載機のパイロットも、妖精さんで。

もう、今日は何を言っているんだろうか?

 

 

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