NTR要素有りのTS短編詰め合わせ   作:あへんちんき(毒入り)

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脳破壊されりゅ〜


NTRされるTSっ娘 〜脳破壊されるTSっ娘好き好き男vs愉悦に浸るチャラ男vsダー◯ライ〜

 

 

 

「どしたん?喧嘩でもした?」

 

 

 

「……別に………そういうわけじゃない」

 

 

 

ある日性転換病にかかってしまった天成根 虎(てんせいね とら)。彼(彼女)は性転換病にかかり、不安定な状態にあった。そんな彼(彼女)を支えたのは、彼(彼女)の親友である、三井友季だ。

 

 

 

今までは、根虎は友季のことを、自分のことを唯一男として見てくれる親友だと、そう信じていた。しかし、今朝、その三井 友季に告白され、その期待は裏切られることになる。

 

 

 

自分を支えてくれた親友が、実は自分のことをそういう目で見ていたという事実に、精神的に参ってしまった。

 

 

 

自分でもどうしていいのかわからない。クラスでも除け者にされ、男友達、女友達共々ほぼいないに等しい。

 

 

 

そんな中、虎は親友以外で唯一連絡先を交換していた、金髪でチャラ男な馬音 鳥尾(うまおと とりお)へと連絡し、彼の家へと泊まっていた。

 

 

 

鳥尾には女になってから色々と世話を焼いてもらった。女性経験の豊富な鳥尾は、他の男よりも女性のことをよく理解していたのだ。

 

 

 

そのため、恥ずかしくはあったが、プライベートな部分に関してもある程度鳥尾に手伝ってもらってきた。

 

 

 

鳥尾は信頼できる。そう思い虎は連絡を取った。

 

 

 

「何?俺とえっちしにきたの?」

 

 

 

「違うって。いつも断ってるじゃん……」

 

 

 

「ふーん。でも、いくら心は男でもさ、女の身で男の家にホイホイ来るっていうのは、そういうふうに勘違いされても文句言えないよ?」

 

 

 

「お前、チャラいけど同意なしに襲ったりするような変態じゃないだろ。それに、おれもどうしていいかわかんないんだよ。親に相談なんてできねぇし、かといって他に頼れるやつなんていないし………はぁ………どうすればいいんだよ………」

 

 

 

虎は心底参っているようだ。今までも何度か虎は心と身体のギャップに悩まされていたが、そのたびに親友の友季が虎のことを支え続けていた。そんな友季に関しての悩みとなれば、途端に虎は相談相手を失ってしまう。

 

 

 

「まあ、言いたくないなら聞かないし、泊まるんなら泊まるでいいんだけど、何があったの?」

 

 

 

「…………友季に告白された。前から…………おれが女になってからずっとだってさ…………一目惚れだったって…………おれのことをそういう目で見ない、親友だって言ってたのは、おれに嫌われたくなかったからだって。本当は最初から………………」

 

 

 

「そっか」

 

 

 

「もう……………どうしたらいいのかわかんないんだ…………別に、女として見られるってことに関しては、もう割り切ってるし、いいんだよ。でも、1番引っかかるのは、あいつが………友季がずっと、おれのこと騙してたってことなんだよ………1番信頼してたし、ずっとおれの味方だって言ってたから……………」

 

 

 

「そっか。辛いよな………」

 

 

 

「……………………………」

 

 

 

「…」

 

 

 

暫しの沈黙。虎はどうすればいいのかわからないし、これ以上友季のことを考えるのは辛いと思った。そのせいか、自然と話さなくなってしまう。

 

 

 

「そういえば、新作のあのゲーム、もうやったか?」

 

 

 

「え?」

 

 

 

そんな虎の心情を知ってか知らずか、鳥尾は突然は話題を切り替えてくる。

 

 

 

「俺、予約してたからさ、今家にあるんだけど、一緒にやらね?」

 

 

 

 

 

*

 

 

 

 

 

「あーくそ。負けた〜。やっぱ虎はゲーム上手いなぁ」

 

 

 

「へへっ! みたか!! おれの腕! おれが勝ったから、今日の晩飯お前の奢りな!!」

 

 

 

先ほどの陰鬱な雰囲気はどこへやら。

虎は新作のゲームで鳥尾のことをボコボコにし、男子小学生くらい元気にはしゃいでいた。

 

 

 

「ま、元より虎に奢らせるつもりなんてないけどね」

 

 

 

「ん、なんでだよ?」

 

 

 

「だって虎、財布持ってきてないじゃん」

 

 

 

「あっ……そういえば………」

 

 

 

そんな風に言っているが、実際は違う。鳥尾は虎のことを“女”として見ている。何なら、鳥尾は虎のことが“異性として”好きだ。奢らせる気がないのは、そのためなのだが、この手の話題を今の虎にするのは酷だろうと、そう判断したため、財布を持ってきていないことに言及し、誤魔化した。

 

 

 

普段の虎に対してなら、鳥尾は躊躇なくそう言っていただろう。なんせ、鳥尾は虎に対して最初から女として見ているスタンスだったのだから。

 

 

 

しかし、虎にとってはある意味鳥尾の存在は救いでもあった。

どう扱えばいいのかと困惑し、結果虎と距離を取ったクラスメイト達と違い、鳥尾は最初から、ズケズケと虎のプライベートに入り込んできたのだ。

 

 

 

最初は鳥尾の存在を鬱陶しいと思ったことさえあった。ただ、関わっていくうちに、鳥尾もなんだかんだでいいやつで、とても付き合いやすい人物で、その上、女の身となって困っていた虎を、友季と一緒にサポートしてくれたこともあってか、いつのまにか憎めないやつだと思うようになっていた。

 

 

 

「高ぇの頼も!」

 

 

 

「俺そんなに金持ってないぞ……」

 

 

 

新作のゲームに誘ったのは、きっと友季のことを考えさせないようにするためだろう。考えても仕方がないし、虎と友季の問題だから、鳥尾は下手に干渉しないようにと思ったのだろう。

 

 

 

その気遣いが、虎にとってはありがたかった。

友季と違い、自分との関わりが消えるのが嫌だからと、自分を偽るわけでなく、最初から『お前のことは女として見てる』と、正直に打ち明けてくれていたことが、今の虎にとって、鳥尾に最大限の信頼を寄せる要因となっていた。

 

 

 

だからだろうか、その日から、鳥尾のことを意識するようになったのは。

 

 

 

 

*

 

 

 

 

あれから三ヶ月後。

友季との関係は改善されることはなく、むしろ段々と疎遠になっていった。代わりに最近は鳥尾といることが多くなった。時折友季がチラリと虎のことを見ることはあるが、虎は特に気にする様子はない。

 

 

 

「なぁ、お前ってなんだかんだ勉強できるんだな」

 

 

 

「ん?まあ、勉強できた方が女の子にモテそうだし?そういえば化粧品変えたでしょ?似合ってるよ。滅茶苦茶可愛い」

 

 

 

『勉強できた方が女の子にモテそうだし?』その言葉に、少し虎は不機嫌になるが、化粧品を変えたことに気づいてもらったことと、可愛いと言ってもらえたことで、すぐにそんな感情は消え去る。

 

 

 

「そ、そう?おれ、可愛い?」

 

 

 

「うん。可愛い。正直俺の好み」

 

 

 

「そ、そうか?ま、まあ当然だな!おれ、元がいいし!」

 

 

 

「うん、そうだね」

 

 

 

顔を真っ赤にしながら捲し立てる虎と、微笑ましそうに虎のことを見る鳥尾。側から見れば恋人にしか見えないが、二人は付き合ってはいない。クラスメイトからは内心付き合ってるんじゃないかとの憶測がなされているようだが。

 

 

 

そして、そんな二人の様子を、感情のこもっていない瞳で、顔に一切の笑みを貼り付けずに見るかつての親友の姿に、虎は気付くことはなかった。

 

 

 

 

*

 

 

 

 

放課後、いつも通り鳥尾と帰ろうとする虎だったが、鳥尾が先生に呼ばれてしまったため、仕方なく一人で帰ることになった。

 

 

 

下駄箱を開けた時、そこに一通の手紙が入っていることに気づく。

 

 

 

『 天成根 虎 様。

 

お話ししたいことがあるので、校舎裏まで来ていただけませんか?

 

待っています。』

 

 

 

便箋はハートマーク付きで、明らかにラブレターであるとわかる。すっかり女の子に染まりきっていた虎はちょっぴり期待しながら校舎裏へと向かった。

 

 

 

 

*

 

 

 

 

「ここ、かな」

 

 

 

ラブレターで指示された場所に立つ虎。

この場所に着いてから気づいたことだが、ここは人気がなく、また、他の場所からは死角となっていて、周りから様子を伺うことはできない。

 

 

 

まあ、校舎内だし、すぐそこではグラウンドで練習している陸上部が見える。グラウンド側からこちらの様子を見ることはできなさそうだが、それでも、ここで何かされることはないだろうと、虎は一切警戒せずにこの場所へとやってきてしまった。

 

 

 

適当にスマホでもいじりながら待っていようかと、鞄を開こうとした際、突然後ろから抱きつかれる。

 

 

 

「んんっ!」

 

 

 

口元はハンカチで覆われ、鞄は抱きつかれた時に落としてしまった。

スマホは鞄の中だし、助けを呼ぶことは叶わない。

 

 

 

そのまま、壁際に連れ込まれ、地面へと押し倒される。

 

 

 

地面に仰向けに転がされたおかげか、虎は自信を襲った相手の顔を見ることに成功する。

 

 

 

(……友季?)

 

 

 

自分を襲ったのは、かつての親友である、三井友季だった。

 

 

 

 

*

 

 

 

 

「思ったより早く終わったな」

 

 

 

先生に呼ばれ、仕事を手伝っていた鳥尾だったが、さほど長い作業ではなく、数分ほどで終了する程度のものだった。そのため、鳥尾は虎に連絡を取り、一緒に帰るように言おうかとスマホを鞄から取り出し、虎の携帯番号にコールする。

 

 

 

(おかしいな…………)

 

 

 

しかし、いつまで経っても虎の携帯番号に繋がらない。いつもならすぐに反応するため、鳥尾は不可解に思う。

 

 

 

そして、それは段々と不安へと変わっていく。

彼女の身に何かあったのではないかと、焦る気持ちが湧いてくる。

 

 

 

気づいた時には、鳥尾は駆け出していた。

 

 

 

 

*

 

 

 

 

「なんで!!俺の気持ちをわかってくれない!?俺がどれだけ!!お前のことを想っているか!!」

 

 

 

友季は今にも泣き出しそうな、怒り狂った声を出しながら虎に馬乗りになっている。

 

 

 

「お前が他の誰かのものになるくらいなら、いっそこの手で………」

 

 

 

そう言って友季は虎の首に手を添わせていく。口に当てていたハンカチから手を退けたおかげで、虎は一瞬だけ話せるようになる。

 

 

 

「友季! 待って、話を………こんなことしても……お前は……」

 

 

 

「少し黙ってろ」

 

 

 

友季は冷たい目をしながら、虎の首を絞め、自身の唇を虎のそれへと近づけていく。

 

 

 

(……あっ……)

 

 

 

虎の唇が、奪われる。

 

 

 

(……おれの………ファースト………キス………)

 

 

 

それだけでは終わらない。友季はそのまま、虎の口の中へ、自身の舌を這わせていく。

 

 

 

(っ!?)

 

 

 

虎の口内へ、友季の舌が侵入していく。

 

 

 

(いやだ…………やめろ…………気持ち……‥悪い…………)

 

 

 

虎の目に、雫が浮かぶ。

虎は段々と抵抗する気力を失っていき、次第に友季に身を委ねるようになっていく。

 

 

 

(………鳥尾……………たす………けて………)

 

 

 

その脳内には、金髪でチャラ男の、自身の想い人の姿があった。

 

 

 

 

*

 

 

 

 

「虎っ!」

 

 

 

鳥尾は、基本的に誰も立ち寄らない、校舎の裏側へとやってきていた。そこでは、友季が虎に馬乗りになっている姿があった。

 

 

 

どうしてこの場所がわかったのか。それは虎がラブレターを下駄箱に置いたままであったからだ。それも、下駄箱からはみ出た状態で閉めていたため、不審に思った鳥尾が下駄箱を開け、そのままラブレターに記されているとおりに校舎裏へと向かったのだ。

 

 

 

「どけっ!」

 

 

 

鳥尾は、いつもの軽薄な態度とは打って変わって、荒々しい声を出しながら友季のことを蹴り飛ばす。

 

 

 

普段から鍛えていないからか、友季の体はいとも簡単に吹き飛んでいく。

 

 

 

「虎っ!大丈夫か!安心しろ、もう大丈夫だから………」

 

 

 

「とり………お…?助けに……きてくれたんだ……」

 

 

 

「ごめん………ごめんな………俺が一緒に帰ってれば……こんなことには………」

 

 

 

鳥尾は虎のことを強く抱きしめながら、そう言う。虎も鳥尾のことを抱き返しながら、二人で一緒に泣きあった。

 

 

 

*

 

 

 

その後、虎のことを襲った友季は退学処分を受け、どこか遠くの町へと引っ越していった。その際、多数の大人に取り押さえられながら、鳥尾に対して、『まだ虎のことは諦めていない。いつか絶対に俺のモノにしてやる』と、狂人のような目をしながら言ってきたが、そのことは虎には言っていない。言っても虎にいらぬ心配を与えるだけだと思ったからだ。

 

 

 

そして、虎と鳥尾は高校卒業後、同棲を開始していた。しかし、二人はまだ付き合っているわけではない。鳥尾は、虎のことを守る、という名目で、虎と同棲を始めたのだ。

 

 

 

本当は高校卒業までに虎に告白しようと思っていた鳥尾だったが、友季の件もあって、そのことをなかなか言い出せずにいた。

 

 

 

*

 

 

 

クリスマスの日。

 

街にカップルが溢れかえる中、虎と鳥尾は二人でクリスマスを満喫していた。

虎はすっかり元の虎に戻っており、男子小学生の如くはしゃいでいた。

 

 

 

「鳥尾!クリスマスケーキ、食べるだろ?何にする?」

 

 

 

「俺はなんでも。虎が好きなのでいいよ」

 

 

 

「そうか?おれも、鳥尾が好きなのならなんでもいいけどなぁ」

 

 

 

「なんでもが一番こまるんだよね」

 

 

 

「それ、こっちのセリフだぞ!」

 

 

 

二人は軽口を叩き合いながら、イルミネーションが彩り、雪の降る街中を歩いていく。

 

 

 

暫く歩いていると、街中から悲鳴が聞こえてきた。

 

 

 

「何だ?何が起こってるんだ?」

 

 

 

虎はひょいと身を乗り出し、騒ぎの起きている場所へ向かう。

 

 

 

「虎っ!巻き込まれたら危ない!引き返せ!」

 

 

 

鳥尾の忠告も聞かず、虎はどんどんと騒ぎの中心へと向かっていく。愛した人でもあるが、こういうところには鳥尾も少しイラッとくる。どうしてそんなに危機感がないのか。それと同時に、絶対に俺が守らなくちゃと、鳥尾の中に使命感めいたものも湧いてくる。

 

 

 

鳥尾は虎を危ない目に遭わせないために、騒ぎの中心へと向かった。

 

 

 

*

 

 

 

「見つけた……」

 

 

 

虎が騒ぎの中心にたどり着いた時に見えたのは、かつての親友、三井友季が、ナイフを振り回している姿だ。友季は虎の姿を視認した瞬間、『見つけた』と呟き、虎に向かって走り出してくる。

 

 

 

虎は逃げようにも、足がすくんで動けない。

 

 

 

(あ………また、あの時みたいに…………)

 

 

 

友季は段々と、虎との距離を縮めてくる。

 

 

 

10m……………

 

 

 

5m………

 

 

 

3m……

 

 

 

2m…

 

 

 

1m。

 

 

 

 

「虎っ!」

 

 

 

しかし、友季が虎の元へ辿り着くことはなかった。

虎の目の前に友季がやってきた瞬間、鳥尾が友季に突進をかましたのだ。

 

 

 

友季は手に持っていたナイフを落とし、そこらに転げ落ちる。

すぐに騒ぎを聞きつけた警官がやってきて、友季のことを捉え出した。

 

 

 

「クソっ!!!何で!!!!!何でだよ!!!!!!GPSも仕掛けて!!!!!盗聴器も仕掛けて!!!!!!ここまでして!!!!!!何で…………ああクソっ!!!クリスマスを台無しにしてやろうなんて思わなけりゃよかった!!最初から虎の家に行って、誘拐すればよかったんだ!!!!クソっ!クソっ!クソっ!」

 

 

 

友季の発言に、鳥尾はゾっとした。友季のいうことが本当ならば、虎と鳥尾の家には盗聴器が仕掛けられている。さらに、虎には、GPSが仕掛けられているらしい。そして、友季の発言から、やろうと思えば虎のことを誘拐することも可能だったのだろう。それをしなかったのは、虎と鳥尾がクリスマスで思い出作りをするのを邪魔するためだろうか。

 

 

 

多分、鳥尾の方も何かしら盗聴器か何かが仕掛けられていたのだろう。鳥尾は今日、このクリスマスの日、虎に告白しようと考えていた。多分、それを知った友季が、鳥尾の告白を台無しにするために今日仕掛けてきたのだろう。

 

 

 

「虎」

 

 

 

鳥尾は改めて虎に向き直る。

 

 

 

「鳥尾、なんだよ……」

 

 

 

「俺、あの時は、虎のことを守れなかった。でも、今日みたいに、今後、虎の身に何か危険なことが起こるようなら、絶対に駆けつけるし、絶対に酷い目に合わせたりはしない」

 

 

 

「そ、そっか。ありがとう」

 

 

 

「俺は虎のことを幸せにしたい。だから、結婚を前提に俺と付き合ってほしい」

 

 

 

「え?けけけけけけっこん!?あわんわっふるぷるぷるどべどべころころ」

 

 

 

「俺じゃダメか?」

 

 

 

「そんなことない!お、おれも………鳥尾のことが………す、す、す……」

 

 

 

「す?」

 

 

 

 

鳥尾は少し、意地の悪い顔を浮かべながら、虎の言葉の続きを待っている。

 

 

 

「す、す、好き!!!!!!!!!!!!!!だ、だから結婚しよう!!!!!!!!」

 

 

 

そして、思いの外、虎は目をぐるぐる回しながら大きな声で鳥尾に対する返事をする。

周りの人々は大胆なその行動に釘付けになってしまった。

 

 

 

「と、虎?周りの人から見られてるけど……」

 

 

 

「うっ……ごめん………錯乱しちゃってた………で、でも鳥尾のことが好きなのは本当だから………だから…………キス………してほしい…………」

 

 

 

「き、キス?いきなりすぎない?」

 

 

 

「も、もう何年も一緒にいるんだし、べ、別にキスくらいしてくれたっていいだろ!それに、上書き、して欲しいんだ。友季にキスされてたのを。鳥尾ので、上書きしてほしい。…………ダメ?」

 

 

 

「はぁ〜〜〜。そんな目で見られたら、我慢できないし。いいよ」

 

 

 

虎は期待しながら、目を閉じて、鳥尾からのキスを待つ。

 

 

 

やがて、虎のおでこに、柔らかい唇の感触が伝わってきた。

 

 

 

「ってうぇぇぇ!?お、O・DE・KO?」

 

 

 

「ここじゃ、皆見てるし、続きは家で、ね?」

 

 

 

「……///」

 

 

 

二人はそうやって、手を繋ぎながら、イルミネーションが彩る街の中を二人で進んでいく。

 

 

 

鳥尾は虎の危機感のなさは呆れてしまうほどだが、それでも愛した少女だ。これからも全力で守り続けていこうと、そう誓った。

 

虎は、鳥尾に見捨てられないように、自分磨きをしようと、今後、様々な経験をしていくことになる。

 

 

 

そんな二人の未来は、きっと、この街を彩るイルミネーションのように明るいだろう。




虎くんちゃんが思ったよりも何もできてないけど、ハッピーエンドだからヨシっ!
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