喚くゴブリンが俺の嫁!? やたら「ししょ~♡ 弟子にしてくださいよ~♡」と懐いてくる押しかけゴブリンを美少女化魔法でロリ巨乳小鬼っ娘にしてみたら、チート級に最強なウザかわいい弟子兼お嫁さんになりました   作:TS初心侍

1 / 2
最強金髪ウザかわロリ巨乳小鬼っ娘爆誕!?

 俺には非公認の弟子がいる。

 そいつはゴブリンであるため個体名がなく、俺は騒がしいことから喚くゴブリンと呼んでいる。

 やたらと懐いてくる押しかけ喚くゴブリンはモヒカンで、しわの多い潰れたあんぱんみたいな顔をしており、深緑の肌をしている。

 またダミ声でおしゃべり好きかつ表情豊かな、いつも元気な……というか正直ウザい男の子だ。

 

「ししょ~♡ 弟子にしてくださいっす~♡」

 

 今日も今日とて俺の家へやってきた喚くゴブリン。

 しかし俺は弟子を取るつもりなど毛頭ない。

 なのでそのことを来るたびに伝えているのだが……。

 

「そんなこと言って〜♡ おいらにはわかるっすよ♡ ししょ~ってば本当はおいらのことを弟子にしたいのに、大勢の前で一度断った手前今更弟子にするって言いづらいんですよね♡ おいらにはわかるっす♡」

 

 この調子である。

 しかもこのゴブリンやたらとボディタッチが多く、腕をからませてくるので非常に気持ち悪い上に暑苦しくうっとおしい。

 そのうえ振り払おうとしても力が強くて振り払えず、なおさら質が悪いのだ。

 せめてこの喚くゴブリンが美少女ならばまだ可愛げがあるが、ゴブリンでは……ん、まてよ?

 大陸でも有数の魔導師である俺なら、対象の性別を変えることなど雑作もない。

 それならば、この喚くゴブリンを魔法で美少女にすることも可能なはず。

 

「ししょ~? どうしたんすかぁ?」

 

 首を傾げて俺の顔を覗き込んでくるゴブリン。

 正直この喚くゴブリンの豊かな表情や騒がしいところ、ぐいぐいくるウザさは、美少女になればすべてプラスになる。

 

 うむ。いってみよう、やってみよう。

 

 俺は右手に持った細長い杖の先端を喚くゴブリンに向け、ちちんぷいぷいと呪文を唱える。

 

 すると……。

 

「うわぁっ!? 何するんすかししょ~!?」

 

 ボンッ! という音とともに喚くゴブリンが白煙につつまれ、少しして煙が晴れると、そこには下に何も穿いていないように見える大き目のパーカーを着た美少女が……、金髪ロリ巨乳小鬼っ娘が立っているではありませんか!

 

 金髪ロリ巨乳小鬼っ娘はボブカットのつり目であり、肌の色も若葉色に変化している。

 

「……あれぇ?♡ ししょ~ってばこういうのが好きなんすかぁ?♡」

 

 驚いたことに喚くゴブリンは自分に起きた変化を一瞬で理解し、先程のダミ声からは想像できないほど甘ったるい声で問いかけながら、小悪魔的な笑みを浮かべてくるりとその場でターンする。

 

 そしてその動きに合わせて体型に似合わない育ちすぎた胸部がぷるん♪ と皿の上のプリンのように揺れること揺れること……。

 

 うむ、我ながら実に素晴らしい。

 

 思わずそうつぶやきそうになるも、目の前の喚くゴブリンを余計に調子付かせるだけだと思い必死に飲み込んだ。

 

「えへへぇ♡ どうですかししょ~♡ おいら可愛いっすかぁ?♡ 正直に言っていいんすよぉ?♡」

 

 ……いかん、あれほどウザくて鬱陶しかった喚くゴブリンが、俺好みのウザくてカワイイ金髪ロリ巨乳小鬼っ娘になったことでだんだんと可愛く見えてくる。

 

 俺が思わず目を逸らすと、そんな俺を見て喚くゴブリン改め金髪ロリ巨乳小鬼っ娘は悪戯な笑みを浮かべて俺の腕にしがみつき。

 

「ししょ~ってば照れてるんすかぁ?♡ あははっ♡ かわいいっすねぇ〜♡」

 

 そう言って挑発するかのように育ち過ぎたマシュマロをぎゅ~っと押し付けてきたではありませんか!

 

 柔らかく、それでいて弾力のある感触に、相手が元男の子の喚くゴブリンだというのにも関わらず意識してしまい、俺は思わず腕を振り払ってしまう。

 

「―――うわぁっ!? あいたたた……ひどいっすよししょー!」

 

 あれ?

 いつもなら振り払えないのに、今回はロリ巨乳小鬼っ娘が突き飛ばされて床に尻餅をついている。

 どうやら性別が変わったことで力も弱くなってしまったようだ。

 俺は罪悪感にさいなまれ、無言で金髪ロリ巨乳小鬼っ娘に手を差し伸べる。

 

「……あれぇ~?♡ ししょー?♡ おいらのこと、心配してくれてるんすか~?♡」

 

 は? 心配などしていないが?

 出した手をひっこめると、金髪ロリ巨乳小鬼っ娘は「くひひ♡」と笑って立ち上がり、俺にすり寄ってきた。

 

「素直じゃないっすねぇ~♡ それに遠慮しなくてもいいんすよししょ~?♡ いまならししょ~がしたいことだってできるんすから♡ たとえば……」

 

 ロリ巨乳小鬼っ娘はおもむろにひざ上まで届いているパーカの裾をつまみ上げると、ゆっくりとたくし上げる。

 

「ずっとししょ~を見てきたオイラにはわかるっすよ♡ ししょ~はこうやって、パーカーの下にスパッツを穿いてるから大丈夫って裾をたくし上げてもらうのが好きなんすよね♡ オイラにはわかるっす♡」

 

 なんと言うことでしょう。

 

 あまりにも長い間接し続けていた結果、俺の性癖を熟知していながら見た目も最高に好みという、最強の金髪ウザかわロリ巨乳小鬼っ娘が爆誕してしまったのです。

 

 そんな理想の女の子を目の前にして俺のテンションが上がらないわけがなく、こちらへ向けられた金髪ロリ巨乳小鬼っ娘のスパッツに包まれたお尻へと無意識のうちに手が伸びたところで……、俺はハッと我に返る。

 

 俺は何をやっているんだっ!?

 

 たとえ俺の理想の女の子だとしても、この金髪ロリ巨乳小鬼っ娘はあの喚くゴブリンなんだぞっ!?

 

 俺は頭を左右に大きく振り、浮かび上がったあらゆる煩悩を振り払う。

 

 しかしここで、俺の中の悪魔がささやいてきた。

 

 俺の性癖を熟知しているということは、この金髪ロリ巨乳小鬼っ娘……チート級に最強なウザかわいい弟子兼お嫁さんになりえるのでは?

 

「えへへぇ♡ どうしたんすかししょ~っ?♡ おいらのことじーっとみてぇ♡ もしかしてかわいくなったおいらにメロメロなんですかぁ?♡」

 

 そんなことあるわけがない。

 いや、あってはならないのだ。

 俺は調子に乗っている金髪ロリ巨乳小鬼っ娘の頭を持っていた杖で軽く小突く。

 

「いだぁっ! なにするんすかししょ~っ!」

 

 金髪ロリ巨乳小鬼っ娘は両手で頭を押さえて大げさに叫び、俺は金髪ロリ巨乳小鬼っ娘へ興味がないことを告げる。

 

「そんなこと言っても無駄っすよししょ~♡ 本当は今すぐ弟子にしたくて仕方ないんすよね?♡ いま素直に言ってくれたら、弟子になってあげてもいいっすよぉ~?♡」

 

 おのれなんだこの上から目線はっ!

 

 ついさっきまで弟子にしろ弟子にしろとしつこく迫ってきていたというのに、ちょっと外見がドストライクで、俺の性癖を熟知してて、理解もあって、なんでもしてくれそうなだけ……いや、それはそれで素晴らしいのだが……。

 

 如何せんどうしてもあの喚くゴブリンの顔が脳裏をちらつく。

 

 ここはこれ以上面倒なことにならないうちに、断腸の思いでこの金髪ロリ巨乳小鬼っ娘を元の姿に戻すとしよう。

 俺が再び杖の先端を金髪ロリ巨乳小鬼っ娘へと向けたその時―。

 

「わわわわっ! ちょっとまってほしいっすっ! おいら、元に戻る前にししょ~にお願いがあるっす!」

 

 すべてを悟ったのか、金髪ロリ巨乳小鬼っ娘は手足をばたつかせながら必死に喚き始めた。

 

 そのあまりの必死さに俺は杖をおろして尋ねてみる。

 

「……も、元の姿へ戻る前にぃ♡ おいらと一回だけデートしてほしいっす♡ おいら、ししょ~と恋人同士みたいに手を繋いで街を歩いてみたいっす♡ デートしてくれたら弟子になるのもあきらめるっす♡」

 

 上目使いでお願いしてくる金髪ロリ巨乳小鬼っ娘。かわいい。

 

 ……まぁ、1回デートするだけならいいか。

 

 それで弟子になるのをあきらめてくれるというのなら、安いものだろう。

 

 俺が分かったというと、金髪ロリ巨乳小鬼っ娘はひまわりのような明るい笑顔を見せ。

 

「やったすっ!♡ じゃあ、約束っすよししょ~!♡」

 

 そう言って俺の手を取り、自らの小指を俺の小指を絡ませてきた。

 そしてそのまま嬉しそうにぴょんぴょん跳ね始める。

 こうして、俺と金髪ロリ巨乳小鬼っ娘の初デートが決定したのだった。

 




 最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 ハーメルンはTSに優しいサイトだと聞き、思い切って初めて執筆したTS作品を投稿させていただきました。

 
 TS処女作となりますので至らない点多数あると思いますが、楽しんでもらえれば幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。