嵐を呼ぶぼっち・ざ・ろっく!   作:tatararako

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18話を投稿させて頂きます。

本話を書いてるとき、しんのすけに頼んであいちゃんに結束バンドのチケットを買ってと言えば全て解決するのでは?とか考えたときがありました……。
だから、あいちゃんは劇場版で活躍しないのか?
   
   


紅さそり隊と行き倒れだゾ

    

    

「埼玉紅さそり隊だって言ってんだろがああああぁぁぁっ!!」」

 

私こと後藤ひとりとしんちゃんは"かわのそば公園"で不良?に絡まれていました。……その理由は昨夜のこと、

 

 

 

 

 

 

「……ふふ…父…母…妹…犬……そ、それにかすかべ防衛隊……あ、あと1枚は…………おばあ…ちゃん?でもライブのためにわざわざ片道3時間かけて……」

 

私こと後藤ひとりは、チケット10枚を眺めながら残り一枚は誰に渡せば良いのか悩んでいた。

 

……あっ、そうだ。しんちゃん家にシロという犬が居たから、シロに渡せば良いのでは?……うん、シロはわたあめやチンチンカイカイといった芸や商店街にお遣いに行ったり、植物の水やりを代わったりしてるらしい(※全てふたり情報)から、割りとOKなのでは?

 

「さすがにジミヘンは一緒に行けないんじゃない?」

「や、やっぱり!?それはさすがに私もそうじゃないかと、思ってたんだけど……。」

 

それを聞いた私は少しショックだった。

これで、私はチケットを2枚も誰かに渡さなければ……いや、売らなければならなくなったから、どうしようか悩んでいた。

 

「おねーちゃん!!」

 

すると、ふたりが私に声を掛けていた。

な、何だろう?

 

「私達、かすかべ防衛隊が要るじゃない!!……あいちゃんも居るよ!!」

 

ふたりは、かすかべ防衛隊が居ると答えてくれていた……。

ああっ!ふ、ふたりが輝いて見えるぅっ!!(´;ω;`)

 

「……いや、ふたりもライブハウスに入れないだろ。5歳だし。」

「……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!゛!゛!゛!゛」

 

ふたりとかすかべ防衛隊の6人がダメになった!!……となると、私が売らないといけないチケットの枚数は……8枚!!?

 

「え~?つまんな~い。しんちゃんと一緒に行きた~い!」

「怖いとこなのよ?それに、野原さんにご迷惑でしょ?」

 

ふたりがしんちゃんと一緒に行きたいと言うと、おかあさんは野原一家に迷惑が掛かると言って却下していた。

……あの時(※警察沙汰になった『ぼっちちゃんが勧誘するゾ。』より。)は、すいません。そ、それよりも!

 

父…母…父…母…父母…父母父母………父…母…父…母……父…母…父…母…父…母…父…母…父…母…父…母…父…母…父…母……。

 

「うん。お母さん友達に声かけるね?」

 

それを聞いた私は、つい、

 

「だ!だだ!大丈夫、完璧に、学校にたーくさん友達いるんだから!ねー!?」

 

学校に沢山友達が居るとお母さんではなく、植木鉢に言うと、

 

「ライブ楽しみにしてて~!」

 

お母さんの申し出を断ってしまった……。

 

 

 

 

 

――――ということがあり、私は今は子供達がサッカーをしたりして賑やかな"かわのそば公園"でチケットを売ろうとしたけど、陰キャな私がかすかべ防衛隊以外の子供に話しかけて売るなんて高度な事は出来ないので途方に暮れていた。

 

………ハイ、完全に私の自業自得です。あの時見栄なんて張るんじゃなかった。……ど、どうしよう、誰かに3枚どころか8枚も売らないと……手書き・手作り感があった方が好感持たれやすいってネットに書いてあった気がすると言うギタ男情報から地元で配ろうと思ってバンドの宣伝フライヤーを作ってみたけど……よくよく考えたらコミュ障だからビラを配るのも無理だった。

 

そんなことを考えていると、ピロンとロインの音が流れたのでスマホを見ると、

 

お友達結構来てくれるみたいです!よかった~~~~♡

 

喜多さんがチケットノルマをこなしたというメッセが来て、

 

なんか売れた

 

リョウさんも『なんか売れた』というメッセも来た。

 

ぼっちちゃんはどうかな?今日来る?新曲もみんなで合わせたいし(◜◡◝)

 

……それだけでなく、虹夏ちゃんは私に気を遣って新曲の合わせをしようというメッセを送ってくれた。

うううう…みんな順調そう…なんて返事する?《ノルマ余裕です!》って強がる?いや正直に《ノルマ無理~》って言う?でもそしたら、

 

『ノルマ分が捌けない人はクビだよ?』

『バイバイ。ぼっち。』

『先輩~!私の広くて深い人脈を辿って素敵で陽気なギタリストを探してきました~!』

 

私は虹夏ちゃんにクビを宣告され、リョウさんにサ〇シのバ〇フリーみたいにバイバイされ、そして喜多さんが陰キャな私に代われる陽気な新しいギタリストを探してきて、

 

『イエーイ!ROCK YOU!!(※マ・○ベか赤司征○郎の声)』

 

だから、私の代わりに入った陽気なぶりぶりざえもんが意気揚々とギターを持って『ROCK YOU!!』と言っている姿が容易に想像できた。

 

『う、裏切った!?私を裏切ったなあっ!!!!』

『裏切りとは心外な。私は常に強い者の味方なのだっ!!』

 

私のイマジナリーフレンドの一人であるぶりぶりざえもんは、私に対して『常に強い者の味方なのだっ!!』と返していた。

ひ、ひどい!私のイマジナリーフレンドが私を裏切るなんて、脳が破壊される思いだよ?!……といったことを私が思っているとき、

 

「ふかづめ竜子!」

「魚の目お銀!」

「ふきでものマリー!」

「「「「3人揃って!埼玉紅さそり隊!!!」」」」

 

……何と言うか、ビラを配るだけでも苦慮しているコミュ障の私を除けばサッカー等をして遊んでいる子供達が居る"かわのそば公園"で変わった三人組が居た。……アレは、何だろうか?決めポーズ?

 

「目を合わせない方が良いぞ。」

「ボク、何も見てないよ。」

 

それを見た子供達は相手にしてはいけないと感じたのか、足早と逃げるように去っていった。……私も逃げようと思うんだけど、目を付けられたくなかったので、動くことが出来なかった。

 

「フッ、決まったぜ!」

(……いや、相手されたくなかったんじゃねえかな?)

(……そろそろこの決めポーズ辞めたい。)

 

決まったぜ!という真ん中でポーズを決めるポニーテールの人ことふかづめ竜子さん。いや、竜子さんで良いのかな?……その隣に顔を赤らめながら俯くマスクの人こと魚の目お銀さんことお銀さんと同じように顔を赤らめるふくよかな体格のふきでものマリーさんことマリーさんを遠巻きに見ていた。

 

……とりあえず、私はお銀さんとマリーさんは決めポーズが恥ずかしいんだな。ということだけは何とか理解した。

 

「よっ!マンホール!マンホール!」

「それを言うなら、アンコールでしょ?」

「そーともいう。」

 

だけど、そんな変わった三人組に話しかける人が居た。

しんちゃんとふたりだった。……え?知り合い?

 

「げっ!ジャガイモ小僧と……って、オメェ見ない顔だな?誰だよ?」

「リーダー、相手しない方が良いですって……。」

 

だけど、竜子さんはふたりを知らないようだった。……ふたり、知り合いじゃないの?

 

「ハイ!初めまして、しんちゃんと同じ幼稚園に通っててしんちゃんと同じかすかべに住んでてそのしんちゃんからロイヤルチョコビを貰った後藤ふたりです。」

「いや、聞いてねえよそんなこと……。」

 

正確に言うと私が買ったロイヤルチョコビをしんちゃんがふたりに渡したんだけど、それをしんちゃんから貰ったと勘違いしたままのふたりは竜子さんにそう言いました。……何のことだか分からない竜子さんは困惑してたけど。

 

「私、おねーさん達のこと知ってるよ!不良っていう紅さそり隊の人達だよね!?それで、おねーさんは紅さそり隊リーダーのふかづめ竜子さんだよね?」

「お、おう!!……そうさ、アタイらは泣く子も黙る埼玉紅さそり隊でアタイがリーダーのふかづめ竜子だ。よく知ってるじゃなえか。」

 

そして、ふたりは竜子さんに"不良"の紅さそり隊の人でリーダーのふかづめ竜子さんだと言うと、竜子さんはその通りだと嬉しそうに答えていた。……えっ?不良?ど、どうしよう!!?ふたりとしんちゃんを助けに行かないとダメ……なのかな?不良とは思えないんだけど?

 

「私、しんちゃんの交友関係とか知ってるからおねーさん達のこと知ってるんだー。それだけじゃなく、シロの散歩時間とかしんちゃんがカンタムロボの腕を無くして探してたとかしんちゃんがみさえお義母さんにピーマンを残したことを怒られたことも知ってるよー。」

「ほうほう、よく知ってますな~。」

「……え?あ、ああ……とりあえずサラッと何か怖えこと言ってなかったか?……それに、何か字が間違ってたような?」

 

それだけでなく、ふたりはしんちゃんの交友関係だけでなく、竜子さんにしんちゃんのことを話すと何故か怖がっていた。……アレ?ふたり何時の間にか不良より強くない?

 

「おおっ!流石ししょー!キレの有るツッコミですなぁ~。」

「師匠って呼ぶな!それに、オメェをお笑いの弟子にした覚えはねえ!」

 

ふたりにツッコミを入れる竜子さんをしんちゃんが私も同じことを少しだけ思っていたキレの有るツッコミに対して口に出しながら"師匠"と呼ぶと、竜子さんはしんちゃんのお笑いの弟子した覚えは無いとツッコんでいた。……本当に不良?でもって、お笑いは否定しないんだ……。

 

「でもおねーさん。私知ってたけど、今日はネネちゃんと同じウサちゃんおパンツを履いてるんだね?」

 

それだけでなく、ふたりは竜子さんのスカートの中を覗いてウサちゃんおパンツを履いていることを言うのであった。……すると、

 

「高校3年にもなってあんな……」

「紅さそり隊のリーダーがウサちゃんおパンツ……」

「なんだよ!!オメエら言いたいことがあるならハッキリ言えよ!!」

 

竜子さんは、他の二人がリーダーと呼んでいたところから、マリーさんとお銀さんがひそひそと竜子さんが履いている物に対して言及していた。……ウサちゃん履いてるんだ。本当に不良なのかな?

……って、いやいやいやいやいやふたり何してるのぉっ!!?

 

「悪かったよやめてよ~~~」

「うるせーガルルルル!!」

「ゴメンってば、リ〜ダ〜」

 

……いや、そんなことよりも怒りの矛先がふたりやしんちゃんに向く前に逃げよう。そう思った私はしんちゃんとふたりを後ろから近寄って抱えて逃げようとした瞬間、

 

「待ちな!!」

「ヒィッ!!」

 

竜子さんがこちらを睨め付けていた。

 

「アタイら紅さそり隊の前でガキを拐かそうなんざ、良い根性してんじゃねえか!!?……あ゛ぁ゛っ!!?#」

 

ひ、ひえぇぇ……私、誘拐犯と間違われてるぅ!?ど、どどどどどうしよう!!?

 

「おおっ!ぼっちちゃんじゃないですか!?」

「アレ?おねーちゃん?どうしてこんなとこに居るの?」

 

とか思っていたら、しんちゃんとふたりが私と面識が有るということを言ってくれたために竜子さんは、

 

「あん?オメェ等の知り合いか?」

「うん。オラたちと良く遊んでくれるよ。」

「そうそう、それと私のおねーちゃんだよー。」

「……何だ、ジャガイモ小僧の友達の姉ちゃんかよ。それだったら、コソコソすること無かったじゃねえか?」

 

私がコソコソと後ろからふたりとしんちゃんに近付く必要は無かったのでは?と尋ねられた私は、

 

「あ゛っ…あ゛っ…あ゛っ…」

 

いつもの陰キャを発動させていた。

 

「オイ!何で目逸らすんだよ!?」

 

それだけでなく、竜子さんは語気と迫力が強いので、私は自然と萎縮し、竜子さんと目を合わせることが出来なかった……。

 

「オーイ!何で目を合わせねぇんだよ!?アタイの顔に何か付いてるのかっ!!?」

 

そう言えば不良の人だった。それを思い出しただけで私は自然と顔を背けてしまう。

 

「テメエェ!!いい加減こっち向けやあぁぁ!!!」

「ヒィッ!!」

 

………ここここわい。……な、なんかわからないけど怒られる~!?

 

「やれやれ、これだから(ぼっちちゃん介護士の)素人は困る。」

「じゃあテメェは分かんのかよ!!というか素人とか何だよっ!!?コイツと話すのに検定や階級が有んのかっ!!?」

「いつも人と話すことが苦手で苦労しているぼっちちゃんと遊んでいるオラ達だゾ?扱いは丁寧にして貰わないと困りますな〜。」

 

いつも人と話すことが苦手で苦労している私と……ぐっ、グフゥ!!(心の叫び)

 

「それに、いつも遊んでくれるおねーちゃんと私はツーと言えばカーと言える仲だよ?」

 

……やめろ、ヤメロォッ!!5歳児としか遊んでいない娘と思われるからヤメロォッ!!!!

そう思った私は、思わずこう叫んでしまった。

 

「い、いや、わ、私は、学校に、完璧に、学校にたーくさん友達いるんだから!ねー!?」

 

そのため、私は学校に完璧にたくさん友達が居ることを打ち明けていた。

 

(……石像に話しかけてやがる。)

 

そのときの私は気付かなかったけど、私は竜子さんではなく公園に在った石像に話しかけていた。

 

「んも~ひとりちゃんったら、石像に話しかけてどうするの!?」

「しんちゃん、私のエアおかーさんごっこは辞めてねっ!!?」

 

それを見たしんちゃんは、私のおかーさんのマネしてツッコんでいた。それを聞いた私は、いつもの口調で、且つ顔を合わせておかーさん(※結束バンドおばさんのことだよ!)のマネをしないようにと注意していた。

竜子さんには目を合わせることができず、しんちゃんやふたりといった子達にはいつも通りに喋れる。それを見た竜子さんは、

 

「……その説明と行動で何となく分かったわ。というか、ぼっちちゃん?……コイツの名前…じゃないよな?」

「ううん。本名は後藤ひとりちゃん。結束パンツっていうパンツメンバーの人からそう呼ばれてるんだゾ。」

 

私がどんな人間か少し分かったそうです。

……それとしんちゃん、結束バンドだよ!?また、虹夏ちゃんに怒られるよ!!?……そう思いながら私は竜子さんに陰キャを発動させていたため、今も竜子さんに話すことが出来なかった。

 

「結束パンツ?何だその変な集団は?」

「えっとね。しんちゃんは、おねーちゃんが結束バンドっていうバンドメンバーの人からそういう愛称で呼ばれてるって言いたいんだよ。」

「そーともいう。」

「全然違うじゃねぇかっ!!」

 

結束パンツという変な集団名に入っていることになりそうな私を見かねたふたりが、結束バンドというバンドに入り、そのバンドメンバーから親しみを込めた愛称として『ぼっち』と呼ばれていると説明すると、しんちゃんの説明との違いに竜子さんはツッコミを入れていた。

 

「……つーか、それってイジメとかじゃねえよな?」

「おねーちゃん、今まであだ名で呼んでくれる友達が居なかったから、普通に嬉しいんだと思うよ。それに、バンドメンバーの一人がその愛称で呼ぶには抵抗があったみたい。」

「そ、そうか……何か涙が出てきたぜ。」

 

竜子さんは、何故か私が今まであだ名で呼ばれたことが無いから『ぼっち』というあだ名で呼ばれることに喜ぶ私のことを『涙が出てくる』と言っていた。……何でだろう?

 

「リーダー、何かぼっちちゃんが可哀想に思えてきましたぜ。」

「あたいも……何かぼっちちゃんのこと、見捨てられねえぜ。」

「そう思うんなら、何の抵抗も無くぼっちちゃんとか言ってんじゃねえよ!!オメーら!!」

 

そうして、お銀さんとマリーさんも私のことを何故か可哀想だと言ってくれました。

……だけど、竜子さんはお銀さんとマリーさんにツッコミを入れていた。いや、ぼっちちゃんって呼んでくれても良いんですよ?って言えてたら陰キャなんかしてない。(泣)

 

「ふ、ふたり。それに、しんちゃん。……その人達とは知り合いなの?」

「ううん。初めて会った人〜。」

「オラはそうだゾ〜。オラのお笑いのししょー筋に当たる人だゾ〜。」

 

……で、でも、初めて会った人でもビラを配って少しでもチケットを買って貰うようにしないとぉ。と、思った私は紅さそり隊とは知り合いなのかとしんちゃん達に尋ねていた。

 

(……やっぱりな。アタイには目を合わせねえのに、しんのすけ達には目を合わせて、普通に話せるところから分かったことがある。)

 

そして、しんのすけとふたり相手に意気揚々と話す私を見た竜子さんはこう思ったそうです。

 

(……コイツ、ジャガイモ小僧といった子供としか遊べないし、面と向かって喋れない奴だな。)

 

家族以外ではかすかべ防衛隊という5歳児の集団としかまともに話せないコミュ障どころか痛い人になりつつあるミジンコ以下の存在だと。

そこまで言ってないだろうけど、多分そう言っているような気がする。……いや、間違ってないけど。

 

「……で、でも怖くないの?……不良、なんだよね?」

 

だから私は思い切って聞いてみることにした。私がそう言うと竜子さんは「アタイらを不良と見てくれるのは何か新鮮だな。」と言ったので、マリーさんは「……リーダー、それ暗に不良じゃないって認めてる様なモンですぜ?」とツッコんでいた。すると、ふたりは、

 

「おねーちゃん!紅さそり隊は真面目に起立や礼して授業受けるし、体育の授業の時は危ないからって釘や石とか危ない物が落ちてたら拾うし、掃除も率先してやっていつも綺麗にしてるから感謝される不良さんなんだよ!!」

「え?……そ、そう。」

 

紅さそり隊は真面目に起立や礼して授業受けるし、体育の授業の時は危ないからって釘や石とか危ない物が落ちてたら拾うし、掃除も率先してやっていつも綺麗にしてるから感謝されている不良だと、私の妹のふたりが説明してくれた。

……本当に不良?

 

だけど、それを聞いたしんちゃんは、

 

「んも〜、ふたりちゃんったら違うゾ。不良じゃなくって、玉さすり隊っていうお笑い芸人だゾ。」

「えっ?でも「埼玉紅さそり隊だって言ってんだろがああああぁぁぁっ!!」ヒィ……。」

 

不良じゃなくて、玉さす……お笑い芸人だと言うと、竜子さんはそれに激怒したのかしんちゃんに叱責していた。

そういったこともあって、私こと後藤ひとりとしんちゃんは"かわのそば公園"で不良……なのかな?に絡まれていました。……それを間近で見た私は恐怖で身を竦め、自然としんちゃんの後ろに隠れていたら、

 

「うっ…」

 

近くに誰か倒れていた。

えっ?…ひ、人が倒れて…ええ?どうしよう……声かけなきゃ…いやそれよりもきゅ…救急車!?そんなふうに私が慌てていたら、

 

《♪~午後4時30分ちょうどをお知らせします。》

 

間違えて、時報の番号を押してしまっていた。そんなふうに私が慌てていると、

 

「おっ、おい!アンタ大丈夫かよ!?とりあえず其処のベンチで横たわりな!!」

「み…水ください…。」

 

竜子さんが倒れた人の近くに寄ると、倒れた人をお姫様抱っこで運んでベンチの上に寝転がせると安否の確認をしていた。すると、倒れた人は「み…水ください…。」と言っていたので、私は、

 

「えっ?……あっ…はい!今そこで買ってきます!」

 

水を買って来るから安心して欲しいと倒れた人に言うことで、安堵して貰おうと思っていたら、

 

「それと酔い止め……。」

「は、はい!」「お、おう!」

「あとしじみのお味噌汁…おかゆも食べたい……介抱場所は天日干ししたばっかのふかふかベッドの上で……。」

 

水と酔い止めだけでなくしじみのお味噌汁やおかゆ、介抱場所も要求していた……。それを聞いた竜子さん達は、

 

「……す、すげえ図々しいな。」

「リーダー、関わらない方が良いですぜ?」

「そうだな。……見捨てるか。」

「「……ヘイ。」」

 

凄い注文してくる倒れた人を見捨てようとしていた。

 

「い、いやいやいやいやいや、それだけ体調が悪いんですよきっと。……私が買ってきますから傍に居てください。お願いします。」

 

そのため、私は倒れた人を見捨てようとする竜子さん達を必死で止めていた。……いや、私も(凄い注文してくる……。)とは少し思いましたけど、見捨てるのは流石に良くないですって。

 

 

こうして、私こと後藤ひとりは紅さそり隊と、この倒れた人こと廣井きくりというベースの人と出会うことができました……。

    

      




    
   
ぶっちゃけ、埼玉紅さそり隊とヨヨコを絡ませたい。(願望)

ふたりちゃんがストーk……しんちゃんの大ファンのお陰で埼玉紅さそり隊といったクレしんキャラの説明が楽で助かります。
    
   
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