27話を投稿させて頂きます。
うへへ……ファン一号さんと二号さんは20話の『ぼっちちゃんは目を開けるゾ』の最後に名前だけ出ておりますです。
そして、大分遅れて申し訳ござらぬ!!!!!!!
「そんなわけで、ボーちゃんの案になり、私が作りました~!!」
「じゃじゃーん」
そんなわけで、私こと後藤ひとりは結束バンドが着るTシャツのお披露目会に来ていました。
……やっぱ、ボーちゃんが作ってくれたと思うと、嬉しいなぁ~~。……エへ……エヘヘェ……(恍惚)
「素敵~!あの子達が頑張って考えてくれたと思うと、感動もひとしおですね!!?」
「ふっふ~ん、そう思うでしょ?そう思うでしょ?」
そうそう、ボーちゃんやかすかべ防衛隊のみんなが頑張って考えてくれた物だと思うと、感動もひとしおと感じて………。
「うっ……うぅ……(´;∀;`)」
「……ぼっち、泣いてるね。」
「後藤さん、嬉しかったのね?」
「そうだろうねぇ~。」
ああ、何でか分からないけど、親が子供にプレゼント貰った時の心境ってこんな感じなのかな?……だからなのか、こんな言葉を口走ってしまった。
「……あっ、そうだ。私も後でお母さんに何かプレゼントしないと。」
「……いや、アレはお母さんが息子や娘にプレゼントを貰った時の気持ちと同じ物だねぇ、きっと。」
すいません、虹夏ちゃん。その通りかもしれません!……今なら、今なら、お母さんが娘や息子に誕生日プレゼントを貰った時の気持ちが分かるような気がします!
「ふっふっふ~。ぼっちちゃんの考えてることだんだんとわかるようになってきたかも~。」
そして、何故か虹夏ちゃんは嬉しそうでした。……何でだろう?
「でも、ホントいいね~。このボーちゃんが考えたTシャツから出てくる結束感!」
「うん!すごくいいですよこれ!」
でも、みんなボーちゃんを褒めてくれる。……嬉しい!!(´;∀;`)
それに、明後日はライブ……四人で頑張ってきた結果がついに………ボーちゃんやかすかべ防衛隊のみんなが考えてくれたライブTシャツで出せるんだ!!
「にじか~」
すると、リョウさんは虹夏ちゃんに何か言いたそうにしていた。……え?何だろう?
「どうして……どうして、私も連れていってくれなかったの~?」
……どうやら、リョウさんは私達がしんちゃん達と一緒にリアルおままごととかで遊んだのが羨ましかったらしく、虹夏ちゃんだけでなく私や喜多さんにもそう尋ねていました。……でも、リョウさん。
「……今年で10回目のおばあちゃんの峠はどうした?#」
そうそう、今年で10回目のおばあちゃんの峠が理由で来なかったんですから、虹夏ちゃんにそんなことを言うと…………あっ!
「…………。」
「オイ、何で目を逸らす?……って、あっ!リョウ、逃げるな!!」
そして、嘘がバレたと思ったリョウさんは逃げ、虹夏ちゃんはそれを追いかけていた。
……みんな、元気だなぁ。コレはライブが成功するか「あっ!なんか今、台風来てるみたいですよ?」
……え?
「ええー!?嘘でしょ!?そんなの出てなかったよー!?」
えぇぇぇぇぇぇ!?
「夏の天気は気まぐれ……。」
「マジかー……」
台風が直撃すると聞いた私は慌てて、
「じゃ、じゃあライブは!?」
明後日のライブはどうなっちゃうのかと聞いてしまった。……すると、リョウさんは、
「…てるてる坊主作る?」
と言ってくれたから、私は……!
「それだ!作るしかない!ノルマ一人10個!」
「…は、はい!」
私は「作ります。」と言おうとしたら、虹夏ちゃんが先に「作る」と言ってくれたから、私は虹夏ちゃんの考えに同意した。
「あ。でも関東には当たらないみたいです。」
「えっ?そうなの?」
「なんだよかったー。」
「本番、楽しみですね。」
「うん」
でも、喜多さんがスマホで天気を調べてくれたお陰で私達がライブする下北沢には当たらないと言ったから、てるてる坊主を作らない方向に行きそうだった……だから、
「あ、ああ…あの……。」
だから、
「よーし!じゃあ練習始めよっか!」
だから、私は!
「……あの!ね、ねねね念のために作りませんか?てるてる坊主!」
念のために「てるてる坊主を作りませんか?」と言った。……いや、言えた。すると、みんなは、
「……そうだね。念には念を!」
「ですね!」
「あたし、道具持ってくるよ。」
「は…ハイ!」
私の意見に同意してくれた!
私がネガティブだから、よくない方向に考えちゃうけど……。
「ぼっちちゃん大丈夫ー?」
「あっ!は、はははは……はい!」
……大丈夫………だよね?そんな後ろ向きなことしか考えないせいなのか……。
――――――――
――――
《台風8号は予想外の進路を取っており――――》
こうなって、
―――ライブ当日―――――
――――
「………え?」
ライブ当日に台風が直撃してしまった……。嫌な予感…当たっちゃった………。
――――――――
――――
「友達もやっぱり来られないみたいです…。」
「う、うちの親も…みさえさんがふたりを見ててくれるはずだったんですけど、こ、来られなくなっちゃって……。」
喜多さんの友達が台風で来られないように、私のお母さんとお父さんも来れなくなってしまった……。それだけじゃなく、きくりお姉さんや組ちょ……園長先生や紅さそり隊の人もきっと来れないだろうしなぁ…………。
「そっか~…だよね~…」
「半分以下になっちゃいましたね。お客さん……。」
「しょうがないよ!切り替えていこ!」
虹夏ちゃん、どんな時でも明るいな……。
そういえば、助っ人で入ったライブの時も怖がってた私を元気づけてくれたっけ。……よ、ヨシ!私も今日のライブ……このヒゲ付きの星型メガネで盛り上げていくぞ!!
「ぼっちちゃん。今日は真面目なライブだからふざけちゃダメだよ?」
……でも、虹夏ちゃんにダメ出しされました。……すいません。そういうつもりじゃなかったんです。と思いながら、私はこのヒゲ付きの星型メガネをしまうのでした。
「わ~すごい雨!ぼっちちゃ~ん。来たよぉおおお~。」
「あ……きくりお姉さん。」
「え?お前ぼっちちゃん目当てで来たの?」
「そ~だよ~?イェ~~~イ!」
そんな感じで虹夏ちゃん達と話していたら、きくりお姉さんが来てくれました。……ん?きくりお姉さんを"お前"呼びしたってことは、
「え?お知り合いなんですか?」
「私の大学の時の後輩。」
「ね~ね~。今日のライブ打ち上げするんだよね~?居酒屋もう決めたの~~?「酒臭っ!」」
あっ………店長さんときくりお姉さんは知り合いだったんですね。知らなかった。……そういえば、前にしんちゃんのおじいちゃんと一緒に来た時に言っていた"大学時代の時に後輩だっただけの関係"というのはきくりお姉さんだったのかな?そうだとしたら、世間というのは意外に狭いのかもしれない。
「おいしい場所知ってますよ~ね~ね~?」
「また一段とめんどくさい奴になったな……。」
「飲み会覚えたての大学生に通ずるウザさがありますね。」
「つーかお前!びっちょびちょじゃねえかっ!!!」
……もし、そうだとしたら、店長さん嫌がってるように振る舞ってるけど、しんちゃんのおじいちゃんにきくりお姉さんのことを話していたときは嬉しそうに語っていたから、本当は来てくれて嬉しいのかもしれない。……そう思った私は、この機に店長さんにしんちゃんのおじいちゃんに話していた人のことかどうか尋ねようとしたら、
「濡れた~。」
「あっ!ひとりちゃん!」
この前の金沢八景で残りチケット二枚を買ってくれたファン一号さんと二号さんが来てくれた!!……何故か、この話に登場してたっけ?っていう声が聴こえたけど、私はきくりお姉さんと埼玉紅さそり隊の人達と一緒に金沢八景でライブしたという顛末を少し書いた……もとい、そういったことが有ったことを思い出しているから、問題無い……という言い訳染みた声が聴こえました。……幻聴かな?
「あ…前の路上ライブの時の……え?き、来てくれたんですか?」
「もちろん!だって私達ひとりちゃんのファンだし!」
「台風ふっ飛ばすくらいかっこいい演奏期待してますね!」
あ……私の……ファン…………。
「うへへ……ぐふふ……ファン……ふふ……へへー(殴られウサギ感)…………。」
「ひ、ひとりちゃんだよね?」
「……人違いかも?」
……私のファン。
……私の、私のファン~~~~~~~~~!!!!?
「「ひ、人違いでしたー!」」
う……うへへ……私のファン…………。
「なーに騒いでんだよ。オメェ。」
そんなことを考えていたら、ある声が聴こえた。……そう、その人は、
「……あ、竜子…さん……。」
紅さそり隊のリーダーの竜子さんだけじゃない!マリーさんやお銀さんも来てくれてる!!
……私の、私の、私のファン~~~~~~~~~!!!!?
「き、ききき来てくれたんですね!?」
「おうよ!一緒に金沢で戦った仲だからな!」
そんな……!こんな大荒れの台風の中、春日部から下北沢まで来てくれるなんて……!(´;ω;`)
「でも、春日部から此処まで来るの大変だったんですぜ?リーダー?」
「そうそう、アタイなんかビッショビショだしぃ……。」
「やるとなったら何時も
……か、カッコイイ!!不良ってカッコイイ人達なんだ!!そんなことを考えながら、憧憬の眼差しで竜子さん達を見ていたら、
「ぼっちちゃーん!知り合いの人?」
虹夏ちゃんにそう尋ねられた私は、
「あ、この人たちは埼玉紅さそ――――」
素直に不良の人達だと言いかけるけど、ふと、私はこのまま不良の人達だと素直に答えて良いのだろうか?と考えてしまった。何故なら、私が仮に素直に不良の人だと言ったら、
『は?不良?出禁に決まってるだろ?』
星歌さんにこう言われ、
『不良さんといった反社の人達は店内に入れることはできないよ?』
虹夏ちゃんにもこう言われるに違いないっ!!いや、きっとそうに決まってるうぅうぅぅぅ!!……だから、だから、私はぁっ!!
「お、お笑い芸人の方達です!!」
竜子さん達のことを私は"お笑い芸人"としか言えなかった。そのため、
「お前もジャガイモ小僧みたいなこと言うなよ!!シャレになんねえだろうがっ!!」
「ヒィ……!」
物凄く怒られてしまった……。それだけでなく、
「いいか?アタイ等は……ふかづめ竜子!」
「魚の目お銀!」
「ふきでものマリー!」
「「「3人揃って!埼玉紅さそり隊!!!」」」
決めポーズを決めたから、空気を読んでパチパチと拍手を打っていた喜多さんが、
「……埼玉紅さそり隊?」
埼玉紅さそり隊とは何かと聞き、
「おうよ!アタイ等はれっきとした"不良"だ!!」
「「「「「ふ……不良!!!?」」」」」
竜子さんが自分達のことを不良だと言うと、喜多さんだけでなく、虹夏ちゃんとリョウさん、ファン一号さんと二号さんも萎縮していた。……それに、星歌さんが竜子さん達にガン飛ばしてるうぅううううぅぅぅっ!!!?!???!!!……だから、だからこれは私が何とかしないとぉっ!!!!
「あ、あの「……おっ!お笑いトリオじゃーん!元気してたー!?」
「げっ!……酒クズ、また呑んでんのかよ?」
と思い、私が紅さそり隊の人達のことをどういう人か言おうとしたら、きくりお姉さんが竜子さんに話しかけていた。………え?
「良いじゃん良いじゃんししょー。組長さんとか元気ー!?」
「やくざの組長じゃなくて、幼稚園の園長だろうがっ!!それに、お笑いの師匠じゃねえっつってんだろ!!」
すると、きくりお姉さんが組長……もとい園長先生のことを組長と茶化して言うと、師匠……もとい、竜子さんがそれを訂正していた。それを聞いたファン一号さんと二号さんが、
「……何で不良が幼稚園の園長と知り合いなんだろう?」
「……分からない。」
そう口ずさんでいた。……けど、竜子さん達は気付いてないのか、
「いちいち相手にしてたらダメですよ?師匠?」
「うん。」
マリーさんは竜子さんのことを師匠と呼んだから、師匠……もとい、竜子さんはマリーさんに、
「……誰が師匠だ。誰が……!#」
をお見舞いしていた。
「凄いノリツッコミしてるんだけど……。」
「……だね。」
その姿を見た虹夏ちゃんとリョウさんは竜子さん達のことを"お笑い芸人"として見始めていた。……え?あれ?
「あ~でも、今日はぼっちちゃんを応援しに来てくれたってことですよね?」
だからなのか、虹夏ちゃんが竜子さんにそう尋ねると、
「あん?……いや、単純に1500円もしたんだから、行かないと損だろーが。後藤ひとりのことはどうとも思ってねえよ。」
竜子さんは虹夏ちゃんにそう答えるだけだった。……か、カッコイイ!
「え?何でお前が喜ぶんだよ?」
……でも、当の竜子さんにそうツッコまれました。
「でもぉ~、そんなどうとも思ってないひとりちゃんのバンドチケットを売るために駆けずり回ってたじゃ~~~~ん?ね~~?」
「う、うっせえな!なんだよ!ワリィかよ!!?」
けど、きくりお姉さんが竜子さんにバンドチケットを売るために駆けずり回っていたと言うと、竜子さんは顔を赤らめながら抗議してました。それを見た虹夏ちゃんとリョウさんは、
((……つ、ツンデレだ!!))
と思ったらしいです。……アレ?
「……んで、ぼっちちゃんとか言うってことは、後藤ひとりのバンド仲間の奴か……確か、バンド名は……」
そうして、虹夏ちゃんが私のことを"ぼっちちゃん"と呼んだことで私のバンド仲間だと気付いた竜子さんは、バンド名を言おうとしたら、
「結束パンツっすね。」
「そうそう、結束パンツ。」
お銀さんに結束パンツのことですね。と言われ、それに頷いた師匠……もとい、竜子さんはお銀さんに、
をお見舞いしていた。
「……変なこと言ってんじゃねえ……!#」
「結束パンツ……。」
「あ、いや、アタイの連れが変なこと言って悪かったな?すまねえ!」
お銀さんが"結束バンド"のことを"結束パンツ"と言ったことに反応した虹夏ちゃんに気付いた竜子さんは謝るけど、
「あ、うん……しんちゃんだね?」
「!……ああ、お前もか。」
竜子さんと虹夏ちゃんは何かを感じ取ったのか、お互いに納得し始めていた。……な、何?
「アタイ等は玉さすり隊とか呼ばれてよぉ……。」
「うわあ、エグイねえ……。私も色々あったから分かるよ。……リアルおままごととか。」
「……おまえも苦労した口か。」
「そういう竜子さんも苦労したんじゃない?」
「ああ、何でか分かんねえが、30年も苦労したような気がしてな……。」
「お互い、頑張ろうねー……。」
「おう!お前も30年ガンバレよ?」
「「アハハハハハハハハハハ……。(泣)」」
そうして、竜子さんと虹夏ちゃんの二人は固く手を繋いでいた。……何?何が始まるの?
「……あの、ウチでの迷惑行為やめてもらえます?」
すると、星歌さんは、虹夏ちゃんが不良と仲良くするのは良くないと思ったのか、そんなことを言って来た。……星歌さん!虹夏ちゃん達を立派なバンドにするためにそう言いたいのはわかりますけど!……彼女達は、彼女達は!埼玉紅さそり隊はぁっ!!
「せんぱ~~い!妹ちゃんが心配なのは分かりますけど、この竜子ちゃんは大丈夫ですよぉ~~~~。」
「っていうか、また酒臭いなっ!お前に何が分かるんだよ!?」
「だってぇ~~~!竜子ちゃんと会った時、竜子ちゃんはウサちゃんおパンツを履いてて、今はクマちゃんおパンツ履いてるんですよ~~?」
私がそう考えていると、きくりお姉さんが星歌さんにそう言って説得していた。……すると、
竜子さんはきくりお姉さんにげんこつをお見舞いしていた。
「……デタラメ言ってんじゃねえよ……!##」
「……ウサちゃんおパンツとクマちゃんおパンツ履いてる。」
だけど、竜子さんがウサちゃんおパンツやクマちゃんおパンツを履いていると聞いた星歌さんは、
「……そこの3人、入店を許可する。(私と同じようにうさぎとパンダのぬいぐるみ抱いて寝てるんだろうか?)」
「どんな入店システムだよっ!!!?」
……何故か、一転して竜子さんの入店を許可していました。
……で、でも、私もきくりお姉さんのように竜子さんの良い所言って評価を上げないと……そうだ!
「み、みみみみなさーん!き、聞いてくださーーーい!!」
だから、私は頑張って大きな声を出して、ファン一号さんと二号さんや結束バンド、そしてPAさんや星歌さん皆に自分に注目を向けさせて、
「それだけじゃなくて、竜子さんやマリーさんやお銀さんの3人で結成された埼玉紅さそり隊は、真面目に起立や礼して授業受けるし、体育の授業の時は危ないからって釘や石とか危ない物が落ちてたら拾うし、凄く、凄く真っ当な不良さんなんです!!」
ふたりから聞いた竜子さん達の良い所をいっぱい思い付く限り言ってみた!
「それに、掃除も率先してやって、いつも綺麗にしてるから皆から感謝される凄く、すごく真っ当な不良さんなんです!」
「な……何だよ、急に照れるじゃねえか……。」
……すると、竜子さんも喜んでくれた!!それを言い続けたことで、竜子さん達に対する皆……もとい、ファン一号さんと二号さん、喜多さんや虹夏ちゃんやリョウさん、そしてPAさんや星歌さんから、
(((((((……それって、本当に不良なんだろうか?)))))))
不良扱いされることが無くなりました!!……あるぇ~????
こうして、埼玉紅さそり隊は不良扱いされることは無くなりました……。
そして、私は星歌さんはきっと竜子さんと同じパンツを履いているだろうとぬいぐるみを抱いて寝てることを聞いてから思いました!!(偏見)