32話を投稿させて頂きます。
今話のぼっちちゃんがやってることは全部、ぼっちちゃん的に"悪いこと"だとぼっちちゃんは思っています。
呪文は中二病もやってたので、ついやってしまいました。……いつか、マジで怒られそうで不安。
私こと、伊地知虹夏は、リョウが怒ったぼっちちゃんに追われているというお助けメールによって、みさえさんに連絡すると何やら事情を知っているらしく、私とおねえちゃんはみさえさんが指定してくれた場所へと向かっていた。
「お姉ちゃん!早く!!」
「ちょ……ちょっと待て……齢取ると……全力ダッシュはキツイ……。」
でも、私のお姉ちゃんは体力無くなったのか、走るのが辛そうだったので、
「ぼっちちゃんが大変なんだよっ!!?」
怒ってリョウに何かしているぼっちちゃんのことを話題に出すと、
「……それなら、どうにかしないとな!!」
急に元気になった。
……何だこの姉?
そんなこんなでみさえさんに指定された場所……まあ、下北沢から近かったからどうにか着けたんだけど、その場所へと着くと、
「みさえさーーーーん!!ぼっちちゃんとリョウは!?……って、何が起きてるんです?」
何故かアクション仮面の恰好をしているしんちゃん。
そして中学生男子が着そうな謎フォントの赤いTシャツ、黒いコート、ぼっちちゃんの家に初めて来た時に着けていた星型のサングラス、といった物を身に纏っているぼっちちゃん。
その二人が対峙している場面に出会した私は、みさえさんに何が有ったのかを尋ねた。
「……ああ、これはね、色々とあってね。」
私の問いにみさえさんは、どうしてこの二人が対峙しているのかを教えてくれた――――。
――――――――
――――
「ワ……ワン!」
私に気付いたひとりちゃんは……何と言うか………寝転がって必死にお腹を見せていた。……何だこの悪のエスパー。
「そ、それよりも、悪のエスパーを倒せるのは小さな白い光に当たったこの子たちだけです!さあ、しんちゃん、あの娘に破壊活動を辞めるようにテレパシーで伝えて!!」
それを見た国際エスパーなんとかの深谷恭子さんは、チャンスだと思ったのかしんのすけにそう言っていた。……すると、
「……テレパンツって何?」
しんのすけは、いつもの言い間違いをしていた。……アンタねぇ、
「テレパシー!!」
しんのすけの言い間違いに深谷恭子さんは、顔を赤らめながらも「テレパシー!!」と訂正していた。
でも、私はしんのすけとひとりちゃんを戦わせようとする深谷恭子さんに一言だけでも言いたくて、つい口調を荒げて言ってしまう。
「あのねえ!今更だけど、予言だか何だか知らないけど、ひとりちゃんとしんのすけを戦わせるって何考えてるのよ!!アンタ達!!」
あれだけ仲が良いひとりちゃんとしんのすけに怪我をさせる気かと迫りながら、それを言うと、
「あ、いえ、しんのすけのお母様。テレパシーというのは、自分の考えを伝える能力のことです。……つまり、しんのすけくんにあの娘を説得してもらおうという考えです。」
私から目を逸らしながら、そう言っていた。……何でひとりちゃんだけでなく、アンタも私から目を逸らす?
「さあ、しんちゃん!やってみて!!」
「ほうほう、自分の考え~……。」
すると、しんのすけもひとりちゃんを傷付けずに済むからなのか納得してテレパシーを――――
「ふんぬ~ぬぅ~んん~!」
――――したのかは分からないけど、しんのすけはひとりちゃんに近付いて、力みながら変な動きをしながら、テレパシーを送っているようだった。
「う、ウ゛ア゛ア゛ッ゛!゛!゛?゛」
すると、お腹を見せていたひとりちゃんは、何やら顔を赤らめながら驚いているようだった……しんのすけ、何やったの?
「……コラッ!しんちゃん!!……それは、まだしんちゃんには早いっ!!」
すると、ひとりちゃんはしんのすけを大声で叱っていた。……ホント、何やったのアンタ。
「そんなこと考えるのを辞める!!」
「ほ、ほ~~い……。」
そのため、ひとりちゃんに叱られたしんのすけは素直に聞いているようだった。……それを見た私は、あることに気付いた。
「……アンタ、ひとりちゃんの言うことは素直に聞くのね。」
しんのすけは何故か私と違って、ひとりちゃんの言うことは素直に聞くということに……。
それを聞いたしんのすけは、
「いや、だって……聞いてあげないと可哀想だし。」
「ああ、うん。……何となく分かったわ。」
ひとりちゃんの言うことを素直に聞く理由を教えてくれた。素直に聞いてあげないとひとりちゃんが可哀想と言って。
ああ、うん。……それ、これ以上ないくらい納得できる理由だわ。
「……それよりもぼっちちゃん、ぼっちちゃん。何でそんな恰好してんの?」
あっ、それ、私も気になったわ。何でひとりちゃんは、黒いコートに、至る所にファスナーが付いていて破けてる赤いTシャツに、鎖をチェーンのように巻き付けているだけじゃなく、星型のサングラスを付けているのか不思議だったのよね。
「クックックッ……よくぞ聞いてくれた!我が同志!!……うふ、ウヒ…ウヒへへ……。」
しんのすけにそう言われたひとりちゃんは何か芝居掛かったことを言って……何か嬉しそうだった。
……何やってんだこの娘。
「我は、聖なる心によって闇の力を御す邪王〇眼の力に目覚めた邪王真◯の遣い手!故に、我はこのサングラスで禁忌の力である邪王〇眼を封じなければならない……ダークフレイムマスターっ!!」
そうして、ひとりちゃんは"右手の手のひらで口を隠す"という何かカッコつけた中学生がやりそうな謎のポーズをしながら、何か言っていた。
……ホント、何やってんだこの娘。
「……それと、この腕の包帯は訳が有って外せない。……邪〇真眼の力が暴れ出してしまうからな……!!」
それだけでなく、ひとりちゃんは更に"片目を右手の手のひらだけで隠す"という中学生がやりそうな妙にカッコつけたポーズで腕の包帯を見せつけながら、上記の言葉を述べていた。
……何かせわしないな邪王真〇。……謎のポーズだけでなく、腕とか目とか。
「ちんこうしりがん?……まあ!お下品よ!ぼっちちゃん!!」
「邪〇真眼!!……このサングラスは我が瞳に宿る強大な力を秘めた邪王〇眼を封ずるために有る!!(……ホントはカラコン入れたかったけど、入れるの怖かったからサングラスにしたなんて言えないぃっ!!)」
「ほうほう、カラコン入れるのが怖くてサングラスにしたと……で、カラコンって何?」
「あっ…ちょぉっ!…何で心の声が……じゃなくて!……私の力を封ずるのに適しているのがコレしかなかったってだけの話でっ!!!!」
それだけでなく、しんのすけに「ちんこうしりがん」と聞き間違えられたひとりちゃんは、顔を赤くしながら〇王真眼と力強くツッコんでいた。……けど、テレパシー能力で心の声がだだ洩れだったせいか、しんのすけに星型のサングラスにした理由がバレてしまった。
……いや!星型のサングラスを着けてた理由、カラコン入れるのが怖かっただけかいっ!!!!
「爆ぜろリアル! 弾けろシナプス! バニッシュメント・ディス・ワ〇ルドォ!!」
だけど、カラコン入れるのが怖かったから星型のサングラスを装着したことを誤魔化すためか、それとも、立ち直ったのかは私にも分からないけど、ひとりちゃんは星型のサングラスを外しながらそう言ってきた。
「黄昏よりも昏きもの 血の流れより紅きもの
時の流れに埋れし 偉大な汝の名において、
我ここに 闇に誓わん!
血の盟約に従い、我、汝を召喚する!」
それだけでなく、何かを唱え始めた。
……何の宗教?
「いでよ!ウロボロス!!」
そうして、ひとりちゃんは何か叫びながら、ギターケースを瞬時に出して……たぶん、超能力の力だと思う。それで出したギターケースをしんのすけに向けて片手で持って突き出すように出していた。
……いや、何か唱える意味も叫ぶ意味もある?
「ア゛ァ゛……重い!」
だけど、出したギターケースは重かったのか、そんな言葉を出しながらギターケースを地面に着けていた。
……いや、重いんかい!強大な力を秘めた◯王真眼!!というか、そこは超能力で持たんのかいっ!!?
「……というわけだ。…………うふ、ウヒ…ウヒへへ……ウヒへへへェ………。(私、カッコイイィィッ!!)」
そして、ご満悦なのかひとりちゃんはしんのすけにそう説明していた。……すると、
(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!)ビクンビクン
ふたりちゃんは自分の姉が変わり果てた姿に耐えられなかったのか、悶えていた。
……だけど、しんのすけは、
「か……カッコイイ!」
ひとりちゃんの変わり果てた姿を称賛していた。……自分の息子だけど、アイツの考えることはよーわからん。
「え……えへへぇ……そ……そうかな?……私?…カッコイイ?……カッコイイ?」
そのため、しんのすけに「カッコイイ!」と素直に言われたひとりちゃんは、素直に喜んでいた。
……子供に褒められて喜ぶ悪のエスパー……。というより、一人称が『我』から『私』にいつの間にか変わっとるぞ。
「ヨーシ!オラも変身するゾ!!」
「ヴェッ?」
すると、しんのすけもそれに対抗して、お外で人目もある通りであることも考えずに服を脱ぎ始めていた。それを見たひとりちゃんは、
「あ!ちょぉっ!そんなとこで脱がない!!」
と言って、しんのすけを叱ると、
「……ホラ!カーテンで囲うの作るから、その中で着替えよう?ね!?」
「ほーい。」
超能力で呼び出したカーテンの布を超能力で囲うように浮かせていて、その囲いの中で着替えるようにと言っていた。
……子供の着替えを手伝う悪のエスパーって、悪のエスパー?
「……もういい?」
「まーだだよ。」
ひとりちゃんは自身の超能力で作ったカーテンの布の囲いの中に居るしんのすけに着替えが終わったかどうか確認の声を上げると、しんのすけはまだ終わってないと素直に答えていた。
……仲良いな。この悪のエスパーと正義のエスパー。
「ほーい。終わったゾ~♡」
「……何で、アクション仮面のコスプレ?」
「いや~♡だって、アクション仮面ごっこやるんでしょ?」
「いや、違うって!私はアクション仮面の悪役とかやってるんじゃなくて!ダークフレイムマスターなんだって!!!!」
すると、着替えが終わったしんのすけを見たひとりちゃんは、何でアクション仮面の恰好をしているのかとしんのすけに聞くと、アクション仮面ごっこをやるからと答えていた。
……そんなこともあって、ひとりちゃんはアクション仮面ごっこをするのではないと強弁していた。
「え~~?オラ、アクション仮面ごっこがやりたい!!」
「いや、だか「アクション仮面ごっこをやりたい!やりたい!」
アクション仮面ごっこをやるのではないと言われたしんのすけは駄々をこねてアクション仮面ごっこをやりたいとひとりちゃんに言っていた。
「いや「やりたいやりたいやりたいやりたいいいいいいい!!!!」
だけど、ひとりちゃんも折れることなく、アクション仮面ごっこはやらないと言おうとするけど、しんのすけはそんなこと気にすることなくアクション仮面ごっこをやると地面をジタバタしながらひとりちゃんに駄々をこねていた。
……いや、お前、ひとりちゃんが可哀想だから素直に聞いてるんじゃなかったのか。
「あ「アクション仮面ごっこ!アクション仮面ごっこおぉぉぉぉっ!!」
更に、正義のエスパーとなったしんのすけにエビぞりをしながら駄々をこねるということをするのを見たひとりちゃんは、
「………う、うん。分かったから、アクション仮面ごっこをやるから…………ね?」
「フッ……しょうがないな~ひとりちゃんは、アクション仮面ごっこがやりたいなら、そう言えば良いのに。」
アクション仮面ごっこをすることにした。
だけど、しんのすけは「やりたいなら、そう言えば良いのに。」と、ひとりちゃんに言っていた。
……その光景を目の当たりにした私は…………ひとりちゃん。しんのすけ達と一緒に撮った写真を自分の部屋の壁一面に貼っていたの見た時は流石に怖かったけど……いつも、しんのすけの面倒を見てくれてありがとうと、心の底から思った。
…………だから、
「おどれがやりたい言うたんちゃうんかあぁ!?オラオラオラァ!!」
「あひぃぃぃぃ~~」
私がしんのすけを叱っとくわ。グリグリ攻撃で。
――――――――
――――
「……っていうことがあって、ああいうことになってるのよ。」
私こと、伊地知虹夏は、みさえさんのしんちゃんとぼっちちゃんが妙な恰好をしていることと、駄々をこねる正義のエスパーと駄々をこねる子供をあやす悪のエスパーの経緯を聞いて、こう思った。
…………正義と悪って何だろう?と。
「まあ、それで超能力を使って"アクション仮面ごっこ"をやると決めたんだけど……。」
決めたんだけど?
「この国際エスパーなんとかの人のお陰で分かったんだけど……しんのすけはひとりちゃんのことを『か弱き生物』と思っていて、ひとりちゃんもしんのすけを傷付けたくないらしく、お互いに攻撃できない泥仕合になってきたみたい。」
「私は国際エスパー調整委員会埼玉支部の深谷恭子です!」
ああ、なるほど、
しんちゃんはぼっちちゃんを『か弱き生物』と思っているせいで、超能力で強く攻撃することが出来ず。
悪のエスパーになっても、ぼっちちゃんは
ということになって、お互いに攻撃できなくなって、ああいった感じでお互いに対峙している状態のまま何一つとして状況が進んでいないということなんだね~。
「それに、白い光に当たったしんちゃん達の力を借りて、悪のエスパーを倒さないとヌスット・ラ・ダマスの予言に書いてあるように地球の危機なんですっ!!」
「……いや、その予言書って書いた本人が『なんかよう分からんけど』とか言うぐらいなんでしょ?」
そんな私達のことなど知らんといわんばかりに、国際エスパー調整委員会の深谷恭子さんが"悪のエスパー"や"地球の危機"とか言ってたけど、みさえさんはそんな予言なんか信用できるかと返していた。
……ヌスット・ラ・ダマスって、『なんかよう分からんけど』とか書いてる予言書って……しかも、何で関西弁?
……インチキくさぁ~。
「……まあ、誰も傷付いてなくってよかったよ。……でも、この状況をどうしよっか?お姉……ちゃんんん!!?」
まあ、そんなこともあって、私は年の功の力に頼るべく、お姉ちゃんに聞こうとしたら……お姉ちゃんが悶えてた。
「邪王〇眼!?ダークフレイムマスター……!!?……ぐ、ぐふぅ……!!」
「お、お姉ちゃん!?急に何が有ったぁ!!?」
「……い、いや、何か分からんが……そのワードを聞くと……力が………抜ける…………。」
「お姉ちゃんっ!?しっかりして、STARRY店長でしょっ!!?」
「……STARRY?……店長?……御茶ノ水の楽器店でバイトしてる……私が………?」
そして、過大な精神的なダメージを受けたお姉ちゃんは記憶が混濁していた!!……ま、マズイ!このままじゃ、お姉ちゃんはSTARRYの店長を続けることが困難になるっ!!
「ま、マズイ!……しんちゃ~~ん!!お姉ちゃんが何でか知らないけど、邪王〇眼とかダークフレイムマスターとか聞くと、記憶が混濁するほどのダメージ受けるから、ぼっちちゃんをどうにか止めないと結束バンドがっ!!」
「ゴ、ゴフゥッ!!!!」
「おおっ!虹夏ちゃん!!星歌ちゃんがピンチなのかっ!!」
だから、私は邪王〇眼とかいう奇行を続けるぼっちちゃんを止めるべく、大声でしんちゃんにぼっちちゃんを止めるように伝えていた。
「……虹夏ちゃん。追い打ちかけてるわよ。」
それを見たみさえさんが、私がお姉ちゃんに追い打ちをかけてるという小さなツッコミがあったことに気付くこともなく。
「こうなったら仕方ない!……父ちゃんの力を借りて。」
「……え?」
ぼっちちゃんの邪王〇眼とかいう奇行でお姉ちゃんのピンチを聞いたしんちゃんは、ひろしさんを浮かせると……あ、本当に超能力だぁ……。
「父ちゃんのおヒゲジョリジョリ攻撃っ!!」
「おたすけえぇぇぇっ!!」
ひろしさんを飛ばしていた。……ひでえ。
「ひぃっ!?!?」
すると、ぼっちちゃんは、物凄いスピードでひろしさんが迫ってきたことに驚いて、咄嗟にひろしさんを超能力で違う方向へ飛ばして、おヒゲジョリジョリ攻撃から逃れていた。
「ああっ!だいじょうぶか!?ぼっちちゃん!!」
「え?……あっ、うん、だいじょうぶ。」
それを見たしんちゃんは、ぼっちちゃんに「だいじょうぶか?」と心配していたけど、ひろしさんは「オレの心配をしろーーー!!」としんちゃんに抗議していた。
……しんちゃん、ひどくない?
「ひまわりちゃん!あなたも白い光を浴びた正義のエスパー。……なら、あの悪のエスパーの暴走を止められるハズよ!!」
「そうなのぉ!?なら、ひまわりちゃん!あの見てて辛い気持ちになるおねえちゃんをどうにかしてっ!!」
すると、深谷恭子さんとふたりちゃんが、ひまわりちゃんという赤子にぼっちちゃんをどうにかして欲しいと言っていた。
……深谷さん、大の大人が赤子に物を頼むことに何か思わないんですか?
「…………。」
けど、ひまわりちゃんはぼっちちゃんを見て、
「た、たたたたたたい!!(※ぼっちちゃんがオムツを換えてくれたことを思い出した模様。)」
顔を横にブンブンと振って断っているようだった……。
ひまわりちゃんもぼっちちゃんを傷付けたくないんだ……。
「お願い!地球の危機な「だいじょうぶ!私に任せて!!」
ひまわりちゃんに断られた深谷恭子さんは、地球の危機と言って説得し、ひまわりちゃんの力でぼっちちゃんをどうにかしようとしていたけど、ふたりちゃんに遮られたため、深谷さんは黙ることにしたようだった。
「………ひまわりちゃん。みさえおばさんのお気に入りの宝石を枕の下に隠したことバラすよ?」
「!?!!!?(何処で知った!?!!!?の顔)」
すると、ふたりちゃんは、ひまわりちゃんに何やら耳打ちをしていた。……その効果が有ったんだろうねぇ。ひまわりちゃんはビクン!と反応した後、
「たたたたたたい!!」
ひまわりちゃんは進んで、ぼっちちゃんに立ち向かって行った…………。
何言ったの?ふたりちゃん?
「んん~~~。」
そのため、ひまわりちゃんは何か念じるように、
「んお~~~!」
力み始めるけど、
「おっ……。」
超能力が出ることが無かった。……いや、あの反応からして、
「あっ……ひまちゃん出ちゃったんだね……じゃあ、キレイにしないとね………。」
別の物が出ちゃったみたいだね。……それを察したぼっちちゃんが、駆け足でひまわりちゃんに近付くと、ひまわりちゃんを『ひまちゃん』と言って、ひまわりちゃんのオムツを換えていた。
何か……母っちちゃん、手馴れてない?
「あっ……ゴメンね~いつも忙しい時に助けてもらって……。」
「あっ、ハイ。……ウェヘヘ………。」
ぼっちちゃんがひまわりちゃんのことを『ひまちゃん』と呼んでたこと、みさえさんが「いつも忙しい時に助けてもらって……。」と言っているところから、みさえさんが用事で行かないといけない時にお留守番でひまわりちゃんのオムツを換えたりしてたり、しんちゃんの面倒とか見てたのかな?
……と思ったんだけど、後でみさえさんから聞いたら、そうみたいだった。……やっぱり、母っちちゃんだった。(恍惚)
「いやいやいや!何してるんですか!?悪のエスパーをどうにかしないといけないのにっ!!?」
だけど、国際エスパーなんとか協会の深谷さんは、なんかよくわからないけど、ひまわりちゃん等を抗議していた。……なんか、母っちちゃんを見てると予言なんかどうでも良くなってきたんだけどなぁ……。
それだけでなく、私は、さっき起こっていた子供の駄々を聞く悪のエスパーこと母っちちゃんと駄々をこねる正義のエスパーことしんちゃんの話を思い出すと、深谷さんのことをジト目で見ながら、つい、こう返してしまった……。
「……それって、信用できる情報なんですか?国際エスパーなんとか協会の人。」
「普通そう思うわよね?隣町に住むヌスット・ラ・ダマスの予言書とか……。どうなの?国際なんとか協会さん。」
「深谷恭子です!!何か扱いひどくなってませんかっ!!?」
それって、信用できる情報なのかと。
「あっ…汚れたオムツは捨てようね。」
そうして、母っちちゃんは、多分テレポーテーションという超能力でひまわりちゃんの汚れたオムツをゴミ箱へと移動させているようだった。
……けど、
「う、うぐっ……!!」
ぼっちちゃんは、急に胸を抑え始めると、
「おっ?…ぼっちちゃんどうした?」
「ご、ゴメン!しんちゃん……!」
「ちんこうしりがんの力が暴れ始めたのかっ!!?」
「……ちっ違うううう!……で、でも、今は離れて!!」
急にしんちゃんやひまわりちゃんからテレポーテーションで離れると、
「ん゛び゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
超能力の力が暴走したのか、バリバリという擬音が鳴るほどの電撃を受けたぼっちちゃんは、黒い靄に包まれていった。
「ああっ!ぼっちちゃん!!」
「ダメよ!今は近付くのは危険だわ!!」
そうして、ぼっちちゃんは、
「……推定身長400メートル!……都庁よりもデカイっ!!?」
「マイケル・ジョンソンが走っても、43秒は掛かるっ……!」
推定身長400メートルの大きい……そして、黒いゴジラみたいな怪物になっていた。
そうして、その黒いゴジラの第一声は、
「いいねくれー!いいねくれぇー!!」
…………だった。
ぼっちちゃんの最後の黒いゴジラみたいな姿は、クレしん映画ではなく、クレしんのアニメ版の方を参考にしています。
次は、喜多ちゃんがちょこっと出ます。(予告)