33話を投稿させて頂きます。
ヨシ!喜多ちゃんの好きな男性のタイプがカンタムロボになってくれたお陰で大学行っても大丈夫だなっ!!!!
好きな異性のタイプの例を挙げる時に、アニメキャラを例に出す人は婚期が大きく遅れるそうです。
――――私こと、喜多ちゃん(下の名前はヒミツ♡)は、一目で私だと分からないように、白い服に大きめの黒いリボン、フリル付きの黒いスカート、そして黒いマスクと白いセーラーハットという一目で私だと分からない変装をして、ある場所へと向かう電車の中に居た。
理由は、今日発売されるカンタムロボの最新作を手に入れるため。
何で変装しているかと言われると、私はこう答えるわ……。
いい?普通の人もそうだけど、盛り上がっているところに水を差すかのように場をシラケさせるような言動や行動をする陽キャは色々とマズイのよ?……つまり、陽キャにとって、空気が読めないことは"死"しかないの!
トイレに行こうと言われたら一緒に行かないといけないし、欲しくなくても皆が欲しがればお揃いにしないといけないし、皆が可愛いと言ったら可愛いと言わなきゃいけない……。
そんな世界で流行ってるドラマや芸能人のトレンドに乗り遅れてはいけない。
ある意味、ひとりちゃんの言う体育祭よりも半強制的な共同社会と言えるそんな世界で、陽キャとして通っている私が空気を読まずに皆が興味の無いカンタムロボというアニメの話を延々としたり、カンタムロボにハマっているという事実が知られれば、私の陽キャとしてのイメージが崩れ、アニメオタクというレッテルを貼られてしまう!!
……もし、そうなったら、もう二度と陽キャに戻れないっ!!!!………え?エリートであるためにもえP好きを隠してる子と変わりない?……一体、誰のことかしら?
……ま、まあ、だからこそ、私は好きな人がカンタムみたいな紳士的で小粋なジョークも言えるステキな人になっていることも隠さなければならないの。……おわかり?
「……今日という日を楽しみに……貰ったお小遣いやバイト代をやりくりして……どうにか貯めたわ………。」
だから私は、皆が見ている私の"陽キャ"というイメージを崩さないために変装……もとい、努力をしているの!!
そのためには、リョウ先輩に奢るのを誤魔化したのは心苦しかった……けど、カンタムも……カンタムも裏切れないっ!
「……だって、リョウ先輩も好きだけど……カンタムも好きだから……。」
そうして、私の好きな男性のタイプはカンタム(※カンタムロボのことです。)みたいな紳士的で小粋なジョークも言えて心優しいステキな人になっちゃったけど、でも愛しのカンタムのことを考えてたら、心が弾んだからその気持ちを隠すことができなくって、つい、電車内にも関わらずスキップしてしまったわ。
……あ、勿論リョウ先輩も好きですよ?ホントですよ?
『お客様に、お知らせいたします。』
けど、アナウンスが流れたことで全てが変わった。
『ただいま、下北沢周辺で黒いゴジラみたいな怪獣が暴れるという異常事態が発生しました。そのため、この電車は緊急避難に対応すべく、まもなく運転を停止いたします。』
急に下北沢周辺で黒いゴジラみたいな怪獣が暴れるという異常事態が発生したと言って、急に電車が止まって、
『停車の直前は強い衝撃がかかります。お立ちのお客様は、手すり等にお掴まりのうえ、衝撃に備えてお待ちください。ドアが開いた後は、係りの者が向かいますので、係りの者の誘導に従い、避難してください。』
避難すると言っていた。……それを聞いた私は直ぐ様に理解した。
私が行きたかったカンタムの最新作が手に入る場所へは、今日行けないことに……。
「……か、」
だから、私はつい叫んでしまった。
「かんたむぅー!!(※語彙力消失)」
愛しのカンタムロボの名を……そして、
「お客様?大丈夫ですか?」
「イヤアァ!私、いきますぅっ!!」
私は手すりにしがみついて電車の係りの人にそう言ってしまった……。
「お客様?お客様っ!?此処は危ないですから避難しましょう!!?」
「イヤアァァァァ!!……かんたむぅぅぅぅぅ!!」
私は、カンタムへの愛を電車の係りの人に伝えるけど、それが伝わらなかったのか、私は力及ばず電車の係りの人に担がれながら避難させられ、私が待ちに待った私の物になるハズだったカンタムの最新作は……手に入りませんでしたぁぁぁぁ……。(´;ω;`)
「ん゛び゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
超能力の力が暴走したのか、バリバリという擬音が鳴るほどの電撃を受けたぼっちちゃんは、黒い靄に包まれていった。
「ああっ!ぼっちちゃん!!」
「ダメよ!今は近付くのは危険だわ!!」
そうして、ぼっちちゃんは、
「……推定身長400メートル!……都庁よりもデカイっ!!?」
「マイケル・ジョンソンが走っても、43秒は掛かるっ……!」
推定身長400メートルの大きい……そして、黒いゴジラみたいな怪物になっていた。
そうして、その黒いゴジラの第一声は、
「いいねくれー!いいねくれぇー!!」
…………だった。
「というか、エスパーなんとかの深谷ネギ子さんは一応エスパーっぽい人なんですから、超能力とかであんなことになっちゃったぼっちちゃんをどうにか出来ないんですか!!?」
「国際エスパー調整委員会の深谷恭子です!!何かとごっちゃになってませんかっ!!?」
だから、テンパった私は、ぼっちちゃんを元に戻して欲しい一心で上記の言葉を早口気味で言いながら、国際なんとかの協会の……深谷ネギ子さんに首根っこを捕まえながら、詰め寄っていた。
「……っていうか、力めっちゃ強いですね……。……と、とりあえず!!」
すると、深谷ネギ子さんは何か思いついたのか、「とりあえず!!」と言っていた。……何か小声で言ってたような気がするけど、まあ、気にせずエスパーなんとか協会の人の助言に従いましょ~う。
「全員!逃げましょう!!」
「って、逃げるんかーい!!……ええい!仕方ない!リョウ、お姉ちゃん、逃げるよ!!」
そうして………って、超能力も使わずに逃げるんかーい!!ってツッコミながらも、私はリョウとお姉ちゃんに逃げるように伝えると、
「……こ……腰抜けた………。」
「ゆうたー?ここどこぉー?(※内田〇礼さんの小〇遊六花の時の可愛い声を出す星歌さんを想像してください。)」
「ウソでしょおっ!!?」
リョウは腰を抜かして動けなくなり、お姉ちゃんは「ゆうた」と誰のことか分からない人のこと呼んでいた……。
「あーもう!!仕方ないっ!!!」
そうして、私はみさえさんがひまわりちゃんを担いで、ひろしさんがしんちゃんとふたりちゃんを担いで逃げているのを見て、私もそれに倣ってリョウ(体重:50kg〖例;25㎏の袋セメントが2袋〗)とお姉ちゃん(体重:50kg〖例:2ℓの水・お茶等のペットボトルが25本〗)の二人を担いで走って付いて行った。
(……虹夏ちゃんって……力有るのね………。)
(なんか……超能力より凄い力持っている人が多くないですか……ココ。)
私がリョウとお姉ちゃんの二人を担いでいるのをみさえさんと深谷ネギ子さん達が見て、何を思っているのか分からないけど、私はリョウとお姉ちゃんを車の中に押し込めるのだった。
……誰だ?私のことをゴリラとか言った奴ぅっ!!
「深谷くん急いでくれ!あの黒い怪物の狙いは、しんのすけくんとひまわりちゃんだ!!この二人がやられてしまうと、我々には打つ手が無くなってしまう!!」
「はい!博士!!」
そんなこんなで、私こと伊地知虹夏としんちゃん達はIEAC……後で、しんちゃん等に聞いたら国際なんとか協会の略称の意味が書いてある車で逃げてた。
「え?……何で、しんちゃんとひまわりちゃんが狙いだって分かるんです?」
国際なんとか協会の人達の会話を聞いた私は、何でしんちゃんが狙いだと分かるのか聞いてみた。すると、博士と言われた人は『月刊ヌー』という雑誌を取り出すと、
…………え?『月刊ヌー』?
「予言には続きがある。……なになに、正義の光は一度は暗黒の光を鎮めるが、」
予言の続きを語り出した……いや、正義の光が暗黒の光を鎮めるというか……ただ、遊んでただけと言うか………。
というよりも、私が抱いた印象は正義と悪って何だろう?ってことを思ったんだけど?
「その力は収まることなく更に力を増し、やがて怪物が目を覚ます。」
ああ、怪物というのは、「いいねくれぇー」と叫ぶ黒いゴジラみたいな大きな怪物のことだろうか?……なんか、そこだけは当たってるな。
「目覚めた怪物は、正義の光を飲み込むことにより、この星を壊滅させる最後の力を得るんやで。……と、書いてある。」
ああ、なるほど、だから、黒いゴジラみたいな怪物はこっちに一直線に向かっているのか。
………というか、この博士がすごいのではなく『月刊ヌー』がすごいのでは?とか、何でいつも最後は関西弁なんだとかといった色々とツッコミを入れたかったけど、そんな状況じゃないから流石に言わなかった。
「おい!もっと、飛ばせないのか!!?」
「さっきから、アクセルべた踏みよっ!!」
そして、ひろしさんが車をもっと速く走れるようにしろと深谷なんとかさんにせっつくけど、深谷なんとかさんはアクセルを可能な限り深く踏み込んでいると返していた。
「来たー!!」
しんちゃんがそう言うと、ほぼ目前までぼっちちゃん……もとい、黒いゴジラは近づいていた。それを見た深なんとかさんは、
「チッ!……こうなったら!」
舌打ちすると、『Ⅿ』と書かれたボタンを押すと……ミサイルが発射された。
そんなものを搭載するなんて……私達、銃刀法とか危険物取扱とかで捕まらないだろうか?
しかし、ミサイルは黒いゴジラみたいな怪物に向かって行き、最終的にドーン!という爆発音を奏でたけど、黒いゴジラには全く効いていなかった。
「って、全然効いてないじゃーん!!」
そんな私の叫びも虚しく、黒いゴジラは口らしき所から、光りを集めると、
「いいねくれー!いいねくれぇー!!」
という、『内閣総辞職ビーム』よろしく『いいねくれぇー!ビーム』をこちらに向けて発射していた………って、
『うわああああああああああああ!!!?』
うわあああああああ!その影響で車が吹っ飛ばされて、宙を飛んでいた!!
「た、たすけてえええええええええええ!!?」
そんなこともあって、私は大声で助けを求めてしまう私。……けど、急に車がピタッと何故か止まった気がしたため、外を見ると、どこかの地面に着地して止まったのかと思ったら……、
「って、ぼっちちゃんに捕まってるうぅぅぅぅぅっ!!?」
黒いゴジラみたいになったぼっちちゃんの腕に捕まっていただけだった。
それだけでなく、しんちゃんが「こっちに向かってくるー!?」と言っていたので、確認すると黒いゴジラの口がこっちに迫って来ていた。それを見た私は、博士の人が言っていた"正義の光を飲み込む"ことをしようとしているのかもしれないと理解したため、
「なあ?どうにかならんのか?」
「そうですよ!どうにかならないんですか!?なんとかの人!!」
ひろしさんの「どうにかならんのか?」という言葉に続いて、私も叫ぶようにして、なんとかの人に状況を打開してもらおうとした。
「だから私は深谷恭子です!!……こうなったら、一か八かよ!しんのすけくん、テレポートをやってみて!!」
「テレポート?」
「何処でもいいから、行きたい所を念じるの。」
すると、なんとかの人は5歳児のしんちゃんに頼むのでした。……頼りにならない大人だ。
「じゃあ……、」
だけど、しんちゃんは期待に応えるかのようにテレポートすると、
「おねえさんのお膝の上♡」
しんちゃんはなんとかの人の膝の上に乗っかっていた。……って、オイ!!
「ちっがーう!!この車ごと皆が助かる所に行って欲しいの!!」
「なんだ~それを早く言ってほしかったゾ~。」
そうして、私のツッコミでようやく理解してくれたしんちゃんは、私達をなんとかさんの膝の上ではなく、助かる所にテレポートで車ごと移動させてくれました。
「おおー!!助かったよしんちゃん!!」
こうして、助かる所にテレポートで私達が乗っている車をしんちゃんの超能力で移動してくれたことに私は感謝の言葉を述べていた………んだけど、
と車内が揺れるほどの振動が来たことに驚いて、音がした方へと顔を向けると、
目の前に、黒いゴジラが居た。……ちょっ!?それって!?!!?
「怪物の目の前に移動しただけじゃないのー!!」
深谷なんとかさんの言うように、怪物の目の前に移動しただけということじゃん!!?……そして、ぼっちちゃん、もとい、黒いゴジラみたいな怪物は私達に、
「いいねくれぇえぇぇぇ!!」
『いいねくれぇー!ビーム』をこちらに向けて発射していた。……けど、直撃ではなく、車に当たらずに目の前に当たっただけで済んだお陰か車が横転するだけに留まった。
「みんなー大丈夫か~?」
ひろしさんがみんな大丈夫かと聞くと、
「うう……目がペコペコしているゾ~。」
「それを言うなら、目がぐるぐる~。」
しんちゃんは、目がぐるぐるするのを目がペコペコすると言い間違いをすると、ふたりちゃんが目がぐるぐるすると言ってツッコミを入れていた。……うん、みんな無事そうだった。
「……目が回って……立てない………。」
「ゆーうーーたーーーいたーーいーーー。(※くどいようですが、内田〇礼さんの小鳥〇六花、もとい、星歌さん(29)の可愛い声を想像してください。)」
けど、リョウとお姉ちゃんはいつも通りだった……。
だから、私は動けないリョウとお姉ちゃんのために、横転した車をどうにかするため車外に出ると、
「に、虹夏ちゃん!!?」
私は横転した車の……後で知ったことだけど、ルーフという部分を掴むと、
「ぬ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ん゛!゛!゛!゛」
そのまま持ち上げ、横転していた車を元通りのタイヤが地面に付けれるようにした。
「この手に限る!!」
ふぅ、いい汗かいた。
けど、それを見たみさえさんとひろしさん、それに国際エスパーなんとかさんも目を点にして、
「…………。」「…………。」「…………。」
こっちを見ていた。……え!?何でジッと見るんです!?何かしましたぁっ!!?と思ったけど、それよりも、
「と、とりあえず!今は逃げましょうよ!!」
「そ……それもそうね。虹夏ちゃん、早く乗って!」
今は逃げようと言うと、みさえさんは同意して、車を元に戻すために持ち上げていたために、車外に出た私に車内に戻るように言ってくれた。……けど、
「…………。」
しんちゃんも私の方をジッと見ていた。……え?な、何だろう?
「な…何かな?」
「…虹夏ちゃん……頭…怪我してるゾ……。」
すると、しんちゃんは私が頭が怪我をしてると言っていたから、スマホのカメラを反転させて、鏡のように見ると、
「ああ、コレは車が横転して、ガラスが割れたときに頭を少し切ったんだね〜。……だいじょうぶ、だいじょうぶ。コレぐらい手で拭えば消えるから〜。」
頭の上から血がタラーと流れていただけだったから、しんちゃんに心配掛けさせないように私はそう言った。
「それに、ぼっちちゃん。君等のことが大事だから、傷付けちゃったら怒られるし!」
ぼっちちゃんはかすかべ防衛隊のことが大事だと、………けど、それを聞いたしんちゃんは、
「………オラ、ぼっちちゃんをお助けするゾ!!」
しんちゃんは、ぼっちちゃんを助けると言うと、車外に出て、
「ひま、かーちゃん達を頼んだゾ!」
ぼっちちゃんの所へと走っていった。
「…え?……ちょっ!?しんちゃん!!?」
だから、私はしんちゃんを止めるべくしんちゃんの方へと走るけど、しんちゃんはそれを察知して、テレポートでぼっちちゃんの方へと向かって行った。
そうして、ぼっちちゃんの方へと走ると、しんちゃんは、
「かすかべ防衛隊!ファイヤー!!」
と言っていた。
最近の結束バンド
喜多ちゃん=もえP好きの風間くんネタ
虹夏ちゃん=筋肉モリモリマッチョの変態ネタ
ぼっちちゃん=承認欲求モンスターネタ
リョウ=借金ネタ
……どうしよう?リョウだけ、リョウだけギャグキャラ力が弱い!!(目下の悩み)