嵐を呼ぶぼっち・ざ・ろっく!   作:tatararako

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37話を投稿させて頂きます。


どんな状況でも、アクション仮面とカンタムロボの声の脳内再生が容易なのズル過ぎる。
   
   


ぼっちちゃんは海に行くゾ

     

     

「ご、ごごご後藤さん!遊びに行かない?」

「地球を……マモル……正義の子……オー!……お~バカな~作戦~……かすかべ防衛隊……。」

 

こうして、私こと伊地知虹夏は、結束バンドの全員がぼっちちゃんを遊びに誘わなかったというバンド名としてはどうなんだということが起こっていたことを今更ながら知り、慌てた喜多ちゃんがぼっちちゃんを遊びに誘っていた。

……ぼっちちゃん、喜多ちゃんの言う通りかすかべ防衛隊の歌を歌ってい……いや、急にテンションが上がったり下がったりしてて音程が狂ってるから、かなり怖い……!

 

「戻って来てー!」

 

そんなぼっちちゃんの姿を見た喜多ちゃんは「戻って来てー!」と言うものの、効果はあまり無いのか、

 

「うちゅうの怪人……こわくない……オー!……お~バカな~作戦~……かすかべ防衛隊……。」

 

ぼっちちゃんは、続けてかすかべ防衛隊の歌を歌っていた。

 

「そうだ!今からみんなで一緒に海に行きましょうよ!江ノ島とか!」

 

そんなこともあって、喜多ちゃんは"江ノ島"へ行こうと言っていた。それを聞いた私は、

 

「いいね~!下北からなら1本で行けるし~!」

 

と答えた。

ぼっちちゃんとの思い出が出来るしで良いこと尽くめだとぼっちちゃんに言おうとしたら、

 

「デ、デモ…キョウノレンシュウハドウスルンデスカ………?」

「ナゼ、カタコト?」

 

ぼっちちゃんは何故かカタコトで今日の練習はどうするんですか?と聞かれてしまった。

……いや、私もリョウと同じで何故にカタコト?とは、思ったけどさ、

 

「別に練習はいつでもできるし!まだ次のライブも決まってないしさ~。」

「みんなで夏休み最後の思い出作りをしましょう!」

 

私と喜多ちゃんは、夏休み最後の思い出を作りたいから、ぼっちちゃんにそう言って江ノ島に行こうと誘っていた。

 

「思い出…?」

 

すると、ぼっちちゃんは興味を持ってくれたのか、返事をしてくれた。……おっ!あと一押しか?

 

「ね~?良いでしょ?みんなで海行こ!」

「でも、時期的にもう泳げなそう。」

「うう…オヨゲナイノニ…ウミイクイミナイデスヨネェェ・・・・・・。(´;ω;`)」

 

ああっ!リョウ、もう少しだったのに変なこと言わないっ!!

 

「で、でも、海の家はまだあるはずよっ!」

 

おおっ!喜多ちゃんナイス!!こうなったら、私も続くよぉ~!!

 

「しらす丼食べよう!それで砂浜で海見たり~…」

「……海……砂浜………。」

「ねー?想像するだけで楽しいでしょー?」

 

しらす丼だけでなく、砂浜で海とか見に行こうと言ったら、ぼっちちゃんは何かを想像しているようだった……。

 

 

 

 

 

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【トロピカルフォーエバー】

監督:後藤ひとり

脚本:後藤ひとり

演出:後藤ひとり

 

 

海や砂浜といったワードが聴こえた瞬間、私の目の前に在るのは、流れる波ときれいな夕日、そしてその情景によく似合う白く美しい砂浜。

私こと後藤ひとりには、不釣り合いな場所でポツンと白い砂浜の上に居た。そんな場所で聴こえたのは、

 

「あはははは!待てって!」

 

誰かの笑い声。

その笑い声の主は、アクション仮面だった。(※ぼっちちゃんのイマジナリーフレンドです。)

 

「待たな~~い♡」

 

そして、そのアクション仮面の声に反応して、返事をしたのはカンタムロボだった……。(※これも、ぼっちちゃんのイマジナリーフレンドです。)

 

「「アハハハハハハハハ♡」」

 

その二人は、仲睦ましく一緒に、そして初々しい声を出し、笑い合いながら走っていた……。

 

「きゃっ♡」

「おっと!」(※アクション仮面かカンタムロボの声でお楽しみください。)

 

けど、アクション仮面とカンタムロボの二人が走り疲れたのか倒れると、そのまま寝転がっていた。

そうして、寝転がったカンタムロボとアクション仮面の二人は、お互いに見つめ合うと砂浜の上で座った状態になり、まるで恋人同士のように肩に手を当てて互いに引き寄せながら、

 

「夏も……終わるね♡」

「来年も一緒に来ようね♡」(※くどいようですが、アクション仮面かカンタムロボの声で脳内再生してください。)

 

多分、文章にしたらハートマークが付いてそうな声音でアクション仮面とカンタムロボはそう言っていた……。

 

「「tropical love forever♡♡」」

 

最後にアクション仮面とカンタムロボはそう言いながら、口と口を――――。

 

 

 

 

 

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「ぐ、グフゥッ!!」

「ええっ!?」

 

そうして、私こと伊地知虹夏が言った『海』や『砂浜』のワードに反応したのか、ぼっちちゃんは気絶していた。

それを見た喜多ちゃんは、ぼっちちゃんの後頭部が地面にぶつからないようにぼっちちゃんを抱えるけど、

 

トロピカルラブ……

「後藤さん!?」

アクション仮面とカンタムロボが……トロピカルラブ……。

「えっ!?ちょっ!後藤さん!後藤さん!!何を想像してるの?詳しく教えてぇっ!!?」

「……郁代?」

 

ぼっちちゃんがアクション仮面とカンタムロボがトロピカルラブと言うと、喜多ちゃんは急に人が変わったようにぼっちちゃんの肩を掴んでガクガクと揺らしたり、頬をペチペチと軽く叩いたりして起こそうとして、それはどういう意味かと訊いていた。

……喜多ちゃん?リョウが若干引いてるんだけど。

 

「先輩!なんか更に追い打ちかけて後藤さんが気絶しましたけどさっきの言葉が気になって仕方ないんですけど、どうしましょう!!?」

 

それだけでなく、喜多ちゃんはぼっちちゃんを抱えながら、私とリョウに早口でぼっちちゃんを気絶から回復させたいと言っていた。……いや、そりゃあ、肩を掴んでガクガクと揺らしたり、軽くとはいえ頬をペチペチと叩くのは更に追い打ちかけてると思うよ?喜多ちゃん?

 

「……う~ん……ヨシ!ここはぼっちちゃんの介護のプロに任せよう!」

「サー!イエッサー!」

 

とはいえ、私もぼっちちゃんを元に戻したいから、ぼっちちゃんの介護のプロに任せることにした。

 

「サー!連れてきました!」

「ほい。オラ達が来ました!」

「うちのおねえちゃんがすみません……。」

「ひとりお姉さんが倒れたって本当!?」

「ひとりお姉さんは大丈夫なんですか!?」

「……心…配……!」

「リアルおままごとなんかやってる場合じゃないわ!!」

 

そう、ぼっちちゃんの介護のプロとは、かすかべ防衛隊。……この子達に任せることにした!!

 

「ぼっちちゃん、ぼっちちゃん。……オラ達もエノキ島に行きたいゾ。」

「それを言うなら、江ノ島(エノシマ)だろ?」

「そうともいう~。」

「ひとりお姉さん。ネネも江ノ島に行きた~い!!」

 

すると、しんちゃんとネネちゃんはぼっちちゃんに自分達も江ノ島に行かせろとせがんでいた……って、え?

 

「ヹ!?……い、いや、それよりも今から海行っても泳げないかもしれないけど……?」

 

そんなこんなで、しんちゃんとネネちゃんの話を聞いたぼっちちゃんは、直ぐに復活してしんちゃんとネネちゃんに今から海に行っても泳げないかもしれないと説いていた。

……ぼっちちゃん、しんちゃん達の声を聞いたら直ぐに復活したのには驚いたよ。

 

「……え?僕等が付いて来ちゃダメですか!!?」

「僕達……ひとりお姉さんの会話の……代わりができるっ!!」

「い、いや、そういうのじゃなくて…ね?」

 

ぼっちちゃんにそう言われたマサオくんとボーちゃんは、ぼっちちゃんの代わりに会話することが出来ると言って同行をせがんでいたから、ぼっちちゃんは困惑しながらもそういった意図で言ってはいないと返していた。

 

……いや、マサオくんやボーちゃん?ストレートに言い過ぎじゃあないかな?

 

「それに、私が居れば華やかになるし。」

「う、うん。……ネネちゃんは可愛らしいけど、そういうことじゃなくて……ね?」

「私もおねーちゃんとの思い出作りたいし。(ホントはしんちゃんとだけど。)」

「う、うん。……ふたり、いつもありがとうね。」

「それに、僕も居れば外国人に話しかけられてもひとりお姉さんの代わりに英語で話せますよ!」

「ヴッ!!」

 

けど、ぼっちちゃんは、ネネちゃんとふたりちゃんに同行をせがまれても拒否できたけど、風間くんにぼっちちゃんの代わりに英会話が出来ると言われたときは意志が揺らいだみたいだった。

……いや、それよりも、風間くん、英会話できるんだ。

 

それと、最近気付いたんだけど、ぼっちちゃんってかすかべ防衛隊の子達が相手なら普通に喋れるだけじゃなくて、かすかべ防衛隊の子達の声を聴いたら直ぐに復活できるといった所を見てると、ぼっちちゃんがどんだけかすかべ防衛隊の子達のことを信頼してるのかが分かるから、それにほっこりする自分が居たりして。……見てるだけでも良いんだよね~。

 

「…………。」

 

その証拠に、STARRY店長のお姉ちゃんも無言でぼっちちゃんに向けて動画を撮ってるし。……でも、いい大人なんだから、肖像権とか守ろうね?お姉ちゃん?

 

「やだやだー!!オラ、ぼっちちゃんと一緒にエビチリに行きたいゾー!!」

江ノ島(エノシマ)だろ!!」

 

そうして、最後にしんちゃんがぼっちちゃんと一緒に江ノ島に行きたいと言っていた……。

しんちゃん、風間くんがツッコんでいるけど、すごい言い間違いするね?キミ。

 

「それに、本当の狙いは水着のお姉さん辺りが狙いだろ?」

「まあ、そうともいう~。」

 

それだけじゃなく、風間くんはしんちゃんが江ノ島に行きたい理由を一発で当てていた。……仲良いね。君等。それを聞いたぼっちちゃんは、

 

「……うん、君はそういう奴だよ。」

 

とショックだったのか、少し涙目になっていた。

その一方でふたりちゃんは、

 

(し゛ま゛っ゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!)

 

膝に地を付けてガックシしていた。

……ふたりちゃん、そこは気付かなかったんだねぇ…。それに、ぼっちちゃんと同様の負のオーラを出しているし。

 

「ヹ!!?ふたりぃっ!!!!?」

 

負のオーラを出しているふたりちゃんを見たぼっちちゃんは慌てて、ふたりちゃんの元に駆け寄っていた。

 

「も~、ぼっちちゃんったら、ふたりちゃんもお姉ちゃんやオラ達とのひと夏の思い出を作りたがってるんだから、連れて行ってあげたら良いじゃない?」

ウ゛ェエエエ!!?そ、そうなのぉっ!!?……というかしんちゃんは私のお母さんの口マネしない!!」

 

すると、しんちゃんがぼっちちゃんにふたりちゃんがひと夏の思い出を作りたがっていると言われると、ぼっちちゃんはふたりちゃんを抱えたまま私達に近付くと、

 

「おねがいしますっ!!ふたり達も連れて行っていいでしょうか!!」

「あ、うん、ふたりちゃんも名誉会員だから、気にしないで~…。」

「ありがとうございます!!!!」

 

土下座をしながら、ふたりちゃん達を連れて行って欲しいと言われたから、私は二つ返事で了承していた。……ぼっちちゃん、そこまでしなくても良いのに。

 

「ふたり!あと少しで夏の思い出できるから!もう少しの辛抱だからぁっ!!(´;ω;`)」

「」

 

こうして、私達結束バンドとかすかべ防衛隊は一緒に江ノ島に向かうことになった!!

……でも、何かぼっちちゃんとふたりちゃんの立場とか何か逆じゃない?……気のせいかな?

 

 

 

 

 

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こうして、私こと後藤ひとりは、虹夏ちゃん達結束バンドの皆としんちゃん達かすかべ防衛隊の皆と江ノ島に来ました。

 

「とにかく。今日はぼっちちゃん…もとい、ふたりちゃんも楽しいと思える夏の思い出を作ろー!」

 

江ノ島に着いて、虹夏ちゃんが私だけでなく、私の背中で今も気絶しているふたりにも楽しい夏の思い出を作ろうと言うと、結束バンドの皆だけでなくかすかべ防衛隊の皆も「おー!」と言ってくれたことに、私は結束バンドとかすかべ防衛隊の皆に『ありがとう』と感謝の言葉を思いながら、ふたりのことを気に掛けてくれるしんちゃん達かすかべ防衛隊と虹夏ちゃん達結束バンドの皆にも感謝していた。

 

「じゃ、塩ソフト食べてくるんでまたね。」

「こーらー。誰が自由行動って言った?」

 

けど、そんなことを思っていたら、塩ソフトを食べるために何処かへ行こうとするリョウさんを窘める虹夏ちゃんが居て、

 

「オラも水着のおねえさんを探しに行くんで。」

「お前、目的忘れてるだろ!」

 

しんちゃんも水着のおねえさんを探しに行くと言って何処かへ行こうとしたら風間くんに窘められていた。

……しんちゃん?しんちゃんはふたりのことを気に掛けてくれてるよね?

 

「……はっ!?いつの間に海に?……おねーちゃん、此処は江ノ島!?しんちゃんは!!?」

「居るよ。みんな、ふたりのために江ノ島で遊びたいって。」

 

と思っていたら、ふたりが目を覚ましていたから、しんちゃん達が居ると伝えると嬉しそうに「ウェヘヘ……。」と喜んでいた。

……しんちゃんが水着のおねえさんを探していたことは隠しておこう。で、でも、

 

「あ、ありがとうございます。……皆さん。」

 

虹夏ちゃん達にしんちゃん達の同行を許してもらえたことと、私のために江ノ島での思い出を作ってくれることに感謝の言葉は言わないと。

そんな私の言葉を聞いた虹夏ちゃんは「いえいえ、どういたしまして~…。」と笑顔で答えてくれた。ウェヘヘ……。

 

でも、海か……海なんて何時ぶりだろう………。

いざ来てみると、やっぱり綺麗でいいな……そ、それに、こうして虹夏ちゃん達だけでなくしんちゃん達とも一緒に海に行けたということは私はもう陰キャではないの「ネェー☆オネーチャン達ィーー?」

 

ウ゛ア゛あ゛あ゛っ゛!゛?゛

 

……と思っていたら、星型のサングラスを付けた肌も浅黒いポ〇モンの海パンやろうが現れだぁっ!!?

 

「暇なら、ウチの海の家で食べて行きナYOーーーー☆!!」

 

い、いや……こ、これは、ポケ〇ンとかに出てくる海パンやろうとかではなく、

 

「オネーチャン達JKー?どっから来たノォーー?」あ……ああああ……。」

 

実物の……リアルパリピイィィィッ!!!?

 

「ぼっちちゃーーーーーーん!!」

 

と、そんなことを考えていたら何処からか声がしたので、声のした方へと顔を向けるとしんちゃんが居た。……それだけでなく、

 

「ひとりお姉さん!あそこにソフトクリームが有るから、あそこに行きましょう!!」

「私!塩ソフトがたべた~い!!」

「ぼ、ボクもーーーーー!!」

「ボーーーーー!!!」

 

風間くん、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃんが私の手を引いてリアルパリピから離れるように走っていった。

 

「あっ!みんな危ないよー!」

「そうですよー!転んだら大変!!」

 

それだけでなく、虹夏ちゃん達も私としんちゃん達の後に続くように走って行った。

 

「……アレ?何時の間にか居なくなっちゃったYOー……☆」

 

こうして、私は、リアルパリピから逃れることができました……。

なんか、こうやってかすかべ防衛隊が私を守ってくれた思い出が出来たのは良いなと思えた自分が……居ました。

 

 

 

 

 

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「んぅ~~まいうーまいうー。」

「あぁ~、走って喉が乾いていたからラムネが美味しい。」

「ひとりお姉さ~ん♡次はたこせんべいがたべた~い!!」

「お姉ちゃ~ん、私はしんちゃんと一緒のえびせんべい!!」

 

こうして、私こと後藤ひとりは、リアルパリピから逃れることができた後に、しんちゃん達にラムネ、たこせんべいだけでなくふたりにもしんちゃんと一緒のえびせんべいを買って上げていた。

 

「ウェ、ウェヘヘ……。他に欲しいものとか有る?」

「え~っと、次はね~。」

 

それを見ていた虹夏ちゃん達は、

 

(((た、集られてる……!?)))

 

何故か悲しげに見ていました。……何でだろう?

    

    




    
   
ある時のこと、私というか後藤ふたりがネネちゃんと話していたとき、

「……というか、ふたりちゃん。しんちゃんとひとりお姉さんがよく一緒に居るけど、それは大丈夫なの?」

ネネちゃんにそう言われた私はお姉ちゃんを見た。

いつも俯いていて二重顎になる
しんちゃんの好みから外れた20歳以下
度重なる奇行と顔面崩壊

等を思い出した私はネネちゃんにこう返した。

「大丈夫!お姉ちゃんのこと信用してるからっ!!」

盗られる心配は無い!……と。

(酷え……。)

そう言うと、ネネちゃんは何故か俯いていた。
    
   
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