40話を投稿させて頂きます。
なお、埼玉紅さそり隊のししょーが在学中の高校でもメイド喫茶などを行った模様。
というか、最近の学校の文化祭の出し物でメイド喫茶が多いのは知らなかった……時代を感じる……!!
「大変大変!出演バンドが出れないって!」
「マジかよ!?」
「バンドの代わりはどうする?」
秀華祭という私の母校である文化祭の演目の一つの文化祭ライブに出演する予定だったバンドが出れないことにSTAFFの人達が慌てていた。
「私が弾きましょうかぁー?」
それを見かねた私こと、
「あ、あなたは!」
「名前は思い出せないけど、確か……「GOTO〜です。」
後藤ひとりが代わりに弾くと提案すると、二つ返事でSTAFFの人達は了承してくれたので、私がステージの上に立つと、
「キャアアアアアアアアア!」
「GOTOさまあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「抱いてええええええええええ♡」
「お前が人間国宝だあああああ!!」
黄色い歓声が上がり、
「GOTO!!」「GOTO!!」「GOTO!!」「GOTO!!」
私を称える声がステージを包んで行き、私は、ギターを弾こうとするが、
「KETU!!」「KETU!!」「BURIBURI!!」「BURIBURI!!」
何故か、私も知らない謎の歓声が上がり、不審に思うと、
「ケツだけ星人ーーーー!ぶりぶりー!ぶりぶりー!」
後ろにケツだけ星人と叫んでいる子が居たので、振り向くと、その子を知っていたので私はその子の名前を叫んでしまう。……そう、その名前は、
「えっ?ちょおっ!?しんちゃん!?何してんのおおおおおおおおっ!!!?」
しんちゃん……もとい、野原しんのすけ。ケツだけ星人などをするちょっと変わった……いや、嵐を呼ぶ5歳児。
「キャアアアアアアアアア!」
「しん様あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「抱いてええええええええええ♡」
「お前が人間国宝だあああああ!!」
こうして、私の黄色い声援はしんちゃんへの黄色い声援に変わり……いや、声援を送っている人の中に、黒いマントにピンクのハイレグのレオタードを着用した淡い青色の肌の人が居たり、1960~70年頃の服を着た女の子が居たり、どう見ても男性だけどバレエの舞台衣装を着た二人組も居た。……いや、何でオカm……女装している人が多いんだろう?
「アハアハアハ…いや〜♡キレイなお姉さんに囲まれて幸せですなぁ〜♡」
しんちゃんは、そんな状況でも喜び、
「KETU!!」「KETU!!」「BURIBURI!!」「BURIBURI!!」
そして私が主役のステージでは無くなり、しんちゃんが一番星のように輝くステージへと変わって行った…………。
いいなぁ、しんちゃんは、みんなから愛されて……。
「ぅはっ!」
いつから寝てたんだろう?……確か、ホームルームで文化祭の事を決めるって言ってて………駄目だ。確か『一致団結』っていう言葉が出た所から記憶が………。
「はーい!お化け屋敷が4人、駄菓子屋さんが1人、でもメイド執事喫茶がクラスの殆どなので、2組の出し物はメイド執事喫茶に決まりましたー。」
そんなことを思い出していると、いつの間にか私のクラスの出し物が、殆どのクラスメイトの意向によってメイド執事喫茶となりました。
……えっ?クラスの殆どがメイド執事喫茶?……そんなことあるの?
「え~?ありきたり!」
「鉄板と言いなさい!女子はメイド服を着ようよ。」
え?メイド執事喫茶がありきたり……?最近の学校はメイド執事喫茶が流行ってるの?き〇らとかの漫画作品の中じゃなくて?
「じゃあメイド服揃えないとだー。」
「女子全員で着るんだもんね~。」
……い、いや?普通に受け入られているということはそれが普通……なのかな?
い、いや、それよりもメ、メイドォ!?女子全員が着る!?……ということは私も……ヴゥッ!無理ィ!戦力外過ぎる。
むしろ、冥途喫茶なら、
「あの世へ2名ご案内…冥途の土産の呪いの人形ジャーク(Ver.アンジェラ小梅カット)も販売中でーす。」
と言って貢献できそうだけど……って、危ない危ない!また意識が飛ぶところだった……。
「それと、文化祭2日目に行われる体育館ステージでの出し物の件ですが、やりたいことがある人は生徒会室前のボックスにこの用紙を入れてください。」
私が冥途喫茶なる物を考えていたら、体育館ステージでの出し物について何かやりたい人はクラスメイトのツインテールの子が持っている用紙を生徒会前のボックスに入れて欲しいと言っていた。
………個人の出し物……私なら……バンドかな?……で、でも、中学では結局1回もできなかったなぁ。まぁ、でも、妄想では1000回以上はしたしいいか。
……そして、妄想でアクション仮面とか、カンタムロボとか、もえPとか、ぶりぶりざえもんとかをよく私のファンにしていたような気がする。
……だって、このメンツが一番落ち着くし。
い、いや、それよりも!今はライブハウスでライブしてるから、私はバンドを遊びでやってるんじゃない!本気でしてる「クラスの誰かがライブとかしたら私惚れちゃうかもー。」
………。
「だねー。」
「……え?ぅはっ!」
なんで私生徒会室の前に……?それに何この紙?バンド出演希望結束バンド…って誰こんなの書いたの!?……え!後藤ひとりがっ!?
私は硬派なギタリストなんだ文化祭でちやほやされたいなんて煩悩は消せバンド活動に集中しろー!
こういう時はお母さんの友達の霊媒師さんが使うお経を唱えるんだ後藤ひとりー!!
臨兵闘者皆陣烈在前!
臨兵闘者皆陣烈在前!
臨兵闘者皆陣烈在前!
……ほら…煩悩が…薄れ…テ………
「何の音…?うわっ!せんせい!ひとがたおれてるんですけどっ!!?」
そんな……人の声が……聴こえて……いた………。
……アレ?ここはどこだろう?
「あっ、目が醒めた?どう?具合は?」
「あ、全然大丈夫です……。」
「後藤さん倒れたって聞いて心配しちゃった。」
「す、すみません。」
……確か、生徒会室前に居て…………ダメだ。そこから、思い出せない。
そう思っていたら、隣のベッドの机の上に紙が置いてあることに気付いて、
「あっ。」
と言ってしまう。
私の声に反応した喜多さんは、私に「どうかした?」と尋ねてきたので、私は歯切れの悪そうに「い、いえ…。」と答えてしまう。
そ…そうだった。私は確か、一時の気の迷いで体育館ステージでバンドの出演希望が出来る様に生徒会室前のボックスに入れる用紙にそれを書いたんだっけ……。
ど…どうしよう……喜多さんにそれを言ったら「絶対参加しよう!」キターンって目をキラキラさせて話を一気に進めてしまうぅ……そ、それは避けたい!!
「あ、ありがとうございます。私もう少し寝てからバイト行きますのでご、ご心配なく!」
そう考えた私は、隣のベッドの机の上に有る用紙を喜多さんに気付かれることなく奪取すべく、喜多さんを先に虹夏ちゃん達の所へと送ろうとしていた。
「でも、前にしんちゃん達から聞いたんだけど、一人だと心細いから常に見知った人が居ないとダメなんじゃあ?」
ウ゛エ゛エ゛エ゛エ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛エ゛エ゛エ゛!゛?゛しんちゃん達、私のことそう思ってたのぉっ!!?少しショックなんだけ……いや、事実だけどぅ。……じじつだけどぉっ!!!!(´;ω;`)
「だ、だだだ大丈夫です!確か喜多さんお友達と用事が!」
「そうだけど、あれならキャンセルを「だ、だだだ大丈夫です!」
そんなこんなで私はベッドの中に潜って、どうにか喜多さんを虹夏ちゃんの所へと送ろうとした。
「そう?じゃあ無理しないでね?」
すると、喜多さんは納得してくれたのかは分からないけど、どうにか私が居る保健室の外に出てくれた…………喜多さん、すみません!本当は出たいけど……まだライブもろくにしてないし、勇気が……まだ出なくて………。
でも、よく考えたら高校の文化祭に出るのって全員素人だよね。どんな雰囲気なんだろう……?
そうして、スマホの中に有る動画サイトにある文化祭ライブの動画を見ると、
『お前らー!盛り上がる準備出来てるか~~~~!?』
!!?!?!!?
『イエエ~~~~~ィ!!!!』
「う゛あ゛っ!?」
私は開幕、余りにも強すぎる陽の言葉に殴られたかのように感じた。
そして、動画内で流れる〈流行りの青春ソング〉と〈女子の黄色い歓声〉が上がると、一斉にキラキラと光る〈謎のペンライト〉と〈イケメン陽キャ男子〉に私は青春コンプレックスを刺激された私は、
『今日はお前らととびっきりの思い出作ってくんでよろしくなー!』
「ウゲボォッ!!!?」(※青山〇能の汚い声)
私は鳩尾を殴られたかのような感触を感じながら、保健室のベッドに倒れ伏していた……いや!でも根暗が文化祭で活躍するって王道展開だし、私にもいけ……いや、ビジュアルの良い虹夏ちゃんやリョウさん、人気者の喜多さんは黄色い歓声に包まれるけど、私だと「……誰?」にしかならない未来がみえるうぅぅぅぅぅっ!!!!
…………うん、無理だ。陰キャにはハードルが高すぎるイベントだったんだ。
「アレ?お姉ちゃんとぼっちちゃんが話してるー。珍しい。」
そんなこんなで次の日、私こと伊地知虹夏がSTARRYに着くと、ぼっちちゃんとお姉ちゃんが話していた。……何の話してたんだろう?
「文化祭の事を憂いているんです。」
「……文化祭?」
そう思っていたら、PAさんが私の疑問に答えてくれた。……ほう、文化祭?
「結束バンドで文化祭ステージ出るか迷ってるんだってさ。」
「う、うぇえっ!?」
なるほど、そういうことか、ぼっちちゃんの顔から察するに、お姉ちゃんは高校ろくに行ってないのとPAさんも高校中退だから迷っているというところかな?……なら、
「文化祭のステージ?いいじゃん出ようよ。」
「……いや……でも……。」
私は、文化祭のステージに出るべきだと答えた。
その理由は、
「ライブハウスとは違う良さがあるよ~。」
「に、虹夏ちゃん…出たことあるんですか?」
「うん。中学ん時ね~。」
中学の時にやったことがあって、それでライブハウスとは違う良さが有ることに気付いたから、その良さをぼっちちゃんにも知って欲しかったから、私は強く推していた。
「私もある。マイナーな曲弾いて会場をお通夜にしてやった!」
すると、リョウも文化祭の時のことをぼっちちゃんに教えてくれていた……けど、何で誇らしげ?
「私もリョウとは出たことないし文化祭ライブやりたいな~。」
まあ、何でリョウが会場をお通夜にしたのを誇らしげに語ったのかは置いといて、私としてはリョウだけでなくぼっちちゃんや喜多ちゃんとも出たいから、ついそう口走ってしまった。
「え?そうなんですか?」
「結束バンド組んだの最近だし。」
それに……なんか、喜多ちゃんが言ってたように最近は結束バンドが第二の家族みたいに感じてきたから、余計に……ね。
「……それなら、私もオリジナル曲ここ以外でやりたい。」
「こういうバンドがあるって知ってもらう良い機会だよ!」
だから、私は結束バンドで文化祭ライブをやりたいとぼっちちゃんに言うと、
「でも…高校の文化祭って青春ロックで盛り上げないと退学なんじゃ……?」
「そんな校則無いよっ!!」
ぼっちちゃんは、苦手な青春ロックで盛り上げないといけないと思い込んでいるらしく、そう言っちゃったから、私は急いでそれはないと言って説得していた。
「とはいえ、ぼっちの迷う気持ちもわかる。」
「……えっ?」
「下手したら、というか絶対ここより多い人数の前で演奏するわけだし。だからそんなに焦って決めることでもないよ。」
けど、リョウはぼっちちゃんの気持ちを優先して、焦って決めることはないと言っていた。……リョウ、ぼっちちゃんのこと、そんなに想ってくれて……
「それに正直……お通夜状態だったライブたまに夢に見る……。」
……いや、トラウマを思い出しただけか……それに、お通夜状態にしたこと、誇らしげに言ってたけど、強がりだったんだ。
なんか、リョウって妙にメンタル弱いから、そこはしんちゃんとは違うなぁ。しんちゃんなら、ワーハハハハって言って気にしてなさそうだし。……うん、目に映るようだ。
「あ…わかりました。ちょっと考えてみます………。」
そうして、私とリョウにそう言われたぼっちちゃんは、少し考える時間が欲しいと言ってくれたので、私はうんうんと言って、ぼっちちゃんの答えを待つことにした。
いや、だって、強制は出来ないしね。ぼっちちゃんなりの答えを出すのを待つよ!!
~~♪
とか考えてたら、急にモーリス・ラヴェル作の『ボレロ』が流れた。……え?いや?何!?
「な、何だ何だぁっ!!?」
そのため、お姉ちゃんと私は外に出ると……如何にも高級な外車が外に停まっていたから、その高級な外車から降りた人……というか、逃走中とかに出てきそうな黒服の人が出てきたから、お姉ちゃんは、
「ちょっと!私の店の前で……って、しんのすけぇ!!?」
「よっ!」
黒服の人に注意しようとしたら、高級な外車からしんちゃんが現れた。……そして、しんちゃんに続いて、
「まあ、これがライブハウスというやつなのですね。」
何やら、如何にもお嬢様という雰囲気を持つ子と、
「こ、こんにちはー…。」
ふたりちゃんが高級な外車から降りて来ていた。……何故か、少し元気なさげだけど。そ、それよりも!
「……あのー…ふたりちゃん?この子は誰?」
「酢乙女あいちゃん。……私達の幼稚園に通ってるお金持ちの子なんだー…。……しんちゃんと私がお姉ちゃんのこと教えたら、興味を持っちゃって……。」
この如何にもお嬢様という雰囲気を持つ子は誰なのかと、ふたりちゃんに聞いてみたら、酢乙女あいという子なのだと教えてくれた。
「……!?酢乙女ってあの超大金持ちの!?」
「……そうだよー…。」
リョウが目を¥にしながら、ふたりちゃんに酢乙女あいちゃんは、有名な金持ちの子ではないかと聞くと、ふたりちゃんは元気なさげにそう答えていた。……でも、何で元気なさげなの?
「それでしん様ー♡後藤ひとり様はどちらに居ますの?」
……ああ、なるほど。今の声で分かった。
「えーっとねぇー…おおっ!PAさ~~ん♡お待た~~♡」
「あ~~ん!しん様待って~~♡」
酢乙女あいちゃんって子は、ふたりちゃんと同じでしんちゃんのことが好きなんだねぇー…。でも、何でふたりちゃんはリョウみたいに怒らないのだろうか?そう思った私は、
「と、ところで酢乙女あいちゃんだっけ?……私、ふたりちゃんやしんちゃんとはお友達の伊地知虹夏って言うんだけど、ふたりちゃんとしんちゃんとはどういう関係なのかな?」
思い切ってあいちゃんに尋ねてみた!
ふたりちゃんとしんちゃんとはどういう関係なのか。
「まあ、これは自己紹介が遅れ、失礼いたしましたわ。……酢乙女あいと申します。以後、お見知りおきを。」
「あっ、これはどうも。」
すると、あいちゃんは昔リョウに教えてもらったカーテシーだったか、スカートの裾を少し持ち上げて、腰を曲げて深々と頭を下げて丁寧なお辞儀をしてくれたので、私もふたりちゃんと同じ5歳児なのを忘れて、萎縮をしながら、挨拶を返していた。
……お、お嬢様だ。別荘とか有るぐらい裕福だけど草を食べてるリョウよりも本物のお嬢様だ!!
「そうですわね~。……ふたりさんとは、仲良くしてもらっておりますわ。」
へえ、意外だ。ふたりちゃんとは友達の仲を築いているのか……何でだろう?リョウに対してはあんな感じなのに?
「それと……しん様はお付き合いできる程の仲になればと思っておりますわ!」
そして、しんちゃんは……うん、分かってたけど、ふたりちゃんと一緒でしんちゃんのことが大大大好きなんだね~…これは、ふたりちゃんは苦労しそうだな……うん。現に、ふたりちゃんは聞き耳立ててるし。
「で、でも、大変じゃない?しんちゃんって他の同年代の子にモテモテなんじゃない?」
そのため、私はふたりちゃんのこととは言わずにしんちゃんはモテてるから大変なのでは?っと言ってふたりちゃんとあいちゃんの関係を探ろうとしたら、
「?……アラ?私以外で同じ歳の方がしん様に好意を持つ人なんて見たことありませんけど?……それは、どんな方ですの?」
と返され、私は「えっ?」と声を出してしまった。
「え…えーっと……しんちゃんのことをずっと好きなんだけど、ずっと傍で居ることしか出来ない子というか……。」
「なるほど。……告白する勇気が無いということですわね。それなら、しん様のことを誤解なさるのは致し方ありませんわね。」
けど、私はふたりちゃんの名を出さずに、ふたりちゃんのしんちゃんに対する行動を言うと、あいちゃんはそのふたりちゃんの行動を"告白する勇気が無い"と言って、バッサリと切り捨てていた。
「……でも、そうですわね。その方に言えることがあるとすればー…。」
そして、あいちゃんはふたりちゃんのそのストー……一途な行動のことを、
「好きな方に好きとも言えない子なんて、
「!!」
敵としても、ライバルとしても思えないと言っていた。そして、それを聞いたふたりちゃんは、ビクンと反応をしていた。
「だって考えてみてください?相手は私がどんなに好意を伝えても『オラ、子供には興味ありません。』と言って、一つも揺らがない強い意志を持ったしん様ですのよ?」
「う゛あ゛っ!!」(※和多〇美咲の汚い声)
そして、あいちゃんのしんちゃんの口マネを交えた話を、聞き耳立てて聞いていたふたりちゃんは、れんぞくパンチを受けたかのような反応をしていた。
「そんなしん様相手にあわよくば好きになってもらおうなんて、誰かは存じ上げませんけど、意志の強いしん様と違ってそんなヘタレにしん様をどうにかできるとは思えませんわね。」
「ウゲボォッ!!」(※和〇田美咲の汚い声)
そうして、ふたりちゃんは(動画で文化祭ライブを見た)ぼっちちゃんのように意気消沈していた……。
それを聞いた私は……うん、あいちゃんは強い子だっ!!という、確信を私は持つのだった。
(……や、やっぱり、しんちゃんに……ちゃんと言わなきゃダメ………なのかな?自分の気持ち………。)
けど、そんな私は、ふたりちゃんがある決意したことに気付けなかっただけでなく、
(……や、やっぱり、自分で行動しなきゃ……ダメなのかな?文化祭ライブ………。)
私とあいちゃんの話を聞いていたぼっちちゃんが、文化祭ライブは出るべきなのかどうか悩んでいることにも、気付いてあげられなかった。
(やっぱりだめだーーーーー!!)
けど、ぼっちちゃんは、もう一度用紙に書いて提出しようとしたけど、結局は文化祭ライブに出る勇気が出なかった。
(やっぱりだめだーーーー!!)
そして、ぼっちちゃんの妹のふたりちゃんも、しんちゃんに自分の気持ちを打ち明ける勇気が出なかった。
つまり、この姉妹は二人して同じ行動と同じことを言って自分の気持ちを出すことを諦めていたことを私こと伊地知虹夏は喜多ちゃんやネネちゃんから後になって知った……。
けれども、ぼっちちゃんはもう一度書いた用紙が原因で、ちょっとした波瀾が起こることをこの時は知る由もなかった……。
酢乙女あい「好きな方に好きとも言えない子なんて、
ふたり「」
この女……強い!!(確信)
流石、三十年も一筋の女は格が違う……!!
あっ、あいちゃんはふたりちゃんがしんのすけに好意を持っていることとストー…一途な行動についてはマジで知りません。
それと、次回でふたりちゃんがあいちゃんを嫌わない理由を書く予定。