43話を投稿させて頂きます
……アレ?此処のリョウさん暗殺されてね?
私の……もとい、吉永みど……いえ、よしなが先生こと石坂みどりと石坂さんの家でご家庭に事情が有る後藤さん達が(※よしなが先生はそう思い込んでいます。)勉学を励みやすくするために勉強会をすることを許可したんだけど、
その私と石坂さんの家で、急にモーリス・ラヴェル作の『ボレロ』が流れた。……え?もしかして?
「しん様ー♡」
「よっ!」
「よっ!ですわ!」
予想通り、酢乙女あいちゃんが玄関のドアを開けて入ってきた。……え?ここ、私と石坂さんの家……。
「え!?あいちゃんが何で此処にぃっ!!?」
と、そんなことを考えていたら、伊地知さんがあいちゃんが何で此処に居るのかと尋ねていた。
……そこは私も聞きたい。
「これは伊地知さん。あいはしん様とふたりさんのお願いで後藤さんの英語などの勉学のお手伝いに来ましたの。」
あっ、そうか、あいちゃんは英語が喋れるものね。
「……え?そうなの?」
「ハイ。私は英語だけでなく、フランス語、ドイツ語の教室も通っておりますので、そこもお教えできますが?」
「す、すげえ!!?」
それだけでなく、あいちゃんは伊地知さんにフランス語・ドイツ語の教室も通っているから、そこもお助けできると言うと、伊地知さんは驚嘆の声を上げていた。
ああ、でも、考えてみたら、親御さんがお金持ちだから色々な習い事をしているものね。テスト勉強の教師として考えたら即戦力になるわね。
……ん?アレ?そういえば、あいちゃんって5歳児よね?この娘達……というか、後藤さん達は高校生だと思うのだけど、それはそれで良いのかしら?
「ところで、しん様。……ふたりさんが言う中間テストがヤバイという御方はどなたですの?」
「んーっとねー…あそこに居るリョウちゃんとぼっちちゃんが一番ヤバイ。」
そんなことを考えていたら、あいちゃんが中間テストがヤバイ方は誰かとしんちゃんに尋ねると、しんちゃんは山田さんと後藤さんを指差していた。
「まあ、そうなんですの?」
「そうなのよー…それでねー…。リョウちゃんとぼっちちゃん、中間テストがダメだったら文化祭ライブできないから、それで困ってるのよねー…。(ななこお姉さんをお誘いしたいのに〜…。)」
すると、あいちゃんが「まあ、そうなんですの?」と言うと、しんちゃんが中間テストがダメだったら文化祭ライブ出来ないから困ってると言うと、
「まあ、それは大変。では、文化祭ライブが出来たら、しん様と一緒に行けますからお手伝いしますわ。」
あいちゃんは喜んでお手伝いすると言っていたけど、……しんちゃんはしんちゃんで、別のこと考えていそうね。
「ヴェッ!!?(文化祭ライブする前提っ!?!!?)」
そして、何故か中間テストがヤバイ筈の後藤さんが嫌そうな顔をしていた。……いや、何で嫌そうなの?
「ヴェッ!!?(英語だけでなく、フランス語、ドイツ語も喋れたら私どうすれば良いのおっ!?!!?)」
それだけでなく、ふたりちゃんも後藤さんと同じ声を出していた。……いや、後藤さんの勉強会の話なのに、何でショック受けてるの?
「黒磯。」
「ハッ!」
そんななか、あいちゃんが黒磯さんを呼ぶと、何時の間にかそこに居た。……何時居たんだろう?
「あの二人の勉学スペースを用意してちょうだい。」
「ですがお嬢様。フェンシング教室やピアノ教室が「黒磯、お母様のブロンズ像は誰が」あァぁぁァ!!学生の本分は勉学ですから、我々も協力しないといけませんよねぇっ!!?」
そうして、あいちゃんが黒磯さんに勉学に励める場所を確保してと言うと、黒磯さんはあいちゃんに反対の意を唱えようとしたら、あいちゃんが黒磯さんにブロンズ像?のことを言ったら、何故か黒磯さんは全面的に協力するという流れになった。
「エッ?勉強とか嫌なんだけど?」
「……オイ。」
だけど、山田さんはハッキリと勉強は嫌だと言っていた。……山田さん、伊地知さんが睨んでるわよ?
「というわけですので、リョウさんとぼっちさんをお借りしますわね。」
「どうぞどうぞ、リョウをよろしくお願いしまーす。」
「虹夏ぁっ!!?」
そのために、あいちゃんが山田さんと後藤さんを勉学スペースに連れて行くと言うと、伊地知さんが「リョウをよろしくお願いします。」と言っていたことに山田さんが驚いていた。……伊地知さん、怒ってない?
「ハイ!あいにお任せください!!」
「ありがとねー!リョウのお父さんとお母さんからは許可貰ってるから、安心してスパルタ式でやっても良いよー!」
「ついでに、ぼっちちゃんもよしなが先生の電話を使って許可を貰ったゾー。」
「ヴェッ!!?」
「分かりましたわ。……黒磯。」
「ハイ、お嬢様。」
こうして、山田さんと後藤さんは黒磯さんに「あぁぁぁぁぁ……。」と言いながら、連行されているようだった。……ま、まあ、親御さんの許可を貰っているなら……良いの…かしら?
「それでは、失礼いたします。」
そうして、あいちゃんは黒磯さんが後藤さんと山田さんを連れて勉学スペースへと向かうために、私と石坂さんの家から退室していった。……何だか、今日は騒がしかったわね。
「あのー…きょ、今日はありがとうございます。……よしなが先生。」
「あっ、いや、大丈夫よ。」
そんなふうに、今日は騒がしかったことを思い返していたら、伊地知さんが感謝の言葉を述べてくれた。……ああ、何だか天使みたいな娘ね。
「お詫びとして何ですけど、このチケットをどうぞー…。」
それだけでなく、私にお詫びとして何かのチケットをくれた。……結束バンドのチケット。………結束バンド……ああ、なるほど、しんちゃんが言ってた"結束パンツ"って、この結束バンドのことだったのね。良かった、変な団体じゃなくて。ただのバンドをする娘達なのね。
「ああ、なるほどね。……結束パンツじゃなくて、結束バンドのことね。みんな一緒の履き物を着ている変な集団かと思ってたから、ほっとしたわ。」
「しんのすけぇ!結束バンドぉっ!!」
「おおっ!どうした虹夏ちゃん?」
結束パンツを聞いた伊地知さんは、直ぐにしんちゃんの言い間違いであると看破していた。
……ああ、いつも言ってるのね。じゃあ、ご家庭に問題が有るとかそんなことじゃないとすると、何で私と石坂さんの家で勉強したんだろうか?と思い、私は思い切って聞いてみることにした。
「と、ところで、伊地知さん?何で今日は私の家で勉強会することに決まったのかしら?」
すると、
「え?……えーっと、ぼっち……いや、ひとりちゃんやリョウの家だと勉強どころじゃないぐらい騒がしくなるんで、そのー…ご迷惑でしたかね?(私達が来たことでお祝いとかになってそれどころじゃなくなる……。)」
他の家だと騒がしくなるからと答えてくれた。え?それって、本当にご家庭に問題が有るってことぉっ!?
……それは結束パンツと違って、言い間違いでも何でも無かったってコト!!?
それを聞いた私は、
「……伊地知さん、何が遭っても、私は貴女たちを応援するからね!?」
「え?あ、ハイ……?(よしなが先生って何かバンドとかの夢を追いかけてた時期が有ったとかかな?)」
何が有っても、結束バンド、もとい、この娘たちを応援することを心に誓った。……何故か、伊地知さんが妙に困惑していたけど。
こうして、私、あいお嬢様のSPである黒磯は、あいお嬢様の私に対する脅は……もとい、あいお嬢様の御命令により中間テストがヤバイ後藤様と山田様のお手伝いをすることになったのですが、
「――――アルファチームは上空のヘリで監視しブラボーチームの進路の上空支援。ブラボーチームはこの二名のHVT(※最重要目標のこと。)の確保。そして、チャーリーチームは虹夏様とふたり様という内通者の協力の下、二名のHVTの親御さんへの情報工作を頼む。……質問は?」
後藤様と山田様を安全にお送りするため、こうして他のSP達と共に作戦会議をすることになりました。
「HVTの……後藤様と山田様は、あいお嬢様に危害を加える危険性は無いのか?」
「その点は我が酢乙女家の情報班が調べたが、山田様のご両親は病院を経営し、観光地に別荘も持っていることが確認され、後藤様も極度の恥ずかしがり屋で人見知り、且つ対人恐怖症の気も有るため、あいお嬢様に危害を加えるということは無いと考えて良いと情報班は我々に報告している。……よって、出自や思想面だけでなく、生い立ちからして、この二名のHVTには何も問題無い。」
あと、後藤様と山田様の二名のことをHVTと呼んでいるのは雰囲気だ。
……私が、色んな作品に出てる立木文◯に似てるから仕方ないですねぇっ!!(※黒磯、歓喜の声。)
「その、チャーリーチームに協力する虹夏様とふたり様という内通者は信用できるのか?」
「虹夏様は山田様が非常に個人的な理由で逃亡をしたという経緯が有るため、虹夏様は山田様の勉学に非常に協力的だ。それと、今回あいお嬢様がこのHVTの中間テストの補習阻止のために勉学を依頼したのは、ふたり様のため、この協力者は信頼して良い。」
それと、虹夏様とふたり様という情報提供者を我々は確保していますので、山田様と後藤様の帰宅時間や外出先は何時でも把握可能な状況にいます。
「……一つ良いか、あいお嬢様はフェンシング、ピアノといった沢山の習い事が有るのだから、そのような時間は無いのは分かっていただろう?……あいお嬢様をお止め出来なかったのか?」
すると、私以外の他のSPの一人が、あいお嬢様にはフェンシング、ピアノといった沢山の習い事に費やす時間が必要なのだから、後藤様と山田様にかまけてる時間は無いのだから、あいお嬢様の身辺警護を常に行う私があいお嬢様を止めるべきではなかったのか?と提言していた。
……確かに、そうだが。……それをすると、私が奥方様のブロンズ像を壊したことがバレてしまう。
それを阻止せねばならない私は、周囲のSP達を納得させるために咄嗟に方便を述べることにした。
「確かに、お止めするべきだったかもしれない。……だが!他人に勉学を教えることで勉学を深く理解するだけでなく、年上相手にも臆することなく会話することは、酢乙女家のご令嬢であるあいお嬢様にとって、今後必要となられることだ。……それは、あいお嬢様のご成長のためになるということなのだ!!」
あいお嬢様は勉学が出来るだけでなく、年上相手に臆することなく話せることは酢乙女家のご令嬢であるあいお嬢様の今後の人生に必要な能力であり、その成長のためになると言うと、他のSP達も「おおっ!」や「なるほど!」と言って納得してくれているようだった。
……まあ、咄嗟の方便ですが、経済産業省が『社会人基礎力』とか言って『前に踏み出す力』、『考え抜く力』、『チームで働く力』の3つの能力から派生された12の能力要素も含めて構成されている物が"職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力"として、2006年辺りに提唱していますから、
そう考えると、他人に勉学を教えることで考える力を育む勉学だけでなく、会話することで協調性を得られるコミュニケーション能力といったことが、あいお嬢様の今後の人生に必要というのは全くの嘘ではないでしょう!…………多分。
「よって、我々の任務は、山田様と後藤様の二人を勉学させ、中間テストの補習を阻止するべく行動するお嬢様の手助けをするのだ。」
……こうして、私こと黒磯と我々SPは、
「山田様、あいお嬢様のご命令でお向かいに上がりました。」
「えー…勉強したくないんだ「ロイヤルチョコビといったお菓子をご用意しております。」……行きます。」
(……コイツぅッ!)
山田様はいつも空腹なのでお菓子等の食べ物で釣ったり、(……このとき、何故か虹夏様が何故か山田様を睨んでいましたが。)
「後藤様、お迎えに上がりました。」
「ヴェッ!!?……い、いや、あの「お迎えに上がりました。」………アッハイ。」
後藤様には、人に言われると断れない性格であることを利用して圧で押したりして、
山田様と後藤様を確保することができたのですが、
「本日はようこそいらっしゃいました。リョウさんとぼっちさん。今後は我が酢乙女が誇る教師陣と参考書等が有る此処で中間テストを乗り切りましょう。」
「えー…、それよりもお腹が空いたままだと頭に入らないから、早くお菓子とか食べたい。」
(リョウさんってマイペースだなぁ……。)
山田様は勉学に乗り気ではないようで、あいお嬢様にお菓子を請求していました。……その山田様の行動を後藤様は咎めることなく、ジッと見ているだけでしたが。
「ええ、分かっていますわ。……これをどうぞ。」
「……え?」
山田様にお菓子を要求されたお嬢様は、山田様に山盛りの煮干しを置きました。
「それと、この頭の働きが良くなる煮干しを食べながら問題集を解いてください。」
「やだ。」
そうして、あいお嬢様は、山田様に頭の働きが良くなる煮干しを食べながら問題集を解くようにと言うと、山田様は「やだ。」とあからさまに不服そうな顔をして言いました。
(即答っ!!?)
その山田様の行動を見ていた後藤様は、驚いていましたが。
「……そうですか、ところでリョウさんって、マイナーな曲をお弾きになって会場をお通夜にしたそうですね?」
「?」
「その時の映像が、偶々私の所に手に入ったのですが……問題集が解けなかった場合は、色々な方にこの映像を見せてしまうかもしれません。」
「グッ!グフゥッ!!」(※水〇朔の汚い声)
山田様に「やだ。」と言われたお嬢様は、山田様が会場をお通夜にした時の映像をネタに脅迫していました。……それだけでなく、
「それと、初ライブの際に少し恥じらったお顔の映像と演奏をミスして不機嫌になった時の写真。……ああ、後はMCでスベった時の物も有りますが……リョウさんは何をすべきかお分かりですよね?」
「全力で問題集を解かせて頂きますっ!!」
あいお嬢様は、山田様の過去の映像や写真をネタに山田様を更に脅迫すると、山田様は問題集を解くことに前向きになりました。……我々もその映像と写真を手に入れるのは苦労しましたよ。
(リョウさんって、しんちゃんみたいにマイペースだけど……、会場をお通夜にしたことを夢で偶に見たりするぐらい繊細だから、そこはしんちゃんと違うよね。……しんちゃんだったら、最後まで笑ってそうだし。)
そして、山田様とお嬢様のやり取りを見ていた後藤様は、何故かほっこりした顔で山田様とお嬢様を見ていました。……意外と後藤様はサディストなのだろうか?
……数時間後、問題集を解いた後藤様と山田様の結果を見たお嬢様は、
(……うっ!こ、これは、なかなか難しいですわね。)
余りにも酷い結果に難色を示しましたが、
(……ですが、ぼっちさんはテスト勉強をしていらっしゃいますから、ちゃんと解いている部分もありますし、リョウさんも今まで一夜漬けでこなしただけあって要所要所で地頭の良さを感じられます。)
それと同時に悪い部分と良い部分も見えたため、何処を改善すれば良いのか分かったのか、
「……これは、仕込みがいがありますねぇ。……黒磯。この二人の問題集を先生方に送って、この二人に合ったテスト対策の方針を決めて頂戴。」(・∀・)ニヤニヤ
「ハッ!」
あいお嬢様は、山田様と後藤様が必死で解いた問題集を酢乙女家が誇る教師陣に送付し、それらを見てから山田様と後藤様のテスト対策をどのようにするかを決めて欲しいと私に命じました。
「……リョウさん、ぼっちさん。明日も此処でテスト勉強を致しましょう。」
「ハイイィッ!!?」「………アッハイ。」
「酢乙女家の名にかけて、リョウさんとぼっちさんに文化祭ライブの邪魔となる補習を受けさせる様な事態には致しませんわ。……感謝なさい。」
「………アッハイ。(会場をお通夜にした時の私の映像を持ってたら逆らえない!!)」
……こうして、あいお嬢様を恐れた山田様は、どうにか、あいお嬢様主催のテスト勉強から逃れようとしましたが、
「お腹空いた……チョコビ!!?」
ある時は、チョコビで釣って車の中に押し込めて、テスト勉強の場へと連行したり、
「リョウを連れて来ましたー!!」
「ンーッ!!ンンーッ!!!!」
「お疲れさまです。虹夏様。」
また、ある時は、虹夏様がロープでぐるぐる巻きにして猿轡を噛ませられた山田様を我々の下に送ってくれたりして、逃げる山田様をあいお嬢様と我々SPは何度も捕らえ続けた結果、山田様は何時しか反抗する意思が削がれ、従順な羊となりました……。
あっ、後藤様は、
(……逃げる勇気や断る勇気があるなら、コミュ障してない。)
といった理由も有って普通に来てくれました。
そんなこんなもありまして、山田様はテスト当日になりました。
「……リョウ、本当に大丈夫?」
「問題無い。……今日は本当にテスト勉強してきたから。」
虹夏様に大丈夫か尋ねられた山田様は「問題無い。」と言って、虹夏様に返していたようです。
「う、うん、分かった。」
その言葉を聞いた虹夏様は、山田様の何処か変わった雰囲気に驚きながらも、それ以上は追及することはなく、自分の席に戻ったようです。
「…………。」
その虹夏様の姿を横目で見た山田様は、物思いに耽っていました。
『リョウはこのままだと留年しちゃうんだよ!一緒に進級したくないの!?私とリョウの仲ってその程度だったの!!?』
虹夏様に一緒に進級したいことを告げられたことを思い出したのか、
『あ…わかりました。ちょっと考えてみます………。』
それとも、本当は文化祭ライブに出たいのに一歩踏み出す勇気が出ない後藤様のことを思い出したのか、
理由は分かりかねますが、
『あ、あの!……私、頑張ります!……次は絶対、良い歌詞を書いてきます!』
これまでの結束バンドのことを、
『そういえば、郁代。』
『!』
『今日のライブ、ギター初めて3ヶ月かそこらでよく頑張った。』
自分なんかに憧れ、成長して行った人達のことを、
『暇ならベースやって!』
『何で?』
『だって、あたしリョウのベース好きだし!』
そして、自分を求めてくれる人が結束バンドに在ることを思い出した山田様は、
(煮干しを無理矢理食わされたり、問題集を解けと脅されたりしたけど、……それでも、今までお金とか借りて迷惑を掛けまくった私なんかに……期待している人達が居る。)
それだけでなく、
『酢乙女家の名に懸けて、リョウさんとぼっちさんに文化祭ライブの邪魔となる補習を受けさせる様な事態には致しませんわ。……感謝なさい。』
これまでのお嬢様と、
『……伊地知さん、何が遭っても、私は貴女たちを応援するからね!?』
虹夏様から、よしなが先生も結束バンドを応援していると聞いた山田様は、
(……だったら、その人達の期待に全力で応えたい!!)
全力で手に持ったペンを中間テストの解答用紙に書き殴るように走らせていきました――――。
――――何故、それを知ってるのですかって?
それは、あいお嬢様と我々SPが結束バンドを使って山田様を勉学に励むように誘導したからです。……悪質な洗脳と言わないでください――――。
――――その結果、
「……――――!!」
山田様は、悔しがっていました。……あれだけ、よしなが先生やあいお嬢様、結束バンドの皆から期待され、挑んだ中間テストの結果が、
(……本気を出した。……本気を出したのに!学年上位に行けなかったっ!!)
自分が望んだ結果では無かったことに。
その悔やんだ姿を虹夏様に見せたくなかったため、山田様は女子トイレの中で一人、慟哭していました。
「よしなが先生や虹夏達に助けてもらったのに……何やってるんだろ。」
しかし、その慟哭を聞いていた者が一人居ました。
「……本気で言ってますの?」
それは、
「あい……!いや、此処、高校の女子トイ「そんなの関係ありませんわ。」
ふたば幼稚園に通う、5歳児の酢乙女あいお嬢様でした……。
「……悔しくないのかしら?こんな結果で?」
しかし、お嬢様は山田様に更に問い詰めます。……こんな結果で悔しくないのか?と。
「……悔しいに決まってる。……よしなが先生やあいちゃん。しんちゃんや虹夏達に迷惑掛けたのに、学年上位に入れなかったことに。……でも!課題が見えたから、対処は出来る!……次は虹夏達のために学年上位に入ってやる……!」
あいお嬢様に悔しくないのか?と問われた山田様は素直に悔しいと答えていた。……そして、次は進学校である下高の学年上位に入ると、あいお嬢様に啖呵を切っていました。
「……そう。私、しん様以外はその辺に生えてる雑草ぐらいにしか見えなかったけど、貴女のことは雑草から人間ぐらいには思えるようになれましたわ。」
「……え?ひどくない?」
その山田様の啖呵を聞いたあいお嬢様は、山田様のことを雑草から人間ぐらいには思えるようになったと答えると、山田様は「え?ひどくない?」と返していました。
……それは、ごもっともです。
「なので、次からは手加減抜きでやりますので。覚悟なさい!」
「……え?……ハイッ!!」
こうして、あいお嬢様は山田様を次からは手加減抜きでテスト勉強をすると返していました。
……拉致や脅迫とかやってましたけど、アレで手加減なのですか?あいお嬢様?
――――そうして、後藤様と山田様は中間テストを終えましたが、あいお嬢様、忘れていませんか?
「……私、バンド辞める!……よしなが先生や虹夏達のために東大受験するから、ベースなんかやってる場合じゃない!」
「コレでリョウさんは、テスト勉強を怠らなくなりましたが如何でしょうか?」
山田様のテスト勉強の目的は、文化祭ライブ出演のために補習を受けるのを阻止するためだったことを。
「元に戻せっ!!!!」
そして、ドラゴ◯桜みたいな話ではなく、ロックを題材にした物語であることを。
……あと、
「努力する先輩!ステキです!!」
喜多様は山田様のその姿に惚れ惚れとしていたそうです……。
私がゲームの ARMA3 か OPERATION FLASHPOINT:RED RIVER の影響なのかは知らないけど、
アルファチーム……襲撃部隊の指揮・管制支援
ブラボーチーム……襲撃部隊
チャーリー以降のチーム……他のHVTへの襲撃部隊、もしくは情報偽装工作・撤退支援
にしがち問題。
……大魔法峠のアニメ監督でもあり、クレしん映画の監督でもあった水〇努監督なら、分かってくれるよねぇ?(シセロ感)
最後に、黒鷹商業組合さん、高評価ありがとうございます。