50話を投稿させて頂きます。
此処のふたりちゃんより、
ぼざろ原作に現れたという風の噂で聞いた 後藤さんにん がつよすぎる。
こうして、私こと後藤ひとりは、虹夏ちゃん達に見つかったこと、しんちゃん達が私の高校を見て回りたいと言っていたのと、私の天敵となったトンビが何故か校外で徘徊しているので、私は虹夏ちゃんとしんちゃん達のためとトンビから逃げるために校内に居た。
「おっ!あっ、見て見て!」
そんなことを考えていると、虹夏ちゃんが何かに気付いたようだった。
「ほら、ここ!私達の名前載ってる~!」
それは、秀華祭の文化祭ライブのバンド演奏者が記されている一覧表に私達"結束バンド"が載っていることだったけど、
「え?どこ?」
「ホラ、これだよ。ここに"結束バンド"って書かれてるでしょ?」
しんちゃんは「え?どこ?」と言っていたから、虹夏ちゃんはしんちゃんが五歳児なのもあって文字が読めないのだろうと思って"結束バンド"が書かれている欄を指を指して、何処に書かれているのかを分かり易くしたんだけど、
「え?"結束パンツ"じゃなかったっけ?」
「……しんちゃん、"結束バンド"だよ?……文化祭ライブでそれ言わないでね?」
「ほ、ほ~い……。」
しんちゃんは未だに私達のバンド名を"結束バンド"ではなく"結束パンツ"と勘違いしているようだったため、虹夏ちゃんは"結束バンド"と訂正していただけでなく、文化祭ライブで"結束パンツ"と呼ばないように注意していた。……みさえさんにも負けない迫力と凄い鬼の形相をして。
無論、私も"結束パンツ"と呼ばれたくないっ!!
「……今から緊張してたら無駄に疲れる。」
「あっ!ですよね。今日は純粋に文化祭を楽しみましょう!先輩!」
「あっ!そうだね~!!」
それだけでなく、リョウさんの一言に喜多さんは何かを察したのか、虹夏ちゃんに話を振ると虹夏ちゃんもそれに同意していた。……な、何だろう?
「ねっ?後藤さん!」
それだけでなく、喜多さんは私にも文化祭を純粋に楽しもうと言ってくれたけど、喜多さんと違って、こういう学校行事楽しかった記憶が一度もない……ため、私は力無く、
「……あっ……うっ……。」
と答えるしかなかった……。
こうして、私こと伊地知虹夏はぼっちちゃんをメイド喫茶に無事連れ戻すべく、今は文化祭を純粋に楽しむことにしていた………んだけど、
「実はここ気になっててね~。ちょっと寄り道したいな~って!」
実は秀華祭のしおりに載ってたこの【幽霊病棟】というお化け屋敷に行きたいと思っていたので、私は皆に入っていいか聞いてみた。……ホントは私ってホラーといった怖いの苦手なんだけどねー…。
「私も行きたいです!評判良いらしいですよ?」
すると、喜多ちゃんがこのお化け屋敷は評判が良いと教えてくれた。……喜多ちゃんの友達が教えてくれたのかな?それだと、かなり期待できそうだね~…。
「ふ、フン!お化けなんて居る訳ナイサッ!」
それを聞いた風間くんは、お化けなんて居ないと膝を震えさせながら言っていた。……分かりやすい。
「ま、まあ、全員で行けないから二組に分かれて行こっか?」
とはいえ、4人+6人=10人全員で行くのは狭いので二組に分かれることにした。
そのため、私とぼっちちゃん、風間くんとしんちゃんと……ふたりちゃんの五人で喜多ちゃんとリョウの組の後に行くことになった。
「「「わ~っ!」」」
おおっ!喜多ちゃんだけでなくマサオくんとネネちゃんも怖がっているねぇ~…。これは、喜多ちゃんが言っていた通り期待できるねぇ~!
「五名入りまーす!」
「よ、ヨシ!じゃあ、行こうか!!」
すると、私達の番が回ってきたことを受付の人が教えてくれたので、風間くんの「よ、ヨシ!じゃあ、行こうか!!」という言葉通りに行こうとしたけど、
「それじゃあよろしくリーダー!」
「それじゃあお願いリーダー!」
「……え?」
しんちゃんとふたりちゃんが風間くんのことを「リーダー」と言って前に行かせようとしていた。……君達、分かっててやってるでしょ?
でも、リーダーと呼ばれた風間くんは、
「しょ、しょうがないな!君達は!僕が前に出るよっ!!」
「流石リーダー!」
「よっ!エリートリーダー!」
「は、はははははよしてくれぇ!!」
若干涙目になりながらも一番前に出ると言って、更に涙目と震え声になりながらも強気なことを言っていた。……君達、分かっててやってるでしょ?
そのため私は、
「あ、あの~風間くん?私が前に行くけど?」
「だ、だダダダダイジョウブですよ!!ゆ、ゆゆゆうれいなんて居ないですしぃっ!!」
風間くんに代わろうか?と言うけど、リーダーと言われたせいか、頑なに拒否されてしまった。……まあ、私もホラー苦手なんだけどさぁ。
まあ、そんなことがあって、風間くん、私、しんちゃんとふたりちゃん、ぼっちちゃんの順で幽霊屋敷を進むことになったんだけど。
「け、けっこう雰囲気あるねぇ~…。」
「こ、怖いと思うから怖いんですヨ……こ、コワクナイ……コワクナイ……。」
幽霊屋敷の中は赤い照明で雰囲気を出しているせいもあって、かなり迫力が有った。
そんな感想を漏らす私に、風間くんは怖いと思わなければ怖くないと言うけど、明らかに震え声だった。……ウ~ム、ぼっちちゃんは……幽霊とか苦手そうだし、ここは私が何とかしないと……。
いや、私もホラー苦手だけどさぁ……流石にぼっちちゃんや子供達を前にするわけにもいかないし。
「耳フー♡」
とか考えていたら、急にしんちゃんが風間くんの耳に息を吹きかけていた。
「うわあああああぁあああァあああぁアア!!?!?!」
「うぉっ!?」
「あっ、風間くん!?」
すると、風間くんは怖がっていたせいもあって、大声を上げながら、騒いで走り回っていた。
それを見たぼっちちゃんは驚いていたけど、しんちゃんは、
「風間くんあんなにはしゃいで、無邪気だなー。」
無邪気だなぁ…と言っていた。……あのねぇ?君が息を吹きかけたから驚いてああなったんだよ?
そう言おうと思ったら、
「あああああぁあああァあああぁアア!!?!?!」
風間くんが叫びながらこっちに帰ってきた。……そのため、私は引き止めようとしたけど、
「だ、大丈夫。エ、ウェヘヘ……。」
母っちちゃんが、風間くんを落ち着かせるために笑いながら、引き止めてくれていた。
それに気付いた風間くんは、顔を赤らめながら黙って俯くしかなかった。
「風間くん、楽しかった?」
「楽しいワケないだろぉっ!?というか、人の耳に息を吹きかけるなよっ!?」
そうして、大声を上げながら騒いで走り回っていた風間くんを見ていたしんちゃんは、風間くんに「楽しかった?」と聞いていた。
……いや、どう見ても怖がってたし、現に楽しいワケないって言ってるし。
「んもぉ~~♡風間くんが緊張しているから、解そうと思ったのにぃ~~♡」
「他にやりようあっただろうがあああああああ!!」
人の耳に吹きかけるなと至極真っ当なことを言われたしんちゃんは、クネクネしながら緊張を解そうとしていたと答えると、風間くんは他にやりようがあったと、これまた至極当然なことを言っていた……。
「……風間くん!」
「な、何だよ?」
けど、急にしんちゃんが大きな声で「風間くん!」と呼んだことで、風間くんは驚いて何事かとしんちゃんに尋ねていた。
「そろそろ出発していい?」
「……おまえなぁ。」(# ゚Д゚)
風間くんに何事かと尋ねられたしんちゃんは、そろそろ出発したいと他人事のように言っていたので、風間くんは怒っていた。……うん、大丈夫、風間くん。
「おどれが変なことしたからとちゃうんかあぁ!?オラオラオラァッ!!」
「アヒィィィイ!?虹夏ちゃんがオラのかーちゃんに似てきたゾオオォォォォッ!!?」
みさえさんにおバカなことをしたしんちゃんのことを任された私が叱っとくから、……みさえさん直伝のグリグリ攻撃で。
「「ヒェッ……!」」
そのせいで、ぼっちちゃんとふたりちゃんが怖がっていた。
「……?何か寒気が???」
「?どうしたんですか?リョウ先輩?」
何故か分からないけど、私こと山田リョウは、この時お化け屋敷から出たにも関わらず背中に寒気が走っていた。
……そんなこともあって、私こと後藤ひとりは虹夏ちゃんとしんちゃん達と一緒に【幽霊病棟】というお化け屋敷を進んでいた。
(フフフフ……医療ミスで死んだ患者が血まみれの怨霊となってこの幽霊病棟に徘徊するという設定のお化けになった私が、たっぷり怖がらせますよ~。……今だ!!)
そうして、ある程度進んだら、
「このうらみはらさね˝か˝~…。」
と、うめき声みたいなのが聴こえたから、何事かと振り向くと、
「ヒィイィイイイイイイイ!!?(目の前にメイド服を着たお化けがぁっ!!?)」
ロッカーだけしかなかった。……な、何だったんだろう?
「……今、悲鳴が聞こえなかった!?」
「おっ?そういえば悲鳴が聴こえたゾ。」
すると、私の空耳ではなかったのか、虹夏ちゃんとしんちゃんも悲鳴が聞こえたと言っていた。
「え、えーっと…な、何か聞こえましたけど、よ、よく分からない……ですね。」
でも、私も確かに見た訳ではないから、曖昧なことしか言えなかった。
「……というより、ぼっちちゃんって幽霊とか怖くないの?」
「あっ、人の驚いている声に釣られたりしますけど、ゆっ、幽霊の存在は別に……。」
「そーなのっ!!?」
お化け屋敷で悲鳴が聞こえたのに私の反応が薄かったせいか、虹夏ちゃんが幽霊とか怖くないのかと私に聞いてくれた。
そのため、私は人の驚いた声の方に釣られるけど、幽霊はそんなに怖くないと答えると、虹夏ちゃんは驚いていた。
だ、だって、幽霊って暗い所でギター演奏する私みたいに暗闇とかに居たり、私みたいに「……あっ……あっ、」とうめき声みたいな声しか発せない時があるし、幽霊さんはポルターガイストという音で私はギターといった音でしか自分の存在を主張できないところが自分と重なるから、親近感が湧くというか……。
まあ、そんなこともあったけど、
「ワ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ゛!゛!゛!゛」
「わ「うわあああああぁあああァあああぁアア!!?!?!」……。」
頭に注射器を刺したナースの姿をしたお化けに扮した人が驚かせに来たから、虹夏ちゃんは驚きそうになったけど、風間くんが大きな声でそれを遮ったから、虹夏ちゃんは驚くことが出来ず、何とも言えない表情で風間くんを見ていた……んだけど、
「ウワワアアアアアアッ!?」
「「「うわあっ!!?」」」
急にナースのお化けさんが幽霊っぽくない可愛らしい声で驚いたことに私と虹夏ちゃん、それに風間くんも驚き、何事かと見ると、
「……何?」
「肝だめし~。」
しんちゃんがナースのお化けさんの腰に「肝だめし~。」と言って、抱きついていた……いや、私達は肝だめしされる側なんだけど。
「……もしかして、怖かった?」
「誰がアヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」
「まーまー、そんなに怒らないで~。」
私がそんなことを考えていると、ナースのお化けさんが高笑いをしだしたので、何事かと見るとしんちゃんがナースのお化けさんにコチョコチョしていた。
……それを見た虹夏ちゃんは、しんちゃんをナースのお化けさんから引き剥がすと、
げんこつ
……していた。
「……本当にすいません。ホントーにすいません。」
「あ、いえ、大丈夫です……お気になさらず。」
そして、虹夏ちゃんはナースのお化けさんに必死で謝っていた。
「……か、かあちゃん並みに痛かった……ゾ。」
そして、しんちゃんは虹夏ちゃんの げんこつ にみさえさんを思い出していたようだった……。
……そんなこともあって、ゴールの近くに泣いている市松人形が有ったので、この人形が最後の恐怖ポイントだと、私こと伊地知虹夏は分かっているんだけど、
「うっ……うっ……うっ……。」
……何と言うか……ナース姿のお化けに扮した人と話したせいで、怖く感じないんだよなぁ……どうしよう。とか、そんなことを考えていたら、
「……フフフ…………ここを通す訳にいかないわ。」
市松人形が、その、まるで生きているかのように立ち上がる精巧な動きに感動しつつも、ここを通す訳にいかないと、まるで生きているかのように流暢に喋るから、まるで本当の呪いの市松人形ではないかと私は思えた。
「おおっ!結構怖そうだね~。」
私はいろんなトラブルが遭って怖くなくなってきたこのお化け屋敷で本当に怖そうな物を出してきたことに感動していた。
……いや、このお化け屋敷が悪いっていうワケじゃないんだけど、何と言うか……風間くんの怖がっている姿とかナースのお化けに扮している人と話してみたら凄く親切な人だったから……多少はね?
そんなことを私が考えていると、
「な、何でも無いさ!ヘーキヘーキ。」
風間くんが怖そうと言った私に気遣ってそう言ってくれた。
そんなことを考えていると、
「……おしっこ行きた~い♡」
「!!」
しんちゃんが、早く進みたいからか風間くんに『おしっこ行きたい』と耳打ちすると、
「ギャあああああぁあああァあああぁアア!!?!?!」
市松人形の元へと一直線に走って行った。
「えっ!?ちょっ?きゃあ!?」
そのため、風間くんは市松人形を蹴飛ばしたことに気付くことなくゴールへと一直線に走って行った。……蹴飛ばされた市松人形はおしりが丸見えになっていたけど。
「あ~ん♡風間くん待って~♡」
「!私も行く!!」
「え?いや、ちょっと危ないよっ!?」
「ヹ!?ちょ…みんな待って!?」
そのため、しんちゃんは風間くんを追うために走って行くから、ふたりちゃんもしんちゃんの後を追って走って行った。そのため、私とぼっちちゃんも元気な五歳児達が転ぶと危ないから、五歳児達の後を追った。……すると、
「おつかれさまでした~♡」
ゴールの抜けた先には、お化け屋敷の受付の人が居て、しんちゃん達が転ばないようになのか、抱きとめてくれていたようだった。……それを見た私は、ホッとしていた。いや、良かった~ケガとかしてなくて。
「あっ!ありがとうございます!!……あっ、あの~…すいません。最後に有った市松人形を子供達が蹴飛ばしちゃって……そ、それで、市松人形が壊れてたら、本当にごめんなさい!!!」
そのため、私はしんちゃん達を抱きとめてくれた受付の人にしんちゃん達を抱きとめてくれたことに感謝の意を述べると同時に、風間くんが誤って蹴飛ばしてしまった市松人形を壊したかもしれないことについて謝ろうとしたら、
「え?……市松人形なんか置いてた?」
「う~ん?そんなの無かったような?」
「……え?……え?」
市松人形なんか置いてないという答えが返ってきた……。じゃあ、アレは、本当の?
「……お化け屋敷か、大して怖くなかったな~……アハハハハハハ!!(´;ω;`)」
と、そんなことを考えていたら、恐怖から復活した風間くんは虚勢を張っているようだった。……それを見た私は、風間くんに本物の幽霊が宿った市松人形を蹴ったことについては黙っておこうと心に決めた。
「ねえ……風間くん。」
「え?何?ふたりちゃん?」
それと、色々遭ったせいか、私も気付かなかったけど、風間くんは最後にふたりちゃんに、
「……ねえ?何で風間くんには耳に息吹きかけるのかな?何で?どうして?ねえ?何で?美少女の私じゃなくて風間くんなの?」
「えっ?……いや。(自分で美少女とか言ってる……。)」
「ねえ?それってズルくない?何で?どうして?何でなの?目の前に美少女が居るのにどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして?……というか、浮気だよね?コレ?」
「い、いやぁ~……付き合ってないから、まだ、浮気じゃない「う゛わ゛き゛た゛よ゛っ゛。…… 私とあいちゃんに対しての。……ところで、何で目を逸らすの風間くん?」
(目の前に言ってる意味がよく分からないサイコホラーが居るっ!た、助けてくれぇ!しんのすけっ!!)
質問責めされ、幽霊よりも怖い恐怖体験を実感したようだった。
「……あっ!で、でも、しんのすけが耳に息吹きかけるのは僕といった親友と思ってくれる男ぐらいで女の子には一度もしていないってだけじゃなくって好意を抱いているななこお姉さんとかにもしていないんだよね!!」
「……つまりどういうこと?」
「だ、だから、ふたりちゃんのことを女の子だとちゃんと理解しているかそれぐらい大事な子だと思っているってことだから耳に息を吹きかけたりしないんじゃないかな?……多分。」
だけど、風間くんは必死にこの状況を打破すべく、しんちゃんは女の子や好意を抱いている人には耳を吹きかけることはしないとふたりちゃんに早口気味で捲し立てるように話すと、
「……だよねぇ~♡風間くんわかってるぅ~♡」
(の、乗り切ったぁ~!ふたりちゃんがチョロ過ぎて助かったぁ~!!!!)
ふたりちゃんは納得したのか、満面の笑顔で風間くんにそう言ったらしい。
……ふたりちゃん。そんなんだから、最近負けヒロイン感が強いんじゃあ?
幽霊屋敷で虹夏ちゃんが聖水を漏らす展開を考えたけど、流石に校内で漏らすのは酷いなと思い、原作4巻で虹夏ちゃんが肝試しで怖がってたのを思い出したので、その際に虹夏ちゃんが聖水を漏らす展開にしようかどうか考えてます。……流石に原作者様に怒られそうな気がした。
……いや、だって、女子が恐がって聖水漏らすのは私の性癖に刺さるからやりたい欲望が有るというのは否定しないけど、原作者様ならこの難儀な性癖を理解してくれますよね?
虹夏「(# ゚Д゚)」
最後に、サトラレさん、桐藤さん、桶の桃ジュースさん、高評価ありがとうございます!