53話を投稿させて頂きます。
Q:世紀末不良ってそんなメルヘンな性格なんですか?
A:不良やヤクザっぽい人が本当は真人間とかメルヘン趣味とかが有るといった"カスカベ時空"の影響なのでしょう。
……カスカベ時空で全部説明出来るの強すぎない?気のせい?
(……そ……そんな………。)
こうして、私こと後藤ひとりは組長先生……もとい、園長先生に世紀末風貌のする不良二人組から助けてもらったんだけど……。
(な……何で俺達がこんな目に遭うんだ?)
(……ただ……俺達は…………。)
なんというか……その二人組が園長先生のことをヤクザの組長とか勘違いしちゃったせいで、意気消沈しているからどうにか誤解を解かないといけないような気がする。……いや、だって、園長先生が可哀想だし……それに、
(……確かに、俺らと何処かで一緒に遊ばない?とか
(それに、男二人で行くのはキツイから、ママから貰った割引券も使いたくって誘っただけなのに……!!まあ、でも、よくよく考えたら勘違いされるようなことを言ってるオレ等も悪いよな。)
な、なんか、気のせいかもしんないけど、きっとあの二人は世紀末風貌で勘違いされがちだけど、きっとスイーツが好きなだけ……のような気がするのは気のせいかな?
((それなのに、何で……何で本職の組長が居るんだよおおおおおおおおお!!!!))
ど、どうしようかな?そう考えてると、
「あっ、な~んだ!ぼっちちゃんの妹ちゃんとしんちゃんが通ってる幼稚園の園長さんだったんだ!」
虹夏ちゃんが大きな声で組長……もとい、園長先生がしんちゃんやふたりが通っているふたば幼稚園の園長だということが分かったようだった。
……え?いつの間にか仲良くなってる!?
「すいません園長先生。私がもっと前に説明していれば……。」
「いえ、良いんですよななこさん。園児の先生をやってくれたななこさんが居てくれたからこそ誤解が解けたんですから……。」
あ、なんだそういうことか、
虹夏ちゃんが園長先生が本物の園長だと分かった理由は、園長先生が居るふたば幼稚園の先生をやったことが有るななこおねいさんが虹夏ちゃん達に説明したことが理由であると、ななこおねいさんと園長先生の会話から私は読み取れた。
……へえ、ななこおねいさんってふたば幼稚園の先生をやったこと有るんだ。……私は、しんちゃん達以外の子と話すと「うひぃっ!!?」と言って怖がってしまうから、とても無理だ。……ああ、ふたりの前の友達の"はるちゃん"や"まちちゃん"といった娘に幽霊扱いされたトラウマがぁっ!!
「ええ、しんのすけくん達に教えてもらって……それに、前のライブの時に台風で来れませんでしたからね。」
ま、まあ、それはともかく、園長先生は私達のライブに来れなかったことを悔やんでいたのか、それが理由でこのメイド喫茶に来てくれたみたいだった。……そ、そんなに気にしなくて良いのに……。
「それに最近、私は甘いスイーツにハマっていまして……それで、此処だとそういった物が食べられるとしんちゃんから聞きまして……。」
それだけでなく、園長先生はスイーツを食べるのが好きらしく、それもあって私達のメイド喫茶に来たらしい……けど、
「あっ、あ、す、すいません園長先生。……メイド喫茶はオムライスしかないです………。」
「あ、私は構いませんよ?僕はクリームソースのオムライスとかも好きなので」
「あっ、あ、いえ、メイド服で予算が消えて……全部名前が違うだけの全部中身一緒のオムライスです。」
「あ、あははは……そ、そうなんですか。」
すいません。オムライスしかなくて……。
でも、それを聞いた世紀末風貌の二人は、
((……え?組長じゃなくて園長先生で……俺らと一緒でスイーツ好きっ!!?じ、実は、……い、良い人ぉっ!!?))
凄く喜んでいた。………あっ、やっぱりスイーツ好きなんじゃあ?……あ、何となく、紅さそり隊の竜子さん達と同じ人達の様な気がしてきた。
「あっ、こっちです!」
そんなことを考えていたら、園長先生が誰かを呼んでいるようだった。……それは、新たなヤクザの組長だった。
「おおっ!大阪の組長!!ねえねえ今度こそピストル持ってきたー!?」
「……違いますよ。皆さん、私と同業の方です。」
で、でも、しんちゃんが大阪の組長と言ってたから、確実に知り合いだし悪い人じゃないんだろうけど……顔が広すぎない?しんちゃん?
((………あっ、違う。あんなにヤクザの組長と知り合いの人がただの良い人なワケが無いっ!!…………危うく、沈められるところだった!!))
そして、世紀末風貌の二人はしんちゃんの言う大阪の組長の人達を見るや俯いてた。
「そうそう、僕達こんな顔をしてるけど、本当は子供好きのやさしいおじさん達なんだからね?」
そして、大阪の組長の人達はそう言うとニタァ……と言った方がしっくりくる笑顔をしんちゃんや虹夏ちゃん達に向けていた。
「「「ヒェエエエエッ!!?」」」
それを見た虹夏ちゃんやななこおねいさんや喜多さんは驚愕の声を上げて、
「「「「「「ぼっちちゃん助けてーーー!!!!!!」」」」」」
しんちゃん達は私の後ろに隠れ、
「……ぼ、ぼぼぼぼぼっち、後ろに隠れさせて……。」
それだけでなく、リョウさんも私の後ろに隠れていた……。
「…………。」
そのため、しんちゃんや虹夏ちゃん達の反応を見た大阪の組長の人達は無言で涙を流していた……。
((……や、やべえ、甘いスイーツ好きに危うく騙されるところだった………!!))
そして、世紀末風貌の二人組は更に俯いていた……た、多分、大阪の組長はしんちゃんの言い間違いで、他の幼稚園の園長先生だと思うんだけど……ど、どうなんだろう?そんなこと考えていたら、
「ここに居やしたか、しんのすけコーチ!!」
強面でクマみたいな体格で顔にキズが付いてて、傍らにはグラサンに黒服の付き人というどう見てもそのスジの人達が付いているとしか思えないヤクザの親分としか思えない人がしんちゃんのことをしんのすけコー……えっ?いや、本物ぉっ!!?
「おっ!オラの犬かきの生徒だー!!」
そして、しんちゃんは強面の人を見るや"犬かきの生徒"と呼んでいた。
……し、しんちゃんの交友関係って広いなぁー…。(現実逃避)
「今日は呼んで頂きありがとうございやす。しんのすけコーチ。」
「うむ。それよりもちゃんと練習してる~?」
「ああ……ここんとこは少し忙しくて……。」
「も~ダメだな~~。」
そして、しんちゃんはヤクザの人と親しく話していたけど……いや、もしかしたら、組長先生……もとい、園長先生みたいに顔だけが怖い人かもしれないから、私は思い切ってしんちゃんにこの強面の人がどういう人か尋ねてみた。
「……ね、ねえ、しんちゃん?こ、この人とはどういう知り合い?」
「ん~とね~……一緒に温泉入った仲で~…そんで、犬かきを教えたの。……どうせ、ぼっちちゃんお客さん呼べないから、オラが友達を呼んどいたんだゾ。」
へえ、一緒に温泉入って、その縁で犬かきを教えたんだ……って、私がお客さん呼べないとか、しんちゃんそれは私に失れ…………いや、事実だから言い返せない。(´;ω;`)
「そういえば背中の落書きってまだ有る?」
「あっ、ハハハハ……まだ残ってやすよ?見ますか?」
「うん、見して見して~!!」
私がそう思ったとき、犬かきの生徒もとい強面の人は上半身だけ裸になると見事な龍の刺青を見せてくれ…………えっ?いや、園長先生みたいな人じゃなくて、ほ、本物おぉっ!!?
「しんのすけコーチのお知り合いの方で?」
「あっ、あ、あ、あ、ああハイ。」
「今日は部下と一緒にお世話になりやす。」
ど、どどどどどどどうしよう!?本物が来るなんて聞いてにゃいっ!!?!?!?!……こ、こういうときは、結束バンドの皆に、
「「「「…………。」」」」
みんな目を逸らしてるぅっ!?みんな逃げ足が速いっ!!?それに、
「「「「「…………。」」」」」
ふたりだけでなく、かすかべ防衛隊の皆も目を逸らしていた。……み、みんな逃げ足が速い!!?
……私がそんなことを考えていて、強面の人の対応をどうしようか悩んでいたら、
「まあ、しんちゃんのお知り合いの方なんですね?……でしたら、こちら相席になりますけど、よろしいでしょうか?」
「あっ!……こりゃどうも。」
ななこおねいさんが強面の人を完璧な対応で接客していた……す、すごい!!
「あ?え?……え?怖くないんですか?」
「え?……そりゃあ、しんちゃんの知り合いの人だったら、悪い人じゃないのは分かるから、大丈夫じゃない?」キタキターン
う、うおおおおおおおお!!?な、何という陽のオーラ!!喜多さん以上で直視できないっ!!!!
……けど、
「あっ、あの…な、何で園長先生と相席にしたんですか?」
「え?しんちゃんの知り合い同士だから、話が弾むと思ったんだけど……?」
ななこおねいさんって、かなり天然なのかもしれない。……このとき、私はそう思った。
現に、園長先生と強面のおじさんとグラサンに黒服の付き人という、どう考えてもVシネとかで出てくるヤクザと他のヤクザが会合しているとしか思えないものがメイド喫茶に有った……。
こうして、しんのすけコーチに犬かきを教えてもらっている生徒の一人であるワシは、しんのすけコーチから、しんのすけコーチのお知り合いがメイド喫茶をやっていて、そのお知り合いが接客が苦手でお客さんが来なくて困っているとのことなので、今日はサブと文太といった社員数名を連れて来たのですが、
…………何と言いやすか、目の前に怖そうな顔の人とご同席させて頂いたんですが、緊張して上手く喋れなくなって、黙りこくってばかりで失礼なことをしたか不安を抱いておりやす。
あ、ちなみにですが、ワシはよく強面の顔をしてるので親分さんとか呼ばれたり、ヤクザと間違えられますが、私はれっきとした小麦粉関係を取り扱わせてもらっている"会社の社長"をやらしてもらっていますので、ヤクザとは関係ありやせん。……そのため、
「社長、ウチは中小企業なんっすから、今は反社関係と関わりを持つのはマズイっすよ?」
「関わるただけでなく、諍いを起こしただけでも色々とうるさいんですから、諍いはアウトっすよ?」
「わ、わかっとるわい。」
見た目は黒服とサングラスを付けていて頬にキズが付いているからそのスジの人間と間違われることが多いウチの会社の社員であるサブと文太がワシに『反社関係と関わりを持つのは良くない』と意見してくれた。……そんなことは分かっとる。分かっとるが、
「ねえねえ、組長ー!ピストル持ってるー?見して見してー!!」
「……あのね?何度も言うけど僕達こんな顔をしてるけど、本当は子供好きのやさしいおじさん達なんだからね?」
分かっとるが、しんのすけコーチを見捨てるワケにもいかんだろ?
「あの~…皆さんはしんのすけコーチとはどういったご関係で?」
そのため、ワシは思い切ってヤクザの顔をした男に優しげな声で話しかけてみた。
「ああ、しんのすけくんは私の組の……「組っ!!?」
すると、しんのすけコーチが組長と呼んでいる男は「しんのすけくんは私の組の……」と言っていたので、ワシは思わず「組っ!!?」と大きな声で叫んでしまった。
(……やだなぁ、怖そうな人が相席になっちゃったから、緊張して変なこと言っちゃった……変な人とか思われてないかな?)
そうして、組長と呼ばれている男は俯いていた。
……こ、この男と話していて、しんのすけコーチは、だ、大丈夫なのだろうか?そう思っていたら、
「あ、いえ、私はしんのすけくんが通ってるふたば幼稚園の園長をやっています。……すいません。誤解を招くようなことを述べてしまって。」
組長と呼ばれている男は、どうやらしんのすけコーチが通っている幼稚園の園長先生……らしい。
本当か?自称園長先生の連れがどう見てもそのスジの組の親分にしか見えない顔つきと貫禄なんだが?
「あ、ああ、そうなんですかい……ところで、お連れさんの方は?」
そう思ったワシは、思い切って連れの方は誰なのかと聞いてみた。
「あ、いえいえ、前にしんのすけくんがお世話になってる後藤ひとりさんにライブに誘われたんですが、台風の影響でライブに来れなかったので……それで、私が後藤ひとりさんが居るメイド喫茶に行くという話を他の園長が聞いてくれて、それで興味を持ったらしく、今日来てくれたんです。」
「……最近、私達は園長先生と同じでスイーツにハマっていまして、それで園長先生の話を聞いてお呼ばれさせて頂いたんですが……どうも、何処で聞き間違えたか今日はオムライスしか無いみたいで。」
「ホント、うっかりさんですな~~。」
しんのすけコーチが「ホント、うっかりさんですな~~。」と言うと、園長先生達は笑って「ハハハハ」と言っていた。
……それを見て、ワシは園長先生達の話は本当なのだろうと思い始めていたら、
「……ところで、しんのすけくんの事をしんのすけコーチと呼んでいますけど、どんなご関係なのでしょうか?」
園長先生は、ワシがしんのすけコーチとはどういった関係なのかと尋ねて来ていた。
「ええ、しんのすけコーチには犬かきを教えてもらっているんですよ。……お恥ずかしい話ですが、ワシは泳ぎが余り得意じゃないんですよ。」
そのため、ワシはしんのすけコーチから犬かきの練習に付き合ってもらっていると正直に話した。すると、
「ああ!そういうことだったんですか。(……しんのすけくんのことですから、自分からコーチと呼ぶように言ったんでしょう。それに嫌がることなく、付き合ってくれるなんて、きっと子供好きな方なんでしょう。)」
園長先生はワシに好印象を抱いてくれたようだった。
……ヨシ!ここでワシが“小麦粉を取り扱っている”という真っ当な仕事をしている社長だと教えれば、ワシのことを理解してくれる。そう思ったワシは、
「それとなんですが……ワシは主に白い粉を扱っていて、その事業の統括をしておりやすが、不景気でなかなか思うようには……へへ。」
(し、白い粉ぁっ!!?!?!?!!?白い粉と言えば、おクスリとか注射とか……そういうのですよね?)
自分の仕事のことを話した。
……すると、園長先生は何故か青ざめた顔をしていた。……え?どうしたんだ?小麦アレルギーなのか?とワシがそう思っていると、
「あ、ああ、失礼。」
園長先生の携帯が鳴ったので、園長先生は電話に出ていた。……誰からの電話だ?
『あんたのジクソーパズル、完成してるけどまたやっていい?』
「ああ、バラしても構わん。(※緊張してるので口調が変わっています。)」
……ば、
いや、園長先生と言っているが、本当はスジモンなのでは?この男。
というか、最近のヤクザは幼稚園の関係者と偽ることが流行っているのか?
「あ、アハハハ……ど、どうもすいません。」
「あ、いえ、こちらこそ……。」
こうして、冷や汗を流しながらもワシは思った。
(しんのすけコーチが道を外さない様に気を付けねば。)(しんのすけくんが道を外さない様に気を付けないと。)
しんのすけコーチがヤクザの道に進まないように気をつけてば……けど、
(……しんのすけくんのことをコーチと呼んでいるから、)
しんのすけコーチと親しく話しているところから……、
((……心根はやさしい人なんだよなぁ。そう考えると、何でヤクザなんかやってるんだろう?))
この自称園長先生は心根はやさしいお人だから、ヤクザだからといって否定をするのはしんのすけコーチに悪いから、ワシは何も言えない。
……というか、何でこの自称園長先生はヤクザなんかやってるんだ?
「あ、あの〜…オレら、帰って良いですか?見たいテレビ(ま・ほー少女もえPのこと)が有るんで「「まだ帰るなっ!!(※園長先生と犬かきの生徒はお互いにヤクザだと思っており、ヤクザと一緒は怖いから、帰って欲しくないために言っています。)」」……アッハイ。」
すると、自称園長先生だけでなく、相席になったモヒカンヘアーと弁髪の学ラン男二人組が帰りたいと言っていたが、ワシはヤクザと一緒なのは怖いから帰らないで欲しいと言うと、学ラン男二人組はシュンッとなっていた。
……しかし、何でワシと一緒のことを言ったんだろうか?自称園長先生は?
「ぼっちちゃーん!オラの犬かきの生徒と組長と一緒に写真撮ろ〜!」
「え?ヴ゛ェ゛ッ゛!゛!゛?゛な゛ん゛で゛ぇ゛っ゛!゛!゛?゛」
「……だって、ぼっちちゃん、オラ達や虹夏ちゃん達以外の友達とか作れる方じゃないでしょ?」
「グッ!グフゥッ!!(……こ、子供の純粋な気持ちを否定できにゃい。(´;ω;`) )」
「も〜しょうがないわね。一人が怖いならおかーさんも付いてあげるから。」
「……私のおかーさんの真似しなくて良いから。」
すると、しんのすけコーチがワシと自称園長先生にぼっちちゃんというしんのすけコーチの知り合いと一緒に集まって写真を撮るということを提案してくれた。
……恐らく理由は、しんのすけコーチが「オラ達や虹夏ちゃん達以外の友達とか作れる方じゃないでしょ?」と言っていたことから、このぼっちちゃんと呼ばれている御方は余り友達が居ない方なのだろう。それで、ワシ達を友達にすることで友達を多くしようとしているという子供なりの気遣いなのであろうことが窺い知れたため、ワシは、
「ワシ等でよろしければ……え、園長先生等はどうです?」
「わ、私達も良いですよ……。(しかし、私みたいなおじさんが友達で良いんでしょうか?)」
自称園長先生に不都合が無いか尋ねると、一つ返事で了承してくれた。
……恐らく、この自称園長先生もしんのすけコーチのぼっちちゃんという方に対する心遣いというものを感じ取っておられるのだろう。
そう考えると、何でこの心根のやさしい自称園長先生はヤクザなんかやっているのだろうか?園長先生が似合ってると思うんだが?
そう考えながらワシは、しんのすけコーチとぼっちちゃんという方を中心にして、自称園長先生等と共に写真を撮るのであった……。
私、伊地知星歌はぼっちちゃんの高校に来ていた。
「せんぱーい!何か見たいものでもあるんですか?」
この集りに来た酒クズと一緒に……って言うか、お前なに酒を持ち込んでんだよ。
「……ま、騒いでもしゃーねえし、今は行くぞ。……お前もぼっちちゃんと喜多のクラス見ときたいだろ?」
私はそう言って気を取り直すと、ぼっちちゃんの居るクラスへと足を向けて歩くことにした。……それにだ。
「ぼっちちゃんはなんかメイド喫茶?をやるらしいぞ?」
「……先輩、そういうの好きなんですか?うちのギター(※イライザのこと)も好きですよ。」
「は?ちげーよ!?」
(……先輩声でかぁ。)
ぼっちちゃんがメイド喫茶でメイド服を着るらしいと言ったら、廣井に怪訝な目で見られた。……いや、違うからな?
「……ぼっちちゃん、ああいう娘だろ?クラスで上手くやれてるか心配なんだよ。」
私はただ単にぼっちちゃんが人見知りするタイプなのを知ってるから、それでクラスの子と上手くやれてるか"店長"としてしっかり見てやらないといけないし、それで心配になって来たんだと言うと、廣井は納得したのか「あー…」と言っていた。
……おい、そこ、違うからな!?
「……ウチでのバイトだって最初はカウンターから顔を出すのにも一苦労するぐらい酷かったんだぞ?」
「え?どういう状況なんですかソレ?」
そのため、私はウチのバイトとして初めて来たぼっちちゃんはバーのカウンターから顔を出すのにも一苦労したと言うと、廣井は困惑しているようだった。
「……それでも、ちょっとずつ、一歩ずつ成長してるんだ。店長としてしっかり見てやりたいんだよ。」
「先輩……。」
けど、店長としてちょっとずつ、一歩ずつでも成長しているぼっちちゃんをしっかり見てやりたいんだと、私は廣井だけでも伝えた。
……オイ、決してメイド服姿で恥ずかしがりながらも「あっ、お帰りなさいませ、店ちょ…ご主人様。」とか「も…萌え萌えきゅん♡」とか言ってくれるぼっちちゃんが見たかったとか一緒に記念写真を撮りたいとかオムライスに私の名前をハートマーク付きで書いて欲しいだけだろとか、
言った奴誰だっ!!
「メイド喫茶は昨日までなんです……。」
「「…………。」」
……だが、そのメイド喫茶は昨日までだと聞いた私は、
「……そう。」
意気消沈していた。……メイドぼっちちゃん。
……メイド服姿で恥ずかしがりながらも「あっ、お帰りなさいませ、店ちょ…ご主人様。」とか「も…萌え萌えきゅん♡」とか言ってくれるぼっちちゃんが見たかったとか一緒に記念写真を撮りたいとかオムライスに私の名前をハートマーク付きで書いてくれるメイドぼっちちゃん。
「……今一瞬、キモイ妄想してた様な気がしますけど、大丈夫っすかぁ?」
廣井にそう言われた私は、
「……ちっ、帰るぞ。」
(なんだこの人……?)
廣井に怪訝な目で見られていることにも気にせず、帰ろうとした。……けど、
「あ、あのー……よろしければメイド喫茶の写真が幾らか有りますけど?」
「ヨシ!言い値で買おう!!」
メイドぼっちちゃんの写真が幾らか有ると聞いた私は、踵を返して言い値で買うと言ってどうにか譲ってもらおうとした。……オイ、廣井、なんだその「この人やべえ……。」って目は。ちゃんと見てるからな?
「あ、ハイ。……こ、こちらにありますので、目当ての物が有れば仰ってください。」
そうして、私は目当てであるメイドぼっちちゃんが写っている写真を探していたら、看板を持っているぼっちちゃんとか、ぼっちちゃんの周りにかすかべ防衛隊の子や虹夏達と一緒に写ってる写真とか、どう見てもヤクザの人達と一緒に写ってる写し――――
「ぼっちちゃんっっっ!!?」
……そのヤクザみたいな人達と一緒に写っているぼっちちゃんを見た私はこう思った。
ちゃんと見守らないといけないと。
こうして、園長先生と犬かきの生徒(ただの小麦粉会社の社長)はお互い顔つきからしてヤクザだと勘違いしたままになりました。……犬かきの生徒は何時になったら再登場してくれるのだろうか?
というか、温泉で一緒になった刺青入れた犬かきの生徒とか何人ぐらい知ってるやろか?……ホラ、温泉旅行は楽しいゾとかで出てた社長さん。……でも、花火大会に行くゾで『親分さん』とか呼ばれてるんだよなぁ……どっちなんだ?
あと、原作3巻の巻末か表紙裏の四コマに出てくるふたりちゃんの友達の"まちちゃん"や"はるちゃん"が今のスト〇カーふたりちゃんの姿を見たらどう思うことやら………。
まちちゃん&はるちゃん((いつものふたりちゃんじゃなーい!!?))(´;ω;`(´;ω;`)
最後に、ペンギン太郎さん、踏鞴さん、高評価ありがとうございます!