嵐を呼ぶぼっち・ざ・ろっく!   作:tatararako

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56話を投稿させて頂きます。
今年最初の投稿です。皆さま、来年もよろしくお願いします。


あんま下北沢のゴリラとか言ってると何時かコロコロされそうな気がせんでもない。
でも、みんな虹夏ちゃんがゴリラになっても好きだよね?
ふたりちゃんが告白以外なんでもできる女になっても好きだよね?

本日の投稿は10000文字以上行ってるので、時間がある時に見て頂ければ幸いです。
   
    


ギターと一緒に降る朝だゾ

     

     

「今日のぼっちちゃん、ずっとキラキラしてるんだけど。」

「目が合う度、お辞儀してくれるんですよねー……何ででしょう?」

 

こうして、私こと後藤ひとりは、今日STARRYに来て張り切っていた。

……うへ、うへへへへへその理由は、

 

 

 

 

 

――――――――――――

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――――

 

 

 

 

それは、私が文化祭ライブでお父さんから譲ってもらったギターを壊した日から数日後のこと。

 

「お父さんごめんなさい。……お父さんから借りたギター、ライブで壊してしまいました。」

 

私はお父さんから借りたギターを壊してしまったことを土下座して謝っていた。

 

「あっ。あ、あ、か、顔を上げてひとり!お父さん、全然怒ってないから、ね?ペグが壊れただけだから、そんな心配しなくても良いよ。」

 

すると、お父さんは怒ってないと言って顔も上げて良いと言ってくれるだけでなく、ペグが壊れただけだと言って慰めてくれた。……うう、お父さんの娘でよかった。とそんなふうに心の底から思っていたら、

 

「それに、ライブ中に壊すなんて、何かお父さん興奮しちゃうなぁ。……今は破壊専用のギターってやつも売ってるらしいし、今度のライブではギターを燃やしたりしてくれよ!」

 

……お父さんは、破壊専用ギターを使ってギターを燃やすことをしてくれと言っていた。む、娘をどの方向に持って行きたいんだろう?お父さんの娘でよかったという気持ちが少し揺らいだような……それに、今のご時世で放火はマズイような?

 

「これも良い機会だし、ひとりも自分のギターを買ってみたらどうだ?ギターは何本持っててもいいと思うしな。そうすれば、今回みたいにトラブった時に直ぐ対応できるしね。」

 

すると、お父さんは私に自分のギターを買うことを勧めてくれた。……た、確かに、リョウさんみたいにギターを複数持つみたいにすれば……ペグが壊れた時に直ぐに対応できると思うけど……リョウさんみたいにお金持ってないし。

 

「いや、でも……バイトはしてるけど、ライブのノルマで消えるから、そんなお金は無い「大丈夫!お金なら有る!!!!」

 

すると、お父さんは私にお金は有ると言って諭吉を何枚も私の前で……え?……そ、そのお金って、もしかして……。

 

……なっ、何この大金?お、お父さんまさか闇営ぎょ……こ、こんな黒いお金受け取れないよぉ!?

「うちはそんな切迫してないよ!!」

 

お父さんはこう言っているけど……う、噓だぁ!こんな諭吉が何枚も有る大金を窓際族のお父さんがどうやって!!?と思っていると、

 

「それはね。ひとりが動画の広告収入で得たお金なのよ?」

 

お母さんが私の動画の広告収入で得たお金なのだと……え?動画の広告収入?

 

「一定の再生数とかが有ると、動画サイトからお金を貰えるんだ。」

 

すると、私が動画広告の収入とは何だろうと思っていたら、お父さんが動画の広告収入について教えてくれた。……ど、動画サイトにそんなスポンサーを得るシステムが有るんだ……い、今まで何年も動画サイトで『弾いてみた動画』をやってたけど、全然知らなかった……。

 

「動画サイトのアカウント、家族共有になってたの忘れてただろう?」

 

……ハイ、忘れてました。……いや、それよりも、

 

「じゃあ、私の動画のこと……。」

「勿論知ってるよ。ギターヒーローだろう?再生数が物凄く有ったから、父さんこっそり広告付けておいたんだ。……いつか、こうやって必要になる時が来るかもって。」

 

私の動画のことを知ってたんだ。……それで、私のためを思って色々と。

 

「ひとりが練習頑張って、演奏がどんどん上手くなってく過程が見れたのは本当に嬉しかったなぁ……ね?お母さん。」

「ええ。……お母さん、音楽はふたりとかが見てる『アクション仮面の唄』とかしか分からないけれど、上手だなって思ったよ。」

 

それだけでなく、私の動画を沢山見てくれたことが分かる。……だって、しんちゃん達にせがまれて、どうにか視聴してくれる人やしんちゃん達から「原作通り」とお墨付きを貰えるぐらいに形にした『アクション仮面の唄』とかを弾いたことも有るのを知っているから。

 

「……お父さん、お母さん。」

 

……そう思っていると、

 

「まあ、妹の友達とかにせがまれて弾いたことを除くと、それに比例してロインの友達がとか、バスケ部のエースがとかの虚言が達者になっていく過程は父さん……悲しかったけど……。」

 

私がギターヒーロー名義で『バスケ部のエースの彼氏持ち』や『ロインの友達数は1000人超え』といったことを吹聴していることも知っているようだった。

 

……げ、ゲロゲロオォォォォォォ!!!!(※青山〇能の汚い声)

 

 

 

 

 

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――――

 

 

 

 

――――という、私もまさかこんな棚ぼた的な展開が起こるなんてと思いながら、私は動画の広告収入で得たお金を見ながら、あることに気付いた。

 

それは、ギターを一本買ったとしても、残りをノルマ代として上納金として納めれば2年近くはバイトしなくてもライブできるということに。

 

そう気づいた私は、バイトを辞めれると思うと謎のパワーが無限に湧いてくるっ!!早速、店長さんに言いに行こう!!!

 

はあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

「……超スーパーぼっちちゃん?」

「オラの母ちゃんほど強くはないですなー…。」

「これが、しん様がお気になさってる後藤さんなのですね……。」

「いや、違うと思うけど。」

 

虹夏ちゃんとしんちゃんとあいちゃんに私の妹のふたりが何か話してたような気がするけど、私は気にしない。

あっ、今回しんちゃんとふたりがいる理由は、私のことを知りたいと言っていたあいちゃんに連れ出されたみたいです。……な、何が知りたいんだろう?

 

……ま、まあ、それよりも私は、私はやっとバイトを辞めれるんだああああああアアアアアアアアア「ああ?バイトが何だって?」(※ぼっちちゃんには大きな声で聴こえてます。)

「あっ……エ……その……これからも誠心誠意心血も注いで仕事を頑張らせていただきましゅ……。」

「なんで突然の決意表明?」

 

……こうして、私は苦手なバイトを辞めることができなかった。

だ、だって、陰キャにとって、バイトを辞めるのを切り出すのが一番の難関だし……バックレ……いやいや住所押さえられてるし、じゃなくて!皆に迷惑が掛かるから!!

 

「ぼっちちゃーん、今日はバイトを早く切り上げて、楽器屋さんに行くんでしょ?」

 

……楽器……物を買いに行く……虹夏ちゃんにそう言われた私はハッとなって、あることに気付く。……それは、何かを献上したら辞めさせてもらえるかも!!今ならお金はたくさん有るし!!!!

 

……媚びを売ってるとか言わない。(´;ω;`)

 

「ね、ねえ、ふたり?店長さんが今欲しい物を聞いてきてもらって良い?」

「あ、うん、分かった。」

 

そのため、ふたりに店長さんが今欲しい物は何か聞いて来て欲しいと言うと直ぐに了承して、店長さんの所に行って、

 

「お姉ちゃんが今欲しい物は何かって聞いてたよー?」

 

店長さんに欲しい物は何かと聞いてくれた。……た、助かった。

 

「( ゚д゚)!?……特に無い!!」

 

だけど、店長さんは特に無いと語気を強めて言っていた。……ああ、ふたりも「要らねぇだって!」と言ってるから、本当に要らないんだろう。……お、終わった。

そう思っていると、

 

「ぼっち、私は最新のヘッドレスとアンプヘッドとかが欲しい。」

「お、オラはカンタムロボとアクション仮面の基地セットとか……。」

 

リョウさんとしんちゃんから物をねだまれた。それを聞いた虹夏ちゃんは、

 

「こーら、リョウにしんちゃん、高い物を買わせてぼっちちゃんを困らせないの!!」

 

リョウさんとしんちゃんに私から物をねだるなと怒ってくれていた。……それを聞いたしんちゃんは、

 

「ムー!おケチー!!」

「何とでも言え!みさえさんからしんのすけがぼっちちゃんに物をねだったら止めるように言われてんの!」

 

虹夏ちゃんのことをおケチと言って非難したけど、虹夏ちゃんは躾のためかみさえさんから物を余り買わないようにして欲しいと言われているようだった。

 

「買って買って買って買って買ってーーーーーー!!」

 

それを聞いたしんちゃんは、地面をゴロゴロ回りながら「買って」と連呼していた。

 

「ダメったら、ダーメ!!」

 

それを見た虹夏ちゃんは一切動じることなく「ダメ」と返していた。……それを聞いたしんちゃんは、

 

「……妖怪胸なしオババ。」

 

と小さな声で返していた。……けど、

 

「……しんちゃん?私、みさえさんから許可は貰ってるから。とりあえず『ごめんなさい』以外は口を開かないでね?」(#^ω^)

 

虹夏ちゃんは笑顔で「みさえさんから許可は貰っている」と言うと、しんちゃんは驚いた顔をするけど逃げ切れることなく、

 

 

げんこつ!×5

 

 

……のフルコースをされていた。

 

「「「ヒェッ……!」」」

 

それを見た私とリョウさんだけでなく喜多さん……そして、ふたりも虹夏ちゃんのしんちゃんにげんこつフルコースする姿に恐怖していた。

 

「それじゃあ、レッツラゴー!!」

 

そうして、気絶したしんちゃんを小脇に抱えながら「レッツラゴー」と何事も無く言う虹夏ちゃんの姿を見た結束バンドの皆は虹夏ちゃんが結束バンドのリーダーであると改めて思ったことで、計らずも虹夏ちゃんは結束バンドのリーダーという地位を不動の物にした瞬間だった。

 

(………に、虹夏がどんどんヤベー奴になって来ている……そ、それに、比べると、ぼっちちゃんは優しい。)(*´▽`*)

 

そして、何故か店長さんは顔を上げながら天井を見上げていた……。

 

(……ふ、ふふふふふどうだ?紅さそり隊の竜子ぉっ!!私は、私は物を貰えるぐらいの好感度は得ているぞおおおおおおっ!!)(※なお、紅さそり隊の竜子はこの場に居ません。)

 

そ、それに、な、何で店長さんは、恍惚としていて、空に向けてガッツポーズをしているんだろう??PAさんも驚いてるし。

 

「……なるほど、しん様が結束バンドのことをお気に召してるのは、あの虹夏さんみたいに素晴らしいスキンシップをしているからなのね。」

 

それだけじゃなくて、あいちゃんはあいちゃんでげんこつフルコースが見えない位置だったせいか勘違いするし、

 

「!!?!……ヹ!!?ふ、ふたりどうしたの?」

(……ヨシ、私は遺伝的な意味で妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない妖怪胸なしにならない。)

 

ふたりもふたりで私の胸を揉みながら、虹夏ちゃんを見ながら何かを考えていたようだった。……な、何が有ったんだろう?

 

 

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

 

 

そんなことも有って、私後藤ひとりは虹夏ちゃん達結束バンドの皆としんちゃん達とであいちゃんの高級車に乗って御茶ノ水まで来ていた。

その理由は私が最初ネットで買おうとしたところ、虹夏ちゃんに、

 

「通販サイトも良いけど、実際触って選んでみるのも良いよー?特に楽器屋さんなら、御茶ノ水がオススメだよー?」

 

と言われ、御茶ノ水がオススメであると聞いたあいちゃんが、

 

「では、私の車にお乗りなってください。御茶ノ水で私の系列店がありますので。」

 

とも言われた私は、断ることも出来ず、車に乗るしかなかった……というか、あいちゃん。本当のお嬢様だ。

で、でも、どうしよう……楽器屋さんの店員さんって怖そうだし、もし話しかけられたりしたら、

 

『オマエ、このギターを選ぶとか中々のセンスじゃん?洋楽とか聴く?あ?アクション仮面の唄とかしか聴かない?……コロスゾ!!』

 

……あ、あっ、あっ、あっ、ど、どどどどうしよう?まともに受け答え出来る自信が無いっ!!

 

「ここですわ。」

 

そう思いながら、私は、あいちゃんの家の系列店である楽器屋さんの前に居た。

いや、それよりも私は一人で服屋や美容室に入ったことない程のコミュ障だから、その前にどう話せば良いか分からないっ!!ど、どどどどどどうしよう!?………あっ、そうだ!!

 

「ね、ねえ、しんちゃん?一人で入るの怖いだろうから、お、お姉ちゃんと一緒に手を繋いで入ろっか?」

 

しんちゃんが先に入ってもらおう!!

 

そうすれば、私はしんちゃんの後ろに隠れて入店できるから、それを見たら楽器屋さんの店員さんも怖いこと言わないだろうし、子供連れなら幾らか優しくしてくれる可能性がっ!!!!!!

 

「え?大丈夫だけど?」

 

……しかし、しんちゃんは私の気持ちなど気付かず「大丈夫」と返してくれたので、私は、

 

お願いしんちゃん!手を繋いで入ってくださいっ!!お願いしまひゅ……!」

 

恥も外聞も無くしんちゃんにお願いした。……手を繋ぎながら入って欲しいと。

 

「えぇ~?……何でダメなの?」

いや、だって、私が入ったら(怖い店員さんに目を付けられて)攫われそうだし……。

「やれやれ、しょうがないな~…ぼっちちゃんは。」

 

すると、私の気持ちを理解してくれたのか、しんちゃんは私と一緒に入ってくれることを了承してくれた。……あ、ありがとう!しんちゃん!!

 

(ぼっちちゃん。最近成長したと思ったけど、こういうとこまだまだだな……。)

(ひとりちゃん。どちらかと言うと、高校生より5歳児の方が攫われるような気が……。)

 

そのため、虹夏ちゃんと喜多さんはジト目で私を見ていたようだった……。

 

「なるほど、後藤さんの様に一人でお店に入れない子が好みなのね。」

「……いや、違うと思うよ。(で、でも、お姉ちゃんがそうなら、私もしんちゃんにああいう感じでエスコートされる可能性が高いってことだよね!……ことだよね!!)」

 

そのため、あいちゃんは私が一人でお店に入れないからしんちゃんと仲が良いのだろうと分析していると、ふたりはそのあいちゃんの分析は違うとツッコミを入れていた。

……けど、何故かその後のふたりは恍惚とした表情だった。

 

そんな状況を見ていたリョウさんは、

 

「(ぼっちが入ると攫われるって、)どんな楽器屋だよ。というか、私もツッコんでる……。」

 

そう呟いたそうです。

 

 

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませー。」

 

こうして、私こと後藤ひとりは結束バンドの皆としんちゃん達で楽器屋さんの中に入って、二階に来ていた。

 

「何?郁代?そのギター気になるの?」

「えっ?い、いや、そういう訳では!……私には、リョウ先輩からお借りしているギターが有りますので。」

「ギターは何本有っても困らない。」

 

そんななかで、喜多さんはリョウさんと一緒にギターを物色していて、私もギターを探していた。……すると、

 

「あ、あたしもギターとベースを買っちゃおうかな~?」

 

虹夏ちゃんもギターかベースを買おうかどうか悩んでいるようだった。

 

「「……え?」」

 

それを聞いた喜多さんとリョウさんは、虹夏ちゃんが文化祭で音楽の機材やドラムセットを一人で体育館まで持ち運んだこと等を思い出したのか、青ざめた顔で虹夏ちゃんにあることを聞いていた。

……それは、

 

「せ、先輩?音楽の機材を一人で運ぶとかと同じで気持ちで……。」

「……ギターでドラムを叩くとか?」

 

ギターやベースでドラムを叩くのかと。……それを聞いた虹夏ちゃんは、

 

「普通に弾く用でだよっ!!?」

 

ギターやベースでドラムは叩かないとツッコんでいました。

……すいません。虹夏ちゃん。私も一瞬だけ頭の中で想像してしまいました。

 

「……そうか、寂しかったのか、今度はアキバにあるドラム専門店に行こっか?」

「絶対だよ!!」

「先輩!私も是非!!(確か、アキバにカンタムロボ展とか有ったハズ!!)」

 

すると、リョウさんは虹夏ちゃんに気を遣って今度アキバにあるドラム専門店に行こうと誘っていたので、喜多さんもリョウさんと一緒に行きたかったのか、リョウさん達と一緒にアキバに行くと言っていた。

 

「あっ、……すみません。このベースって試奏できたりしますか?あと、スラップも。」

「大丈夫ですよ~。」

 

そうして、リョウさんはベースを試奏して良いか店員さんに聞いていた。

……あ、あと、画面の向こうに居るアナタも試奏とスラップもしたい場合はお店の人にちゃんと確認を取って下さいね!……私、誰に言ってるんだろう?

 

「先輩、また買うんですか?」

「別に、ちょっと気になるから軽く弾きたいだけ。」

 

喜多さんに購入するのかと尋ねられたリョウさんは、気になるから軽く弾きたいのだと言って弾く……え?軽く……弾く?かなり本気なんじゃあ?

 

「まぁ…ゼーッ!!…すごい…ゼーッ!!…適当に……弾いただけ…ゼーッ!!…だけど…ゼーッ!!……結構ゼーッ!!…良いベースゼーッ!!。」

 

…………結構、いや、試奏で本気出してドヤりたいだけだっ!!?

 

「おぉっ!すごいすごい!!」

「ふ…ゼーッ!!……ふふ、そ《big》ゼーッ!!……そうでしょう?ゼーッ!!

 

けど、しんちゃんはすごいと言ってたので、まあ、良いか。(*´▽`*)

 

「……ちょっと、山田さん?」

「(╹◡╹)」

「……あっ、あ、あ、あ……い、イキってすみません…。」

「リョウがしおらしくなったぁっ!!?」

 

けど、何故かあいちゃんとふたりを見たリョウさんは、妙なことを口走ってしおらしくなっていた。……な、何があったんだろう?

 

「オラもやるー!」

「え?ちょっ!?」

 

すると、しんちゃんはリョウさんの本気の演奏を見て自分もやりたくなったのか、ピアノの方へ行って飛ぶと足で……演奏していたっ!?!!?

 

――――♪♪♪―――♪♪――――♪

 

「……あ、あれは、まさか【猫踏んじゃった】を弾いている!?」ザワ…

「しかも、アレは『柔道一直線』の結城真吾みたくちゃんと足で弾いているっ?なんて身の軽さだ!?」ザワ…

 

しんちゃんの足でピアノ演奏する姿を見た虹夏ちゃんは驚愕し、リョウさんは……ところでリョウさん、『柔道一直線』の結城慎吾って誰です?

 

「コンドーです!!更に!!」

 

それだけでなく、しんちゃんはお尻でギターを弾き始めた……って、うおおおおおおい!!?

 

「しんちゃん!?それハイエンドモデルゥッ!!?」

「おっ?ハイになるエンドって何?」

ハイエンドッ!!今まで過去一ヤバイ言い間違いだからね!?ソレ!!」

ギャアアアアアアッ!!?過去一ヤバイ言い間違いもそうですけど、コレ私が見たギターの中でも過去一ヤバイ値段してませんかっ!!?」

 

……虹夏ちゃんの言う、今しんちゃんがケツで弾いてるハイエンドモデルというのは最上級で再高級なギターという意味で使われる代物で高性能である分、喜多さんの言う通り喜多さんが使っているギターとは比較にならないほどに……いや、壊したりでもしたら臓器の一つや二つ売っても足りないのでは?と思えるぐらいとても高価なギターのことをハイエンドギターと呼ばれている。……そのため、

 

「だから皆!コレより高価な物は沢山有るから壊したりでもしたら、全員臓器の一つや二つ消えると思ってね!!」

「ハイ!!」

 

虹夏ちゃんも、私と同じく臓器の一つや二つは消えると言って、喜多さんは大きな声で「ハイ!!」と言って返事をしていた。

 

「あっ、大丈夫ですよ。壊してませんから。弁償とか有りませんので気楽に見てってください。」

 

う、うわああああああああああああ!!?て、店長さんが何か言ってるし、見てたっ!!?(※店長さんの言葉は、ぼっちちゃんどころかみんな聞こえていません。)コレ、もしかしなくても、しんちゃんの臓器だけでなくぞうさんも売られる展開なんじゃあ!!?そう思った私は、

 

「すいません!コレくださいっ!!!!!!!!!」

 

即決でこのハイエンドモデルのギターを購入することを決め、大量の札束が入った封筒を店員さんに見せた。

……さらば、マイニューギアとか聴こえたけど、動画の広告収入で得た大量の諭吉ィッ!!

 

「え?いや、え?あの、この多額のお金って黒いお金じゃないですよね?本当に大丈夫なんですよね?」

「た、たたたたた足りませんか!!?」

「い、いえ、充分足りてます!むしろ高校生がそんな多額のお金持っていることというのが怖いんですけどっ!!?」

 

こんな大量の諭吉なんかよりしんちゃんの命の方が価値が有るから惜しくない!!……惜しくない。バイトしなきゃならなくなるけど、……全然惜しくない。(´;ω;`)

 

「……まあ、でも、よかった~。このギター私が検品してメンテナンスもしてたんです。すごく作りが良くて、私もお気に入りなんで、このギターもお客様に選ばれてすごく喜んでいると思いますよ。」

 

すると、楽器屋さんの店長さんはしんちゃんがケツで弾いたことも考慮してなのか、私が購入を決めたハイエンドモデルのギターは私に選ばれてすごく喜んでいるとしんちゃん達にも聞こえるように言ってくれていた。

 

……そっか、そう考えると、しんちゃんの尻のお陰でこうして良いギターに出会えた訳だし、バイトを辞めなくて済んだ訳だから大事な物を纏められる"結束バンド"にピッタリなギターなんだ。

きくりお姉さんも『楽器は自分の命より大事なもの』と言ってたから、そう考えると、凄く良い物を買ったような気がする。

 

……あと、リョウさんから「ハイエンドモデルのギターだから、作りが良いのは当たり前じゃあ?」という声が聴こえたけど、虹夏ちゃんに制裁されているリョウさんの悲鳴が聞こえたから気にしないようにしよう。

 

「お、お買い上げありがとうございましたー。」

 

そうして、私は楽器屋さんの店長さんから上記の言葉を聞いたあと、私は「あ…ありがとうございましたー!」と言って店外に向かって全力疾走していた。

 

「お客様っ!?ギター忘れてますよ!!!!」

 

……という、楽器屋さんの店長さんの声も聞くこともなく。

 

あと、最初は虹夏ちゃんのことを"下北沢の大天使"と思っていた楽器屋さんの店長さんは、

 

ギターやベースでドラムを叩くこと。

リョウさんへの制裁。

 

……等を思い出したため、楽器屋さんの店長さんは虹夏ちゃんのことを"下北沢のゴリラ"とつい思ってしまったとか何とか。

 

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

 

「ハイ、ぼっちちゃん。店長さん、またいつでも遊びに来てくださいだって。」

「アッ……ハイ。スミマセン。(………い、いや、一人でお店に入るとか無理だから~……しんちゃんやふたりと一緒に行こう。)」

 

こうして、虹夏ちゃんからギターを受け取ったお姉ちゃんはこの後の会話で、もう夕暮れだから、私こと後藤ふたりとしんちゃんやあいちゃんといった子供が夜遅くまで外出するのは悪いとのことなので、その場で解散となりました。

 

……あいちゃんは私のお姉ちゃんをまだ見ていたいと言ってたけど、流石に夜遅くまで外出しているのはあいちゃんのお母さんにバレるから渋々承諾したみたい。

 

そんなこともあって、帰りの電車の座席で右からしんちゃん、お姉ちゃん、私の順で座っていた。

 

「いや~色んな楽器を弾けて中々面白かったですな~♡」

「う、うん……。」

 

しんちゃんは楽器屋さんが楽しかったのか、私にそう言っていた。そ、それと、……お姉ちゃんは疲れたのか、今は寝ている。

 

つ、つまり、今ここに居るのは実質私としんちゃんのみ……みたいな。

…………だ、だからか、少しきんちょうするうぅぅうううぅぅぅ。

 

でも……今なら、

そう思った私は、しんちゃんの方へ前のめりになると、

 

「あ、あのね、しんちゃん。」

「おっ?」

 

私は、

 

「私は、」

 

私は、

 

「す、」

「す?」

 

私はしんちゃんのことが、

 

「す、っすす…すすすすすすきすすす」

 

しんちゃんのことが、

 

「わ、わたひはし「おおっ!オラも好きだそ。」

 

私はしんちゃんのことが好き……て、ええっ!?

 

「ぼっちちゃんも結束バンドも!!」

 

私のことをしんちゃんが好……え?結束バンド?お姉ちゃん?何で?

 

そう思った私は辺りを見ると、私は前のめりになったことで気付かなかったけど、私はお姉ちゃんの手を握っていた。

多分、それで私のことをお姉ちゃんのことが好きだと勘違いして、それで、しんちゃんはお姉ちゃんが居る結束バンドが好きと答えてくれて……。

 

「それに、ふたりちゃん、よくぼっちちゃんのお胸を握ってたもんね〜♡」

 

それと、私がしんちゃんが好きな巨乳になれるかどうか確かめるためにやったお姉ちゃんへの胸を揉む行為を……多分、喋り方からして、しんちゃんが風間くんに対してやってる耳への吐息と同じでスキンシップか何かだと思って、それで仲の良い姉妹かなんかだと思ってしまってるんだ……。

 

「」

 

ああ、失敗した。私は顔を青ざめながら、しんちゃんの声を聴いていた………。

 

………でも、おトイレマンとなってくれて、助けてくれたあの日から色んなことあったよね。江ノ島に行ったり、文化祭に行ったり、……それでも、私としんちゃんの関係は今も変わらないけど、

 

「あ、アハハハ!」

「おっ?」

 

私はどんどんしんちゃんのことが好きになっていくよ。

 

「どしたの?ふたりちゃん?」

「何でもなーい!」

 

だから、一緒に居てくれてありがとうしんちゃん。

多分、しんちゃんが居なかったら、私がひとりぼっちだったかもしれない。

だから、この気持ちは、

 

 

絶対に忘れてなんかやらないよ。

 

 

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

 

こうして、私ことぼっち……もとい、結束バンドのメンバーでかすかべ防衛隊のひみつ基地を預かる後藤ひとりは、ハイエンドモデルのギター……もとい、しんちゃんが見つけてくれた結束バンドに選ばれることに喜んでくれたギターを背負って、その姿を鏡で見ていた。

 

……へへ……ウヘヘ……かっ…カッコイイ……。」

 

その姿に惚れ惚れとしていると、何か後ろから気配を感じたので、振り向くと、私が前に使っていたギターが居た。……そのため、

 

あっごっごめんなさい。きっきみのこともわすれてないよ……。

 

私は震えながら、前に使ってたギターに上記の言葉を言ってから、土下座していた。

 

「おねーちゃーん!早くしないと遅刻しちゃうよー!」

う゛お゛っ゛!゛!゛?゛

 

すると、ふたりから遅刻すると言われ、急いで一階に下りていた。そうして、玄関で待っていたふたりから、

 

「お姉ちゃん!いってらっしゃーい!!あっ、ふたば幼稚園でのお話しを聞いてねー!」

「うん、良いよ。……それじゃあ、行って来ます。」

 

いってらっしゃいとふたりが通ってるふたば幼稚園でのお話を聞いて欲しいと言われて、

私はふたば幼稚園での話を聞くと言ってから玄関から出る。

そして、いつも通りの通学路を歩きながら呟いた。

 

「……今日もバイトかぁ。」

 

そう言いながら、私は背負ったギターを撫でると、ふと何かが指に触れたので、かすかべ防衛隊のバッチが貼ってあるのを思い出し、妙に笑みがこぼれてしまう。

 

それに気付いた私は、

 

「……で、でも、今日は少し違うから、どうにかなるよね……?」

 

私は……少しだけど、いつもと違うという小さな理由でどうにかなると大きく思った。

だから、いつもの通学路を少し内心ウキウキしながら、今日は成功すると確信しつつ、私は通っている高校へと歩き出していた。

    

      




   
   
こうして、ぼっちちゃんはかすかべ防衛隊バッチと結束バンドに選ばれることに喜ぶギターを持ちながら、高校に通うのでした。

ようやく、アニメの一期分を全部消化出来ましたっ!!
ぼっちちゃんが有名になると、ふたりちゃんはひとりぼっちになるんじゃあ?と危惧したところから、同じ5歳児が居るクレしんとのクロスを考えたので、ここまで来るのが長かったなぁ……という、感慨深い気持ちになります。


あと、すみませんが、深刻なネタ切れ問題と真面目にちょっと調子が悪いので一か月ぐらいかもしれませんが連載を休止させて貰います。……リアルに肺とか痛い。それと、誤字脱字が有ったら本当に申し訳ない。

それでは、また一か月後に宜しくお願い致します!!
   
   
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