嵐を呼ぶぼっち・ざ・ろっく!   作:tatararako

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6話を投稿させて頂きます。

ぼっちちゃんは、みさえさんが苦手だろうなとは思う。


SIDEROSとしんちゃんの寸劇。

大槻ヨヨコ「ぼうや、私達が何に見える?」
しんちゃん「お笑い芸人の人?」
大槻ヨヨコ「ちっがーーーう!!!!私達はバンドグループなの!!」
しんちゃん「ほうほう。でも師匠の方が面白かったゾ。これではM-1に出場するのは師匠ですなぁ〜。」
大槻ヨヨコ「は?上等じゃない!私達もM-1に出場してやるから!覚悟しなさい!!」
長谷川あくび「……ヨヨコ先輩。私ら聞いてないんすけど?」
大槻ヨヨコ「あっ、ゴメン。つい、乗せられちゃって……。

2期が出ますように……。(懇願)
    
    


ぼっちちゃんの高校に行くゾ

     

     

そうして、私後藤ひとりは初めてのバイトを終えるのであった。

 

「じゃ、気を付けて帰って下さい。」

「いやいや、今回は孫のわがままを聞いて下さり、ありがたかったべ。」

 

星歌さんと銀の介さんは談笑していた。……ついでに言っておくと、流石におじいさんにしんちゃんを背負わせるのは悪い気がしたので、私から言って、しんちゃんをおぶっている。

 

「バイバイぼっち。」

「あ、お疲れ様でした。」

「またしんちゃん連れて来てね。」

 

そして私もリョウさんにお別れの挨拶をされたので、「あ、お疲れ様でした。」と返すのであった。

でも、リョウさん。しんちゃんのこととっても気に入ってるなぁ。……結束パンツとケツだけ星人だけは何としても阻止しないと。

 

「え?リョウは帰んないの?」

「うん。もう少ししたら帰る。」

 

そして、リョウさんはまだSTARRYに残ると星歌さんに言っていた。そんななかで銀の介さんは、

 

「おお、そんときゃしんのすけ共々、ぼっちちゃんのこともよろしくだべ。」

「……はい!」

 

虹夏ちゃん達に私のことをよろしくお願いします。っと言ってくれた。……すると、虹夏ちゃんが「はい!」と答えてくれたから、私は自然と顔が綻んでしまった。

 

「……そんじゃ、おいとまするかの~。ぼっちちゃん。」

「あっ、ハイ。」

 

銀の介さんにそう言われた私は、自分の家に帰るためにSTARRYの階段を上り始める。……すると、

 

「ぼっちちゃん!」

「えっ、あっ、はい!?」

「……またね。今日はぼっちちゃんとバイトできて嬉しかったよ。」

「あ…はい。ま、また明日!」

 

そう言って、私は銀の介さんとしんちゃんと一緒に春日部へと戻るのであった。

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

こうして、春日部へと戻った私は、一息吐くと、銀の介さんと一緒に先ずはしんちゃんの家へと向かっていた。

お、終わった~!なんとか1日乗り切ったぁ!

 

「ぼっちちゃん、今日はありがとな。しんのすけの面倒まで見てもらって。」

「い、いえ!別に大したことなんてしてませんし……。

 

私はそう言って、初のSTARRYのバイトのことを思い出していた。ドリンクスタッフでは、お客さんと目を合わせることなんてできなかったし……。

 

「いんやいんや、虹夏ちゃんも言っておったじゃろ?まだ初日だからすぐ慣れるとな。……それにな、楽しくバイトして楽しくバンドしたい。っとおめぇさんに言ったのは、まだまだ一緒にバイトもバンドもしたいということじゃろ。おめぇさんが虹夏ちゃんにそれだけのことをしてくれたからこそ、虹夏ちゃんもおめぇさんが必要だと思って、そう言ったんだとオラは思うべな。」

「あっ……。」

「それにオラも、しんのすけを気遣ってジャージを羽織らせたり、オラにも気遣って今もしんのすけをおぶってくれる子を悪い子だとは思えんしの。そういった優しい部分を見せておれば、大丈夫じゃよ。」

 

私は銀の介さんにそう励まされたとき、不思議と次も頑張れるような気がしてきた。

バイト意外とやっていけそうな気がする!明日も頑張るぞ~!次はしんちゃんだけでなく、ふたりやネネちゃん、それにマサオくんやボーちゃんと風間くんも連れて行こう!!それで自分の優しい部分を見せるんだ~!!(※銀の介はそういう意味で言ってません。)

 

そんなことを考えてる内にしんちゃんの家に着き、銀の介さんの導きに従って私は家の中に入る。

 

「お~い、今帰ったぞ~~。」

 

銀の介さんが玄関でそう言うと、奥の方から「は~い。おかえりなさ~い。」という声が聞こえた。

 

「おとうさんすいません。今日はしんのすけのワガママを聞いて下さって。」

「いんやいんや、ワシもライブハウスに行きたかったから気にせんでええ。こっちこそ、しんのすけを連れ回して悪かったのう。」

 

すると、しんちゃんのお母さんである野原みさえさんが玄関までパタパタと歩いて来ると、銀の介さんと会話していた。

 

「って、あら、ひとりちゃんお久しぶり〜。いつもしんのすけと遊んでくれてありがとうね~。」

「あっ……い、いえ。

 

しかし、私に気付いたみさえさんが話しかけてくれたとき、私はみさえさんがしんちゃんにお仕置きしていたときのことを思い出し、心臓がドキッとすると、気持ちが萎縮してしまったがためにいつもの陰キャが発動してしまい、目を合わせることができず、顔を逸らしてしまった。

 

「……ごめんね~ひとりちゃん。しんのすけが迷惑とか掛けてなかった?多分、アクション仮面があるからって言えばもう行かなくなると思うから……。」

「……い、いえ。」

 

しかし、みさえさんはそれに気にすることなく、尚も私に話しかけてくれたのに私はまた顔を逸らしてしまう。

……あっ、そういえば、今日はアクション仮面の放送日だったな。もしも、しんちゃん達が来たときのために、録画してかすかべ防衛隊のみんなが後でも見れるようにしとこうかな?

 

(コイツいっつも顔を逸らすな……。)

 

そして、私が顔を逸らしていることに、みさえさんがそう思っていることに気付くことなく。

 

「……あっ、しんのすけをおぶってくれるだけでなく、しんのすけが風邪をひかないようにジャージを羽織ってくれたのね~。……やっぱり、迷惑掛けてるじゃないこの子。あとでキツく言っておくから、ひとりちゃんゴメンね~?」

 

え?えぇえぇええ!?!しんちゃん怒られるの?……いや、それだけは阻止しないと流石にドリンクスタッフとか手伝ってくれたしんちゃんが可哀想だから、ここは私が何か言わないとぉっ!!

事実、接客業は殆どしんちゃんがやってくれたし、それだけでも伝えないと!!

 

いえいえ奥さん!私の仕事が無くなっちゃうぐらい助けられましたよ!!なははッ☆もうしんちゃんは立派な店員だと思ってまーす!!(※ギタ男「ぼっちちゃん的にコレで笑いと親近感が得られると思ってるよ!!」)

 

……ヨシ!!これで行こう!!

そう思った私は、

 

「いいいいいいいえいいえいえいえいえ。」

「え?な、何?」

 

何度も言葉を吃りながら、且つ下に顔を向けながらみさえさんに近付く。

 

(ちょっ、ちょっと怖いんだけど?)

 

そのせいで、みさえさんに怖がられていることにも気づいていないけど、近付いて、頭の中に思い浮かんだ語句(フレーズ)である言葉、

 

いえいえ奥さん!私の仕事が無くなっちゃうぐらい助けられましたよ!!なははッ☆もうしんちゃんは立派な店員だと思ってまーす!!(※ギタ男「ぼっちちゃん的にコレで笑いと親近感が得られると思ってるよ!!」)

 

を口に出した!!!!

 

うへへ……奥さん。……私の仕事無くなっちゃうぐらい助けられましたよ。……しんちゃんは立派な店員と思ってます……。」ニチャア

「あ、あら〜そうなの?(……顔を合わせられるようになったらなったで、急にエグい詰め方してくるなコイツ。)」

 

……あれ?何か思ってたのと違う。もう少し、言いやすく変えよう!!

 

そういう訳なんで〜!ワタシ的には来てくれた方が大助かりですよ〜〜。だから、あまり怒らないでくださ〜〜い!じゃないとワタシが許しませんよ〜。(※ギタ男「くどいけど、ぼっちちゃん的にはコレで笑いと親近感が取れると思ってるよ!!」)

 

……コレだ!!

 

あっ……そういう訳なんで……あまり怒らないでください。……じゃないと私が許しませんよ〜。」(※音程が安定しない。)

「アハ、アハハハ。分かったわ〜。」

 

あっ……あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛し゛っ゛ぱ゛い゛し゛た゛ぁ゛っ゛!゛!゛!゛!゛

そう思った私は、みさえさんにしんちゃんを渡すとしんちゃんを羽織っていた私のジャージを奪うように取ると、

 

「そ、それじゃあ帰りますっ!!」

 

そのまま逃げるように、今は春日部に有る私の家へと走るのであった。

 

「変わった子じゃの〜。」

「まあ、あの子の母親……美智代さんから少し変わった子だということは聞かされてるんで……。」

「どうした?誰か来たのか?」

「ああ、あなた。ひとりちゃんがしんちゃんを送ってくれたのよ。」

「へ~、良い子じゃないか。」

「まあ、……そうなんだけどねぇ。」

 

銀の介さんとみさえさん、そして野原ひろしさんが私のことを話していたことも気付くことなく、私はジャージを羽織ることなく自分の家へと向かって走るのであった。だけど、

 

「へくちっ!……ん?」

 

アレ?何か急に寒気が――――。

 

 

 

 

 

 

――――次の日――――

 

そのため私は、このタイミングで風邪をひくのであった。うう、次こそは頑張ると決意したその次の日に風邪ひくとか、……そのため、この日のバイトを休むことになる旨のメッセを送ると、

 


大丈夫!!?

きのう、寝ちゃったしんちゃんに上着貸してたから、それで風邪ひいちゃったんだろうね……。

私がおねえちゃんに話しておくから、今日は家でゆっくり休んでいいよ!(◜◡◝)


 

……すいません。風邪ひいた理由は多分、私がバイトをバックレようという浅ましい精神の下で氷風呂に入ったせいなんです。すいませんほんとうにすいません。

それだけでなく、

 

「おねーちゃん、大丈夫?」

 

ふたりも心配して見にきてくれたようだった。……何だろう、良心が痛む。

 

「あのね。しんちゃんから聞いたんだけど、おねーちゃんがしんちゃんをお風邪ひかせないようにしたから、風邪ひいたんだよね?」

 

……どうしよう。しんちゃんが悪いという方向に行ってないかなコレ。バイトから逃げるために氷風呂に入った私が悪いんです。

すいません。本当にすいません。

 

「い、いやゲホッ!ゲホッ!!」

 

そう言おうとしたけど、咳が出たことにより上手く説明できなかった。

 

「でね、かすかべ防衛隊のみんなが早くお風邪治してギターとかアクション仮面とか見れるようにしてほしいって言って、みんなこんなにくれたよ。」

 

……ウ゛エ゛ッ゛!゛!゛!゛?゛

 

「先ずしんちゃんがチョコビくれてー、ネネちゃんはウサギさんのシールで〜、風間くんは冷えピタ、ボーちゃんはパワーストーンっていう石、マサオくんはアクションシールをおねーちゃんのために持って来てくれたよー。」

 

風邪に効果が有りそうなのが風間くんの冷えピタだけだけど、……みんななりに一生懸命考えて、それぞれに私に気遣ってくれているのが分かる物をくれたことをふたりから聞かされた私は、バイトから逃げるために氷風呂に入ったことを思い出してしまう。

 

……あ゛ァ゛ァ゛ッ゛!!……あ゛ァ゛あ゛ア゛ア゛ア゛!!私の良心がっ!良心が痛むう゛ぅ゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!゛!゛!゛!゛

 

……すいません。本当にすいません。

本当は私がバイトをズル休みしようと氷風呂に入ったせいなんです……。

 

「それと、お母さんが作ってくれたお粥持って来たよ~~。」

 

それだけでなく、ふたりも優しかった………。

 

 

あ゛ァ゛あ゛ア゛ア゛ア゛良゛心゛が゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!゛!゛!゛!゛

 

 

……こうして私、後藤ひとりは、こんな痛い思いをするくらいなら、もう二度と氷風呂なんか入らないということ、そしてバイトからも逃げないということを誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――ギタ男「月曜日だよ!!」

 

 

……憂鬱な月曜日がやってきた。

ああ、学校を何日も休んだからクラスのみんなは私の存在を忘れてしまっているかもしれ…………ないじゃなくて、確実に忘れられてる。

そんなことを思いながら、私は登校するべくヘアブラシを使って髪を整えていた。……何でか知らないけど、いつも私から見て右側のクセ毛が整わない。……だから、髪飾り付けてるんだけど。

 

「お風邪治ってよかったね。」

 

すると、ふたりが登校前の私に風邪が治って嬉しいのか、私に嬉しそうに話しかけてくれた。

 

「あ、うん。」

「あっ、でもおねーちゃんは学校何日も休めたから風邪ひけた方がよかった?」

「……全然よくないよ。」

「なんで~?いっつも休みたいって言ってるじゃん……。私としんちゃん、幼稚園お休みだよ?」

 

でも、このときの鏡に映るふたりの表情は嬉しくなさそうなんだよなぁ……。何でだろう?

 

「学校行くのは嫌だけど、私みたいな人間は1日行かなかっただけでクラスのみんなから存在を忘れられてしまうんだよー。」

「?……でも私としんちゃんはおねーちゃんのこと忘れてないよ?」

「……いや、そういう話じゃなくてね?」

「だからおねーちゃん。またしんちゃん達が来たとき、ギターとかアニメ一緒に見るとかして、一緒に遊んでね?」

 

……ああ、うん。……色々心配かけたしね。でも何か最近よく一緒に遊んで欲しいとか言われるなぁ。

でも、また一緒に遊んで欲しいと私に言うふたりが嬉しそうなら、別にそこまで気にしなくて良いかも。(ギタ男「ひとりちゃんは今、承認欲求がとても満たされているよ。」)

 

「それでおねーちゃん。ライブハウスでおねーちゃんとしんちゃんは何してたのかも聞かせてね?」

 

それに、何でか知らないけど、ライブハウスのことも聞いてくるんだよね。ふたば幼稚園で友達が出来た影響かな?

 

「それでね、おねーちゃん!昨日、しんちゃんがね!――――」

 

なんか、最近のふたりはふたば幼稚園のことばかり話すなぁ……。前は行きたくないと駄々こねてたのに……。何か影響が有ったのかなぁ……?

 

影響と言えば、前の幼稚園のお友達は私のことを度胸試しに来てばっかだったけど今は全然違うし、ふたりもギターやライブハウスなんか興味無かったと思うんだけどなぁ……。

ふたば幼稚園に入ってから…いや、かすかべ防衛隊のみんなと仲良くなってから、一緒に遊んで欲しいと言われることが多くなったような……?

 

気のせいかな?気のせいか?私自身が何か変わったかな?

 

ん?でも待てよ。変わったと言えば、最近の私はバンドしてライブハウスでバイトまでしちゃって………私、もう陰キャじゃないのでは!?

 

「そうだぞ、ひとりくん。君はもう立派な陽キャだ。」

「何も恥ずかしいことはないぞっ!!」

 

そう考えた瞬間、アクション仮面とカンタムロボが私を応援してくれた!(※このアクション仮面とカンタムロボはひとりちゃんのイマジナリーフレンドです。)

 

「もえもえピピピ、もえピピピ!ギターよ、ひとりちゃんが人気者になれるようにな~れ~。……ひとりちゃん!これで、ひとりちゃんがギターを持って行けばクラスの人気者になれるようになったわ!!」

 

そして、もえPも私のために魔法を使ってくれた!(※くどいようですが、このもえPはひとりちゃんのイマジナリーフレンドです。)

それに、バイトのお陰で少しはコミュ力も上がったはずだし、もえPもギターに人気者になれる魔法をかけてくれたし、……これは絶対成功する!!よし!もう一度ギター持って行こ。そしたら誰か話しかけてくれるよね!

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

そう思って、高校に向かうべく電車に乗ろうとする前に喉が渇いたから自動販売機で飲み物を買おうとしたら、

 

「ぼっちちゃん。オラはコーヒー牛乳。」

「あっ、うん。コーヒー牛乳ね。」

 

しんちゃんにそう言われたため、私は財布から硬貨を出してしんちゃんの分であるコーヒー牛乳を買うと、私は……一緒で良いか。眠気覚ましに良いだろうし。そう思って、コーヒー牛乳を二本買った。

 

「はい、コーヒー牛乳。」

「おお、ぼっちちゃんフトモモ♪」

「しんちゃん、フトモモじゃなくて太っ腹だからね?」

 

そうして、私はしんちゃんと一緒にコーヒー牛乳を飲む。

 

「ぷはー。この一杯のために生きてるんだよなー。」

「そうだねー。コーヒー牛乳も美味しいねー。」

 

……うん、たまにはコーヒー牛乳も良いねえ。…………ん?

 

「……しんちゃん、何してんの?」

 

何でしんちゃんが此処に居るんだろう?ふたりといい、5歳児ってミステリーだなぁ……。

そう思った私は、しんちゃんの目線に合わせるべく屈める。

 

「コーヒー牛乳飲んでる。」

「……いや、そういう意味じゃなくてね。何で付いて来たの?」

「オラ、幼稚園がお休みで暇だから探偵ごっこをやってるんだゾ。……で、依頼で身辺調査をやっているんだゾ。」

「……誰が?誰の?」

「依頼者のことは守秘義務がありますので、お答えできませんなぁ。」

 

……そう答えるか、守秘義務とか何処で覚えるんだろう?

そんな話をしている内に、下北沢の高校に向かう電車が発車しそうだったので、しんちゃんを小脇に抱えると、電車に飛び乗るのであった。

 

 

 

 

 

ガタンゴトン、ガタンゴトンと電車が揺れながら、私達は電車内で静かに……

 

「せまいゾ~~。下りたい~~。」

「し、しんちゃん。もう少し静かに……。」

 

していなかった。ああ、周りの視線が痛い!

だけど、次の停車駅までは我慢してもらわないと……けど、その次の停車駅に着いたときにOLらしき女性達がどやどやと入って来たときには、

 

「……オラ、がまんできそう。」

「……しんちゃん、悪いけどここで下りるからね。」

 

がまんできそうと言うのであった。……しんちゃん、悪いけどここで下りて乗り換えないと高校に行けないから下りようね。

 

「ねえねえ彼女~。目玉焼きにお醤油をかけるタイプ?それともソースゥ?」

「え?……え?」

 

それを聞いた私は、しんちゃんを小脇に抱えるとダッシュで下りた。

 

「すすす…すみませんすみません……。」

 

そして下りると、そのOLさんに私は目一杯頭を下げるのであった。

 

「やれやれ、とんだことになったな……。」

「しんちゃんが言うなっ!!」

 

そして、その駅で私はしんちゃんと寸劇をすることになった。

……はは、疲れそう。

 

 

 

 

 

そういったトラブルを乗り越え、しんちゃんが付いて来たから、このまま面倒を見る旨をみさえさんに伝えようとするけど……。

 

「……話し中だ。」

「かあちゃんは妖怪長話しババアだからなぁ〜。」

 

一向に繋がることはなかったため、私は困惑するしかなかった。

 

「……え?そんな長いの?」

「多分、高望みして婚期を逃したけど、年下の男を巧く騙して結婚したおケイおばさんとの長話しに夢中なんだと思うゾ。」

「いや、婚期逃したとかそんな情報要らないけど、……とにかく、みさえさんが知り合いの人と電話したら長くなるっていうのは分かったから、このまま私の高校まで行くしかないなぁ……。」

「おお、ぼっちちゃんの高校に行けるの!?」

 

しんちゃんは私の高校に行けることが嬉しいのか、目をキラキラさせてそう言うのであった。

 

「……うん、そうだね。私の高校の先生の指示に大人しく言うこと聞くんだよ。」

「おお~。美人教師とかに会えるんですな!!」

「それが狙いか……。いや、美人教師は居ないけど。」

「えぇ~、美人教師とか居ないのぉ?」

「ハハハハ、居ないけど学校は楽しい所だよ。……しんちゃんも通うと分かるようになるから。」

「……ホント?」

「う、嘘じゃないよ。私、友達たくさん居るし。」

 

 

…………こうして、私はしんちゃんと手を繋いで、自分が言った楽しい所と言った高校へと向かうのであった。

    

     




    
    
アクション仮面の放送日であるにも関わらず、STARRYに来るしんのすけ。

そして、ぼっちちゃんが休んでいたときのSTARRY。

虹夏「おねーちゃん。今日ぼっちちゃんが風邪ひいたのは、しんちゃんが風邪をひかないようにジャージを羽織らせて薄着になって、それで風邪ひいたみたいだから今日だけは許してあげてね!」
星歌「そ、そうか……。分かった。(……ぼっちちゃん優しいな。)」

またしても何も知らないところで虹夏ちゃんと星歌さんの好感度を大きく上げるぼっちちゃん。

あと、しんちゃんが探偵ごっこと称してぼっちちゃんに付いて行ったのは、自分のためにジャージを羽織らせてくれたために風邪をひいたぼっちちゃんを“お助け”するためです。(しんちゃん視点)


最後に刺身の盛り合わせさん、夏凛さん、本埜詩織さん、Lomiassさん、高評価等ありがとうございました。
    
    
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