嵐を呼ぶぼっち・ざ・ろっく!   作:tatararako

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78話を投稿させて頂きます。
   
  
リアルが有るから、遅れてゴメンね!!!
   
    
   
    


虹夏ちゃんのアルバイトだゾ

    

   

今日、私こと伊地知虹夏は、カスカベ書店という本屋のバイトに行っていた。

理由は、アルバムの作成とかミュージックビデオの撮影とかするのも結構お金かかるから、稼がないといけないからなんだよね~……世知辛いなぁ~…世の中。

 

「今日からお世話になります。伊地知虹夏です。」

 

そのため、店長さんとカスカベ書店の店員さんに元気よく挨拶すると、

 

「私が此処の店長です。こちら、ベテラン店員の中村さん。」

「分からないことが有ったら、どんどん聞いてくださいね?」

 

店長さんがカスカベ書店の店員さんは、ベテランの中村さんだと紹介してくれていた。

……凄く愛想が良さそうな人に思えたから、上手くやっていけそうだと私は確信した。

 

「はい!」

 

そのため、私は店長さんとベテランの中村さんに元気よく挨拶すると、

 

「それと、当店の決まりとして、業務中は店員同士の連絡に書店協会公認のブロックサインを使ってもらいます。」

「……ブロックサイン?」

 

私は店長さんから、ブロックサインなるものを使うと言われ……嫌な予感がしたのであった。

 

「こんな感じ。」

 

すると、店長さんと中村さんは向かい合うと、

 

(中村さん、今朝何食べた?)

(味噌汁ぶっかけご飯。具は豆腐とワカメ!)

 

と手を忙しなく動かしていた。……そして、

 

「「みたいな~。」」

 

と言っていた。だから私は、

 

「は……はぁ。」

 

としか答えられなかった…………。

何やってるのか、何一つ分からない。

 

「ま、コレは追々覚えてもらって良いとして…。」

「わ、わかりました……。」

 

……なんだろう。もう帰りたくなってきた。

 

「えー、あと、当店では、万引きや立ち読みを厳しく取り締まっております。」

 

あ、コレは重要そう。コレだけはちゃんと覚えておこう。

 

「……何故なら、アタシは立ち読み。それも、読むだけ読んで買わない人間は許せないし、“お客さん”じゃないの~っ!!」

 

……と、思っていたら、店長さんは人が変わったかのように熱弁していた。……急にどうした!!?

 

「……店長。」

 

そして、感慨深げに見る中村さん。

……え?何コレ?

 

「……私の父も……本屋だった。……しかし、人の良い父は、立ち読みをさせ放題!……当然の結果、店は……傾いたわ。」

 

そして、店長さんは立ち読みを許せない理由を私に語ってくれる。

……立ち読みをさせない理由を。

 

でも、ソレって“人が良い”と言うのだろうか?と私は思ったけど、口にせず、墓まで持って行こうと思った。

 

「そんな憎っくき立ち読み客!!だから、アタシは何を言われようとも、立ち読みだけは阻止し続けるのよっ!!!!」

「……そうですね。そっちの方がカッコイイかも♡」

 

そして、私のバイト先の先輩となる中村さんは感動していた……。

何だコレ?

 

「中村さん!!」

「店長!!」

 

そして、店長さんと中村さんは共感したのか知らないけど、互いに涙を見せて手を繋いで称え合っていた……。

……バイト先、間違えたかな?……おねえちゃんに会いたい。

 

「……とは言っても、あくまでもマイルドにね?」

 

そうして、急に熱弁して称え合っていたと思ったら、急に冷静に「マイルドにね?」となった店長さんに、私は「は……はぁ。マイルドにですか?」としか答えられなかった。

 

……いや、だって、ブロックサインとか、憎っくき立ち読み客とか熱を上げて言う書店が、マイルドに取り締まるんだろうか?としか思えないし~…。

 

(ポイントブラボーにて、買う気の無い立ち読み客の二名を発見!)

(らじゃー!)

 

とか考えてたら、中村さんが何時の間にか離れていて……多分、きっと、立ち読み客を見つけたんだろうなぁ~…というブロックサインを店長さんに送っていた。

 

それを見た店長さんはサムズアップしていたけど……多分、私の中では、それが一番分かりやすいブロックサインだと思った。

 

「じゃん!……コレはハエのフィギュアをピアノ線で取り付けたカスカベ書店特製のはたきです。」

「は……はぁ?……というか、ハエがよく出る店とかお客さんが来なくなるんじゃあ……?」

 

そして、店長さんは私に“ハエのフィギュアを取り付けたはたき”を見せてくれたため、私は逆にお客さんが来なくなるんじゃあ?と言うと、

 

「細かいことは考えない。」

 

考えなくて良いと店長さんは言っていた。

……いや、そういうことじゃないと思うんだけど?

 

「要はこちらの気持ちがやんわり伝わりゃ良いの。」

 

そして、ハエをブラブラさせながら、そう言う店長さん。

……いや、客が来なくなるのでは?

 

「……ハイ、ごめんなさいよ~。すみませんねぇ~。」

 

そんな私の考えなど、関係無いと言わんばかりに店長さんは"ハエのフィギュアを取り付けたはたき"を立ち読み中のお客さんに振る。

 

「な~んか、ハエがね~~……もうしわけございませんねぇ~。ただいまハエ撃退中。コラ待てハエ!どこ行くハエ!」

 

そして、店長さんは“ハエのフィギュアを取り付けたはたき”を立ち読みしていた客に振り回した結果。

 

「……。」「……。」

 

お客さん二人は無言で帰って行った……。

良いんだろうか?コレ?……逆にネットとかで“不潔な店”として評判になるんじゃあ?

 

「店長お見事!非情の舞い、偽りのハエ退治!」

「……はぁ。」

 

そして、店長さんの……その、偽りのハエ退治でお客さんを追い出したことに中村さんは喜んでいた……しょ、しょ~もねえ~……。

 

「他にも色んな技が有るのよ!!」

「お、おおう……。」

 

そして、店長さんは興奮気味に私に近寄ると“色んな技が有る”ことを教えてくれたけど……正直言って、有用な技なんだろうか?

 

「ム?……アレは……中村さん。虹夏さんと一緒に。」

「ハイ!」

 

すると、店長さんと中村さんは怪訝な顔でメガネを掛けた男性客を見ていた……え?何が始まったの?

 

そうして、鼻歌を歌いながら歩くメガネを掛けた男性客の後を中村さんと一緒に尾けていると、

 

「新しい週刊誌が出る度に、グラビアだけ見て何も買わずに帰る。……ブラックリストレベル3の客よ?」

 

中村さんが私に何も買わずに帰る要注意人物だと教えてくれた……あぁ~そういうの居るよね?お目当てな部分だけ見て帰る客って。

ジ〇ンプとかマガ〇ンとかでよく見る客だよね~…。

 

「……ま、見てて!」

 

すると、中村さんはブラックリストレベル3の人に近付くと、

 

「あはぁ~♡……出てる。出て「ハァーイッ!!ちょっとごめんなさいねぇ~!?」

 

中村さんは本を入れ替えまくっていた。

 

「ハァーイ!入れ替え入れ替え!!」……ぐっ!取れない。」

「アレこそが、中村さんの得意技!」

 

そのためか、店長さんが中村さんのやっていることを説明してくれていた。

 

「……はぁ。」

「立ち読みしようとする雑誌を見せない。……用も無いのに、雑誌入れ替えディフェンス!」

 

用も無いのに、雑誌入れ替えることで、立ち読みを阻止していると……。

 

……私は“はたきにハエのフィギュアをピアノ線に付けて振り回したり”とか、“用も無いのに雑誌を入れ替えたり”とかを『立ち読み客撃退』と称して大真面目にやる店長さんと中村さんを見た私は、

 

(やってることが小学生か!)

 

と思ったけど、決して口にせず、墓まで持って行こうと心に誓った。

 

そして、ブラックリスト入りしている立ち読み客を撃退した中村さんは「えへ♡」とサムズアップすると、

 

「お見事!」

 

店長さんは中村さんを評価していた。

それを見た私は、

 

(……変な店に来たな。)

 

……と、率直に思った。

 

「……さて、」

「は、ハイ!?」

 

とか考えていたら、店長さんに急に話を振られたため、私は驚いてしまう。

……気付いてないよね?私が(……変な店に来たな。)とか思ったこと。

 

「先ず、コレを奥に運んでちょうだい。」

「ハイ!」

「かなり重たいから、中村さんが台車を持って来るまで……えぇ!!?」

 

店長さんに言われた通り、ダンボール箱三つを奥に運ぶため、私はダンボール箱三つを全部持ち上げて、運んで行った。

 

「……へ?……あ?」

「わぁ!すごい力っ!!?」

 

すると、店長さんも中村さんも驚いた顔をしていた。

……いやぁ~、ドラムやってるから、重い機材を運んでたから、これぐらいは軽い軽い。

 

「……あ!いや〜…私はバンドのドラマーやってるから持てるんですよ~!?」

「ん?え?……あ?そ、そうね?」

 

でも、私は店長さんに“下北沢のゴリラ”と思われたくないので、そう伝えておく。

……いや、ホントにこれぐらい普通だよね!?

 

(中村さん!?あの人は何言ってるの!?)

(分かりません!!)

 

……すると、店長さんと中村さんはブロックサインしていたけど、みんな久しぶりだから忘れてるだろうから、一応言うね?

 

……誰がゴリラじゃいっ!!!!

 

と、そんなこと考えてると、

 

「おおおおぉぉぉっ!!お股のおヒゲの写真集!!」

 

聞き覚えの有る声を聞いたため、そっちを見ると……って、しんちゃん!?何でココにぃっ!!?

……と思ったけど、あ、そっか、しんちゃんの家から近いのか、此処。

 

……そして、何でそんな遠い所にバイトに来たんだろう?私?とか考えてしまったけど〜……うん、考えないでおこう!

 

(緊急事態発生!ブラックリストレベル5!店内に侵入っ!!)

「……店内に侵入?……って、ああっ!!?」

 

すると、店長さんと中村さんがしんちゃんを見ると、大慌てしていたから、何事かと思い見ると……しんちゃんの方を注視しているようだった。

 

「……くっ、やられた……私の“用も無いのに、雑誌入れ替えディフェンス”が……。」

「えへぇ~♡」

 

……って、あ!しんちゃん!どう見ても5歳児が見るべきでない写真集なんか見て!!

 

「ああ、もう、中村さん!あんな『バーブ・スペクターが初心者の英会話の本を見てるぅ!』とか子供だましの手に……!」

 

そのため、中村さんと店長さんがしんちゃんに手をこまねいているのを見て、私はしんちゃんに近付くと、

 

「コラコラ、立ち読み禁止。」

 

しんちゃんの上から写真集を取り上げる。

 

(おおっ!!?)

(本を取り上げるなんて、凄い荒業!!?)

 

そうして、私はしんちゃんから取り上げた写真集を手に持ちながら、

 

「んもう、いけず~!」

「ハイハイ、しんちゃんにはまだ早い。……もう少し、オトナになってから見る物なの!コレは。」

 

この“写真集”はしんちゃんにはまだ早いと警告するのだった。

 

「……あの子相手にッ!」

「中々やりますね?」

「コレは有望な新人が入ったわね?」

「ええ。……力も凄いですし。」

 

すると、店長さんと中村さんは“しんちゃんの相手”をしている私に感心しているようだった。

 

……え、えっへへぇ~♡そうかな♡(※末っ子特有の褒められて嬉しい反応。)

 

「むーっ!おケチー!」

「ハイハイ、何とでも言えっ!」

 

けれど、しんちゃんは写真集を取られたことに対する抗議の声を上げていたけど、私は無視した。

……すると、

 

「……妖怪胸なしオババ。……下北沢のゴリラ。」

 

しんちゃんはそんなこと言ったので、

 

 

げんこつ!

 

 

 

「何言ってるんだろうねぇ~…?この子は?」

 

私は、しんちゃんにみさえさん直伝の『げんこつ!』を食らわせ、気絶させていた。

 

「あ……もうちょっと、マイルドに……。」

「良いんです。この子は知り合いの子でみさえさんから許可は貰ってるんで。」

 

すると、中村さんから「マイルドに……。」と言われた私は、みさえさんから許可は得ていると答えると、

 

「エエ!!?……知り合いなの?」

「……ま、隠し子みたいなもので……♡」

「か、隠し子っ……!!?」

「そーそー。」

 

中村さんはそれに驚いたのか、しんちゃんに「知り合いなの?」と尋ねられたから、しんちゃんは「隠し子」と嘘を吐いて、その隙に“写真集”を見ようとしたので、

 

「お客さ~~ん?ウソを広めないでくださいね~~?」

「お、おおおおおおお!!?」

 

私は、しんちゃんにみさえさん直伝の『グリグリ攻撃』で折檻していた。

……すると、

 

「に、虹夏ちゃん!やりすぎですよ!」

「甘い!……この子はリョウみたいなもんで、この程度じゃ反省しません!」

 

中村さんにやりすぎだと注意されると、私はしんちゃんのことをリョウみたいに反省させないといけないと分かっているため、中村さんにそのことを説明しようとしたら、

 

「……で、でも?……あ。」

「……ホラネ?」

 

……既にしんちゃんは本を使った“変わり身の術”で逃げおおせていた。

くっそおおおおおお!何処へ逃げたジャガイモ小僧!!

 

……とか考えてると、当のジャガイモ小僧は“違う写真集”を既に見ていた。

そのため、私は『げんこつ!』か『グリグリ攻撃』で折檻しようとしたら、

 

「虹夏ちゃん!……他のお客様の手前も有るから、マイルドによろしく。」

「う~~ん……アイツはなぁ。」

 

けど、中村さんに「マイルド」にと言われ、みさえさん直伝の技が使えないことに悩んでいると、

 

「私に任せて?」

「おおう!?」

 

ふたりちゃんが既に後ろに居た。

……い、何時の間に?

 

「……え?え?ふたりちゃん?妙案が有るの?」

「ふっふっふ……しんちゃんの家の近くに住んでて同じ幼稚園に通ってて同じかすかべ防衛隊の一員である私だよ!?……しんちゃんの説得ぐらいお手の物だよ?」

「へ、へぇー…。」

 

そ、そうなんだ。

……なら、今回はふたりちゃんに任せてみよう。

 

「あ、おねえちゃん。……しんちゃんがカスカベ書店で5歳児が見るべきじゃない写真集見てるから来て。」

 

他力本願だった。

……ウッソだろオマエ。ぼっちちゃん並みの行動力じゃねえか。

 

すると、ぼっちちゃんは全速力で来たのか、ぜえぜえと息を切らしながら、しんちゃんに近付くと、

 

「……コラッ!しんちゃん!!……それは、まだしんちゃんには早いっ!!」

「おおっ!?」

 

ぼっちちゃんはしんちゃんを叱責すると、

 

「……元の位置に戻す。」

「ほ、ほ~~~い……。」

 

しんちゃんはぼっちちゃんの言うことを素直に聞いて、写真集を元に戻すのだった……。

 

す、すげえ!母っちちゃん!!

 

「ホラ、チョコビ買ってあげるから、帰るよ?」

「ほっほ~~い!チョコビ!チョコビ!」

「わーい!おねえちゃん!!」

「……フフ。」

 

こうして、母っちちゃんはしんちゃんとふたりちゃんと一緒に手を繋いで帰って行った……。

 

……ぼ、母っちちゃ~~ん!!(*´▽`*)

 

「……す、すごい!」

「あのジャガイモ小僧を……こうも簡単に!!?」

 

ま、まあ、母っちちゃんは、しんちゃんといったかすかべ防衛隊の皆から慕われてますからねっ!!(※何故か勝ち誇る虹夏。)

……そんなことを考えてると、

 

「~~~♪」

 

リョウが来た。

……そのためなのか、

 

(き……緊急事態発生!新たなブラックリストレベル5!店内に侵入っ!!)

(ら、ラジャー!!)

 

店長さんと中村さんの“ブロックサイン”が急に忙しなくなった。

……コイツもこの店に迷惑を掛けてたのか。

 

「あっ、居た居た。」

「……何しに来たオマエ?」

「いや、しっかり働いてるか気になって……。」

「用が無いなら、帰れ。」

 

……そのため、私はリョウに帰るように促すけど、

 

「まあまあ、そう言わずに……犬マユとか有るジャ〇プとか読んで大人しくしてるから。」

「いや、それ見たいだけだろ?」

 

リョウはジ〇ンプを立ち読みすると言ってきたので、注意する。

……どうせなら、バンド漫画とか有るき〇らとか読めよ。とか思ったけど。

 

「此処は任せてください。……同級生なんで。」

「そ、そう。任せるわ?」

「お、お願いね?」

 

そのため、リョウは私が対応すると言うと、店長さんと中村さんは奥に消えて行ったため、

 

「ハイハイ、お帰りはアチラ…………。」

 

リョウを見ると、

 

「……犬マユとかスライムとか有るかな?」

 

ジャン〇を見るためにビニールを剥がしていたから、

 

「山田ぁっ!!!!」

 

私はリョウにプロレス技をかけた。

 

「ギブギブギブギブギブギブ!!!!」

 

……結果、カスカベ書店をクビになってしまった。

ま、まあ、バンドに全力で立ち向かえってことだよねっ!!(´;ω;`)

   

    




    
    
CM。

……関ヶ原の戦い前、立花宗茂は悩んでいた。

立花宗茂「……どうする?西軍か?東軍か?」

……何故なら、

立花宗茂「……西軍付いて家康を殺して、全部三成のせいにすれば、オレの天下になるんじゃねえかな?」

彼は世間が言う“武士の鑑”ではなかったから。


というのを書いてて良いっすか?
……いや、色んな話が思い浮かぶから、マジで頭が回らない……。



あと、最後、マチャドさん、nnnnnnnnnnさん、高評価ありがとうございます!!
    
    
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