嵐を呼ぶぼっち・ざ・ろっく!   作:tatararako

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8話を投稿させて頂きます。


ここのふたりちゃんは、とある理由によりしんちゃんのことは大体知ってます。


そして、目下の最近の悩みは、ぼっちちゃん達が進級し過ぎると、クレヨンしんちゃんじゃなくなり、えんぴつしんちゃんになってしまうこと。((((;゚Д゚))))ガクブル


あっ、あっ、今話も8000文字以上もあるので、時間が有る時に見てやってください……。
    
   


ぼっちちゃんが勧誘するゾ。

     

    

校長としんちゃんがアクション仮面ごっこをやっていた場面を私と喜多さんが目撃した後、私達は下北沢駅に着いていた。

私のバイト先に向かうために私こと後藤ひとりを先頭に真ん中はしんちゃん、最後尾は喜多さんという列に並んでSTARRYへと歩いて向かっていた。

 

 

「バイト先って下北沢だったのね……。」

「あっ、来たことあるんですか?」

「私の前のバンド下北系だったから……それにメンバーの先輩達がここに住んでて。」

「そうなんですね。」

 

しかし、私こと後藤ひとりはまだ下北の街並みというか、いかにもおしゃれタウンというか、視覚情報だけでなく肌からも感じる陽のオーラの街並みに圧倒されそうであった。………そのため、

 

「ちょっと!?後藤さんが後ろだと道分からないじゃない!」

「すみません……この街まだ慣れなくて…。」

 

私は、喜多さんを盾にするように前にして、後ろに隠れるように移動していた。

 

「恥ずかしい……。」

「こっちの方が恥ずかしいって~!」

 

喜多さんの背中をしがみつくようにしていたために、喜多さんが私を引き摺って歩くという不格好なものとなってしまう。……しかし、

 

「まあまあ、オラが知ってますから、オラの後に付いて行けば良いよ。」

「え?そうなの?じゃあ、しんちゃんにお願いして良い?」

「ブラジャー!」

 

しんちゃんがSTARRYへ向かう道を知っていると言ってくれたため、それを聞いていた喜多さんも私も一筋の光明が見えたかのように思えた。……これで、列の前に出なくて済むと考えながら。

 

「それじゃあ、しんちゃんは後藤さんが行くお店の名前とか分かる?」

 

そんなこと考えていたとき、喜多さんがしんちゃんに私のバイト先の名前を知らないかと尋ねたとき、

 

「……何だっけ?」

 

名前を知らないと答えてくれたことで、私と喜多さんはズッコケるのであった。……道案内任せても良いんだよね!!?

そのため、私が喜多さんに私のバイト先の名前ともうすぐで着くことを伝えるのであった。

 

「ああ、もうすぐなんで、場所はスターリーって所です。そこに虹夏ちゃんとリョウさんがもういるはず「えっ!?」

 

しかし、喜多さんが「えっ!?」と言って唐突に歩みを止めてしまったので、私は喜多さんが背負っていたギターケースに顔からぶつかってしまう。

 

「ごめんね……私、やっぱり帰る!」

「えっ?何で…ぶぅ!?!」

 

唐突に「帰る。」と言う喜多さんに驚いた私は、つい「何で?」と尋ねてしまったせいか、喜多さんにほっぺたを押さえられながら、喜多さんは顔を近づけるのであった。

 

「ごめん理由は言えないけどそこにはどうしても行けない!ここに来たことは絶対にその人達にも言わな「お!ぼっちちゃーん!よくわかんないけど、エナドリたくさん買ってきたよー…って!あっ!逃げたギタ~~~~~~~!」

 

そんなことをしているうちに虹夏ちゃんが私に気付き、私に声を掛け……え?逃げたギター?逃げたギターってどういう……喜多さん!手に力を加えないでください!!ほっぺが……ほっぺがあぁぁぁぁぁぁ。

 

「喜多ちゃん…何でここに?」

あ、あの、私……

 

……あの、……喜多さん、そろそろほっぺから手を離していただけると助かるのですが……?喜多さん、気付いて下さい!そう思いながら、私は手足をバタバタさせていた。

 

「あれ?」

あっ…あああ…あう…リョウせんぱい。

 

しかし、リョウさんが私達の目の前に現れたとき、喜多さんの手の力は更に強くなっていき、あっ?いや、力は加えないでくださぁぁい!!

 

「何でもしますからあの日の無礼をお許しください!どうぞ私をめちゃくちゃにしてください!」

「おぉ~。」

「誤解を招くような発言やめて!」

 

その願いが通じたのか喜多さんは私のほっぺから手を離すと「何でもします」とリョウさんに言いながら土下座をしていた。

……それを見ていた虹夏ちゃんは「誤解を招くからやめて」と止めようとしていた。

 

「喜多ちゃんは結束パンツに入るためにここまで来たんだゾ。」

「しんちゃん!誤解を招くようなことは言わないでぇ!!」

「しんちゃん結束バンド!喜多ちゃん何処らへんから誤解!?」

 

そして、しんちゃんが喜多さんが此処に来た理由が結束パンツというより結束バンドに入るためだと言うと、喜多さんは私にギターを教えてもらうために来たのであって結束バンドに入るために来たのは違うというより誤解だと言うと、虹夏ちゃんはしんちゃんに結束バンドだとツッコむと喜多さんにも何処からが誤解なのかとツッコんでいた。

 

「……ププ、結束パンツって良いよね。虹夏?」

「リョウも乗っからない!収拾がつかなくなるから!!」

 

それどころか、リョウさんもおふざけに入ってしまったことで状況が混沌と化したので、私はこう言って場を整えるしかなかった。

 

「しんちゃん!皆さん!STARRYに行きましょう!!」

「ああん♡強引なんだからぁ……。」

「しんちゃん!変な声も出さない!!」

 

しんちゃんの手を引っ張りながら、私は皆にとりあえずSTARRYの中に入ろうと言ってSTARRYの中に入るのであった。

そのため、皆は私に釣られてSTARRYに入って行く様を見た虹夏ちゃんは、涙を流しながら私に対してこう思ったそうです。

 

()っちちゃん、ありがとう……。)

 

それだけでなく、喜多さんは私に対してこう思ったそうです。

 

(後藤さんって、家族には大きな声を出せるのね……。)

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

こうして、STARRY内に入った私達は、喜多さんに何故ライブに来なかったのかを聞いていた。

 

「え~!喜多ちゃんギター弾けなかったの?」

「はい……。」

「だから合わせの練習、頑なに避けてたんだね。」

 

喜多さんは、そう言って俯きながら、申し訳なさそうに虹夏ちゃんやリョウさんにライブ直前に逃げた理由を述べていた。

だけど、喜多さん気まずそう、……な、何か気の利いたことを言えれば……。

 

「突然、音信不通になったから心配してた。」

「先輩!」

 

リョウさんさすが!

 

「死んだかと思って最近は毎日お線香あげてた。」

 

……リョウさん、殺さないでください。

流石に虹夏ちゃんも「いや、勝手に殺さないで。」ってツッコんでいますし……。

 

「あの…怒らないんですか?」

「気づかなかったあたし達にも問題あるし。……それにあの日はなんとかなったしね!」

 

虹夏ちゃんは喜多さんに怒っていないということを伝えると、私に目配せをしてくれていた。……それを見た私は、不思議と心が暖かくなった。

 

「でっ、でも!それじゃ私の気が収まりません!何か罪滅ぼしさせてください!」

「そんなこと言われてもな~…。」

「じゃあ今日1日ライブハウス手伝ってくんない?忙しくなりそうだから。」

「そうだね!」

 

しかし、喜多さんは「怒らないんですか?」と虹夏ちゃん達に聞くと、虹夏ちゃん達は全然気にしていないようだった。むしろ、ライブハウスを手伝ってくれるだけで良いと言っていた。

 

「そっ、それだけじゃ…」

「じゃあ、恥ずかしい恰好をしてもらおう。」

 

星歌さんこと店長さんが喜多さんにそう言うと、ある個室に招き入れて行き、その数分後には喜多さんはメイド服姿で現れた。

 

そのとき私はこう思った。店長さんは何であんな服持ってるんだろうと……。

 

しかし、喜多さんはそんな疑問を抱かずに熱心に床掃除をしていた。その姿を見た店長さんは、

 

「あいつ、臨時なのに使えるな~。」

 

その仕事ぶりを称賛して……えっ!?

 

「ほんと。喜多ちゃん手際いいね~。」

 

確かに!あわわわわわわ……

 

「惰眠を貪る時間までできてしまった…。」

「時給から引いとくな。」

 

それどころか……。

 

「喜多さん、いい匂いしますね。」

「え~、ありがとうございます。」

 

PAさんが喜多さんにいい匂いがすると言うと同時に名前呼びをしていた。……私名前呼ばれたことないのに!

 

「お、喜多ちゃん愛想いいし受付も覚えてみる?教えるね!」

「はい!」

 

私の任されていない仕事まで!!!!

 

「ドリンク代500円です!今日はどのバンドを見に来られましたか?フライヤーもよかったらどうぞ!」

「喜多ちゃん接客うまいね~。」

「私、人と関わるの大好きなんです。」

「いつも受け付けはリョウなんだけど目が死んでて困るんだよね~。無表情怖くない?」

「リョウ先輩はあの顔がいいんですよ~。」

 

私の出来ない仕事も完璧に……。

 

「それなら、オラもできますゾ。」

「え~?ホント―?」

「いや、実は陰で人気あるんだよ。しんのすけは。」

 

喜多さんに対抗してなのか、自分も接客ができると言うと、喜多さんは半信半疑であった。……だけど、店長さんがしんちゃんの接客に太鼓判を押していたって、人気あったのぉっ!?

 

「しんのすけ、このライブハウスは好きか?」

「うん!!」

「じゃ、大きくなったらウチに来な。」

「いや、もうちょっと将来性のある所に行くから……。」

「……お前、そこはちゃっかりしてるな。」

 

それだけでなく、店長さんはしんちゃんに大きくなったらSTARRYに働かないかと誘うほどに気に入っているようだった。

……でも、しんちゃん。そこは嘘でも行きたいって言っとこうよ。……店長さん半泣きしてるから。

 

「ぼっち。そんなところで何してる?」

「あっ、アイデンティティの喪失中です……。では聞いてください。その日入った新人より使えないダメバイトのエレジー。」

 

その一方で、私こと後藤ひとりは、その日に入った新人と5歳児以下の自身の接客力とコミュ力の無さに打ちひしがれ、可燃ごみのポリバケツの中に籠るように入っていた。

 

♪らんらららん、らんららら、らんらんらんら~んらん、らんららららんらんら~ん。

 

ダメバイトのエレジーを弾きながら……。

……短い間だったけど……貴重な体験できて楽しかったです。

そんなことを考えていたら、ご拝読ありがとうございました。という文字が頭に浮かんできたと同時に、ぼっち・ざ・ろっく!の2期をお持ちしておりますというテロップも流れていた……。

 

「ぼっちちゃんぼっちちゃん。喜多ちゃんにドリンク教えてあげてよ。」

「は、はい!」

 

名誉挽回のチャンス!

 

……ん?…あっむ~~り~~~~~見られると緊張する~~~!

 

あっはは…へへ…は……。

「わ~!後藤さん溢れてる溢れてる!!」

 

こうして、私こと後藤ひとりによる喜多さんへの新人教育は、私が手を火傷するということで終わった……。

 

 

 

 

「大丈夫?大体分かったから、後藤さんもう休んでて?」

イキってすみません…

 

そのため、喜多さんは私に火傷した手をハンカチで覆ってくれていた。……イキってすみません。

 

「よかった。大事にならなくて……。」

「あっ、ありがとうござ…!」

 

そうして、喜多さんが私の治療をしているとき、私の手が喜多さんの指先に触れ……あれ?喜多さんの指先…。

 

「後藤さんってなんでバンド始めようと思ったの?」

「え…?」

 

喜多さんにバンドを始めようとした理由を尋ねられた私は、答えに詰まっていた。

……いや、だって、始めた理由は……インドア趣味なのに派手でかっこいいし人気者になれるし………動機が全部不純すぎる!

どっどどどどどうしよう。こうなったら、テレビで言ってた言葉を使おう……。

 

あ…世界平和…世界平和を伝えたくて……。

「意識高いのね。」

 

はい……嘘です。……本当はちやほやされたいだけです。……本当にすいません。そう心の中で謝罪していた。

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

そんなこんながあって、私と喜多さんはカウンターで接客業を行っていた。

今回のしんちゃんは虹夏ちゃんのお達しにより、リョウさんのところに居た。……理由は、私がしんちゃんを使って接客することで私が接客に慣れることが無いようにするためと言われました……。

 

「――――はい!こちらコーラです!」

 

と言っても、殆ど喜多さんが相手していたけど……。どうやったら、メイド服姿であんな軽快に接客できるのだろうか?

そんなふうに喜多さんのことばかり考えていたせいか、ふとあることを思い出し、思い切って喜多さんに聞いてみることにした。

 

「あっ、あの、もしかして喜多さんの言ってた憧れの先輩って……。」

「うん…リョウ先輩。………私は後藤さんと違って不純なんだけど……先輩の路上ライブ見て一目惚れしたの。」

 

リョウさん他のバンドもしてたんだ…。

 

「ちょっと浮世離れしてる雰囲気とか、ユニセックスな見た目とかもう何もかもキャー!って感じで!そして何より、楽器が様になってて!」

「あっ、それはわかります。わ、私が持つとどうしても楽器に持たされてる感が…。」

「そう!楽器が持ってるみたいになっちゃう!」

 

あっ、なんか急に親近感が…「あのー。…カシオレください。」

「はい!少々お待ちください。」

 

グッバイ親近感!調子乗ってすみません。

 

「演奏聴いてからリョウ先輩の活動ずっと追ってたんだけど、前のバンド突然抜けちゃって。」

「へ、へぇー……。」

「そのあと、結束バンドのメンバー募集を知って思わず「やりたい!」って言っちゃって。」

 

す、すごい行動力……これが陽キャ。私にはできない……。

 

「だってバンドって、第2の家族って感じしない?」

「……家族?」

「うん!本当の家族以上にずっと一緒にいて、みんなで同じ夢を追って、友達とか恋人を超越した不思議な存在な気がして、部活とか何もしてこなかったし、そういうのに憧れてたんだ。」

 

……わかるなぁ、私もずっと憧れてたから。

 

「そう!私は結束バンドに入って先輩の娘になりたかったの!友達より深く!密に!」

 

……ん?あれ?喜多さんって結構やばい人?

 

「まぁ、だからこそバンドにはもう入らないけどね。……一度逃げ出した私みたいな無責任な人間は駄目よ。バンドなんてしちゃ。」

 

……喜多さんは、無責任な人間がバンドをやってはいけないことだと言いながら、何処か哀愁が漂う雰囲気を出していた。

それを見た私は、何故かは分からないけど喜多さんがハンカチで覆ってくれた手を強く握り締めていた……。

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

「じゃあお疲れ。今日はもう帰っていいよ。」

「「「お疲れ様でした~!」」」「おっ、お疲れ様で~す…。」

 

そうして、店長さんがバイトの時間が終わったことを告げてくれたので、私達は「お疲れ様でした~!」と言っていた。

……だけど、喜多さんが、

 

「今日はありがとうございました。これからもバンド活動頑張ってください。陰ながら応援してます。……それでは!」

 

結束バンドに入れないと言って、陰ながら応援すると言って、帰ろうとしていた。……それを見て、私は止めようとするけど、

 

「ほうほう。喜多ちゃんは結束バンドに入るのが嫌なんですな?」

「!…しんちゃんそれは違うから!!……誤解を招くようなこと言わないでね?私は、一度逃げ出したから、それがダメなのよ。」

 

しんちゃんが、喜多さんに結束バンドに入るのが嫌だから入らないということ?と言ってきたため、喜多さんはそれを全力で否定していた。……し、しんちゃん、頼むから喜多さんを怒らせることを言わないで?

 

「え?虹夏ちゃん達、一度逃げたから喜多ちゃんを入れないってそんなこと言ってたっけ?」

「…え?」

 

だけど、しんちゃんが喜多さんに"虹夏ちゃん達が一度逃げ出したから入れたくない"といったことを言っていたかと問われた際に、喜多さんは動きを止めてしまっていた。

 

「んん~?…オラ、憶えていないから、ちょっと聞いてみる~!」

「え!あ!…ちょっとっ!!?」

 

しんちゃんはそう言うと、虹夏ちゃんに喜多さんを入れないという話をしていたかどうか尋ねてくると言うと、喜多さんから離れて行ったため、喜多さんは大慌てでしんちゃんの後を追おうとする。……だから、私も!

 

「あっ、あの!「おっ?」……さっき、私が喜多さんに手当してもらった時……左手の…ゆ、指の先の皮が硬くて…そ、それは!」

「かなりギター練習してないとならない。」

 

私も、喜多さんがかなりのギター練習をしてきたと、皆に聴こえるように言おうとしたけど、上手く言えなかったためにリョウさんが私の言いたかったことを全て伝えてくれた。

そのため、私はリョウさんの説明を「ふん!ふん!」と言って、頷いていた。

 

「……喜多ちゃんも!これから結束バンド一緒に盛り上げてほしいな!」

 

それを聞いた虹夏ちゃんも、喜多さんに結束バンドに入って欲しいと伝えていた。

 

「何で私にそんな…。」

「え?だって喜多ちゃんが逃げ出してなかったら、ぼっちちゃんとも会えてなかったよ?」

 

喜多さんが、どうして逃げたことを責めないのか?と問われた虹夏ちゃんは、そうしなかったら私に出会えなかったからと言っていた。だから、私も……。

 

「ふん!ふん!」

 

頷いていただけだけど、私も肯定していた。……そうしなければ、私も虹夏ちゃん達とバンドなんて組めなかったから、だから喜多さんも入って欲しい。

 

「あたしもずっとバンドやりたかったからさー。引け目感じちゃうのも、でもまだ憧れちゃうのも気持ちわかるんだよね。」

「わ、私もでーす!!

 

そうして、ずっとバンドをやりたかったと言う虹夏ちゃんの言葉に触発された私は、大声で自分も同じだと言っていた。それを聞いた皆は驚いていた。それを察した私は、

 

あ…ご、ごめんなさい…。思ってたより声出ちゃって……。

 

突然大声を出したことを謝罪していた。

 

「リョウも戻って来てくれたら嬉しいよね!」

「スタジオ代もノルマも4分割。」

「素直な言い方しなよ~。」

 

そうして、虹夏ちゃんとリョウさんがふざけ合っていると、

 

「先輩分のノルマ……貢ぎたい!」

 

喜多さんも変なことを言っていた。……それを聞いた虹夏ちゃんは「爛れた関係が爆誕しそうなんだけど……。」とツッコんでいた。

 

「あ、でも先輩たち、今のパリピバンド路線はやめた方がいいですよ…。毎晩踊り狂ってるんですよね?」

「それどこ情報!?」

 

元通りになれてよかった。…ぐだぐだだったけど喜多さんを引き留めようとしてよかった。私!…頑張った!!

 

「……ねえねえ、ぼっちちゃんぼっちちゃん。これにて、でめたしでめたし……なんだよね?」

 

しんちゃんが不安気な顔で私にそう尋ねてきたから私は、

 

「……うん!そうだね!」

 

笑顔で、めでたしめでたし……もとい、しんちゃんのお陰でもあるから、でめたしでめたしになったと答えた。

 

私だけじゃなく、しんちゃんも頑張ってくれた!!しんちゃんが頑張ってくれたお陰で、高校で喜多さんだけでなく喜多さんの友達とも仲良くなれたことで楽しい高校生活になりそうだし、結束バンドも晴れて勢揃いした!

 

……ありがとう、しんちゃん!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そういえば後藤さん。……幾ら家族でも、しんちゃんを夜遅くまで連れ回しちゃってるのは大丈夫なの?」

 

……ん?しんちゃんが家族?

 

「い、いえ、私としんちゃんは……5歳の妹の友人で、別に親類という訳では……。」

「え!?私、後藤さんとしんちゃんは姉弟だと思って勘違いしてて……ご、ごめんなさい。」

 

ああ、私がしんちゃんの姉だと思ったのか……まあ、知り合いの子の好物とか普通知ってる訳無いよね。ふたりがいつも教えてくれたから覚えてるだけなんだけど。

 

「あっ、いえ、私も伝えてなかったので……。」

「……というより、後藤さん。幾ら知り合いの子でも、こんな夜遅くまで連れ回して大丈夫なの?私、後藤さんのことをしんちゃんのお姉さんだと思ってたから、後藤さんが連絡した方が良いと思って、しんちゃんの親御さんに連絡してないんだけど……?」

 

ああ、私がしんちゃんの姉だと思ったから、連絡するのは私の方が良いと思っていたのか。

 

……て、アレ?そういえば、みさえさんに一度でも連絡したっけ?

高校に着いてから………そういえば喜多さんを結束バンドに加入させたいとか、喜多さんのギター練習に付き合うとかでドタバタしてて……一度も連絡してないっ!!!!

 

あっあっ、あああああ……す、すみません!お先に失礼します!!」

 

私はみさえさんのことを思い出し、顔を青ざめると、虹夏ちゃん達にそう言って、しんちゃんを引っ掴まえると大急ぎで店を出るのであった。マ、マズイ!!このままだと本当に怒られるぅ!!!!

 

 

 

――――――――――――

――――――――

――――

 

 

 

す、すすすすすみません。何でもしますからお許しください。どうぞ私をめちゃくちゃにしてください……。

 

そうして、しんちゃんが夜遅くになっても帰って来ないということで警察沙汰になっていたしんちゃんの家の前に着いた私こと後藤ひとりは、みさえさんとひろしさんに必死で土下座をしていた。

 

「い、いいのよ。ウチの子も迷惑を掛けたようものですから……。アハ、アハハハ……。」

 

みさえさんは私にそう言いつつも、

 

「すみません、すみません。」

 

ひろしさんと一緒に警察の人に謝罪していた。それを見た私もみさえさんとひろしさんと一緒に警察の人に必死で謝罪していた。

 

「い、いえ、今回は事件性が無かったというだけでも良かったですので、……どうぞ、頭を上げて下さい。」

 

だけど、警察の人はそう言って私達を許してくれると言ってくれていた……。ああ、ありがとうございます。それと、本当にすみません。

 

「やれやれ、ぼっちちゃんとオラの母ちゃんには困ったものですな~。」

「アンタが言うなっ!!!!」

 

……そうして、みさえさんの声がしんちゃんの家の前で響き渡るのでした。

 

 

こうして、私のスマホには家族以外の人、喜多さんと喜多さんの友達以外にみさえさんとひろしさんが追加されることになりました……。

    

   




    
   
喜多ちゃん視点から見れば、人見知りっぽいぼっちちゃんがしんちゃんの好物を知っていて、しかも、親しげに話す。……うん、姉弟に見えるわ。

そしてこの話の後、しんちゃんはみさえにめちゃくちゃ怒られた。
そして、喜多ちゃんと虹夏ちゃん、それに星歌さんも後日みさえさんに謝罪に向かった。……なお、リョウはいつも通りだったとのこと。

あと、汚い青山○能ボイスが「芸能人などの実在する人物が登場する作品の投稿」に該当するのでは?との指摘が有ったので、汚い青○吉能、そして、は○じあき先生(ぼざろ作者)等に変更しました。
……コメントで削除等されるかもしれないと不安な方は削除しても構いませんので、よろしくお願いします。こちらの不手際でご迷惑をお掛けしますが、誠に申し訳ございませんでした。



最後に、ks-3700さん、肉野郎さん、snowmans1さん、(合っているよね?)高評価ありがとうございました。
    
   
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