【本編完結】慟哭の龍【挿絵有り】   作:ロウシ

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幕間です。そして話数的に一応折り返しとなります(20/40)
4/21 誤字修正 報告ありがとうございます


幕間
巌流島の、その後


 

1.

 

 

【力剛山】

 

 『昭和の巌流島』を勝利で飾った力剛山は、自他ともに認める国民的スターとなっていた。

 

 日本の、ぼほ全国民の前で範馬勇一郎を血祭りに上げたために、力剛山のプロレスを八百長と思う声はぱたりと途絶え、『プロレス八百長論』を軸に記事を書いていた朝目、日高新聞は、手のひらを返してプロレスを賛美する美麗秀句を並び立て、力剛山の花道を飾り立てた。

 

 力剛山の門下生も、あの凄惨さを目の当たりにし、特に、範馬勇一郎を慕っていたもの達は去っていったが、それは力剛山が手に入れたものと比べるなら、微々たる損失であった。

 

 獅子尾龍刃という、傑物を除いて……だが。

 

 力剛山の事務所には、祝電が鳴り止まなかった。

 山王組組長の計らいで、力剛山は日本テレビ界の"黒幕(フィクサー)"、児島保志夫にも顔を合わせることができ、テレビ局は今後も、総力をあげてプロレスを支援することを約束した。

 

 とうとう、東京郊外に、力剛山の夢に描いた『城』が建てられた。

 力剛山の居城(リキ・パレス)と名付けられたそれは、素材の釘一本に至るまで、高級な輸入品をふんだんに使うなど、贅沢の限りが尽くされていた。

 

 力剛山の理解者にして、筆頭支援者で()()()毎朝新聞OB、子集院記者はこの一〇ヶ月後に自宅で割腹自殺をするのである。

 

 力剛山の元に、徳川光成から連絡があったのは、そんな時であった。

 

『リキや、まずはおめでとう』

 

 電話越しの光成の声は、淡々としていた。

 含みのある声色であった。

 

「御老公、ありがとうございます! これもすべて、御老公のおかげですよ!」

 

 力剛山がいけしゃあしゃあと宣うと、光成は「そうか、そうか」と力剛の言葉を噛み締めるように返した。

 

「して──何用でしょうか?」

『リキ、突然ですまんが、試合をやって欲しくてのぉ』

「地下で──ですか?」

 

 力剛山の声が、ピリッと張り詰めた。

 受話器の送信口を手で覆い、声が漏れぬようにした。

 目つきまでもが鋭くなり、そこにいないはずの何物かを睨みつけている。

 既に、力剛山は栄光をつかんだ。

 力剛山は地下格闘技から足を洗って久しい。

 今更、ファイトマネーも知名度もない、後楽園球場地下闘技場で戦うメリットなど、力剛山にはない。

 徳川光成ほどの男が、それを解らぬはずはない。

 何を考えているのか……不気味であった。

 

 力剛の心配を、しかし、光成は笑い飛ばした。

 

『心配せんでもええよ。ギャラはワシが出してやる。そうじゃなあ……『昭和の巌流島』の、一〇倍のギャラでどうじゃ?』

 

 見透かされていた。

 なんという妖怪ジジイであろうか。

 力剛の頭は素早く損得をそろばんにかけた。

 ぐ、と受話器を握る手に力が入る。

 

『心配せんでもええ。例え負けても、その額をキッチリ払ってやるわい』

 

 おいしい話だった。

 だが、おいしすぎる。

 

「……御老公。相手は誰ですかな?」

 

 力剛の問いに、光成はん〜と、悩むような声を出した。

 だが、いかにも演技と言った様子で、相手が誰なのかわかっているのだが、どう伝えるのかを悩んでいる声であった。

 

『範馬勇一郎のファン……とだけ、言っておくかの』

「本当に、ギャラはプロレスの一〇倍、いただけるんですね?」

『疑り深いのう。ま、そこがおヌシらしいんじゃがな』

 

 にたり、と力剛山の口が、三日月模様に曲がる。

 

「わかりました。御老公、試合の日時が決まったら、またご連絡ください」

 

 力剛山は電話を切った。

 その顔には、自尊にあふれた笑みが張り付いていた。

 

 

2.

 

 

【松尾象山】

 

 

 道場の真ん中で、松尾象山は正座していた。

 目を閉じている。

 息を、細く吸い、吐いている。

 想っていた。

 獅子尾龍刃のことを。

 範馬勇一郎のことを。 

 力剛山と範馬勇一郎の、あの()()のことを。

 

 範馬勇一郎のホテルに飛び込んだ龍刃は、顔をぐしゃぐしゃに歪めながら出てきた。

 松尾象山は、ホテルの前まで行動を共にしていた。

 というより、狼狽えて今にも崩れそうな獅子尾龍刃を支えて、車でホテルに送り届けたのが、松尾象山であった。

 

 獅子尾龍刃は、泣いていた。

 とめどなく、泣いていた。

 松尾象山はかける言葉が見つからなかった。

 車に乗るように訴えたが、龍刃は拒否し、そのまま歩いてどこかに消えた。

 

 あの芝居に関して、松尾象山は最初からずっと、イヤな予感がしていた。

 範馬勇一郎が、なぜ、今になって力剛山を救うようなマネをしたのか?

 『プロレス八百長論』など、武道に携わる一流どころにとっては、論ずるまでもなく結論が出ている。

 だから、そんな外見(そとみ)を気にしているのは、力剛山だけだ。

 プロレスラーになれば、否応なく『台本(ブック)』の存在は知ることになる。

 興行師(プロモーター)の存在を知り、プロレスリングに求められるのが、武道家がたどり着く強さではないことを、知ることになるのだ。

 松尾象山はアメリカンプロレスリングに何度も上がっている。

 空手家でありながら、プロレスの強さも弱さも、酸いも甘いも知り尽くしていた。

 

 範馬勇一郎は見事なまでに完敗した。

 プロレスでもなく、真剣勝負でもなく、ただただやられた。

 それによって、その凄惨な有様を見せて、プロレスは真剣勝負の危険性を孕む、武道であるかのように思わせたのだ。

 

 誰が、それで得をする?

 範馬勇一郎の名声は地に堕ちた。

 柔道の──ひいては、日本武道の誇りも然り。

 反比例して、力剛山の富と名声は盤石のものとなった。

 そのバックにつくヤクザ連中もまた、はるか未来にプロレスが廃れるまで、力剛山から甘い汁をすすれるだろう。

 

 それを、範馬勇一郎が承知していないはずはない。

 

 松尾象山はゆっくりと立ち上がった。

 口を細く息を吐く。

 その先の空間に、範馬勇一郎を思い描く。

 

 小さい──。

 あんなに太かった姿が、あんなに大きかった範馬勇一郎が、なんと小さくなったことか。

 

「セイヤァッッ!!」

 

 松尾象山は、その、小さな範馬勇一郎に向かって、真剣な正拳突きを打った。

 虚像の中に、松尾象山の太い拳がのめり込み、範馬勇一郎の影は揺らめいて、消えていった。

 

 松尾象山は一礼を捧げた。

 決別の一打であった。

 深く深くおじきをして、顔を上げる頃には太い笑みを浮かべ、快活な声で笑い出した。

 

 

3.

 

 

【久我重明】

 

 

 黒い(おとこ)だった。

 髪も、皮膚も、服も、ズボンも、靴も、何もかもが黒い。

 おそらくは下着も黒い。

 皮膚の下を流れる血の色が黒くても、不思議ではなさそうである。

 吐く息がまた、いっそう黒い。

 見た目にはまだ、一〇代もそこそこであろうに、既に、修羅の世界を味わった男の風格を備えていた。

 

 黒い男は、名を久我重明と言った。

 

 夜道を歩いている。

 闇の中に、くっきりと、人型の闇が揺らいでいる。

 

 プロレス──に思いを馳せていた。

 自身の兄、久我伊吉を引退に追い込んだプロレス。

 重明にさよならを告げる時、伊吉の顔は、どこか晴れやかでさえあった。

 あの時以来、兄とは連絡が取れない。

 

 兄の行方が気になるわけではない。

 兄を引退に追い込んだ、プロレスというものに、久我重明は強い興味を抱いていた。

 

 久我伊吉は、強い。

 共に萩尾流を学び、年齢体格の差はあれど、カタログスペックを語るならば、今の重明より強いかもしれない。

 もちろん、いざやりあえば、重明は負ける気などさらさらない。

 対、久我伊吉のシミュレーションなど、飽きるほどにこなしている。

 その伊吉が、全力を持って戦い、まんまとプロレスをさせられた。

 相手の名は"アジアン・ドラゴン"。

 力剛山にアメリカで敗れたものの、パンクラチオンを学んだわかきエリートレスラーという『設定』の男。

 

 本名は、獅子尾龍刃。

 

 久我重明が力剛山のジムを訪ねた時、既に獅子尾龍刃は破門になっていた。

 道場破りではなく、獅子尾龍刃破りが狙いであった重明は、大人しく帰路に着く。

 

 獅子尾龍刃の行方は、誰ひとり知らなかった。

 というより──しゃべってはいけない、という空気が、力剛門下のプロレスラーたちにはあった。

 痛めつけて、秘密を聞き出すことも考えた重明であったが、レスラーの中のある男の熱烈な視線を受けて、それをやめたのである。

 

 そして、ゆっくりと、歩いている。

 人気がなくなっている。

 戦後一〇年少しのこの時代、都心を離れれば、蛍光灯がない道路など珍しくもなかった。

 

「ここならいいだろう」

 

 久我重明は、ゆっくりと振り返った。

 視線の先に、ぬう、と大きな男が立ち上がる。

 

 特徴的な顎の持ち主であった。

 坊主頭で、上はTシャツ、下は長ズボンを穿いている。

 あの、熱視線のレスラーであった。

 久我重明にも、見覚えがあり、名を知っている男だ。

 

 プロレスラーとして、既に前座や中堅試合に出ている。

 

「久我重明さん、だな」

 

 男──猪狩完至は言った。

 力強い視線が、久我重明を刺してくる。

 だが、戦おうという気配ではなかった。

 久我重明はそれでも、十分な間合いをとっている。

 いかにも自然体だが、その指先が、もぞもぞと動いている。

 暗器の存在を確かめていた。

 

「少し、話したいことがあるんだ。獅子尾龍刃について──ぜひ、おれの話を聞いてくれ」

 

 久我重明の目が、猪狩完至の目を見返した。

 小さい黒点が、さらに引き締まり、小さくなっていた。

 

 

4.

 

 

【鬼頭順之介】

 

 

 暴力団、青龍組がケツを持つバーで、若頭の鬼頭国左は飲んだくれていた。

 バーテンダーに、棚の端から端まで、ありったけの酒を持ってくるように命じている。

 

 ベープ兄弟戦のリベンジマッチで、力剛山に利用され、商品価値の無くなったプロレスラー、山伏達夫を怒りのままに切り捨てた青龍組は、来るプロレスブームに完全に乗り遅れ、山伏を抱えていたならば、便乗ながらに手に入った、莫大な利益を失った。

 

 山伏は、自分を慕う若手を引き取って、『フジ・プロレス』という小さなプロレス団体を立ち上げて、細々ながらにプロレスブームに乗っかり、堅実に興行をこなしている。

 

 恥を忍んで、山伏に戻ってくるように手紙を出したが、当然のように突っぱねられた。

 それが組にバレて、『盃を割った相手に縋る情けない男』として、青龍組での鬼頭の地位は、底抜けに落ちていた。

 

 位こそ、まだ若頭であるが、もはや誰にも尊敬されず、組長らにも見放された。

 もうアガリの目は無い。

 鬼頭は、ヤケ酒を煽っているのだった。

 

 からんからん、と音がする。

 扉が開いた音である。

 誰かが入ってきた。

 鬼頭が、おぼつかない視点で見る。

 子供であった。幻覚では無い、まだ一〇歳にもならない、少年だ。

 それにしては、鬼頭の腹筋あたりまで身長があり、身体の大きな子である。

 

 ねえ、と子供は、鬼頭に声をかけた。

 恐れも何も無い、純朴な声であった。

 

「なんだよ」

 

 鬼頭はぶっきらぼうに答えた。

 少年は、目をくりくりと丸くしていた。

 興奮しているのか、目の光に好奇心が見える。

 

「プロレスって、強いんだね」

 

 地雷を踏み抜く一言であった。

 しかし、鬼頭は怒りもせず、逃げるように少年から目線を外し、グラスの酒を煽った。

 

「ねえ、おじさん。おれが、プロレスを倒したら、おれ、強いよね?」

「ばか餓鬼が。てめえなんぞに、プロレスラーが倒せるかよ」

 

 吐き捨てると、少年はにぃっ、と笑った。

 手を伸ばして、拳を見せた。

 

 血で、濡れていた。

 

 気づいて、ガタッと音を立てて、鬼頭が倒れた。

 手に持っていたグラスが放り出されて地面に落ち、パリンと割れた。

 にいっ、とまた、微妙に違う笑みを、少年は浮かべた。

 

「おまっ、え! 順之介! いったい、何をしてきやがった!?」

「学校で、えらそうにしてる六年生をぶん殴っちゃったんだけど、やりすぎちゃったんだ」

 

 下級生をこづいて、カネを奪っている六年生のグルーブがいた。

 それを見て、思わず助けに入り、この少年──鬼頭順之介は、六年生たちを全員血ダルマにしたのだという。

 

「ほんとは、もっと手加減しなきゃって思ったんだけど、ナイフ出してきてさ。じゃあ、おれも、思いっきりやるしかないじゃん」

 

 嬉々として語る、その顔は実に子供らしい。

 よくみると、頬に返り血の粒が浮かんでいることに、鬼頭は気づいた。

 

「おれ、最近、どうじょーに通ってるんだ。みなかみナントカっていう、ヘンなおじさんに教えてもらってるの」

 

 それは、水上喜左衛門という武術者であった。

 古流武術、水上流の継承者である。

 水上流は、実戦で名を馳せた──殺人術である。

 自分の甥っ子が、まさか、そんな狂気の殺人術を習い、挙句、それに天性の才覚を発揮していることなど、鬼頭国左には知る由もなかった。

 

「おじさん。おれって、けっこうつよいんだよ!」

 

 両拳を眼前に作って、けたけたと、順之介が笑っている。

 鬼頭国左の額に、粘り気のある汗が滲んでいた。

 

 

5.

 

 

【愚地独歩】

 

 

 徳川光成に話を通して、力剛山を呼び出した。

 空手着に着替え、拳を握る。

 その赤子の手のように膨らみのある丸い拳を、じっと、愚地独歩は見つめていた。

  

 その先に見ているものは、あの日の範馬勇一郎であった。

 

 雨の降りしきるあの日──範馬勇一郎と決別するために、対峙した。

 範馬勇一郎は、どこまでも範馬勇一郎だった。

 あるいは、勇一郎が、力剛山にリベンジすることを、愚地独歩は期待していた。

 

 だが、真実を言い当てるや否や、勇一郎は情けなく俯いた。

 

『ゼニ、貰っちまったからなァ……』

 

 ポツリと呟いた。

 範馬勇一郎は、どこまでも苦しそうに、ひと言ずつ綴った。

 

 腹は決まった。

 愚地独歩は、範馬勇一郎のことを尊敬してやまなかった。

 恋焦がれるほど憧れていた。

 あったことはないが、竹馬の友だと思っていた。

 日本最強の武道家。

 おおらかで、大雑把で。

 なにより、強かった。

 範馬勇一郎をたおすのは、自分だと決めていた。

 

 しかし、それはもはや叶わぬ夢。

 

 ならば、決別の肴に力剛山に制裁を下す。

 それを持って、愚地独歩は愚地独歩の武道を歩もうと決めた。

 

 後楽園球場地下闘技場。

 試合場には、既に力剛山と、徳川光成が入っている。

 

 愚地独歩はそこに向かって踏み出した。

 一〇〇キロを超える体重でありながら、足音も気配も消していた。

 

 不意に──獣臭がした。

 

 背後からだ。

 愚地独歩は目を見開いて、静かにふりかえった。

 

 

 そこに立っていたのは────……

 

 

6.

 

 

【薬師丸法山】

 

 

 死体があった。

 男の死体だ。

 立派な体躯の、鍛えられた肉を持つ、男の死体。

 片手に、日本刀を握っている。

 死因は、頚椎損傷。

 首の骨が折れて、気道が捻れてしまったのだ。

 

 やったのは、それを見下ろす少年であった。

 学生服に身を包んでいた。

 左肩から右脇にかけて、刀疵を負っていた。

 今、殺したばかりの男に、つけられたものであった。

 肉を薄く斬られており、血が滲んでいる。

 

 周りは、巨大な仏像が所狭しと並び、円状になって殺人現場を見下ろしている。

 

 男は、少年の父であった。

 ここでつい先ほど、薬師丸流武術の相伝が、行われたのであった。

 薬師丸流武術は、薩摩藩の『お留め流(門外不出の武術)』として生まれ、現代に置けるまで他流と交わることなく、既存の殺人技術を時代と共に先鋭化させ続け、一子相伝で伝え続けていた。

 

 相伝者の儀式は、単純である。

 "薬師丸流を持って、人を殺めること"。

 

 少年──薬師丸法山は、父をターゲットとした。

 そして、見事に殺して見せたのだ。

 法山に首を絞められる、父の最期の言葉は、『見事』であった。

 

 薬師丸法山は、父を殺した己の手を見ている。

 なんの震えもない。

 なんの感慨も湧かない。

 

「ふうん」

 

 と法山は言った。

 

「命ちゅうもんは、こげんもんか……」

 

 と、呆れたような声で。

 

「犬コロも人も……変わらんばい……」

 

 既に、亡くなった父のことなど、どうでも良くなっていた。

 肉親を手にかけた禁忌すら、法山になんの情感ももたらすことはなかった。

 

 父、薬師丸暗水を手にかけたことは、罪に問われなかった。

 先に日本刀で斬りかかったのは暗水である。

 事実、法山は胸を斬られている。

 ましてや、法山は暗水の実の息子である。殺人に至ったのは、刑法第三十六条により不起訴となり、正当防衛行為とみなされた。

 

 薬師丸法山はその後、空手、ボクシングなどの表の大会に出場するも、いずれも試合中に相手を死に至らしめている。

 いずれも、試合中の事故と処理されていた。

 

 その後、薬師丸法山は日本を離れ、外国で傭兵として生計を立てていく。

 

 

 一九七三年、ベトナム戦争で外国人傭兵部隊として、獅子尾龍刃とパートナーを組んで行動していたのが、この薬師丸法山なのである。

 

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