リミットミッション   作:可戸模来打藻睡気鳴人

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2話目も書けちゃった。


FIRSTMISSION始動

Limit―39hours(残り時間39時間)

昼 13時

『余り悠長にしてられないからチャチャッと説明するね、明後日取引が行われるその内容っていうのが超戦略的小型ミサイルって言う兵器の設計図なんだけど、これが凄くて小型なのに燃料が沢山積めて飛距離はおおよそ北海道から東京位までだったっけ?』

「知りませんよ」『そうだったねまぁ、それでそれだけだったらまだ良かったんだけど問題その精度にあるんだよね、さっき言った距離であれば着地地点は1mの誤差なく着弾させることが出来る、その上速度が相当早いし撃ち落とすのなんて無理ゲーでさ、一回国に持ち込まれたら最後テロ起こし放題って訳』

「なるほど、確かに危険ですね。どの位の大きさの物なのでしょう?」

『めーちゃ小さいよ』

「それじゃ分かんねぇすよ」

『うーんとね?こーんくらい』と言いながらKは両手を50センチ程に広げてみせる。

「いや、ちっさ」『でしょ!』

「オーバーテクノロジーと違いますかね?」

そう言う俺にKはこの位それなりの頻度であるよと笑ってみせた。この世界危険すぎて草、Kには尊敬の念を抱いた。

「いやでも、今回取引を阻止できたとしてもそのミサイル作れる所を潰さない限り何度でも取引は起こるんじゃ?」

『それは君が知らなくていい事だよ、OK?』「OKです」

その後も作戦会議をし時計を見ると1時間たっていた。

先輩(K)もそれに気づいてそろそろ出ようかと声を掛けてくれる。その言葉に頷き外に出ようと席を立つとふと、思い出したように先輩が振り返って

『私は︎︎ ︎︎ ︎︎”‬梨花‪”‬で通ってるから外で呼ぶ時は呼び捨てか梨花さんって呼んでね。部下達には私のお気に入りって事で話は通しておくから館の方は頼んだよ』と言った。

綺麗な人が振り返るのは中々に破壊力があるという事を学んだ。

 

店を出ると梨花がいつの間にか手配していた車に2時間揺られ中国マフィアの本拠地に運ばれた。

大きな屋敷で左右対称に作ってある。森に囲まれており外から中は見ずらく、中から外は見やすくなっている。そして、門扉にはデカデカと【力悠会】と書いてある。門を越えると広い庭が広がっており、ど真ん中には大きい噴水がある装飾も凝っていて豪華だ。

ここでの俺のロールプレイは梨花のお気に入りもとい恋人候補。『客人ではあるし、幹部のお気に入りだから相当言い訳の出来ないヘマをしでかさない限りは殺される事も無いだろう』との事だがそれでも怖い者は怖い、ガラが悪くガタイが良い強面がボディガード兼俺への監視役としてつくと聞いて震えた。

ここで梨花の『館の方は頼んだよ』との発言の意味を教えよう。

作戦会議中教えて貰ったことだが、性能確認の為にミサイルは一発だけ作ってあるそうだ。そのありかはボスから直々に取引を任された梨花でも知らないらしい。

知っているのはボスとその側近のみ、

話を聞くに取引の際にその一発を発射して満足する結果になれば中国マフィアの最初に提示した金額の倍の値段で買うそうだ。だがめんどくさいのはこれからで着弾地点は相手方が決めるとの事。

この着弾地点を各国の大使館にでも落とされたらひとたまりもないので是非とも回収したい所、だがぽっと出の俺が取引に行く訳にも行かないので其方は梨花が行くしかない。一方うちの組織は今回の件を引き起こした中国マフィアを早めに消しておきたいとの事で事実上の解体もしくは一時的な活動停止に追い込むのもMISSIONに組み込まれたらしい、なので居なくなる梨花に代わり俺がこの任務を遂行する。

『じゃあ行ってくるねエースくん(a)!!いい子にして待ってたらお姉さんがご褒美あげるから!』

考え事をしていると後ろから梨花の声が聞こえて振り返るとハグされた。2、3歳は離れていそうなのでお姉さんと言うのも間違いじゃないかもしれない。っと、俺もハグし返さなきゃ

「うん!行ってらっしゃい!ご褒美待ってる!!」

そう言うとハグした手を下げながら周りには聴こえないくらいの小さな声で『頑張って』と聞こえた。

自然に頬が緩むのを感じる。次の瞬間にはお互い真剣な表情に変わっており、梨花が車に乗るのを見届けて此方も覚悟を決めて館に向き直った。事前に教えられた様にガラが悪くガタイの良い男がボディガードとして付けられその男に連れられ用意された部屋まで来た。

男は『何かご入用でしたらお呼び下さい』と言い部屋を出ていき静かに扉を閉めた。

今回俺が行う方法は手荒だ、この組織は規模が大きいので本拠地を爆破した程度では立て直されて終わりだ、なので首領を叩く!

この世からエンガチョしてもらってバレないうちにスタコラサッサ……と言った感じだ。

だがただ殺すだけであればまだ簡単だったが今回は取引と並行して行う必要がある。先に俺が任務を達成させてしまえば俺を連れてきたkが始末されかねないし、始末され無かったにせよ。ミサイルの回収が困難になる、だからといって取引の件が先に終わると今度は梨花のツレである俺が人質にされてしまう。それは何としても阻止したい。中々難しそうな仕事だが達成する他ないな。

残り時間36時間

俺のFIRSTMISSION―――始動




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