前回から約1年と半年…(えっそんな経ってるの…?)
前回の前書きで次の投稿は少し長いとは言ったのに気が付いたら滅茶苦茶長くなっとる…!
言い訳をするとコーラルキメたり、ヤクザしたり…大統領の娘救いに行ったりと多忙でござんして…
いやホントに申し訳けございません!!
謝罪もそこそこに第4話どうぞ…(期間空きすぎて文の造りが変わってるかも…)
尻もちをついた状態で放心していたアニメ絵の少女が描かれたオレンジ服(いわゆる萌えキャラ?)を着た男性に手を差し出すと、ドラゴンに殺されかけたせいか彼は困惑した顔をしながら戸惑いつつも俺の手を掴む。
手を掴んだ瞬間、俺は矢張り彼が軍事関係者だと確信する。というのも手袋越しとはいえ手を握った瞬間、彼の手には一部分だけ他の皮膚よりも固くなっている場所を感じた。自分もそうだが銃を長年扱う者特有のまめだこだと解る。
それにこのまめだこだけならまだ警察関係者の可能性もあった。だが警察関係者ならば兵士を手錠なりで拘束する筈、にも拘わらず迷う事無く殺したあたりそう言った訓練も一通りしていると言う事。結果彼は軍人だと思われる。
「あ、あのー?俺の手に何か…?」
「あっ!いえ何でもありません!何処もお怪我が無くて良かったです」
握った手を見つめながら数秒ほど固まっていたせいで不審がられてしまった…。一応適当に誤魔化したが悪い癖が出てしまった。
錬金術を習い始めた頃から自覚した癖なのだがどうやら俺は考え事をする時に何処か一点を見ながら固まる癖があるらしく、お師匠である錬金術師やリザさん*1によく注意されていたのを思い出す。
っと、そんな事は置いといてここで軍事関係者に出会えたのは良かった。軍事関係者ならテロ相手の対策とかで民間人の避難場所を知っている筈だ。
「あ、あの今のって魔h「何を言いたいのかはわかります。ですが今は緊急事態、後程お話します」あ、そうだった」
男性が興奮しながら話し掛けて来るがシャツから見ておそらくオタクだなこの人。何やら錬金術に付いて聞きたいようだが今は緊急事態だから無駄話は無しだ。
「所で貴方軍事関係者…というか軍人ですよね?」
「え?そうですけど…なんで?」
矢張り当たっていたようだ。男性は驚きと困惑が入り混じった表情をしながらも肯定した。
「先程そこの兵士を投げて組み付いた後、迷う事なくナイフで頸動脈を突き刺した動きでもしやと思いまして」
「あ〜なるほど…」
「それに手を握った際に軍人特有の豆だこもありましたし」
「まめだこ」
男性は納得行ったような表情をしながら頷いている。てか自分で緊急事態とか言いながら無駄な雑談してる場合じゃねぇ!
「っとすいません、自分で緊急事態だなんて言いながら無駄話を…」
「あ、いえ!こっちこそすいません!」
「いえいえ…本題に入りますが軍人ならこの様なテロが発生した場合、民間人の避難場所を知っていると思われます。ご覧の通り私は外国人、出来る事なら教えて頂きたいんです」
「避難場所…!そうだ!そこの警察の人!無線貸してくれ!」
避難場所さえ分かれば民間人にそこへ向かうよう指示すれば被害が減ると思い男性(…ずっと男性って呼ぶのも面倒だ。後で名前を聞こう)に聞くと何か思い出したのか先程助けた警官へ向かっていく為その後ろ姿を追いかける。
近くに寄ると警官から無線を借りた彼はそのまま無線をオープンの状態で叫び始める。
「民間人を今すぐ皇居に避難誘導してくれ!」
『誰だ!?突然無線を繋げたと思ったら民間人を皇居にだと!?何を言っているんだ!』
「時間が無いんだ!銀座の惨状はもう解ってるだろ!モタモタすると被害が広がるぞ!」
『しかし…我々一介の警官がどうこうできるものでは…』
「こうやって問答している間にも誰かが死んでるかも知れないんだ!頼む!」
彼の必死の頼みに無線の向こう側の警官…恐らくその中でも階級が上の者であろう人からの返答が数秒無い状態の後、ザザッと無線の音が鳴る。
『分かった…出来るだけの事はしてみる。だが皇居警察の説得はかなり難しいぞ』
「ありがとう!俺もすぐに皇居に行く!皇居警察への説得は俺がするから一先ずは皇居前広場に民間人を集めてくれ!!」
『承知した…所で君はいったい何者なんだ?』
お?後で名前を聞こうと思ったがタイミングが良いのか警官が彼の名前を聞こうとしている。
「
イタミはキリッとした顔付きの状態でそう言った後、無線を貸してくれた警官へ無線を返しコチラに振り向く。
「あーとすいません避難場所を聞かれてたのに急に行動しちゃって…」
「構いませんよ。民間人の避難場所は今の無線での問答で把握しました。何より民間人の為の行動ですし、謝らなくて大丈夫です。取り敢えずそのコウキョ?に向かいましょう」
「ありがとうございます…っと皇居の場所は分かりますか…?えーと…」
取り敢えずコウキョへ向かう為に走り出したイタミの後をまた追いかけていると、イタミはなんて呼ばべ良いのか分からなさそうにしている。そういえば自分の名前教えていなかったな…。
「あぁ、申し遅れました。私はエイド、エイド・セレステラと言います。エイドでもセレステラでもお好きなように呼んでください」
「セレステラさんね、分かりました。俺の名前は…」
「イタミヨウジですよね?先程無線相手の警官にも仰っていたのは聞こえておりましたから。それでコウキョの場所ですが…申し訳無いのですが…」
申し訳なく思いながらイタミにそう伝えると「あー…」と何か納得した様な表情をしている。多分外国人観光客とでも勘違いしたんだろう。
しかし仕方ないじゃないか…!こちとらハガレン世界に転生してから21年も経ってるんだ。前世の記憶なんて興味無い物なんてほとんど消え失せてるよ!
「取り敢えず皇居へは自分も行かないとなんでこのまま送りますよ」
「ありがとうございます。ところで何故そのコウキョ?を避難場所に決めたんですか?」
先程の無線の時から疑問に思っていた事を彼に問う。コウキョが何なのかも忘れてしまったが、正直日本にあんな軍勢相手に民間人を守りきれる場所なんて無かったような…?
「皇居は日本の王様、天皇様が住んでる場所なんですよ。あそこは元々江戸城跡で城があって、堀に土塀があって防衛向き、更に近くに警察署と警察庁の2つがある。あそこなら警官を集めて防衛線を敷いて民間人の避難完了まで持ち堪えれる筈なんだ」
テンノウ…あーなんか思い出して来た。そうか皇居って元は城なのか。それならイタミの言う通り避難場所になる。しかし…
「理由は解りましたが民間人をその皇居に避難させて守り切れますか…?言っては何ですが恐らく奴等の軍は万単位ですよ」
「それについては大丈夫。中で立て籠るつもりは無いんだ。門の出現場所と奴等の進行方向からして奴等が攻めてくるのは二重橋付近。それならそこから反対側にある平蔵門から民間人を逃がせば安全の筈」
なるほど…ちゃんと対策もしてあるのか。この人滅茶苦茶優秀だな。自衛隊ってのは確か日本の軍隊だったけど、記憶の限りじゃ基本は災害救助ばかりでこんな事態(そもそも異世界らしき所から軍勢が来るなんて本来あり得ないが)対応なんてした事ない筈なのに。
「それなら良いのですが…一応聞きますがその防衛線はどれぐらいで作れると?」
「断言は無理だけど、多分最低でも30分ぐらいで最低限のバリケードとかは敷けると思う…」
最低限とは言え30分でバリケードを敷けるって早くね?いや付近の警官を総動員すればそれぐらいはいけるのか…?だが30分か…多分間に合わない。
「恐らくですが奴等本隊は足並みをある程度は揃えて侵攻しています。なのでそこまで早く来るとは思えませんが、奴等の中に騎馬兵が居るのは確認しています」
「騎馬兵って…!」
俺の言葉にイタミも想像がついた様だ。その証拠に顔が青褪めている。
「先程も言いましたが奴等は万単位の軍勢、騎馬兵だけでも恐らく数百、最悪千は超えている可能性もあります。更にここは建物で囲われているとは言え平地の大通り、騎馬兵の特徴であるスピードを出せるんですよ」
「それじゃあ」
恐らく30分も経たずに騎馬兵は皇居に辿り着くだろう。さっきは平地の大通りとは言ったが自動車が残っている。それが多少は障害物になるだろうがほとんど意味を成さないだろう。
だからこそ…
「それなら尚更早く防衛線を…!ってセレステラさん?」
皇居へ向かうべく進めていた足を止めてその場に立ち止まる。突然の俺の奇行に青ざめながら困惑の表情を見せるイタミ。
防衛線を敷くためにも騎馬兵をどうにかしなければいけない。その為にも俺は奴等を…
「奴等の足止めをします」
この場に残って時間稼ぎをする事を決めた。
今後の展開において、GATE世界の日本にハガレンの漫画がある世界線と無い世界線、両方を考えて居るのですがどちらを書くか決めかねているのでアンケート致します。
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GATE世界にハガレン漫画がある展開
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GATE世界にハガレン漫画が無い展開