※休刊※幼馴染に片想いしてる俺は幼馴染にヤンデレになって欲しい。   作:鈴幡 永輝

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文椛メグツカから改名して鈴幡永輝(すずはたえいき)になりましたw
特に理由はないですw
めっちゃお久しぶりですね!学校が大変で全然書けませんでした…
優秀な庭師のネタがないので一旦オリジナルに逃げますw

_________________

ー登場人物ー

霧関 貴斗(きりせき たかと)ー主人公、陽キャ、頭悪い!
紀利那 梓沙(きりな あずさ)ー主人公、?キャ、頭良い!
旭川 京士郎(あさひかわ きょうしろう)ーサブメン、陽キャ、頭良い!
蒼崎 蓮 (あおざき れん)ーサブメン、陽キャ、頭悪い!
近江 敬浩(おうみ たかひろ)ーサブメン、陽キャ、頭悪い!
原崎 雄也(はらざき ゆうや)ーサブメン、陽キャ、頭悪い!
衿本 孝治(えりもと こうじ)ーサブメン、陽キャ、頭良い!
神闥 叶(しんたち かなえ)ーサブメン、?キャ、頭良い!
秋鈴 萌愛(あきすず もえ)ーサブメン、陽キャ、頭悪い!
松原 カリン(まつばら かりん)ーサブメン、陽キャ、頭悪い!
麗真澄 音々(うららますみ ねね)ーサブメン、?キャ、頭良い!
真佐原 秋(まさばら あき)ーサブメン、陽キャ、頭良い!
*?キャは陽キャでも陰キャでもないということです。東大医学部頭悪い!(謎)

ー舞台ー

港区ー貴斗と梓沙が住むタワマンがある。
千代田区ー2人が通う高校がある。
貴皇欅学園高等学校(きこうけやき)ー2人が通う学校。私立。バカ広い土地を持つ。進学校。
西京大学(さいきょう)ー貴斗の志望校。(梓沙も)

それではごゆっくり〜(固定挨拶なくなった)


1話 プロローグ

 

 

 

俺は頭が悪い。

 

 

 

 

ギリ高校に入れたが、頭が悪い。いつも赤点ギリギリだ。

 

赤点を回避できた秘訣はもちろん教えてくれる友達がいるからだ。

 

そいつは女だ。

 

勉強を教えてもらえる仲から恋仲まで発展する妄想を抱いている。

 

俺別にオタクとかじゃねーから推しとか好きな人とかよく分からんが、俺完全にこいつが好きなんだと思う。

 

俺とこいつは幼稚園からずっと一緒の超幼馴染だ。

 

いやぁ、幼馴染からのっていうラブコメ展開にならねーかな?なんて非リアの雑魚の俺はいつもそうほざいている。

 

寂しいなぁ。俺友達もいっぱいいるのに恋人が1人もいないなんて…

 

 

 

 

「おーい霧関!村山がよんでるぞー?」

 

そう俺を呼ぶのは高校から仲良くなった衿本。ちょっと頭がおかしいが面白いやつだ。

 

村山は俺の担任だ。おばさん先生で結構面倒臭い。だけど俺の進路についてしっかり向き合ってくれるから尊敬している。

 

まあまたどうせどこの大学行くんだ?って話だろう。

 

 

 

 

俺の通っている貴皇欅学園高等学校は東京でも物凄く有名な進学校であり、なんと1年生の時から進路を決めるのだ。

 

すっげー偉そうな名前の高校だが、大学進学率は何と99.7%。附属高校でもないのに物凄い数字である。

 

俺ももちろん大学に行くつもりだ。

 

俺の彼女(仮)も行くらしい。あ、俺彼女いないんだった…

 

 

 

「霧関?それで概ねどこに行くか決めた?」

 

「うーん、今のところは西京大学っすね」

 

「西大ー?いいじゃん」

 

ふっふっふ…俺はあの幼馴染、梓紗と同じ志望校なのだ…

 

ただ今の偏差値で行けるわけがない。どうにか挽回せぬば…

 

「なに?霧関西大行くの?」

 

そう話しかけたのは中学から一緒の旭川だ。こいつは頭がいいからたぶん西大の指定校は取れるだろう…

 

「何だよお前、天才のお前が俺に話しかけるとバカが移るぞ?」

 

「そう煙たがるなって!お前あの梓紗ちゃんに教えてもらえてるんだから」

 

そう、梓紗はこの間の中間で学年1位を取った。ミーンをアンダースタンドすることが出来なかった。

 

ってか梓紗は結構色んな面で強い。

運動も出来るし勉強も出来るし家は金持ちだし親子関係良好だしかわいいし美形だしかわいいし。

 

俺みたいに運動はできるけど勉強が出来ないバカで家はまあまあ富裕層で親子関係も普通に良いけど顔はあんまかっこよくないし…

そんな俺とは天と地の差があった。

 

 

 

 

授業が終わった。学校は千代田区にあるが、家は港区なので電車で帰らないといけない。

 

ふっふっふ…………俺ん家はタワーマンションで梓紗とは部屋が隣同士なのだ。だから親同士と仲がいい。小さい頃俺の親が仕事で忙しいとよく泊めてくれた。

 

幼稚園の時からずっと一緒に登校している。

 

もう出来上がってるやん。だけど恋仲まで発展したことがない。

 

Why!?俺そんなにブス!?

 

 

 

「貴斗ー?帰るよー?」

 

梓紗が俺にそう声をかけた。俺は梓紗に変な想像をしていたためぼーっとしてたらしい。

 

「おー悪い悪い、今行く」

 

そうして学校を出た。

 

貴皇欅学園は千代田区っていう超都心のくせに謎に広い土地を持っているため昇降口から門まですこし距離がある。

 

「貴斗ー?貴方今日の古文寝てたでしょう?」

 

「え、古文=仮眠じゃないの?」

 

「なわけ、そんなことしてたら単位と落とすわよ?」

 

「さーせん」

 

「いやーそろそろ体育祭かー」

 

貴皇欅学園、略して貴学は体育祭は6月にやるのだ。

 

「え、貴斗はリレー選?」

 

「うん。梓紗は?」

 

「私もー!」

 

「あの体育教師男女別で決めるから自分のクラスでも女子で誰がリレー選なのかわからないからなー」

 

そう愚痴をこぼしながら門を出た。

 

千代田区。都心であるために車の量が半端ない。高いビルも乱立しているし、ライトアップもキラキラしている。

 

今はもうすぐ夏みたいな季節なのでまだ明るいが、冬はめっちゃきれいだ。まあ一年目だからまだ冬の景色は去年学校見学の帰りに見ただけなんだが。

 

「梓紗?走練はするの?」

 

「うん、まあ私らのマンションの下ランニングコースあるからそこでやるよ。貴斗も一緒に走る?」

 

「う、うん」

 

俺の心臓がドキッとしてしまった。これが新手のランニングデートかー。※新手ではありません。

 

「あ!そうだ貴斗!」

 

「なに?」

 

「今度新作の映画見に行こうよ!あのMr. DEEP SEA が監督をやったやつ」

 

「あーあれね。じゃあ今週の土曜は?」

 

「大丈夫だよ!」

 

これが映画デート…って俺はなに期待してんだ!?俺はこんなしょうもない映画ごときで告るなんてやだ!どうせなら7月の欅祭でやったるわ!!

欅祭は貴皇欅学園の文化祭のことだ。学校の規模がでかいから文化祭の規模もエグいらしい。

2日かけてやるらしいけど、多分都立のすこし大きい学校でもできないくらいの規模である。

 

そうこうしていると駅についていた。

 

俺はいつも通りスマホのMELONで改札を通る。MELONはまあ○uicaみたいな物だ。

 

今日は部活がなかったのでいつもよりは疲れなかったが、体育がきつかったので2人ともすごく眠そうだった。

 

 

 

 

「(くぅー!眠そうな梓沙も可愛いー!!って俺絶対今顔赤い!!やばい!!)」

 

俺はなぜか1人で盛り上がっていた。

 

時間帯的にも満員電車だった。少しの揺れで絶対誰かとぶつかるというくらいの人集りだった。

 

するとドアの上の電光掲示板がいきなり赤く光った。

 

「緊急停車します。ご注意ください」

 

女性の声がする自動音声の音が車内に響いた。

 

電車は駅でもなんでもないところで停車した。

 

ざわついた車内に車掌のアナウンスが入った。

 

「えー現在踏切で立ち往生してしまった車がいたため、緊急停車しましたー。現在警察が車を移動させていますので今しばらくお待ちください。ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございません」

 

「なんで車が立ち往生したんだろう…」

 

梓沙がそう言った。

 

「まあ人身事故とかじゃなくてよかったやん」

 

貴斗がそう言った。確かに人身事故だったら怖いし時間もかかる。

 

「えー現在撤去が完了しましたので出発します。ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございませんでした」

 

そう言って電車が動いた。

 

「いやーこんなこともあるんだねー」

 

「確かに初めてかもな、俺らが乗ってる電車が緊急停止したの」

 

貴斗がそう言ったが、そもそもこの電車に乗ること自体高校に入ってからなので、2ヶ月で一回起きたのに昔から乗っていたみたいな言い方をしたためあとから何言ってんだろうと自分自身わからなくなっていた。

 

そして家の最寄駅に着いた。

 

「いやー疲れたー」

 

梓沙がそう言った。まあ今日は放課後授業があったからだ。大学進学を前提として週2回放課後に授業がある。

 

さすが都内有数の進学校だ。

 

だが俺はいつも疑問に思っている。何で日本人なのに英語を学ばなくてはならないんだ?アメリカは日本語を主要教科に入れてないでしょ?

意味わからん。

 

だが梓沙と同じ大学に行くためには英語でも何でも覚えないといけないのだ。

 

「っていうか今度の体育祭ってどんな種目があるんだっけ?

 

俺が咄嗟に聞いた。

 

「えー?確か学年リレーと障害物競走と長距離走と棒倒しと騎馬戦とかだった気がする」

 

「あーね」

 

そう話していると、家が見えてきた。俺の家はタワマンなのでセキュリティーが万全なのだ。そのためわざわざ指紋認証をしなければならないのだ。

 

そしてドアを抜けると広々としたエントランスがあり、その先にエレベーターがある。

 

俺ん家は最上階にあるのでエレベーターに乗らないときついのだ。

 

「梓紗?明日の体育って館内だったっけ?」

 

「うん、明日は男女合同でバスケだった気がする」

 

っしゃー!!!俺の得意分野来たー!!!と、俺は一人で喜んだ。得意分野を女子の前で魅せプできるって神っしょ?

 

「じゃあまた後で通話で!」

 

「おう!」

 

そう言って二人はそれぞれの部屋に向かっていった。

 

そう。俺は毎晩梓紗と通話してるのだ。もうほぼ恋人やんっていつも思ってるけど梓紗は色んな人に優しいからなー。

 

そんな感じで俺はいつもそんな日々を送っている。

 

マジワンチャンないのかな?涙

 

 

 

―――次の日―――

 

 

 

「ヘイヘイヘイ!!オッケ俺スクリーンかける!」

 

体育の時間。中学の頃バスケ部だった俺はバカイキリ散らかしている。

 

「俺俺俺!空いてる!おけそのままレイアップいく!」

 

そう言って俺はスリーポイントシュートラインギリギリからパスを受け、物凄いスピードでレイアップまで持ち込んだ。

 

バコーン!

 

シュートが入った。女子から歓声があがったのが聞こえた。

 

「相手やばいよー!なんとか霧関とめるよー!」

 

相手チームはかなり焦っている。未経験の方が多いのでパスがうまく回らなかった。

 

俺はガードの旭川についた。

 

「クッソてめぇ俺ばっかについてんじゃねえよ!」

 

「ヘイヘイヘイ!ドリブル甘いんじゃないの?w」

 

そう言って俺は旭川が持っていたボールを取った。手の平でボールを弾いたためそのまま速攻を仕掛けた。

 

ガチダッシュでゴールまで向かったので女子からの盛り上げの声がしっかりと俺の耳に入った。

 

そして俺はそのままシュートを決めた。マジ俺上手くね?

 

そして2クォーターが終わった。俺らのチームは24点で相手は4。まあ勝てるっしょw

 

「貴斗凄いね!さすがバスケ部期待の星!」

 

「まあな!」

 

あとから見返すとガチで恥ずかしいっていうくらい俺はイキっていた。

 

ビー!

 

試合は3クォーターに入った。衿元が俺にロングパスをしてそのままシュートに持ち込んだ。

 

その後もスリーポイントシュートを決めた。相手はヤケクソになり俺だけに5人でディフェンスを仕掛けてきた。

 

「ふっこれでどうだ霧関!」

 

旭川が煽ってきたが、俺には効かなかった。一人目のディフェンスはレッグスルーで引っ掛け、もうひとりはロールターンでかわした。そして3人で囲んできたため俺はアンダーパスをして、フリースローラインに入っていた衿元に渡した。

 

衿元は高校になってからバスケを始めたらしく、まだ上手ではないが人並みには出来るのでそのままシュートに繋げた。

 

そんな感じで4クォーターも終了し、結局49-6で勝利した。

 

チャイムがなった。体育が終わったのだ。

 

「お前うますぎるよー」

 

そう言って俺の近くに集ってきた。俺はすっかり囲まれてしまったが、女子もいたのでおーるおけだった。

 

体育の次の英語は地獄である。ALTがきているわけでもないのに、クソおもんない授業を週4で繰り返す英語教員の思考回路を一回見てみたい。

 

「ハローエブリワン!アイム高橋!ハーワーユ?」

 

「アイムグット(てめぇのせいで本当はソーソーだわ)」

 

そうして地獄の英語の授業が始まった。

 

「ファーストオブオール、アイルトークアバウトハウトゥートゥリートウィズフォーグナースインザシティーアイメンションドイエスタデイ!」

 

ネイティブでもない英語を話し始めた。

 

ガチ何で俺らが英語学ばなあかんねん。意味わからん。

 

そしてなんとか地獄の英語の授業が終わった。眠すぎたが単位を落とすわけにはいかないので頑張った。

 

次は歴史である。俺にとってまじで意味もわからないし内容もわからないし興味すらない第二次世界大戦についてやった。

 

「はいそういうわけでね、東條閣下が鬼畜米英に対して宣戦布告をしたとの発表をしたんだ」

 

すこし右翼思想がある歴史の先生はおもろいけど内容がガチおもんない。

 

 

 

―――昼休み―――

 

 

 

やっと来た昼休み。

 

「霧関購買行こうぜー!」

 

「おう!ちょっとまってくんね?」

 

そして俺は梓紗の方に行った。

 

「前に俺に五百円貸してくれたじゃん?俺今五千円札しか持ってないから、購買で買ったパンか何かで返すのはなし?」

 

「えーいいのに別に…じゃあそうだな〜…お言葉に甘えてチョコパンが欲しいなー!」

 

「おっけ!」

 

そう言って俺はイツメンの旭川と蒼崎と原崎と近江で購買に向かった。

 

教室は4階にあるが、購買は2階にあるのでいつも走って向かうのだ。先生には怒られるが…

 

「うぇーい!一番乗りだぜ!」

 

俺は購買にいる先生より早く着いた。先生は1階にある職員室から来るので少し時間がかかる。

 

「いつも君ら早いね…」

 

先生が遅れて到着した。いつもそんなことを言っている。

 

俺は梓紗へのチョコパンと俺が食う用のチョコパンと唐揚げを買った。俺も梓紗もチョコが大好きだ。特にベルギー産の。

 

俺らはいつも教室で食ってる。イツメンの他に梓紗を含めた女子グループも一緒なのでまあまあな人数で食ってる。

 

梓紗は性格上かなり色んな人から尊敬されていて、梓紗はかなり清楚な性格だが、ギャルとか百合カップルとかとも仲がいい。そこがグループになっている。

 

え、百合カップル?って思っただろう。この学校はまじでどんな人も受け入れるみたいな風潮があるので、キャラが濃い人とかがいっぱいいる。女子同士の恋愛や、男子同士の恋愛とかも誰も引かない。なんなら尊いとか言ってそのカップルを推してる人もいるくらい。

 

「あ、貴斗ありがとー!」

 

俺は梓紗にチョコパンを渡した。そして席の向きを変えて会話をし始めた。

 

「え、じゃあ叶と萌愛はバンド組むの?」

 

神闥叶と鈴秋萌愛は俺が小学生の頃から一緒で現在百合カップルの二人だ。二人共軽音楽部で今度の欅祭のライブでバンドを組むらしい。

 

まあ欅祭はバスケ部のパフォーマンスもあり、俺も魅せプするためにめっちゃ練習してるのだが。

 

「俺もう組んだんだけど、ボーカルやることになった」

 

近江がそういった。近江も軽音楽部で歌がめっちゃうまい。この間カラオケ行ったときも97点を出していた。ちなみに俺は音痴なので82点だったが…※カラオケは大体80点以上になるよう設定されています。

 

「なんの曲やるの?」

 

俺が聞いた。こいつ結構オタクだからアニソンとかやりかねない。曲によるがアニソンを男が歌うのはきつい。

 

「そりゃあ企業秘密」

 

「だる」

 

まあ当日までのお楽しみにしておこうか。

 

「えーってか欅祭っていつあるんだっけー?」

 

松原が聞いた。松原カリンはギャル系だが根はいいやつだ。頭はおかしいが。

 

「7月5日だった気がする」

 

ちなみに松原は高校で知り合った。松原は帰宅部なので部活云々は特にない。

 

「でもうちの学校プールが選択制で良かったよねー」

 

そういったのは麗真澄音々だ。悪いやつではないがヤンデレで有名である。だが顔が美形で少し幼女っぽいところがいろんなやつに好かれてる。音々は中学から一緒だ。イツメンの蒼崎蓮と付き合っている。いつも蒼崎からラインで「音々にずっとぎゅーってされてるんだけど…助けて」と言われる。俺も梓紗にぎゅーってしてもらいたい。

 

俺は清楚なヤンデレが大好きだ。よくギャルのヤンデレとかボーイッシュなヤンデレとかいるけどあれはやだ。多分梓紗は裏ではヤンデレだ。絶対。(思い込み)

 

ちなみに蒼崎蓮も中学から一緒だ。基本的に小学生から一緒のやつは名前呼びでそれ以外は名字呼びなんだが音々の名字はうららますみと言いづらい。なので音々と呼んでいる。

 

そして音々は茶道部だ。欅祭で茶道部のパフォーマンスがあるらしいが、その時は茶道部の人が和服になるらしい。それに期待してる変態共が沢山いることを俺は知っている。

 

「いつも思うんだけど梓紗って結構少食なんだね」

 

梓紗は大体このチョコパンだけ食べているから少し心配した。

 

「そう?これ結構カロリーあるから一つで十分なんだよねー。逆に貴斗はバスケ部なのにそれだけって大丈夫なの?」

 

「俺昼あんま腹減んないんだよなー。だから授業が終わったあとに自販機で軽食買うんだよ」

 

「ふーん」

 

「おーい貴斗ー?いるかー?」

 

俺を呼んだのは小学校から仲のいい先輩のアッキーだ。本名は真佐原秋。部活も同じで先輩で唯一タメ語で喋れる人である。

 

「どうしたのアッキー?」

 

「あぁ今日放課後バスケ部集まりあるらしいよ!来いよ?」

 

「どこに集まんの?」

 

「MR」

 

「おけ」

 

MRはミーティングルームのことである。おそらく欅祭のことだろう。

 

「え、ってかアッキー部ラに流さないの?」

 

「とっくに流しとるわ!貴斗だけ音沙汰なかったからわざわざきたんよ」

 

「あーね。ありがと!」

 

「おっす!じゃあ戻るわ」

 

部ラは部活ラインの略である。俺はめんどいからラインはあんま見ない派である。

 

そして午後の授業が終わり俺はMRに向かった。

 

 

 

 

―――MR(ミーティングルーム)―――

 

 

 

「みんな集まった?」

 

顧問が部員に聞いた。

 

「はい」

 

部長であるアッキーが答えた。アッキーは2年生である。3年生は弱い代だったので5月に引退してしまった。

 

「んじゃこれからミティるぞー」

 

顧問はいつもミーティングを始める時にミティるという。伝統らしい(謎)

 

「まあ概ねわかったと思うんだけど欅祭のパフォーマンスのことね」

 

やはりそうだ。

 

「今までやってたことは実は今の3年のレベルに合わせてやってたんだよね〜。お前らならもっとレベル高いことできるっしょ?女子に魅せようぜ!!」

 

顧問はいつも俺ら目線で話してくれるから好きだ。よくわかってる。

 

「体育館の半分くらいは生徒がいるから、生徒側に1人行ってもらって一気にハーフまで飛ばしてほしい。そしたら一気にレイアップに持っていくんだけど、そこでディフェンスが入ってジャンプでカットする。そして後ろの方に戻る。そうしてからボールを持ってる側のチームが全員抜けて相手側のディフェンスが11人入ってカオスな状況にする。っていうのはどうだ?」

 

だいぶややこしいが、面白そうだ。

 

「カオスな状況にしたらその後はお前らが考えるっていうのは?」

 

「面白そうじゃないですか!」

 

アッキーが答えた。

 

「まあまだ期間があるから大丈夫。ゆっくり考えておいて!じゃあ終わり!」

 

「ありがとうございました!」

 

「かいさーん!」

 

そして一回手を叩いて解散した。

 

体育館から校舎につながる通路に梓沙がいた。

 

「貴斗?終わった?」

 

何と待っていてくれたのだ。うほほっ↑

 

「っていうか明日小テストだけど大丈夫?」

 

 

 

 

 

 

 

 

やってしまった。完全に忘れてた。終わった。補修確定だ。詰んだ。

 

「その顔は忘れてたって顔だねー?」

 

「忘れてた…」

 

「自習室行く?教えてあげようか?」

 

神すぎぃぃぃぃぃぃ!!!さすが俺のマリア!!!※マリアではありません。

 

「お願いします先生」

 

「ふふふwでも明日は貴斗の得意な公民だよ?多分早く吸収できると思うよ」

 

「得意だけどわからんものはわからんから…」

 

そう言って俺らは自習室に向かった。貴学の自習室はおしゃべりオッケーなのだ。自由だねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――自習室―――

 

 

 

 

先生1人しかいない…みんな勉強しないのか?まあいいや。

 

「じゃあまず32ページだね」

 

「はい」

 

「いい?株式っていうのは誰かが投資して代わりに株券を渡すんだよ」

 

「ほうほう…」

 

 

 

そんな感じで俺にとっては最高な時間を過ごしていた。

 

 

 

 

 

 

 

―――翌日―――

 

 

 

朝早く、梓沙からラインがあった。

 

“ごめんねーなんか風邪ひいちゃったみたいなの…だから今日学校休むね!”

 

梓沙が風邪をひいてしまった。

 

 

 

 

 

 






*補足説明*
指定校とれる=指定校推薦のこと。
ミーンをアンダースタンド=mean(意味)をunderstand(理解する)
Mr. DEEP SEA =深海さん(新海誠さんのオマージュ的な?)
MELON=Suicaのオマージュ
魅せプ=魅せプレイのこと(イキるってこと)
スクリーン=スクリーンアウトのこと。
2クォーター=バスケは試合の数をクォーターと数える。4クォーターまである。
レッグスルー=ボールを股の間に通す技。
ロールターン=くるって回って相手をかわす技。
東條閣下=東條英機40代総理大臣のこと。
鬼畜米英=戦時中のアメリカとイギリスのこと。



これから優秀な庭師と同時並行でこっちの方もやっていきます!


次回もお楽しみに!!!!!!!!!!!!





























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