※休刊※幼馴染に片想いしてる俺は幼馴染にヤンデレになって欲しい。   作:鈴幡 永輝

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鈴幡永輝です!!!
寒くなってきましたねぇ〜

*新規登場人物*
霧関愛里(きりせき あいり)ー貴斗の母親、西京大学附属病院総看護師長
霧関拓人(きりせき たくと)ー貴斗の父親、西京大学附属病院院長
紀利那佳澄(きりな かすみ)ー梓沙の母親、東京高等裁判所長官
紀利那青都(きりな あおと)ー梓沙の父親、外資系企業日本支社社長

それではごゆっくり〜



2話 梓沙がいない日

 

 

―――貴皇欅学園高等学校―――

 

 

 

 

ガチおもんない。

 

梓沙が休みなんて。

 

梓沙は健康体なので休んだことなんて一度もなかったのに…

 

そりゃあイツメンは全員いるけどちゃうやん。

 

つまんない。

 

俺は普段電車の中でもおしゃべりするために本も読まないし、音楽も聴かないのだが、今日はスマホのアプリで漫画を読んだ。

 

テンションを上げるために、当然恋愛漫画だが。

 

「おーい霧関ー?聞いてるかー?」

 

旭川が話しかけてきた。俺はなんかぼーっとしてたらしい。

 

「大丈夫かよお前。人が変わったように静かだぞ?」

 

「俺もうダメかも」

 

「ははーん、梓沙ちゃんが休みだから落ち込んでるんだろー?」

 

「喋んなっ」

 

「まあテンション上げてこうぜ?次の公民小テストだぞ?」

 

俺は昨日梓沙に公民を教わったので対策は万全である。ただやはり寂しい。

 

 

 

授業が始まった。公民の先生がテストを配った。

 

「はじめ!」

 

テストが始まった。イージーだった。多分満点だろう。梓沙大先生のおかげだ。

 

テストが終わって授業が始まった。公民は俺の好きな教科だからいつも授業中は結構発言してるのだが、今日は静かだったので先生が心配した。

 

「たかどうした?調子悪い系?」

 

公民の先生は俺のことを『たか』と呼ぶ。

 

「今日調子悪い系です。死にてぇって感じです」

 

「お前あれだろう、梓沙がいないからだろう?」

 

「わからないです〜」

 

公民の先生は俺と梓沙が幼馴染だと知っているのだ。多分俺が梓沙に気があることも知ってる。

 

「まあ頑張ろうや」

 

「うす」

 

そうしてなんとか公民の授業を終えることができた。

 

 

 

 

 

 

 

―――紀利那家―――

 

 

 

「ゴホッゴホ!?」

 

梓沙は重めの咳をしていた。身体中が熱く、しゃべれないほど喉が痛かった。

 

コンコン

 

扉をノックする音が聞こえた。

 

「梓沙ー?入るわよー?」

 

そう言ったのは梓沙の母親だった。マスクをつけているのが辛うじて見えたが、いかんせんめまいがするため何を言っているのかまでは理解できなかった。

 

「熱測るわねー」

 

そう言って脇に体温計を入れた。測れた体温はなんと40度。咳もひどいため母親は救急車を呼んだ。

 

「大丈夫!?」

 

梓沙の咳は異常だった。昨日まであんなに元気だったのに。

 

「どうしよう?病院なんて普段行かないから全然わからない!」

 

すると母親はあることを思い出した。

 

そう、貴斗の両親は医療従事者なのだ。

 

「もしもし!?あっちゃん!?」

 

あっちゃんとは霧関愛里、貴斗の母親のあだ名である。

 

「どうしたのよ〜そんなに慌てて」

 

「梓沙が高熱なの!!」

 

「え!?大丈夫なの!?」

 

「今救急車呼んだんだけど私1人じゃ不安だから一緒にきてくれない?」

 

「わかったわ!」

 

そして愛里はすぐきてくれた。

 

「昨日から?」

 

「いいや今日から」

 

「梓沙ちゃんー?私の声聞こえる?」

 

梓沙はぐったりしている。おそらくこの声も聞こえないだろう。

 

外から救急車のサイレンが聞こえた。おそらくもう到着しただろう。梓沙の母親、紀利那佳澄の携帯電話に管理人から電話がかかってきた。

 

「あ、紀利那さん?なんか救急隊の人が来てるけど大丈夫ですかね?」

 

「通してください!」

 

「あ、もう通しましたよ」

 

「ありがとうございます」

 

マンションなどで救急搬送をする際には無論エレベーターを使用する。今回はたまたまどの階にも引っかからずに最上階の紀利那家に着くことができた。

 

「救急隊です!大丈夫ですか!?」

 

そう言って梓沙が担架に乗せられた。救急救命士の人に誰か同行してほしいと言われたので、佳澄と愛里が同行したい旨を伝えた。

 

マンションにはエレベーターが6つあるので救急隊がいるエレベーターとは違うエレベーターで下まで降りた。

 

そして救急車に乗った。

 

「すいません、私西京大学病院の総看護師長の霧関愛里と申します。ここからの距離も近いので西大病院まで行ってもらってもいいですか?」

 

「あぁ、どこかで見たことあるお顔だと思いました。了解しました。今からそちらに向かいます」

 

「ありがとうございます」

 

そう。愛里は西大病院の看護師のトップ、総看護師長なのだ。なので都内の消防署や病院には顔がきく。

 

それに西大病院には愛里の夫の霧関拓人がいる。彼は西大病院のトップ、院長なのだ。

 

愛里は拓人に電話をかけた。手術中でなければ大体院長室にいるので携帯はつながる。

 

「もしもし?たっくん?今大丈夫?」

 

「うん。どうしたの?」

 

「今ね、梓沙ちゃん高熱が出ててとても危険な状態なの!診てくれない?」

 

「わかった。多分今病院の方に情報がきてると思うからすぐ見てみるね」

 

「ありがとう」

 

そして電話を切った。もちろん救急車でスマホは使えないので、救急車に備え付けられている専用の電話機で電話をした。

 

 

 

 

―――私立西京大学附属病院―――

 

 

 

「先生の息子さんの幼馴染なんですね」

 

「そうなんだ」

 

拓人を含めた医者数名が待機していた。サイレンの音が徐々に近づいてくるがわかる。

 

「そろそろですね」

 

「そうだね、気を引き締めていこう」

 

「はい!」

 

救急車が『救急車専用』と書かれた枠に駐車した。救急隊が勢いよく後ろから出てきた。それと同時に拓人らも梓沙のところまで向かった。

 

「梓沙ちゃん!?聞こえるかーい?今病院に着いたから大丈夫だよー?」

 

梓沙は微かにだが目を開けた。ただ、しゃべることはできなかった。

 

その後梓沙は治療を受けた。拓人のいる受診室に、佳澄と連絡を聞きつけて急いで会社から来た父親の青都が座っていた。

 

拓人と佳澄と青都は近所付き合いが長いのでお互い君付けで呼び合う。

 

「拓人くん!梓沙は大丈夫なの!?」

 

青都が焦った表情で聞いた。

 

「青都くん、落ち着いて!梓沙ちゃんはね…」

 

佳澄と青都は緊張した。

 

「マイコプラズマ肺炎だよ」

 

「肺炎!?」

 

マイコプラズマ肺炎とは主に健康体の若者が発症する肺炎のこと。大体の場合は大事に至ることがないのだが、重症化する場合もある。

重症化した場合呼吸困難や、人工呼吸器なしでは生活できなくなるようなことがある。さらに、一般の肺炎と違い抗生物質での治療が不可である。

 

そのことを冷静に拓人は説明した。

 

「どうやって治すの?」

 

「エリスロマイシンという薬で治ると思うよ」

 

マイコプラズマ肺炎に効く薬として、マクロライド系のエリスロマイシンかクラリスロマイシンが挙げられる。

 

「入院とかになる?」

 

「まあそうだねぇ、薬と投与して2、3日経つと熱がおさまると思うから入院も1週間前後だね」

 

「費用は?」

 

「まあ16万くらい」

 

梓沙の母親である佳澄は東京高等裁判所長官を務めており、父親の青都は大手外資系企業日本支社の社長を務めている。前者の年収は約1400万円で後者は変動があるが約1億円。16万円など端金に過ぎないのだ。

ちなみに、貴斗の父親である拓人は院長を務めているので年収は約2700万円、母親の佳澄は総看護師長で約624万円だが、彼女は投資もやっているため稼ぎはエグい。

尚、西大病院は私立なので民間に当たる。つまり副業は可能である。

みんなヤベェな。

 

 

「16万って意外と安いんだね。よかった1億とか行かなくて…」

 

「普通いかんわ!さすが外資社長」

 

「じゃあ安心していいってことよね?」

 

「うん」

 

「面会は?」

 

「マスクと消毒したら大丈夫だけど今日は症状が重いからなしで」

 

「わかった…」

 

 

 

 

 

―――貴皇欅学園高等学校―――

 

 

 

 

貴学はちょうど下校時間だった。

 

プルルル…プルルル…

 

貴斗の携帯から着信音が鳴った。佳澄からだった。

 

「母さん?どうしたの?」

 

「貴斗!梓沙ちゃんがね…」

 

「何かあったの!?」

 

貴斗は話を遮るように言った。

 

「マイコプラズマ肺炎にかかっちゃったみたいなの…」

 

「肺炎!?大丈夫なの!?」

 

「エリスロマイシン投与したから一応は大丈夫だと思う」

 

「西大病院でしょ!?今むかう!」

 

「待って貴斗。今日は面会謝絶よ?」

 

「病室に入れなくてもいいから行かせて」

 

「わかったわ。気をつけてきてね」

 

そう言って電話を切った。貴斗は急いでコンビニへ向かった。

 

(病室に入れなくてもいい…せめてお見舞いくらいは渡したい)

 

そう思いながら貴斗はベルギー産の少しお高いチョコを買った。チョコの箱張り紙を貼った。『これでも食べて元気出して!』と書いた。

 

マイコプラズマ肺炎がよくわからない貴斗だが、病気であることは理解できるので糖分控えめのものを買った。

 

そしてタクシーを拾って西大まで向かった。

 

 

 

 

―――私立西京大学附属病院―――

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

貴斗は疲れたというより緊張していた。まあタクシーで病院の真前まで連れてきてくれるのに疲れるわけがないが。(院内を走るなんて非常識なことはしない)

 

入口の近くにカルテを持った佳澄がいた。大声を出すわけにも行かないので小走りで近づいた。

 

「母さん!」

 

小声で呼ぶとこちらに気がついた。

 

「貴斗来たのね!」

 

そう言って佳澄は貴斗に説明をしてくれた。

 

「じゃあ3日位で治るの?」

 

「まあそうだね。一週間は入院だけど」

 

「良かった…あっこれ」

 

そう言って貴斗は通学リュックから先程買ったチョコを出した。

 

「これお見舞い。熱が下がったらでも食ってって言っといて」

 

「優しいわね〜」

 

そう言われて貴斗は顔を赤くした。

 

「まあわかったわ。後で持っていくわね」

 

そう言ってどこかへ行ってしまった。貴斗もすることがないのでそのまま帰った。

 

 

 

 

―――帰りの電車―――

 

 

 

俺は不安だらけだった。

後遺症を残す可能性があると聞いたからだ。最悪失明する可能性もあるという。

失明したらもう俺の顔が見えないのかな…

もう俺と一緒に学校生活が送れなくなるのかな…

 

そんなことを考えていたら自然と涙が出てしまった。俺は慌ててハンカチで拭いた。

ただまだ後遺症が出たわけではない。落ち着こう…

 

いつの間にか家の最寄り駅まで着いていたので、俺は電車を降りた。

 

 

 

―――自宅―――

 

 

 

俺は風呂に入りながら考えていた。梓紗が失明してしまった場合のことを。

俺は一途なので梓紗以外はありえない。だが梓紗に俺の顔を見てもらえなくなるのは寂しい。

 

風呂を出て、一人でご飯を食べていたがやはり不安だった。明日学校に行けないんじゃないかというくらい。

箸が進まなかった。俺の不安は食欲にまで影響を与えていた。

 

ただ父さんは名医だ。手術成功率100%だからきっと大丈夫だろう…

俺はそう言いながら自分を宥めることしかできなかった。

 

スマホを出して俺は梓紗とのトーク画面を見た。

『熱が治まったら絶対面会行くから!お大事に!』と送った。恐らくあと2日は既読がつかないだろうが、送るしかなかった。

 

俺はマイコプラズマ肺炎について調べまくった。死亡率や、後遺症についてなど。

ぶっちゃけ死亡率は言うてだった。後遺症は微妙だが。

 

母さんから連絡があった。

『私はもうすぐ帰るね!たっくんはまだ残るみたい』と来ていた。

医者は大変なんだろう。俺は将来医者と看護師には絶対なりたくない。両親を見てそう学んだ。

 

ただ明日のことを考慮すると、もう寝ないとやばい時間に差し掛かってきていたので、俺は寝ることにきめた。

 

 

 

寝ようとしても不安でどうしようも無かった。もはや俺がヤンデレなのかも。

 

 

 

―――貴皇欅学園高等学校(翌日)―――

 

 

 

担任である村山から梓紗のことが皆に伝えられた。みんな驚いていた。

それもそうだろう、クラスメイトが肺炎なんて心配でしかないからだ。

ちなみにマイコプラズマ肺炎は感染力が低いので、学級閉鎖等になることはない。家族感染もあり得るが、梓紗の両親も抗原検査をしてセーフだったので大丈夫だろう。

 

イツメンとも梓紗の会話になった。俺は元気がなかったが、なんとか会話をしていた。

村山も俺の両親も『大丈夫だから』とずっと言ってるが、俺にとってそれは大本営発表にしか聞こえない。

結構無気力だった。

 

そしてちょうど今日は保健の授業があり、マイコプラズマ肺炎について教えてくれた。

先生は今日明日が一番重要と言っていた。今日明日で熱が下がらなかったら入院期間が伸びるらしい。

あの坊主のクソ教師め、何余計なこと言ってんだよ。いっぺん○ね!

 

まあいろんなことがあり俺の不安が消えることはなかった。

 

 

 

 

 

6時間目の授業が終了した。

今日はクラブチームが体育館を使うためバスケ部はオフになった。軽音部は顧問が休んだのでオフになった。茶道部は元から今日はないのでイツメンで帰ることができる。

 

「このメンツで一緒に帰るのは初めてかもな」

 

旭川がそういった。

俺は母さんとラインをしていた。面会に出れるかどうかだ。

休憩中だったのだろうか、すぐに既読がついて返信が来た。

『梓沙ちゃんさすがだよね!さっき熱が下がったみたい!今日は面会okよ!』

 

俺はこのメッセージを見た瞬間っしゃー!!と叫んでしまった。

 

「どうしたんだよ霧関」

 

近江がそう聞いた。

 

「今日面会行けるらしいぜ!熱が下がったって!」

 

「まじ!?梓沙すっご!」

 

松原がそう言った。ギャルっぽい反応を見て、俺はこいつは生粋のギャルであることを再確認した。

 

「じゃあこのままいく?西大病院」

 

音々が言った。俺も含めた8人全員が納得した。

 

そして俺が見舞い何か買っていこうと提案してコンビニへと向かった。

 

 

 

 

センスが終わっていた。

旭川は200mlの紙パックの野菜ジュースとまともだったが、蒼崎はこいつが好きな漫画の最新刊、近江はカルパス、原崎は枝豆、叶はう○このキャラクターのキーホルダー、萌愛は乳酸菌がいっぱい入ってるジュース、松原はよくわからんキャラクターのキーホルダー、音々は血の付いた包丁を持った少女が描かれている画用紙のようなもの。

みんな梓沙を不健康にさせたいのだろうか。俺は前にも買ったチョコパンをまた買った。

 

まあこいつらがみんな脳筋であることは梓沙も十二分に理解しているだろうから大丈夫だろう。

 

 

 

なんやかんやあったがなんとかバス停まで向かってバスに乗った。

貴学の近くにあるコンビニからバス停まで少し距離がある。なので前俺が1人で病院に行ったときはタクシーを拾ったのだ。

さすがの脳筋集団も一般常識はあるのでバスの中では静かだ。

 

 

 

 

 

―――私立西京大学附属病院―――

 

 

 

「やっぱり健康っていうのは素晴らしいね」

 

拓人と佳澄と青都は梓沙の病室でベッドで横になる梓沙を見ながらそう話した。

 

「拓人くん、もう心配はいらないんだよね?大丈夫なんよね?」

 

佳澄がしつこく聞いた。

 

「大丈夫」

 

佳澄と青都は昨日とは完全に違う表情だった。

 

 

 

 

 

一方受付では―

 

「だーかーら、お見舞いだっつってるじゃないっすか!」

 

「病室がどこか言ってもらわないと…」

 

「知らないんですよ!ここの総看護師長に聞いてみてください!俺の母さんなんで!」

 

「そうなんですか!?少しお待ちください!」

 

俺がここの総看護師長の息子であると伝えると、態度を変えてどこかに電話をかけ始めた。全く失礼な看護婦だ。

 

そしてやらかしたみたいな顔で戻ってきた。

 

「大変申し訳ございませんでした!まさか霧関総看護師長と霧関院長の息子さんだとは知りませんでした!今確認が取れました。紀利那梓沙様の病室は405号室です!エレベーターで行けます。本当に大変申し訳ございませんでした!消毒とマスクの着用だけお願いします」

 

「わかりました」

 

そういうとみんなでエレベーターまで向かった。

 

「お前すげーな」

 

原崎がそう言った。ちなみにそういう原崎も検事総長を父にもち、日本銀行副総裁を母にもつやべー息子だが…

 

「お前らみたいな両親がお偉いさんっていうのは本当にいいよな…」

 

蒼崎がそう言ったが、そもそもこいつも人のこと言えない。こいつの父親は10年前からバカ売れしてまだ大人気なラッパーで、母親は大人気歌手だ。お偉いさんではないが、収入はだいぶエグい。

今更だが貴学に通っている奴らは大体金持ちだ。そもそも入学金60万円の時点で一般所得世帯の入学は不可能である。東京で最も金のかかる高校で有名なのが貴学なのだ。

イツメンである近江も親は大手不動産会社の社長だったり、旭川の親は大手航空会社のパイロットだったり、叶は自身も売れっ子モデルで親も大物YouTuberである。萌愛は売れっ子女優で親は有名百貨店の社長、ギャルの松原でさえ親は大手ゲーム会社の社長だったり、音々の親は大人気アニメの原作者であり同アニメを制作しているサークルの代表である。多分音々の性格もアニメキャラの影響がある。サークルの代表と言っても従業員が多くいるのでほぼ社長である。収入もエグい。

俺の友達の親凄すぎだろ…(ブーメラン)

それもみんなの親子関係も良好ってまじ奇跡の世代やん。

まあそれでも貴学の制服を作ってるのがグッ○っていうのが理解できないけど…

 

俺はずっとイツメンと親の話をしていると、いつの間にか405号室についていた。

3回ノックして失礼しまーすと言ってドアを開けると、そこには元気な梓沙の姿があった。

 

俺らは早々に梓沙の場所まで向かった。

 

「あなたたち来てくれたの?…ありがとう!」

 

そこで見せた顔はいつものベリーキュートフェイスだった。俺は可愛いと思ったのと同時に安心した。

そして村山や両親が言っていた『大丈夫だから』が大本営発表じゃなくて安心した。

さすが俺の親。村山はよくわからんが…まぐれ?

 

そして俺らはお見舞いを渡した。俺がチョコパンを渡す際に梓沙がこういった。

 

「昨日も病院に来てくれたんでしょ?チョコ美味しかったよ!ありがと!」

 

俺も熱が出たんじゃないかというくらい顔が赤く、体も暑くなった。

 

「おっおう…」

 

そんな俺をニヤニヤしながら父さんが見ていた。気まずくなり、すぐに梓沙から離れた。

 

「貴斗くん!昨日も梓沙のために来てくれたんでしょ?本当にありがとう!」

 

「あのチョコとても美味しそうに食べてたよ!」

 

梓沙の両親が俺にそう言った。俺は照れて適当な返事をして返した。

 

「雄也くんー?敬浩くんー?ありがたいけどセンスがおっさんくさいよー?」

 

「俺はどうせおっさんですよ!」

 

「そうそう、つまみしか選べないおっさんですよ!」

 

原崎と近江は不貞腐れていた。梓沙は2人をみて微笑んでいた。俺には天使の微笑みにしか見えなかったが…

 

 

 

 

 

―――4日後―――

 

 

 

入院から1週間も経たずに梓沙は無事退院した。

最高だった。超嬉しかった。その日はちょうど日曜日だったので、俺らイツメンは病院まで向かって、梓沙と一緒に帰った。

梓沙の両親も嬉しそうだった。

 

後から聞いた話だが、イツメンで病院に行った時に応対をした看護師はあの後怒られたらしい…

誰でも構わず丁寧な応対をしろという指導だったらしい。まあやる気もなさそうだったし当然っていう感じだな。

というか病室だけで患者の知人かどうかを判断するのはおかしいしな。

 

 

 

まあ結果オーライっていうことで!

 

 







ラブラブっすね〜(僕は非リア)

*誤解を招く可能性のある部分*
言うてー言うほどではいということ
大本営発表ー都合のいいように事実を捏造、もしくは改変して伝えること
副業ー国立病院の看護師、医者は公務員なので副業はできないが、西京大学附属病院は私立なので民間病院扱いになる。つまり副業に関する規制は病院側の任意となる。
カルパスーウィンナーのようなものでつまみとして有名な食べ物
脳筋ー脳みそまで筋肉の略であり、何かに対して考えるより先に体が動くということ。最近では、知性が劣る人のことをいうスラングとして流通している。
グッ○ーまあ…グッチ……のこと…




7000文字を基本としているので投稿頻度低いですがこれからも頑張ります!
ぜひ次も見てくださいね!!!!!!!!!



















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