ありふれてないミュータントは世界最強   作:アメコミ限界オタク

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やっと私生活と体調が落ち着いて来たので1年ぶりの投稿。








第11話

 

今日は待ちに待ったオルクス大迷宮訓練の日。

 

おやつは一人三百円までです。

そんな遠足のようなおふざけをメルドの前で言ったらぶっ飛ばされるから心の中に留めておく。

 

「結構人がいて賑わってるんだな〜」

 

迷宮探索は命懸けの危険な仕事、と何度も座学で聞いていた割には出店が多くて、なんだかお祭りのような雰囲気で楽しくて気が緩む。やっぱりおやつは三百円までの空気だろこれ。

 

ほら見ろ、ヒョウカなんかもう子どもみたいに無邪気に出店を見学してるよ。あ、串焼き買い食いしてる。完全に遊び感覚だ。

人が多くて落ち着かず、ソワソワしてるアクアを焔と恵里と三人で宥めたりして時間を潰す。

 

メルドが受付で迷宮探索の手続きを済ませてる今の内に、ヒョウカが両手一杯に持ってるバカ買いした食べ物を片っ端からポケットディメンションに放り込んどく。時間停止空間だから食べ物が腐ることも冷えることもない超便利な超能力冷蔵庫だ。

 

「なにすんだよにぃちゃーーん!!!アタシの食い物返せよおおおおおーーー!!!」

 

後で返すから、後で返すから我慢しなさい。ほら、メルドに怒られるぞ。

 

「これじゃ遠足だな。今まで遠足とかしたことないから楽しみだ」

 

オレ自身、内心ウッキウキで迷宮突入の順番を待っている。

小学校は通わず、中学時代は反ミュータント過激派団体や俺達を作った組織の残党との戦いに精を出してたからな。

 

ああ、本当に楽しみだ。

 

これから起こる出来事は未来予知で全て知っている。

 

それでも尚、楽しみだ。

 

未来は大きな川の流れだ。

俺の力で知る未来など、その川の流れの最も大きなひとつでしかない。

 

既に最後の流れを変えている今、根幹の流れすら変えてしまったら……。

 

未来がどう変わるのか、すごく楽しみだ。

 

 

 

結論から言おう。

迷宮の魔物は大したこと無い。

 

メルドの指揮の下、組分けされたクラスメイトが一層ごとに交代で魔物と戦っているが流石はチート軍団。

 

ここまで重傷者どころか苦戦すら無しだ。

生き物を殺すことで気持ち悪くなってるのか、顔色が悪いやつは何人かいるがそういう連中も訓練の成果を遺憾無く発揮して戦力として充分働いてる。

 

そして大きなトラブルも起きず、無事俺たち兄妹チームの順番が回ってきた。

 

相手は名前も知らんムッキムキのネズミ人間だ。

多分座学で習ったけど興味無いから覚えてない。

 

意外に俊敏な動きで殴りかかってくるのを避ける。

デカい筋肉と2メートルを超える身長から繰り出される拳はそれなり以上の威力で、避けた先にある岩を豆腐のように砕いた。

 

「当たんなきゃ平気だな」

 

当たっても平気そうだが、敢えてそれは言わないのはこれから死ぬ哀れな魔物へのリップサービスだ。

 

「じゃなあ」

 

剣を抜いて、一撃で首を刎ねる。

頭部を失った体が膝から崩れ落ちるのを見届けると、妹たちの戦いの見学に回る。

 

「よわ〜い」

 

焔はパイロキネシスで灰も残さず焼き払う。

 

「ええーい!」

 

アクアは両手から水のレーザーを発射して両断。

 

「うおおおおおおっっしゃーーーー!!!!!」

 

ヒョウカは普通に拳でぶっ飛ばしてた。おい、ミュータントパワー使えよ。

焔とアクアは魔法に見せかける努力はしてるようで、魔法陣っぽい演出をセルフ展開してる。

 

「詠唱無しでこの威力の魔法を連射、だと……?」

 

「ラットマンを相手に素手でやり合うとはな」

 

「ステータスプレートの件といい、あの兄妹はなにか妙だ」

 

付き添いの騎士団が俺達に不信感を抱いてるようでなにやらコソコソ話してるつもりだが、俺達の耳には全て聞こえている。

認識改変かテレパスか、どのみち奴らの俺達への印象を変える手段はいくらでもあるが乗り気がしない。

 

どうせ人間史上主義である王国の連中とは最初から仲良くするつもりも、媚びるつもりも無いからいくら疑われたところで問題ない。

 

これもこの後の展開の伏線(スパイス)になるのだから。

 

 

ふとハジメの方に目をやると、騎士団がけしかけたらしい狼の魔物と対峙している。

非戦闘職にも関わらずハジメは冷静に錬成で土を即席拘束具に変えて相手の動きを止め、銃で確実にトドメを刺した。

 

「おつかれ。銃、完成したんだな」

 

「うん、お陰様でね」

 

声をかけると緊張が解けたように深い溜息をつく。

下手すれば大怪我するんじゃないかヒヤヒヤしたぜ。

 

「たった1週間で銃を創れるなんて。ハジメ君ってやっぱり凄いね」

 

「えへへ、ハクのお陰でだよ」

 

すかさずハジメスキー協会会長の白崎も会話に混ざってくる。

 

「おい南雲……「お前はメルドに呼ばれてるぞ〜」

 

これ以上はお邪魔虫になりそうだから後は二人で楽しく喋ってくれ。

俺はハジメに突っかかろうしてる天之河をブロックしておくから。

 

離せと喚く天之河の首根っこを掴んで引きずっていく。抵抗しても無駄だ。人間がオメガレベルミュータントの筋力に勝てる訳無いだろ。

 

 

 

 

 

当初の予定通り二十階層まで進んだ。

この階層まで来ると敵も賢くなってるらしく、岩に擬態して獲物を待ち伏せしているようだ。

 

 

「気を付けろ、ロックマウントは一見すると普通の岩と区別出来ない」

 

メルドの言う通り、肉眼ではこの岩の魔物……ロックマウントは普通の岩と区別できない。……そう、肉眼では。

 

「サーマルビジョン」

 

眼の光受信機能を切り替える。

赤外線の波長を受け取り、ヘビのピット器官のように熱で物を視る。

以前ハジメが見せてくれた映画の宇宙人の狩人になった気分で見渡せば明らかに体温を持つ岩がチラホラ。

 

「にぃに〜、これ全部溶かしていーい?」

 

焔もサーマルビジョンで擬態を見破り、判断を問うてくる。

 

「待て、今は天之河たちの番だ」

 

妹たちや恵里、ハジメと駄弁って適当に時間を潰していたら案の定、天之河が大技を放って天井の壁の一部を崩落させてメルドの怒りを買っていた。

 

メルド団長は激怒した。

かの傍若無人な戦いをする天之河光輝を許しておけぬと。

 

 

キレるメルドと言い返す天之河がギャアギャアと騒いでる。

俺が見た未来では天之河は素直に謝っているのだが、細かい改変を起こしたバタフライエフェクトなのか、メルドに反抗して口論になっている。

 

他人事だし面倒なので放置する。

別に俺ら兄妹がいる時点でバタフライエフェクトは起きてるんだ、今更そんな細かいことまで責任持てるか。

 

そんなこんなしてる間に、崩れた壁からはキレイに輝く美しい鉱石が顔を見せるのをクラスの誰かが見つけた。

 

「あれなんだろう?」

 

「使徒様、あれはグランツ鉱石という石です。武器や防具には使えませんが、その美しさから高値で取引されています。プロポーズの贈り物にも人気の高い代物です」

 

本来な゙らメルドが答えていた場面。別の騎士がクラスの女子の疑問に答えた。

 

 

「きれい……」

 

 

騎士団員の説明もロマンチックで受けたんだろう。

白崎を始めとした女子陣はうっとりとした目でグランツ鉱石を見つめる。

 

 

「だったら俺達で回収しようぜ!!」

 

好きな娘の気を引きたい余り、余計な゙ことをする檜山。

騎士団の指示を無視して檜山はヒョイヒョイとグランツ鉱石に近付く。

 

なんでそこだけちゃんと俺が見た未来通りに進むんだよ。

違うシナリオを見せてくれよ。

 

 

「檜山〜、『戻って来い』」

 

テレパスでそう命令すると、あら不思議。先程まで調子に乗りに乗って命令を無視していた檜山も大人しく戻って来る。

 

そんなありきたりな展開誰も望んでないからな。違う展開を見せてくれ。

 

カチ。

 

戻って来る檜山の足元で何かのスイッチが入る音がした。

これぞ歴史の修正力。

隙を生じぬ二段構え。

ありふれた天丼ネタ。

隙を見せた俺が悪い。

だから望んでないって。

 

「あっ、やば」

 

そう思った次の瞬間、六十階層に転送されていた。

 

目の前にはトリケラトプスのようなデカい魔物。

未来でハジメを奈落に突き落とす原因となった怪物。

そして最後には骨だけの魔物の群れ。

 

これは……うん。あれだ。

 

「大筋変わって無くて草」

 

おハーブ生えますわ〜。

 

 

 

「お前たち!!撤退するぞ!!」

 

メルドも天之河との口論を切り上げて怒鳴る。

あからさまに余裕の無い表情はこの状況が切迫していることを雄弁に語る。

 

「あれはベヒモス!!かつて王国最強と謳われた冒険者ですら敵わなかった正真正銘の化け物だ!!」

 

唯でさえ突然の転送に軽くパニックを起こしてるクラスメイトはその言葉を聞いて階段に殺到しようとするが、その行く手を骨の魔物どもが塞ぐ。

一体一体はチート軍団クラスメイトの前では吹けば消し飛ぶ骨の塊だが、数だけは多い。おまけにあんなに訓練した連携も発揮できず、全員バラバラに戦ってる。

比較的冷静さを保ってるハジメも銃と錬成を駆使してクラスの女子を救って天之河の元へ駆け出している。

 

このまま放っといたら本当に大きな流れそのままの未来になりそうだ。

だからといってクラスメイトを見捨てる訳にもいかない。

 

「くっ、トラウムソルジャーどもが邪魔だ!!」

 

傍観者気取りでいる俺の元へ向かってきた骨の魔物……じゃなかった、トラウムソルジャーの首を手刀で飛ばす。

まだだ。まだ未来は決まっていない。

 

歴史の修正力が、時の天秤が、因果律が、宇宙の法則が、俺の親友に運命を受け入れと叫んでいるのだろうか。

 

残念!俺というイレギュラーがいます!

 

長年の友人や恋人への挨拶のように、両手を抱擁するように広げる。

 

「スーパー……」

 

その腕に漲るのはテラワットを超える電力と異次元由来のオプティックエネルギー。そしてパワーコズミックを少々ブレンド。

 

「サンダー……」

 

そこに100トンを超える膂力と音速の20倍のハンドスピードを加えれば、放たれるのは………。

 

「クラーーーップ!!!」

 

■■■■■■■!!!!!

 

 

荷電粒子とオプティックエネルギーとパワーコズミック。

3種類のエネルギーが込められた衝撃波と轟音は全てを破壊する怒れる稲妻のように階層全体へ力を解き放つ。

 

この場に居合わせた者たちは後に語る。

 

「一瞬、世界から音が消えたと錯覚するほどの衝撃を感じた」と。

 

鼓膜を叩く轟音と衝撃波はハクの超能力で完璧にコントロールされ味方には一切の危害を加えず、トラウムソルジャーのみを攻撃する。

 

荷電粒子とオプティックエネルギーの破壊力を存分に含んだ衝撃波はトラウムソルジャーたちの骨だけの身体を原子レベルで崩壊させて、バラバラに吹き飛んだ骨片が砂のようにサラサラと消えていく。

 

一匹残らず消し飛んだ直後にトラウムソルジャーがリポップするが、今のでみんな落ち着いたし敵の数も減った。

 

もう大丈夫だろう。

 

ポカンとするクラスメイトの援護と恵里の警護は妹たちに任せ、天之河の元へ走るハジメに並走する。

後ろではヒョウカがクラスメイトを率いてトラウムソルジャーを蹴散らして退路を確保中。

多分、あいつは何も考えずに暴れてる。

 

「そこにいるのは我が友、ハジメ氏ではないか?」

 

虎の着ぐるみを着ておちゃらける。そんな俺を見てハジメはズルっとコケて乗ってくれる。

 

「こんな時でもふざけてる場合?」

 

「お前も乗ってくれたじゃないか」

 

決死の覚悟を決めていた顔も今ので緊張が解けたのかいつも通りの穏やかな表情を取り戻した。よしよし、いい調子だ。

 

天之河は後ろで起こったことを知らないらしく、まだ龍太郎と友情寸劇を繰り広げてはメルドに怒鳴られては反論してる。

 

悪いな天之河、ここの活躍は2人用なんだ。

 

天之河の首を掴んで後ろに投げ飛ばす。

 

「ハジメ〜、説得頼んだわ」

 

投げ飛ばした先にいるのは南雲ハジメその人。

 

悪いなハジメ、ここの活躍は1人用なんだ。

 

「ハジメが天之河の説得、俺がこのデカブツを足止めしとく。でも倒しても構わないんだろう?」

 

メルドにそう問いかける。

 

「あ、あぁ、そうだが……作戦でもあるのか?!あいつを足止めするのは命懸けなんだぞ!!それを倒すだと!?自分の言ってることがわかってるのか!?」

 

 

愚問だな。

 

 

「分かってるよ、あいつより俺の方が強いってことぐらい」

 

 

そう言ってベヒモスに拳を向けると、コズミックブラストを発射する。

 

突進してくるベヒモスの頭部からブラストは突き刺さり、体内を焼き焦がし、後ろから貫通。体の内からのコズミックエネルギーの爆発に耐え切れず、ベヒモスは汚い花火のように大爆発。

 

たった一撃で伝説と謳われたその魔物は死んでしまった。

 

は??????

 

「あ、あれ?」

 

これで終わりか?

俺の予想だと表面を焦がして突き飛ばすぐらいの威力だったのに……。そこから肉弾戦に切り替えて激闘を繰り広げるつもりだったんだが……。

ハルクレベルの怪物だと思ってたから、想像よりも脆かった。

 

ま、いっか。切り替えていけ。 

 

妹たちと彼女と親友との安否確認が先だ。

 

「たった……たった、一撃で……信じられん」

 

目を見開いて絶句してるメルドを無視して、妹たちと合流する。

 

「いたいた。みんな怪我して無いか?」

 

「おかえりにぃに〜、みんな無事だよ〜」

 

階段手前でクラスメイトと騎士団が一人も欠員を出さずに待機してた。軽症者は何人もいるが、重症者は1人もいない。

 

ハジメもちゃんといる。

 

焔の頭をクシャクシャと撫で回すと無意識のうちに溜息が出てきた。

自分では冷静なつもりだったけど、俺も相当な緊張やプレッシャーを感じてたみたいだ。

心がほぐれるんじゃ〜。

 

「お兄ちゃんカッコよかったよ!」

 

「流石にーちゃんだぜえええええ!!!!」

 

「この僕の彼氏なだけあるねえ!!」

 

妹たちと恵里からの絶賛されてヨイショされるのが気持ち良きかな良きかな。もっと褒めるがよいぞ。

 

「ハジメ、お前も無事みたいで良かったな」

 

本来の流れに沿っていれば奈落の底に落ちて過酷な運命を辿るはずだった我が友、ハジメ氏も無事この場にいる。両隣ではちゃっかり白崎と何故か園部が固めて火花を散らしている。両手に花、もとい両手に火花だ。

 

みんな無事で良かったねー。危ないところだったね。死ぬかと思ったー。

 

そんな和やかな雰囲気で無事を祝っていると、その空気をぶち壊す奴がいた。

 

「焔、アクア、ヒョウカ、恵里、みんな一旦ハクから離れた方がいい。そいつは危険だ」

 

天之河だ。ていうかおい、そのセリフはもっと先だろ。いくらなんでも先走り過ぎるってお前。早漏で候。

 

「なんだこいつ」

 

焔の一言がこの場にいる全員の意見を代弁した言葉だ。

 

「ハク、お前のあの力はなんだ!!!あれだけの力をどうやって手に入れて、なぜ今まで隠していた!他にも何か隠してることがあるんじゃないのか?洗いざらい全て吐いて貰うぞ!」

 

うわあー!キレる若者だー!!

クラスメイトの何人かも嫌疑や畏怖の目で俺を見てくるやつが数人。助けてくれたことには感謝してるし命の恩人だけど、それはそれとしてあの力への困惑や疑問を隠せない連中が大半ってところだ。

 

檜山、お前なにガン飛ばしてんのじゃ、貴様ぶち殺すぞ。

あ、目を逸らした。はい俺の勝ち。

 

「落ち着きなさいよ光輝。まだ迷宮内なのよ。まずはみんなの安全と休みが先でしょ」

 

「雫は黙っててくれ!!これは大事なことだ!!」

 

「いい加減にしろ!!!こいつはお前らだけじゃない、俺達騎士団まで……この場にいる全員の命を救ったんだぞ!

お前は仲間の安全よりも、命よりも、皆を救ったこいつを吊し上げるのが大事なのか!?」

 

「しかしメルドさん!」

 

「しかしもでももあるか!!お前の身勝手で危険な行動のせいで仲間が大勢殺されるところだったんだぞ」

 

メルドの本気の怒気に流石の天之河も萎縮する。というか、ガチギレメルド普通に怖え。見てよ、自分が怒られてる訳でもないのにクラスメイトや騎士団員までビビってるよ。

八重樫と白崎とアクアに至っては涙目だ。

 

「お前もだ、檜山!!」

 

「うぇ!?!?」

 

急に飛んできた流れ弾。檜山はビクッと肩を震わせる。

 

「お前はなぜ勝手にグランツ鉱石を回収しようとした!!!罠には常に気を配れとあれだけ口を酸っぱくして何度も言い続けてきただろ!!!この事態を招いた最大の責任はお前にあるんだぞ!!!」 

 

全員無事だった。だからこそ、この事態を招いた責任を有耶無耶には出来ない。

 

もし犠牲者が1人でも出ていたら。 

 

そんな最悪のケースは奇跡的に回避できたが、幸運は何度も続かない。とあるゲームの女兵士も言ってたな「戦場では運に頼ってはいけない」って。

 

「そして最後に坊主……いや、ハジメ、ハク」

 

「おおぅう!?」

 

「はい!?」

 

この流れで俺らまで呼ばれる!?俺まで怒られるの!?

 

俺なんかやっちゃいました!?!?

 

次に来るだろうメルドの怒号に備えて心の準備をする。

 

「すまなかった、そしてありがとう。お前たちのお陰で俺の部下を死なせずに済んだ」

 

急に神妙な態度で深々と頭を下げるメルド。

なんだこいつ。感情ジェットコースターかよ。急に落ち着くな。

 

天之河は未だに納得出来ないとい言いたげな目を向けてくるがメルドにこってり絞られた手前、何も言えずに歯軋りしてる。

 

こうしてオルクス大迷宮での訓練は1人の脱落者も出さずに無事(?)終了したのであった。ちゃんちゃん♪

 

 

 

 

 




ハク
遂に(ちょっとだけ)本気を出した最強のミュータント。
実はありふれ本編の物語を未来予知で予習してたのでハジメの安全と自分の娯楽のために色々と手を回して運命に介入する愉快犯で物語に置けるイレギュラー。
過去にハルクと戦った経験からベヒモスもこれぐらいなら耐えられるだろーと思った結果、軽いビーム一発で死んだことにびっくり。
正体表したね。 
ちなみにシスコン。
  

焔、アクア、ヒョウカ
長女 猫耳の炎使いの焔
次女 水の支配者のアクア
末妹 脳筋ヒエヒエガールのヒョウカ
魔法は使えるけど詠唱や魔法陣が面倒臭くて全部ミュータント能力で良くね?ってなってる。
ヒョウカに至ってはシーハルクのような肉弾戦オンリーで無双する。
クラスメイトを率いて戦ったことで戦女神だと崇められて神格化が進んだ。
全員ブラコンでシスコン。姉妹の絆はアダマンチウム並に硬い。

中村恵里
ハクが運命を変えた最初の1人でこの物語屈指の勝利者の1人。

南雲ハジメ
大体原作通りの行動を取った結果、園部優花が2人目の彼女候補になり、両手に花状態。
奈落に落ちなかったこのハジメは、ありふれ二次界隈の優勝者。

八重樫雫
光輝の暴走が原作以上で原作よりも苦労してるハクの介入の被害者。

坂上龍太郎
地の文のみ出番でセリフなし。不憫だ。

天之河光輝
ハクの介入で原作ほど活躍できなかった上にバタフライエフェクトでちょいちょい信用を落とした。これは流石に可哀想。
正体表したとはいえ皆を救ったハクに突っかかりクラスメイトからの信用は原作よりもガタ落ち。

騎士団員
物語が本来の筋書きから外れた結果、なんかいつの間にか助かってた。この物語の勝利者たち。

メルド
普段優しい人ほど怒らせると怖いの良い例。
その迫力は直接怒りを向けられていないハクですらビビるほど。

クラスメイト一同
ハクの力の出所や強さは怪しいし怖いけど、一応助けてくれたことには感謝してる。
ハクの認識改変で妹たちにはそういった悪感情を向けられていない。

ベヒモス
ありふれ界隈の噛ませ犬。
死闘を繰り広げる予定だったけど長いから省略して地の文でワンパンされたクッソ哀れな敗北者。

檜山
戦犯。ちなみに取り巻き3人衆は怪我で不参加だった。

  
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