「はあ…はあ…ここまで来れば大丈夫だろう…」
ボロボロで右腕のない男は雨の降るなか、路地裏に身を隠していた。そしてその男の腕からは何かの液体がドロドロと流れ出ていた。
「奴らの武器…E.G.Oと言ったか?厄介なのが多いな…っと。治ったか」
そう言葉を零すといつの間にか無かったはずの右腕が再生していた」
「ひいっ!たっ助けて!」
「ここまで来て命乞いですか?無駄ですよ」
「なんだ…?…!!」
路地裏の先から声が聞こえて覗くと緑色の服を着た女と血が出ている男がいた。
「俺はただ彼女たちの姿を残したかっただけなんだよ!それ以上のことは望んでねえ!だから許してくれよ!な!?」
「じゃあ校内に侵入して寮の中に監視カメラを設置しようとしてたのはどうやって説明するんですか?まあ弁明しても聞きませんが」
「そ、それは…」
「じゃあさようなら」
「た、助けギャッ…」
男は逃げようとしたが女が持っていたナイフで頭を貫かれ死んでしまった。
「…関わるのはまずいな。どうしかして気づかれないように離れ…「そこに隠れている方、どこへ行くおつもりですか?」!?」
女は息を潜めていた男に声をかけるとゆっくりと近づいて話し出した。
「はあ…罪のない人を殺すのはいささか気が引けるのですが…見られてしまったのなら仕方がありません。お覚悟を」
「見てしまった私を始末して口封じ、というわけか。容赦がないな」
「貴方が黙っているという保証はありませんからね。殺すのは当然でしょう?」
「そうか…では取引がしたい」
「取引…ですか?」
「ああ。簡単な取引だ。私はこのことを黙っている。だからお前に出来るだけ協力しよう。どうだ?簡単だろう?」
「協力…ですか…」
女は少し考えたあと話し出した。
「わかりました。では黙っていただく代わりに私のお仕事を手伝っていただきます。それでよろしいですか?」
「ああ。構わない」
「交渉成立です。では早速こちらに…」
そういって手を差し出した途端、一つの声が響いた。
「おい、そこの二人」
「「!?」」
「動くな。…こちら懲戒チームのジェフ、脱走中のアブノーマリティを発見。近くには死体が一つと生存者一人を確認。生存者は標的と接触を取っている模様。死体はおそらくアブノーマリティがやったと思われる」
ジェフと名乗った男は不思議な服装をしており、通信機で誰かと連絡を取ったあとどこからともなく武器を取り出した。
「おい、一般人は離れていろ。そいつは人間じゃない。人の形をした化物だ」
「あらあら、貴方追われているんでしたか。災難ですね」
「ちっ、見つかったか。厄介だな」
「おい!動くなと言っているんだ!さもなくばそこの女ごと叩き切るぞ!」
「おお怖い怖い。私は関わりませんのでどうぞご勝手に」
「はあ…やるしかないか」
そういって男は立ち上がると構えを取った。
「面倒をかけさせやがって…懲戒チームジェフ、T-01-99の鎮圧を開始する」
「T-01-99…そういえばあなたの名前は?」
「今聞くか普通…まあいい。教えてやろう」
「私の名前はT-01-99…通称…
無の欲望」
はい…やっちゃいました。書いちゃいました。なんで活動報告で休むって言っちゃった2日後に書いちゃうかな…まあ休むのはマジなのでこれからよろしくお願いします。それでは。