ホロライブ・オルタナティブver.IF 外伝 ~オリジン~   作:天野空

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「で?
ここで何かあるのかい?」
ぼたんは隣にいるポルカに聞いた。
「そうみたいだね。
ここで行われるダンス大会に、コメント集に関わりある人物が現れるかもしれないって。
ねねが」
「あ、ねねちゃん情報なんだ」
ぼたんが笑う。
「それで肝心のねねちゃんは?」
「なんかダンス大会の手伝いを頼まれたみたいで、先に会場に行ってる」
「ふぅん」
「それでさ、話は変わるけど」
「なに?」
ポルカの少し怯えた声にぼたんが不思議そうに聞く。
「今回、ねねはダンス大会の手伝い。
まのあろは【バーチャル】で情報収集。
で、比較的近かったポルカ達2人が現場に来たんだけど」
「そうだね」
「あの後ろにいるお方はなに?」
ポルカに言われて振り向くぼたん。
そこには壁の影から顔だけ出してじーーーーーと2人を見ている人物がいた。
「ラミちゃん?」
ぼたんはポルカの方を向いて言った。
「いや、分かるけど。
さっきからずっと後を、あの調子でついてくるよ?
目が合っても隠れずにあの状態のまま」
「そうなんだ」
もう一度振り返るぼたん。
ラミィがこちらを見ていた。
「仲間になりたいんじゃない?」
「いや、某有名RPGのモンスターじゃないんだから。
それにもう仲間だし」
「じゃ、問題ないじゃん」
「いや、大ありだよ。
あの状態でついてこられたら、正直恐怖だから。
目に見えてる最大の恐怖だから」
「はぁ、仕方ないなぁ」
ポルカの言葉にぼたんが軽くため息。
そして、後ろを振り返る。
「あれ?
そこにいるのってラミちゃんじゃない?」
と壁の影に隠れるラミィに声をかけた。
「あれ?
偶然。
どうしたのこんなとこで」
と手を振りながら近づいてくるラミィ。
「いや、ちょっと待てぇ」
そんな2人にポルカが突っ込む。
「え?」
きょとんとした顔をするラミィ。
「さっきからずっとついてきてたよね?」
「え?そんなことないよ?
ついさっき(ずっと前から)2人を見かけて(羨ましくて)立ち止まったら(つけてきたら)ししろんに声かけられたから(しめしめと思って)来たんだよ?」
「いや、なんか副音声がめちゃくちゃ聞こえる」
「まぁまぁ」
2人をなだめるぼたん。
ぼたんの腕をとり引っ付くラミィ。
それを見てポルカははぁとため息1つ。
「仕方ないって」
そう言うぼたんにポルカも「仕方ないか」と答えた。
その後、3人はダンス大会の会場の舞台裏でねねと合流した。
「それで、どういう情報を手に入れたの?」
ラミィは舞台袖から舞台を覗きながらねねに聞いた。
「?
なんでラミィいるの?」
ラミィを指差すねね。
「ちょっといろいろあって、そこで会った」
とポルカが答える。
「ちょっと?聞いてる?」
「ああ、はいはい」
ラミィに急かされてねねは3人に小声で報告する。
「知り合いからの情報なんだけど、なんか第一世代組の先輩達が第六世代組にちょっかいかけられてるって聞いたの」
「え?
ラプラス達が?」
ねねの情報をラミィが少し驚いて聞き返す。
「うん、それでね。
前回の事もあるし、もしかしたら第六世代組が関係してるかもって思って」
「それで、どうしてダンス大会に?」
ぼたんがねねに聞く。
「今日のダンス大会にアキ先輩が出るんだよ」
「?
なんでアキ先輩が狙われると?」
不思議そうに聞くポルカ。
「あ、それはねねの感」
「感かぁ」
ねねの答えにポルカは苦笑した。
「ま、ねねねの感は当たる確率高いから」
ラミィはそう言ってまた舞台を覗く。
「そうだね。
ここは大人しく待ちますか」
ぼたんは近くの木箱に座った。
「へぇい」
ポルカもその場に座る。
「じゃ、ねねは手伝いあるから後は任せた」
「え?そうなの?」
ポルカの言葉を背にねねは舞台袖から出ていった。
「3人いれば大丈夫でしょ」
ポルカにぼたんはそう言って微笑んだ。





第2話 ダンス大会の舞台袖/ダンス大会の観客席、上

「はぁ、遠い。

ひらすら遠かった」

俺は【ゲーマーズ】の第3の町が見える高台に着いた。

ここまで来るのにログアウト2回もしたぞ。

(ちなみに、オリジンソードを装備して行きたい場所を思い浮かべながら剣を振ると、空間が斬れてワープできます)

「そう言うのは早く言ってくれ」

俺は疲れた声で背後に浮かぶオメガαに言った。

「それで、ここで何のイベントがあるんだ」

俺は町の入り口へと向かう。

(ここで行われるのは…)

そう言って町の入り口に着いた俺に、オメガαは入り口の大きな看板を指差す。

そこには【ゲーマーズダンス大会】と大きく書かれていた。

「それで、ここにコメント集がいるのか?」

小声でオメガαに聞く。

(いえ、今回はこれから関わるであろう人達の確認です)

「関わる?」

オメガαの変な言い方に疑問を感じながら、おれは会場前に着いた。

(そうですね、まずは列に並びましょうか)

俺はオメガαに言われた通り、会場に向かう列に並んだ。

まだ、時間があるのか人はそう多くない。

目の前には男女3人組。

そのうちの女性2人は、男性に何か言って列を離れた。

列に取り残される男性。

まだ、開演時間には早いな。

(目の前の男性に話しかけてくれますか?)

「はぁ?」

突然のオメガαの頼みに俺は小声で変な返しをしてしまった。

ま、何かあるんだろ。

俺は前に並ぶ男性に声をかけた。

「大変だね、彼女?」

って彼女じゃないか、2人いたもんな。

「え?

いや、彼女じゃないっす。

仕事の同僚ですよ」

慌てて答える男性。

ま、そうだよな。

そうだったらびびる。

俺は笑いながらそう考えた。

目の前の男性は好青年って言葉が似合う、元気そうな人物だった。

「そうなんですね、仲が良いので彼女かと」

ま、一応分かってるけど貫いときますか。

「俺はトラインです。

これも何かの縁ですし」

そう言って俺は手を出す。

「あ、俺はヒーロです」

その青年、ヒーロはそう言って俺の手を取り握手した。

それから俺はヒーロと他愛もない話をした。

なんでも、ヒーロは非番の日に仕事の同僚に付き合わされてここに来たらしい。

「お、待たせたな」

「買ってきたよ」

そう言ってヒーロの連れの2人が帰ってくる。

「あ、おかえりなさい」

ヒーロは帰ってきた2人に手を振る。

(では、次に行きましょう)

「ん?このまま会場に入るんじゃないのか?」

俺はヒーロに聞こえない声でオメガαに言う。

(え?

あ、チケットないのでここに並んでても入れませんよ?)

「チケットないのかよ」

俺は小声でオメガαに突っ込みを入れて、列を離れた。

少し離れた時に、ヒーロが辺りを見回していた。

もしかしたら、黙って離れたから俺を探してるのか?

(彼等はGMですよ)

オメガαがヒーロ達を見て言う。

「え?

GMって普段は見えないんじゃないのか?」

(ええ、ただ彼等は今、非番みたいですので、一般プレイヤーと変わりません)

「へぇ、そういう仕様なんだGMって」

俺はもう1度ヒーロ達を見てから、その場を離れた。

 

会場内は大いに盛り上がっていた。

出場者はプレイヤー以外にNPCもいる。

しかし、なんと言っても本命は次の出場者だった。

「お待たせしました。

本日の優勝候補であり、この大会負け無しの大本命。

アキ・ローゼンタール!!」

司会の声に舞台がせり上がる。

その真ん中にアキちゃんが立っていた。

そして、音楽が流れる。

それはまるで流れるような動き。

そして、その流動的な動きの中に切れのある動きがミックスされていた。

さっきまでの騒がしい会場は静まり返り、音楽がはっきりと聞こえる。

みんなそのダンスに魅了されていた。

「しかしなぁ、確かに会場内に入れたけど、ここって」

俺は観客席の上、天井裏から舞台を見ていた。

(白騎士バージョンになればイベントキャラ扱いになりますので、誰にも気づかれませんよ)

そうオメガαは微笑む。

「そうだけどさぁ」

できれば、観客席からみたかったなぁ。

 

バン!

「な、なんだ?」

「どうした?」

「いきなり電気が消えたぞ!」

会場がざわめき始める。

「どうした?」

(イベントが始まったみたいですね)

俺の問いにオメガαは淡々とした口調で答えた。

バン!

突然スポットライトが舞台に当たる。

そのスポットライトの中にに立つのは真っ黒なフード付きのパーカーを着た人物。

舞台にいるアキちゃんは湾曲刀を装備していた。

バン!

そして、もう1つのスポットライトがアキちゃんに当たる。

オオー!!

盛り上がる観客。

「何が起こるんだ?」

俺は舞台にいる2人を見ていた。

黒づくめの人物がフードを取った。

「クロヱちゃん」

そうアキちゃんが言う声が聞こえた。

オオー!!

突然のクロヱちゃんの乱入により一層に盛り上がる観客。

「何?クロヱちゃんだと?」

俺はその姿に驚く。

まさかこんな早くholoXのホロメンの1人に会えるとは思っても見なかった。

(彼女達も今回の事に関わりがありますから)

「確か、前にそう言ってたよな」

俺はなぜか悲しそうに言うオメガαを見て言った。

「!!

危ない!」

女性の言葉に俺は舞台の方を見た。

その瞬間、舞台と観客との間の空間に下からシャチが鋭い牙を見せながら飛び出してきた。

う、うわぁ~!!

突然の事にパニックになる観客達。

「食べられぞ、逃げろー」

誰かが大声で叫んだ。

「う、逃げろー!」

その声にまた誰かが叫んだ。

「くそ、めちゃくちゃじゃないか」

俺は屋根裏から飛び降りようとすると(待ってください)とオメガαに止められる。

下は逃げ惑う人達で大混乱だ。

「しかし、止めに行かないと」

俺は舞台のクロヱちゃんを見ながら言う。

(大丈夫。

そのうち観客の方は落ち着きます)

そう言ったオメガαの言う通り、しばらくすると4人のプレイヤー以外は消えてしまった。

「ログアウトか?」

(はい、この世界は現実ではないので…)

俺の言葉にオメガαが答えた。

「おい、あれってGMの2人じゃないのか?」

俺は舞台に上がる女性2人を見て言う。

(ええ、ですので大丈夫と言ったんですよ)

オメガαは微笑みながら答える。

「と言うことは、今回はここで見物しろって事か?」

(はい、今回は様子見ですから)

オメガαの言葉に俺はじっと舞台の方を見た。

舞台の上でアキちゃん、GM2人とクロヱちゃん。

観客席でGMのヒーロと亜人の少年がいる。

すると、クロヱちゃんの周りを回っていた何かが、光始める。

そして、魚は1人の女性に変わった。

「あれは?」

俺はその女性を見てオメガαに聞いた。

(彼女は歌魚レビィ。

前回の戦いで【偽会】によって産み出された、第X世代と呼ばれる者達の1人です。

今はラプラス達のお陰でコメント集の力を取り除かれていますが、前回はコメント集の力を使っていました)

「コメント集の力を…」

俺は歌魚レビィを見る。

確かに禍々しい感じはしない。

「ん?」

レビィがクロエちゃんの横に並んだ後、クロヱちゃんが手を上げて何かを言っていた。

すると、たちまち舞台や観客席に真っ黒い全身タイツの某ヒーローものに出てきそうな戦闘員が現れる。

頭は魚のような形をしてるな。

「数はクロヱちゃんの方が上になったな」

(大丈夫ですよ。

彼女達がいますから)

オメガαは舞台の端を見て言った。

舞台と観客席で戦闘が始まる。

それからしばらくすると何かが体に触った気がした。

「何かおかしくないか?」

俺は疑問をオメガαに言う。

(さすがに白騎士バージョンになっていれば気がつきますね。

他の人はたぶん気がついてないでしょうが、彼女達がGMやアキさんにフォローをいれています)

オメガαはそう言って舞台端を指差す。

俺はそちらの方に目をやった。

舞台の幕やらで分かりにくいが…

「あれはラミィちゃんにぼたんちゃん?」

(それにポルカもいますね)

「第四世代組もいるのか」

(はい、彼女達はいち早くこの異変に気づいているようですから)

ぼたんちゃんはスナイパーライフルを構えて、観客席の戦闘員を撃っていた。

音がないのはサイレンサーか何かか?

それにポルカちゃんがライフルを撃つ前に何か紙を銃口に投げている。

(秘密裏にフォローしているのでしょう。

貴方が感じた違和感は、ラミィの遅延魔法。

ポルカがしているのは、銃の後を消すマジックです)

確かに、誰1人として第四世代組に気づいていない。

すると、アキちゃんが観客席の方に行き、ヒーロ達のフォローにはいった。

そして、GMの2人が変身する。

「完全に戦隊ものだな」

俺はGM2人を見て言った。

(変身するにはかなりの実力者じゃないといけないんですよ。

彼女達はGMでもトップクラスの人達ですね)

俺の言葉にオメガαが説明をいれてくる。

 

戦闘は終盤をむかえようとしていた。

観客席の方はほぼアキちゃん達が抑えている。

そして、舞台上もGM2人対クロヱちゃん。

クロヱちゃんはまだ力を隠しているように見えるが。

「ん?」

クロヱちゃんの動きが一瞬止まった?

それからクロヱちゃんは赤い方のGMを蹴り飛ばした。

(決着ですね)

オメガαが言う。

その言葉通りにクロヱちゃんと歌魚レビィは魔法陣に入って消えていった。

(私達も行きましょう。

ここにいては気づかれてしまいます)

「分かった」

俺は第3の町が見えた高台を思い浮かべる。

そして、剣を振った。

オメガαが言う通り、空間が斬れて渦のようなものがその切れ目から覗いている。

「これに入るのか?」

(はい)

俺の問いに即答するオメガα。

「だ、大丈夫なのか?」

(男は度胸です)

「なんか時折変な言葉使ってくるよな?」

(そうですか?)

とぼけがおのオメガαに俺は、はぁとため息を着いた後、その渦に飛び込んだ。

 

 

「まさか本当にワープするなんてな」

眼下には第3の町が見える。

俺は一瞬で思い描いた高台に来ていた。

(思い描くところにしか行けませんが、かなり使い勝手がいいと思いますよ)

俺はオリジンソードを外し元の姿に戻る。

「ああ、これは便利すぎる」

そして、オメガαにそう答えた。

「今回はこれでよかったのか?」

俺の問いにオメガαは頷く。

(はい、今回関わってくる人達をきちんと確認出来ました。

次からは戦いに介入していきます)

そう言うオメガαに俺は頷いた。

これからが俺の戦いの始まりって事か。

ま、まだ何も掴めてないが、やるしかないよな。

 

 

 




「まさか、沙花叉が出てくるなんて」
ラミィは舞台袖から舞台を見て言った。
アキのダンスに魅了されながら見ていたラミィ達だったが、いきなり照明が消え、その後クロヱとアキにスポットライトがあたり、何の演出か分からなくなっていた3人に、いきなりクロヱがシャチを召喚。
観客がパニックになったのだ。
「ねねから連絡入ったけど、なんか照明装置が何者かに乗っ取られたみたいって、かなりむこうも混乱してる」
ポルカの言葉にぼたんはクロヱの周りを回る魚を見る。
「たぶんあれだ」
その言葉に2人はクロヱを見た。
そして、その前に姿を表す1人の女性。
「第X世代?」
「いなくなってたと思ってたら、あっちについたのか」
ラミィとポルカが驚く。
「ラミちゃん、遅延魔法で戦闘員の皆さんの動きを遅くして。
ポルカ、今から攻撃するから、悟られないように補助頼んだ」
クロヱが戦闘員の皆さんを召喚する姿を見て、ぼたんはサイレンサーを着けたスナイパーライフルを用意する。
「分かった」
ラミィはそう言って魔法を唱え始める。
するとラミィの足元に水色の魔法陣が現れ、そこからよく見ないと見えないくらいの小さな粒が会場に広がり始めた。
【粉雪】と呼ばれる魔法で任意の相手(複数あり)の動きを少し遅くする。
効果範囲が広いが効果はそれほど強くなかった。
しかし、この場ではかなりの恩恵がある。
「いくよ」
ぼたんがライフルを構えて観客席の相手を狙う。
「オッケー」
ポルカが銃口に紙を投げる。
ぼたんはそれを確認、相手を撃った。
撃たれた相手は一瞬怯むが、撃たれた傷はなかった。
続けてポルカは紙を銃口にぼたんが攻撃。
その繰り返しで、ぼたん達は戦闘員の皆さんの動きを止めにいっていた。
ポルカがしたのは、【イリュージョンカード】と呼ばれるポルカ専用アイテムで、それを使って攻撃した時、様々な幻惑を見せる事ができる。
(マジシャンじゃないんだけどねぇ byポルカ)
ぼたんが攻撃した相手を観客席にいるプレイヤーが、確実に倒していた。
ラミィ達は戦闘が落ち着くまで、秘密裏にフォローを続けた。
やがて戦闘はアキ達の方が有利になった。
「ラミちゃん、もういいよ。
そろそろ撤退しよう」
ぼたんの呼び掛けに、ラミィは魔法を解いて観客席の上を見た。
「どうかしたのかい?」
ぼたんはラミィに聞いた。
「さっき魔法を使った時に観客席の上で何か反応があったの」
ラミィに言われてぼたんも観客席の上を見る。
しかし、そこには誰もいない。
「ほら、早く撤収するよ」
そんな2人にポルカが声をかけた。
「分かった、ラミちゃん行こう」
「うん」
ラミィはぼたんを見て頷き、ぼたん、ポルカは舞台袖から出ていく。
ラミィはもう1度誰もいない天井裏を見た後、2人の後に続いた。


「それで、どうだった?」
会場から離れた3人は近くの喫茶店でねねと合流。
ねねは状況を聞いてきた。
「あの場にはコメント集の気配はなかった気がする」
ポルカはそう答えた。
ポルカ達もラミィほどではないが、コメント集の力を使っていた時がある為、少しなら気配を感じる事ができる。
「ラミちゃんはどうだった?」
ぼたんがラミィに聞く。
「うん、はっきりとした気配はなかった。
でも、何か引っ掛かるの」
「天井裏かい?」
ラミィの言葉にぼたんが聞く。
「それもあるけど、それ以外にも。
コメント集はいないけど、何か隠れているような気がした」
「隠れているかぁ」
ねねは注文したラミィ水を飲む。
「ってここでも売ってるのそれ!」
ねねが飲んでる物を見て突っ込みを入れるラミィ。
「え?
これ?
もう、全国展開だよ?」
「頑張ったからね」
ねねの言葉にドヤ顔のポルカ。
「そんな努力いらんわ」
ラミィは頭を抑えながらそう言った。
「はははは」
そんなやり取りを見てぼたんは笑う。
まだ、調査は始まったばかりだった。
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