ソードアート・オンライン 本能の牙-instincts- 作:新世界のおっさん
そこに善も悪もなく、ただただ凪ぎ払う鋭利な魂。
作り手にとって武器は心。
色んな思いのこもった、暖かき真心。
第50層フロアボス攻略戦、ボスは<ザ・ガーディアン・イジェクト・ムーン>と言う巨大な空っぽの鎧が薙刀をもった……いわゆるデュラハン系のボスモンスターだった。
「各隊は交互に敵の隙をつけ、波状攻撃だ!」
ディアベルの声が響き、攻略組が綺麗に整列して弾き削りを繰り返す。しかし、<スーパーアーマー>の特性を持ったガーディアンはソードスキルで強引に割り込み波状攻撃を崩す。
「くっ、やっぱり一筋縄ではいかないようだ!」
「……やはり25層毎に強いボスが配置されてるっぽいな、25層でも軍に多数被害者がでたしな……」
「ならばどうする?」
「待ってろ…………カウンターだな、こっちに来た所を迎撃だ」
高速思考によれば、カウンターが最善のようだ。
ディアベルは頷き指示を出す。
「総員!後方に下がり各隊のタンクは前に出ろ!迎撃を狙う!」
攻略組が全員後方に下がりタンクが前にでて盾を構える。
ふと今まで必死に矢を射ていた結がイノセンスに近寄ってきた。
「パパ、力及ばずながら……ガーディアンに弓矢はあまり効果がありませんでした……」
「気に病むな、斬撃系も同じようなものだったしな」
そう言って結の頭を撫でるイノセンス、そして視線をタンク達に目を向けると不味い事態になっていた。タンクが盾ごと吹き飛ばされていたのだ。
「なに!?不味い……あれじゃ全滅する!」
「パパ、私も!」
二人は駆け出す、タンクが吹っ飛んだ以上明らかに無防備な後ろの部隊は凪ぎ払われ下手を打てば一気に死人がでる。
<雷切>を持つイノセンスが真っ先に着き、ソードスキル<天>で振り下ろす薙刀を迎え撃つ。
「オラアァァァァァァァ!!!」
ソードスキルの光に紛れ稲妻を放つ<雷切>。判断が甘かったと言えばそれまでだ……。高速思考を持ってしても完璧に事象を見切れるわけではない、あくまでも使用者ないしその周囲の人間が生きるための最善だ。<雷切>はそれに含まれなかった。
薙刀と衝突し、それを弾いた<雷切>……その瞬間にイノセンスはハッキリ聞いた……折れる音を。
「雷……切……?」
折れた、第4層から今の今まで苦楽を共にした大事な<相棒>があっさりと逝った。白く輝いていた刃はデータの残滓となり消えた。
「よくも!!」
「やったな!!!」
サチとキリトが弾かれ怯んだガーディアンを一気に追撃する。その後ろで結はイノセンスに呼び掛ける。
「パパ、パパ!」
「……ごめんな……ごめんな……」
何とか大きな被害を防ぎ、キリト はラストアタックボーナスで<エリュシデータ>を入手したが。逆にイノセンスは刃の無い鍔と柄だけの<雷切>を見つめることしか出来なかった。
その件から三週間、プレイヤー達の努力により第57層まで攻略が進んでいた。リアルでは秋真っ盛りであろう時期に差し掛かっていた。
「……やはりあの娘を頼るしかないな」
イノセンスは現在DEXブースト付きで<緋連雀(ひれんじゃく)>と言う名の銀の刃に赤の柄、峰がギザギザな短刀を身に付けている。そして、アイテムストレージには<雷切>の柄が入っていた。完璧に壊れたはずなのだが消滅せずにずっと残り続けている。既に諦めていたのだがもしかしたらこれには意味があるのでは?彼はそう思い彼女を訪ねる。
「リズベット武具店へようこそ!……ってイノセンスか……いらっしゃい、今日は何の用事?」
「いやさ、こいつを診てほしいんだ」
「……これは……?」
「柄だよ、<雷切>の」
イノセンスは懐かしむ様に見ながら渡す。
リズベットは興味津々と言うようにそれを観察する。
「こんな名刀をまさか折る相手がいるとはね……どれどれ?」
「因みに折ったのは50層のフロアボスだった」
「はい?なら何で柄が残ってるのよ……」
「それが知りたくて来たんだ」
「まあ、そりゃそうよね……おかしいもの」
とにかく色々試してみる、普通に鑑定してもあまり芳しくなかったためスミスハンマーで叩いてみた。すると。
「これって、システム的不死じゃないの!」
「え?」
「この柄、絶対に壊れないんだわ……たとえ刃が折れても」
「……それはつまり……?」
「何かしらの金属で刃を精製できれば……復活するわ!」
<雷切>は本来、刃を変えながら強くなっていく短刀だったのだ。50層で限界を迎えた刃が折れてしまっただけに過ぎない。
「そうだったのか……良かった……ならこの情報も無駄にはならないな」
「どういうこと?」
イノセンスが広げた羊皮紙には55層の<西の山>に生息するイベントボス<クリスタライト・ドラゴン>から希少な金属が入手出来るらしいことと、入手条件が<マスタースミス>がパーティにいないといけないらしいことが書いてあった。
「なるほどね……」
「頼めるか?」
「あんたにはかなりの恩義があるんだからさ、行くに決まってんでしょ?」
「ありがとう……リズ」
「別に……ほら行くわよ、イノセンス!」
「ああっ」
彼女からすればお店の代金を命懸けで用意して出資してくれたのだ、無料メンテナンス程度では彼に恩を返せるとは思っていない。リズベットはお店の看板をcloseにし、イノセンスと二人で55層へと向かった。
第55層は雪が降る様な寒い気候であり、寒い地方独特な物も良くある。
「んじゃ、戦闘前に腹ごしらえな」
「わざわざこっちで食事しようってきたのが、鍋屋とは粋ね」
「温かいし、旨いだろ?」
「そりゃね、あたしも好きだし……肉もらいっ♪」
「んじゃ俺キノコとかまぼこ、味が染みて旨いんだよな」
二人は鍋をつつきながら話をする。
「今回はどうするの?最前線より下の階層のモンスターとは言えどボスよ。二人は大変なんじゃないかな……?」
リズベットは職人プレイヤーだ、当然<安全マージン>はとっていない。故に二人で行くのは少し不安だった。
「ああ、安心してくれ……戦うのは俺一人だから」
「え?あんたそれこそ危険よ!死ぬ気!?」
一人で戦うと言うイノセンスに、リズベットは焦る。
「いや、情報によると一人でやった方がやり易い相手みたいだからさ……それにリズは職人な上に巻き込んでるんだから戦わせられないよ」
「あーもう、そうじゃなくてさ!」
「もしも危険に感じたら二人で一緒に転移結晶を使う、それで良いだろ?」
「……本当によ?目の前で死んだら恨むから一生」
「分かったよ、リズ」
リズベットは思う、時にこの男はわざと死にに行くような真似をする。怖いと感じる事は無いのか?命が惜しいと思わないのか?彼の自分も生かし、仲間も生かす生き方は純粋に凄いと思うのだが……見てる側は気が気でない。
だから、今日は近くで彼を見ていよう。無茶をし過ぎないように、リズベットは決意した。
<西の山>は寒さがかなり身体に堪える場所だ。
リズベットも当然暖かい服を身に纏っているが、生憎の強い風で体感的に寒い。
「うひいぃぃぃ!さむぅぅ!」
「今日は風もあるみたいだな、やれやれだ」
「何他人事みたいに言ってんのよぉ、あんたは?」
「鍛えてますから、シュッ」
イノセンスはまったく問題なさそうにおどけながら敬礼みたいなポーズをとる。
「流石最前線の男ね……まったく呆れるわ、クシュ!!」
元々暖かい48層で過ごしていたリズベットは急な気温の変化に慣れていないためか、くしゃみがでるほどだった。
「……さいあくだわ」
「……リズ、こっちこいよ」
「え、何よ」
「良いから」
「?」
リズベットは言われるままに隣にくると、イノセンスは革のローブを実体化しリズベットに着せ肩を抱き締める。
「ちょっ、うぇう?」
「これで、寒くないだろ?」
ニカッと笑うイノセンス、驚いて固まったリズベットの身体が力を緩める。心なしか頬が赤い。
「……寒くはないけど、あんたはいつも他の女の子とかにもするの?こう言うこと……」
「いつもはやらないが……それが必要だと感じたらするかな」
「誰にでも?」
「いや、仲が良いやつだけだな……リズみたいな」
「フンッ……何それ……」
こんな事も普通にするんだ……とリズベットは知る。彼は仲間のために出来る最善を尽くそうとする。仕事や世間話はしても組む事がなかったためイノセンスのこう言う一面を直に見ることは彼女にとって初めてだった。
「優しいのは分かるけどさ、いつか後ろから……」
「やめてくれリズ、最近背後から殺気を感じることがあるんだ」
顔を青くするイノセンスは語る。
その様をみてリズベットはクスリと笑い、イノセンスの身体に腕をまわす。
(……あったかい……)
今彼は自分の隣にいる様に感じる、本当の身体はどうなっているのかは分からないけど。でも今は……このぬくもりにすがっても良いよね?神様。
暫く進むと山頂に着く、目的地だ。風はいつの間にか止んでいた。
「これは綺麗だな、ビックリだ」
「うわぁ……水晶の森って幻想的ね……」
山頂には一面のクリスタルで溢れており、それが今回のボスにとっての食料……生息している理由なのである。
と、再び強風が来る。
「何、また風?」
「いや、どうやらお出ましのようだ」
風は<クリスタライト・ドラゴン>が羽ばたいたため起きた物であった。
「リズはここに隠れて、危なくなったら転移結晶を」
「わ、わかった……気をつけて」
イノセンスはリズベットにサムズアップし、こちらを見据える竜と向かい合う。
「待たせたな、悪いがお前の金属もらうぞ?」
「シャオオオオオ!!!」
殺気と殺気がぶつかり合い、斬り結ぶ。
竜のブレスを分かっていた様に跳んで回避し、首に向かってソードスキル<鳴(めい)>を発動し縦回転しながら6回斬撃を当てる。
悲鳴をあげる竜を見て笑うイノセンス。
「どうした?サファイアウィルムに比べれば本当に大したことないな!」
これ以上の死地をいくつも乗り越えているイノセンスにとって、今の状態は全く問題にならなかった。
「強い……話で聞くより圧倒的じゃない……これ本当にソロで討伐行けるわね」
リズベットは改めてイノセンスの力を思い知った。普通の動きじゃないとか、一時期は<ビーター>として忌み嫌われてきたとか噂は聞いていたが、本当に凄まじいその様は彼女を安心させた。
しかし、後ろから突然リズベットは攻撃を受ける。驚愕し、後ろを振り向くとそこには情報になかった<クリスタル・スケルトン>がいたのだ。
「なんで!?」
「! どうした!?」
「モンスターが突然popしたのよ!」
「くそっ、情報に無いってことは……<カーディナル>か!」
イノセンスには心当たりがあった、結が言うには<カーディナル>は二つのブレインがともにメンテナンスしあってバグや難易度を調節するらしい。つまり、前誰かに攻略されたこのイベントは既に調整を受けて難易度が上がっていたのだ。
すると竜が戦っているリズベットに反応し<羽ばたき>で強い突風を起こす。
たまらず吹っ飛ぶリズベット、吹っ飛んだ先にあったのは巨大な穴であった。
「いや、うそ、まじ、やだあぁぁぁぁぁ!!!」
「リズ!!!」
竜を蹴って踏み台にし加速し、リズベットに接近し抱き締めるイノセンス。二人は大穴に落ちていった。
「あれ……ここは?」
「どうやら、俺らは完全に落っこちてしまったようだ」
「……?」
リズベットは上に視線を向けるて遠くに空が見えた。
「……そうだ!転移結晶を」
「無駄だよ、さっき使おうとしたが発動しなかった」
「うそぉ……」
「……」
「どうすんのよ……つーかどうしたら良いのよ……」
「朝まで待とう、多分何とかなる」
「何でそう言えるのよ?」
イノセンスの確信めいた態度に疑問をもつリズベット。
「それが最善なんだよ」
「いや、わけわかんない……それ」
「……そう言えばリズには教えてなかったな」
「何を?」
「俺の力の秘密」
「……興味あるわね、聞かせてもらえる?」
イノセンスは頷き、説明をはじめた。
「本能の牙……何かのシステムなのかしら?」
「正直分からないのが現状だ、俺以外にも一人使えるが……俺と同じような認識だったし」
「謎ね」
「ああ」
<カーディナル>の<AI>であった結にも正体が分からない以上、まだまだ謎なのだろう。イノセンスはそう思っている。
「でもまあ、それなら朝までここで過ごすのが良いんでしょうね……でもこんなとこで寝れるかな?」
「テントと布団ならあるぞ」
「準備良いわね」
「まあ、備えあれば憂いなしってな」
二人はテントで寝る事にした。
リズベットはイノセンスに目を向け話し出す。
「ねぇ、イノセンス」
「なんだ?」
「私さ、この世界がしょせん偽物だって思って過ごしてた」
それは彼女にとっての人生観で、この世界は全てがデータでできた紛い物でしかないのでは?と言うものだ。
「だからさ、私はこの世界にいる間……特に楽しい事も嬉しい事も悲しい事もない……そう思ってた」
「……そうか」
リズベットは続ける。
「でもさ、あんたに出会って……イノセンスに出会ってから何かが変わったように思うんだ、あたし」
「え?」
「いつも冷たく感じてたあたしの心がさ……あんたと話してると触れあってると……暖かくなるんだ」
「リズ……?」
リズベットは身を乗り出し、イノセンスに言う。
「ね……そっち行っちゃダメ?もっと真近で感じたいの……」
甘える様にリズベットは言う。彼女には分かっていた。彼の身近には想いを寄せる女の子が沢山いて、その娘達の方が自分よりも長く彼の事を考えてきたんだと。
だけど、二人きりで、不安で、冷たくて震えて……そして彼はいつも<暖かい>。今だけで良いから……彼に甘えたかった。
(ズルいかもしれない、でも……我慢なんてできない)
そんなリズベットの言葉にイノセンスは全く迷うことなく、自分の布団に彼女を誘う。その目はとても優しかった。
「おいで、リズ」
「! うん……♪」
イノセンスの布団にリズベットは潜り込み、彼を見る。
男らしい筋肉質な身体についついどきどきしながら抱きつく。
褐色な肌は外の白さからはかなり浮く分、暖かい色に感じた。
「……むふふ」
「……どうした?」
「べつにぃ~?」
「変なリズだな」
もし、ここがリアルで……イノセンスが彼氏だったら、きっと幸せ一杯で……ずっと安心できて……何にも怖くなくなるんだろう。
そんな事がリズベットの頭に浮かぶ。
そこに来てやっと、自分の求めていたものがただの暖かさで無いことに気づいた。
「スキ……カモ……」
「ん?」
「スゥ……スゥ……」
「何だ……寝言か」
リズベットは安心とぬくもりから眠りに落ちる。イノセンスは彼女の頭を優しく撫でると、眠りについた。
朝、リズベットの目が覚めるとイノセンスの姿がなかった。
「……どこ?」
外に目を向けると何かを沢山掘り出しているイノセンスがいた。
リズベットは昨日やったことを思い出し顔を羞恥に染める。
「……何やってんの?」
「お、おはようリズ……実はここに大量のインゴットが合ったんだ」
「えっ!?」
良く見るとクリスタルを凝縮したような美しいインゴットがあった、名前は<クリスタライト・インゴット>。
「こんだけありゃ、リズも大儲けだな」
イノセンスは笑う。
「そりゃまあ、でもなんでここに?」
「ここは<クリスタライト・ドラゴン>の巣なんだろうな」
「あいつの……」
「で、こいつはドラゴンがクリスタルを食べて身体の中で凝縮したものなんだろうな」
「へぇ……じゃあこれ、<アレ>?」
「そう、<アレ>」
分かっているからこそ、直接的表現を二人とも避けた。
「待って、此処が巣って事は!!」
「! いよいよ来たか……さあ、これさっさと片付けてアイツに乗っかるぞ!」
「うそぉ!」
素早くアイテムストレージにインゴットやテント等を入れて、<緋連雀>を抜く。
「抱いて走るから舌噛むなよ!!」
「ふぇっ!!?」
リズベットをお姫さまだっこし、飛ぶ。
壁を遠心力で周りながらかけ上がる。
「あんたは化け物かぁ!」
「ハハハハハッ!!!いくぜっ!」
下に降りて来たドラゴンに乗っかり<緋連雀>を突き刺す。
ドラゴンは驚き空へと戻ろうと飛ぶ。
「どんなアトラクションよコレエェェ!!!」
「お、見えてきた!外だ!」
二人はドラゴンとともに外に飛び出す、空中に投げ出されドラゴンがこちらに向かってくる。
「何でこっちに!?」
「昨日のヘイトがまだリセットされてないんだな!なら決着をつけようか!!」
「ここ空中よぉ!?」
「HPも昨日のままならアイツは虫の息さ!一撃で決める!」
我無捨羅に突っ込んできたドラゴンに、ソードスキル<絶>で迎え撃つ。イノセンスの身体がブレはじめ左右から同時に連続で頭を斬り刻む。ドラゴンは光を放って爆散した。
リズベット武具店へ戻った二人は、鍛冶台の前にいた。
「しかし、本当にあんたには何かがあるのかしらね?」
リズベットの手には<雷切>の柄と黄金の<クリスタライト・インゴット>があった。
「倒したあとに<G(ゴールド)・クリスタライト・インゴット>って名前が出た時はマジびびったぜ」
「少なくとも報告例が無い以上、初物でしょうね」
リズベットはゴクリと唾を飲み込み、作業に移る。
「行くわよ……絶対私が最高の短刀作り上げてみせるから」
「ああ、頼む」
想いを込める、叩く一回一回に確かな想いを。
この人の為に……出来る事を、私はするだけよ。
今はそれでいい……でも、もしこの世界から出ることが出来たら……その時は……目一杯この気持ちを伝えて、沢山甘えてやるんだ……だから……今はこれしか彼に報いることが出来ないから。
精一杯!叩く!!
「出来た!」
眩い輝きを見せて出来上がったその名は、<金鵄(きんし)>であった。
「<神刀>クラスの怪物みたいね、まさにお似合いじゃない」
「ありがとう、リズ……ちょっと振らせてくれないか?」
「はいよ」
生まれ変わった<雷切>、<金鵄>を見つめる。
「また、よろしくな<相棒>」
それに対し光を放って答える<金鵄>。刃は変わっても根っこは変わっていないようだ。
振るうと、とても軽く……それでいて馴染むのが分かる。
「最高の短刀だな、これは」
「有言実行出来て安心したわ」
職人として少しホッとするリズベット。
と、その時突然イノセンスのメニュー画面が開かれる。驚きながらもそれを見るともっと驚愕な事が書いてあった。
<system>新スキル<二刀流(裏)>を獲得しました
と言うわけで何と二刀流(裏)を導入。
キリトが勇者としての二刀流だとすると、イノセンスはその影としての二刀流。
光と闇、陽と陰、表と裏って発想です。
基本的に逆手で戦うイメージの戦法になりそう。