ソードアート・オンライン 本能の牙-instincts- 作:新世界のおっさん
争いの果てに目覚める力。
家に帰り早速ログインしたイノセンスは、<本能の牙>を発動。
高速思考により結と共に状況整理をした。
「シグルドについては昨日サクヤに報告はした、ついでにあえて泳がすようにも進言はしたよな」
「はい、それに加えてパパとユウキさんの情報統制をしてもらってもいたはずです」
「よし、ならばこうだな」
イノセンスは計画の順番を紙にまとめる。
概要は
①ケットシー領主に会い、今回の計画の全容とサラマンダーの危険性を伝える<国境を越えろ>
②プーカ、インプに掛け合い一時的にでも戦力にする<四種同盟>
③シグルドを利用し、サラマンダーを情報で混乱させる<逆埋伏の毒>
④敵大将撃破と獅子身中の虫抹殺☆<計画完遂>
となっている。
「パパ、これらを完遂出来ればサラマンダーを倒せるんですか?」
「実際は倒すことが目的じゃなくて、圧倒的勝利で屈服させるんだよ……そうすればいかに好戦的な奴等でもしばらくは戦争を仕掛けなくなる……敗北への恐怖が抑止力になるわけだな」
そう言ってイノセンスは笑い、結はそれに対して感心していた。
「やっぱりパパは凄いです!」
「そりゃ結のパパだからな」
そんな事を話しているとユウキがログインしてくる。
「……あれ?」
「ん?」
「Wao!」
ALOおいてはログアウトした場所とポージングでログインしてくるため、前回横になったままログアウトしたユウキ。
故にログインもまた横になってなのだが、丁度頭が膝の上、つまり膝枕だった。
「ッッッ!!?」
「おはよう、ユウキ……ゆっくり寝れたかい?」
顔を真っ赤にして固まるユウキに対して、イノセンスはさも何事もなさそげに挨拶をする。
「お、おはよう……何で、初っぱなからこんなミスするのボク……?」
ユウキは急いで身体を起こすとオホンと咳払いをして、それから結に注目する。
「ところでおに……イノセンスさん、ボクにはそこに如何にも妖精が見えるんだけど?」
「ああ、この子は俺の娘の結……ナビゲーターフェアリーだ」
「よろしくお願いします、ユウキさん!」
「ナビゲーターフェアリー……娘!?」
ユウキは思わずズッこけて表情を困惑させる。
ユウキの反応を見てイノセンスは笑う。
「血は繋がって無いが、まあ色々複雑な事情でな……この子も今後一緒に行動するから、よろしくな」
「絆は人一倍ですよ!」
「あ、ああ~成る程……ビックリしたよもう」
お尻をさすりながらユウキはゆっくり立ち上がる。
「それで今日はどうするの?」
「それについて丁度まとめ終わったとこだ、ほらこれ」
イノセンスは先程まとめた紙をユウキに渡す。
ユウキはジッと紙を見つめる。
「今日で①の国境越えは済ませようかなと思ってる」
「遠いの?」
「隣の領を目指すだけだが……国境沿いには強力なモンスターの情報があるし、他にも不安要素はあるが……問題ないだろ」
イノセンスはメニューを開きサクヤに連絡をとる。
「行こう、やることが詰まってる」
「う、うん!」
「レッツゴーです!」
三人は外へと繰り出した。
「想像以上に具体的な作戦なのね……」
サクヤに話を通し、リーファと合流したあと四人でケットシー領に向けて飛んでいる。
「しかも、あのシグルドが裏切り者なんて……」
シルフの中でもサクヤの側近であり軍部を掌握している男<シグルド>が裏切り、サラマンダーに情報を流していた事にリーファは幻滅する。
「彼はかなり権力志向が強いみたいですし、何より最近<転生システム>の導入の情報が流れてるじゃないですか……そこでより信憑性が高まると言うわけですね」
<転生システム>とはアバターを元の種族から別の種族に鞍替えするものであり、シグルドはサラマンダーに恩を売りその後転生することで己の地位を確固たるものにしようとしているのだ。
「あいつ……絶対バラバラに引き裂いてやるわ」
リーファの瞳は怒りに燃えていた。
「あ、あはは……それでボクたちそろそろ降りる予定だよね」
「ああ、その通りだ……この場所で装備を整えないと」
ユウキは初期装備のままだし、イノセンスもナイトメアローブの中身は初期装備のままだ。
二人は納得して<中立>の町に降りた。
「これでよし……と」
ユウキは革や布などの軽めな素材を基盤とし、胸部など動きの邪魔にならない程度に急所を守る金属を使用した鎧を着用。
色は全身紺色で赤が混ざる。
腋が出ているのが特長。
武器は細目な直剣。
イノセンスはSAO同様軽量重視で茶系の革のみで構成されている。
ついでにもしものために<もう一本>太刀を用意した。
「偏ってるわね~、まあそれぐらい尖った方が強いのかな?」
「俺は昔からこう言う構成が好きなんだよ」
「……<昔から>?」
「他のMMORPGではスピードアタッカーを好んでたんでね」
「あ、ああ……そう」
出会った当初からだがリーファはイノセンスに対して何かと疑問があった。二日前始めた人間が四人をあっという間に倒し、他領で<家>を購入し、ナビゲーターフェアリー結の存在、そして今のユウキの装備一式も全部イノセンスが買い与えたものだ。
「あのね……ありがとう、イノセンスさん……ボクにこんなにお金だしてもらって」
「どういたしまして、でもユウキにはこれからバンバン戦ってもらうからその先行投資だ」
「あははっ、ならボク頑張らなきゃね!!」
ユウキは両手を胸の前でぐっと握りしめる。
イノセンスはそのユウキを見てふと気づく。
「今のままだと頭が何も装備ないからアンバランスかもな……」
「えっ、ああ確かに」
「と言うわけでこれをやる」
「えっ?」
イノセンスは赤いカチューシャを実体化させると、ユウキの頭に着ける。
「やっぱり……似合ってる」
「それって、初日にモンスターからドロップしたものですね」
「うわぁ……嬉しいな♪」
ユウキは喜びのあまり鏡の前でクルクル回ったりピョンピョン跳ねたりしている。
「これ大事にする!」
「喜んでくれて何よりだよ」
イノセンスはユウキを優しげに見つめていた。
それを見たリーファは表情に影を落とす。
「……お兄ちゃん……」
「……どうした、リーファ?」
「えっ、ううん!何でもない!」
リーファは努めて明るく振る舞うと、飛び上がる。
「行きましょ!時間が惜しいでしょ!」
「ああ、分かってる!行こう、ユウキ!」
手を差し出すイノセンスの手をとるユウキ。
「うん!」
「……リーファさんが気になりますが……パパならきっとなんとかしてくれますよね♪」
一行は一路国境へ向かった。
「グゲェェ!」
飛行型モンスター<リザードフライ>に剣を突き刺し投げ捨てる。
するとリザードフライは結晶になりバラバラになる。
「ユウキ、お前筋が良いな!センスあるぜ!」
「ビックリした、軽く教え始めたらどんどん吸収してくんだもん」
「えへへ、二人の教え方が上手いんだよ」
ユウキは照れ臭そうに頭をさする。
「まあ、ユウキが大分出来る娘って分かったし……ここから歩きだ」
「「え?どういうこと?」」
二人は同時に質問する。
「もうすぐ国境だ、何があるか分からない……飛んでいくのは危険と思われるので徒歩だ」
「なるほどっ!流石お……イノセンスさん!」
「でもあと少しなのよ、飛んだ方が速いのに……」
「だから<こうする>」
イノセンスは笛を取りだし演奏する。
「…………ふわぁ」
「……プーカの演奏まともに聴くの初めてだけど……良い曲ね」
ユウキもリーファもその音色の持つ不思議な魅力に思わず聞き入った。
演奏が終わると三人に音符のエフェクトが発生する。
「<大地のマズルカ>、地上での移動速度アップ……そして」
再び演奏するが、今度は曲調が勇ましい。
「<進撃のマーチ>、攻撃の速度が上がる……これで何があっても大概何とかなる」
「もしかして前の剣速って……」
「これの影響もあるな」
「納得……だって身体が凄く軽いもの」
「かなり目に見えて強化されるんだね!」
二人はプーカの持つ<魔歌>の大きな強みを知った。
「だからこそ同盟すればかなりの戦力になる、さあ行こう」
「二人とも行きますよ~!」
「あ、待ってよー!」
「三人とも速い!」
三人は駆け出した。
少し進むと国境近辺に人影が見えた。
全員の足が止まる。
「あれはサラマンダーだな」
「待ち伏せ?」
「だろうさ……シルフとケットシーの関係についてはかなり警戒しているらしいからな」
「あいつは、ジータスク……!」
リーファが待ち伏せ中のサラマンダー隊の後方にいるとさか頭の男をそう呼ぶ。
「知ってるのか?リーファ?」
「あいつはメイジ隊の隊長よ、小賢しさなら一流だわ」
「(多分あいつだな、シグルドと密談してたの)」
闇魔法<月光鏡>を使用すれば遠くの相手と互いの顔を見て話せるのだが、イノセンスは地下での密談調査にてあのとさかを見た覚えがあった。
「よし、蹴散らそう」
「「おー!」」
「いやいや、ちょっと待って!」
今にも突貫しそうな他メンバーをリーファは制止する。
「前は5人だったけど、今回は10人以上の大人数よ!迂闊に突っ込んだらやられるわよ!」
「だが殺らなければかなり遠回りになるぞ?会議の日にちまでに全部計画を完遂しなきゃならないのに」
「いや、それはそうなんだけど!」
真面目に物騒な事を言うイノセンスを諭そうとするが、まるで話を聞いてもらえないリーファ。
「致し方ない……まだ切り札に取っておくつもりだったが……リーファを納得させるためだ」
イノセンスは<神刀キンシ>を抜き出し片手でサラマンダー達に向けて叫ぶ。
「<勝利へ誘え!キンシ!!>」
するとイノセンスの横隣から魔方陣が現れ、中から黄金に輝く巨大なトビが出てきた。
「うわぁ!凄い!格好いい!!」
「はああぁぁぁぁ!!?」
<何だあのモンスターは!?>
ユウキは驚き興奮し、リーファは驚愕のあまり叫ぶ。
その見た目もありサラマンダー達も気づいたらしい。
「さあ、二人とも乗れ!奴等に突っ込むぞ!」
「もちろん!ワクワクしてきたよボク!」
「な、なんてとんでもない……ああもう分かった!行くわよ!」
三人は<キンシ>に乗り込み、サラマンダーに突貫する。
サラマンダーは急いで詠唱を始め、一斉に火の球を飛ばしてくる。
「させんよ!」
イノセンスは前に飛び出し、<神刀キンシ>を抜き出し手首の運動で回転させる。
すると火球達が巻き取られ、刀身に纏わせられる。
「何だと!?」
「ワオ!」
「本当に化け物ねあんた……良い意味で」
「お返しだ!」
纏った火球をそのままサラマンダーに返す、驚いたサラマンダー達に火球が襲いかかり爆発する。
「ぎゃあ!!」
「よし、二人とも!畳みかけるぞ!」
「「了解!」」
ユウキはもちろん、リーファも迷いがなかった。
三人は突っ込んでいく。
対人は初めてだったがユウキは躊躇わず剣を振るう。
「隙あり!」
「ぎゃひ!」
「粉くそぉ!!」
やけくそになった部隊の剣士がユウキに斬りかかるが。
「させない!」
「うぎゃあ!」
リーファにより阻止される。
「か、勝てない!にげろぉ!!」
「あ!お前たち!逃げるなぁ!」
ジータスクが慌てて指示するが聞くものはいない。
しかし、逃げようとした者はあるものは絶刀の居合でイノセンスに刈り取られ、あるものは<キンシ>に啄まれた。
サラマンダーからすれば地獄絵図だった。
「(こ、こうなれば俺だけでも!)」
ジータスクはマジックアイテム<インビジブルパウダー>で姿を隠し、混乱に乗じて逃げ出す。
「(ふはは、やったぜ!これで逃げっ……)」
ふとジータスクの動きが止まる、目の前にいたのは強大なミノタウロスであった。
「ブモォォォッ!!!」
「ぎゃああああ!!」
一人逃げ出そうとしたジータスクの呆気ない最後だった。
「出たか……ミノタウロス」
「本来の一番の障害ですね」
イノセンスは柄に手をかけるがそこに別の手が重なる。
「……ユウキ……?」
「イノセンスさん、リーファさん……こいつはボクにやらせて」
「ユウキちゃん?何で?」
リーファは疑問を投げ掛ける。
ユウキは真剣な表情で答える。
「昨日も今日も二人に沢山迷惑かけちゃった、ボクは初心者で……未熟だったから……だから、証明させて!もうボクは足手まといじゃないって!」
そう言ってユウキは笑う。
「ユウキちゃん……」
「良いぞ」
「えっ、軽ッ!」
イノセンスは笑顔で言う。
「それが、ユウキの自信になるならば俺は尊重する……そうしてやりたい」
「……ありがとう」
ユウキの心が暖かくなる、認めてもらえた……そんな気になった。
「実はちょっと恐いからさ!勇気を貰っていい!?」
「? どういうこった?」
ユウキは少し気恥ずかしそうに言う。
「あいつに勝ったら、イノセンスさんのこと……<お兄ちゃん>って呼んでも良い?」
「えっ?」
リーファが明らかに<お兄ちゃん>に反応する。
イノセンスは、ふむと顎に手を当て少し考慮し。
「ああ、良いぜ……勝ったらな?」
それを聞きユウキは満面の笑顔になる。
「絶対!勝つ!!」
ミノタウロスに向き直るユウキは自らを強く意識する、気勢が高まり、目に闘志が宿る。
「行くよ!」
「ブモォォ!!」
ユウキは高速で走り抜け、ミノタウロスの斧を難なく避け、斬りつける。
振り回される斧を掻い潜り、警戒に足を連続で斬りつける。
「セヤアァァ!」
体勢を崩したミノタウロスの頭部に抱き付く様に剣を突き刺すユウキ。
大きくダメージを受けるミノタウロス……しかし殺しきれてはいなかった。
「グワガァァ!!」
「うわっ!しまっ!」
ユウキはミノタウロスに掴まれ、地面に叩きつけられる。
「ガッ……ハッ……!!」
「ユウキちゃん!このっ!!」
「まてコラ」
「グヘッ!」
見ていられなくなったリーファは助けに入ろうとするが、イノセンスにポニーテールを掴まれ止められる。
「ッ! 何するのよ!!」
「リーファはユウキの気持ちを、決意を、無駄にするつもりか?」
「で、でも……」
「信じよう……あいつを……」
「イノセンス……あんた……」
「パパ……」
イノセンスは激しく唇を噛み締めていた、リアルだったら夥しい血が出ているだろう。
それだけ彼も我慢していた、己の気持ちと信念を曲げてでも彼女の言葉を優先しているのだ。
「(生きろ……ユウキ……!)」
「ブモォォウ!!」
ユウキは叩きつけられた状態から動けずにいた、ダメージの反動もある、身体が地面にもめり込んでもいる……だが一番の動けない理由は……恐怖だった。
今までは……困ったり……恐い事があったり……嫌な事があったりしたら……誰かが助けてくれた。
だけど今は助けてくれない……否、助けれない……。
自分がそうするなと言ったから……。
この世界で死んでも……本当に死ぬわけじゃない……。
でもまた二人に迷惑かける……それが恐い……それが嫌だ……。
<どうせ変わらない!!何やったってどうせ!!>
結局自分は変えられない……変わらない……?
<じゃあ君は変わろうとしたのか?自分から一度でも>
……そうじゃないでしょ?……今までは逃げてただけじゃないか。
<方法はあるはずだ、決めるにはまだ早い>
そう、ボクは……ボクは……!
< <生ぎだい>!!……<本当の自分らじぐ生ぎだい>ッ!!>
ボクはッ……<生きたい>……ッ!!
ドクンッ!
身体から熱が引いていく。
ドクンッ!
頭の中がクリアになって。
ドクンッ!!
加速するッ……!
「パパッ!!まさかあれは!!」
「ああ、間違いない……あの娘もだったのか……」
「本当に……ユウキちゃん……なの……!?」
つい先程、ミノタウロスは斧を振りかぶりユウキめがけて降り下ろした。
それに対して、ユウキは羽の浮力を使い無理矢理身体を起こし、斧の柄の中間部分をピンポイントアタックした。
結果斧は柄が折れ、刃がユウキの真横に落ちる。
しかし全く動じないユウキ、その目は確かに青く光っていた。
武器を失ったミノタウロスは格闘を仕掛けるも全て紙一重で躱す。
ユウキは的確に斬撃を当て確実にダメージを与える。
前回同様ミノタウロスが膝をついた所で頭に向かい突っ込む。
しかし、AIも学習したのか腕でユウキを掴まえようとした。
だが、そうはならなかった。
身体を捻り腕を避けるとユウキはミノタウロスの首の後ろを斬り捨てる。
その瞬間ミノタウロスのHPは0になり爆散した。
キンシに乗りあの場を後にしながら、4人は先程の事について語っていた。
「さっきのがその<本能の牙>なの?」
「ああ、そうだ……まさかユウキが持っていたとは」
事情の説明のためやむなく自分がSAOプレイヤーだった事を明かした。この力を得た経緯や結の事などを。
「聞いたことある名前だったのは、お兄ちゃんが話してたからだわ……」
「ほう、リーファのお兄さんはSAO生還者か」
「そうなの、かなり頻繁に出てきてた筈なのにどうして忘れてたのかしら……」
「……」
今の話を聞きリーファが何者か分かってしまったイノセンス。
だがあえて黙っていることにした。
ふとユウキの様子がおかしい事に気づいた。
「ユウキ?」
「……お兄ちゃんはSAO生還者だったんだ……」
「ああ、そうだが?」
「じゃあ……<ラン>ってプレイヤー知らない?」
「……知ってる」
SAOにおいてイノセンスは知り合いは多いが、女性のプレイヤーは記憶に残りやすい。
中でも<ラン>は<アインクラッド解放軍>で1、2を争う実力者で、犯罪の取締時や最前線では良く会って話していた。
「……私のお姉ちゃんなの」
「!」
「まだね……意識が戻ってきてないの」
そう、ランはユウキの姉であり……例の事件のせいでまだ意識が戻っていないのだ。
ユウキがイノセンスを兄として求めたのもここが強かったかもしれない。
「お兄ちゃん、お姉ちゃんは戻ってくるかな?」
ユウキはイノセンスを見つめる、その目は不安そうだった。
「ユウキちゃん……」
「ああ、戻ってくる……いや、戻らせてみせるよ」
「えっ?」
イノセンスはユウキを抱き締める。
「俺がこの世界に来たのはそのためだから」
「! じゃあ!」
「ああ、任せろ!兄ちゃんが必ず姉ちゃんを……ランを救うから!」
「うん!うん!!」
二人は強く抱き締め合う、互いの絆が深まったような気がした。
「……いいな……ああいうの」
リーファは羨ましく思う、二人の絆に自分と兄の影をみた。
「私も……頑張らなきゃ……!」
拳を強く握りしめ、決意を固める。
「さあ、二人とも!見えてきたよ!」
前を見つめるリーファの目には目的の島国が映っていた。
はい、長いですね(確信)
まあいつもよりですが(笑)
ユウキの覚醒に加え、姉である<ラン>の存在。
イノセンスは救う事が出来るのか、そしてシグルドの運命は!
待て次回!(デュエルスタンバイ