隣の天才に何やっても勝てない   作:ポテロング中佐

3 / 3
小学生活ももうすぐ終わる。

小学二年生になった。サッカーは流行りに流行っているようだ。このペースなら全国展開も遠くは無いだろう。しかし、俺が提案者のはずなのに親分と緑谷くんが有名になり、有名なのは親分と緑谷くんなのに、怒られる時は俺なのは納得がいかない。

翼くんは親分のチームで名ミッドフィールダーをやっているので、余っている俺は食倒くんに話しかけ野球を流行らせることに決めた。断られた。

食倒くんは今、サッカー人気の原因であるライオン隊の一人であることを活用し、スポンサーの料理店に弟子入りをしたりして料理を勉強してるらしい。これは困った。野球は一人では出来ない。

俺は頑張ってチームメンバーを集めた。4番バッター、筋肉ダルマのおっさん、以上。おっさんは直ぐにサッカー軍団に奪われてしまった。奪ったチームは、全一チームに復讐を誓う、最近参加し始めたチーム、死穢サッカーチーム。極道がスポンサーとして参入し、チームとしても参加したことで注目の集まっているチームだ。何故か分からんがサッカー関連の情報はクレームとして俺に集まってくるのでよく知っている。初めてヒーローからのクレームが来た原因となるチームだ。

彼らは筋肉ダルマのおっさんをディフェンダーに採用し、ディフェンスからの突進でゴールを狙うという脳筋戦法を披露し、全一チームを追い詰めた。彼らは全一チームの監督であるオフ氏を引きづりだし、接戦を演じ、その試合の映像は大人気となる名試合だった。

そういえば最近、念能力のことを忘れていたな。鍛えなければ…

 

 

 

 

小学三年生になった。親分がサッカーから帰ってきた!親分が言うには中学生チームでもある程度戦えるが勝てなくなったので修行をするらしい。翼くんと俺、そして緑谷くんの3人対親分1人。食倒くんは今は料理修行中だ。

朝は戦い、その後学校へと行き、親分達はサッカーへと出かける。最近放置されることが増えてきた気がするが、これでも元大人。少しも寂しくないもん…

そういえば戦ってる最中にモヤが見える気がしてきた。これはもしや念なのか!?

 

 

 

小学四年生、親分達は小学生サッカー日本大会のトーナメントの用意のために合宿に出かけた。うちの県からは二組、オールマイト大好きチームと爆殺最強チーム。話半分に聞いてる限りでは全国で油断出来ない猛者たちが育ってきているらしい。そんなこんなで一人の時間が増えた最近、遂に見えた。

俺にはわかる。これは念だ。体を覆うモヤ。興奮して錬と叫んでオーラを出してみたら気絶した。帰るのは夜になったが親は心配すらしてなかった。確かにサッカーが始まってからうちの県ではヴィランが何故か消え、ヒーローと極道の合同パトロールが始まり、さらに不思議なことにオールマイトの目撃情報が増えたとは言え、少しくらい心配してくれてもいいんじゃなかろうか。

俺は念能力は纏から始めることを誓った。

 

それから3ヶ月だった。

大会は親分が優勝をし緑谷くんは準々決勝で敗退してしまったらしい。親分がオールマイトとのツーショットを見せて緑谷くんが血涙を流していたことがとても印象的だった。というか、いつの間に全国にサッカーが広まっていたのか。念を覚えるのに集中してたし、最近クレーム来ないしで気にしていなかった。後で試合を見てみようと思う。

 

なんかシュートが爆発で軌道が二回くらい変わったり、敵のキーパーの手が巨大化したりするのはなんなんだろうか。もしかしてここは念能力ありのイナイレの世界だったのか?宇宙から侵略者来たりしないよな…?

 

小学五年生。

サッカーブームも落ち着きを見せ始め、今では全国大会は年に1回、地域大会も2ヶ月に1度程度に落ち着いた。念をある程度コントロールできるようになった俺は親分に勝負を挑むが、親分は触れることなく俺も倒せるようになっている。一度当てたら勝てる気がするんだけどなぁ。

というか、昔の個性レベルなら勝てる気がするんだが、なんか爆発が強くなってないか?しかも技術力も上がっている気がする。なんだ?爆発で爆発を飛ばすって。どういう理屈だ。おい。まさか、この世界には念の進化があるのか…?

しかも凝で見てみてもオーラは分からない。絶状態から攻撃時にタイミングよく防いでいるのか。それとも陰か、もしや最初期に感じた新人類的な能力なのだろうか。

わけは分からんがうーむ。考えても仕方ない。強くなろう。

 

 

小学六年生になり、親分と戦い、念の強化に励み、高校生あたりまでの勉強を復習していく。そんな毎日が続いた。翼くんは最近は戦いについて来れなくなったということでサッカーの練習に励んでおり、緑谷くんも発なし念なしという状態じゃやはりついて来れずヒーローの追っかけをしながらサッカーチームを強化している。

食倒くんは最近あまり会っていないが、たまに会った時の料理は絶品だ。いや、お前小学生じゃないだろ。転生者だろ。と思うこともあるほどだ。

親分は俺の念の強化に合わせてその3倍ほどで強くなる。拳で風圧を起こせるようになると風圧を受け流しながら爆発を当ててきて、防御を固めれば段々と上がっていく火力が上回ってくる。恐ろしいセンス。一度だけ勝てたが、その後は勝て無いのでとても悔しい。これが主人公の強さなのか…

それと小学生が終わる前には水見式をした。グラスいっぱいに水を入れ、葉っぱをうかべ錬。その結果、水は真っ黒になり、その中に銀色の光が瞬き始めた。なんだコイツ、俺は二番手だとでも言いたいのか。いつか親分には勝ってみせるぞ。年の差による力をそろそろ証明せねば。

そして、俺の念は放出系、強化系と操作系に相性がいいということになる。発はそろそろ考え始めてもいいかもしれない。大丈夫、俺には多くの漫画の知識がある。きっとその中にヒントはあるはずだ。

そして俺は卒業を迎えた。翼くんはご家族の関係で遠くへ引っ越すことになり、食倒くんも、料理系統を極めるために別の中学へ行くらしい。俺と親分と緑谷くんは折寺中学へ。そういえば親分はサッカー大会で緑谷くんにやっとライオン隊バッチを渡したらしい。




親分のライオン隊への印象
緑谷に対して
勝手に引きこもって出てきて落ち込んでるのは気に食わなかったが、最近やっと張り合いが出てきた。小学生サッカー決勝戦では激闘を繰り広げ、その結果緑谷を認め、ライオン隊バッチを渡した。

食倒くん
料理人としての才が溢れてきていることに満足している。俺がヒーローになったら美味い飯をずっと作ってくれるということで既にスカウト済み。ライオン隊は永久不滅ということだ。

翼くん
爆殺最強チームで最も頼りになるMF。空を飛び行うドリブルは3次元的で、機動力も高くほとんどの人が追いつけない。親分は俺よりサッカーが上手いと褒めておりそれを聞いた翼くんは小躍りをしながらフェニックスシュートを開発したらしい。

念能 力
頭が良く強いがバカである。結構抜けているが役には立つ。正直他のやつほど子分という感じではなく、ライオン隊にサブリーダーを任命するならコイツだろ、といった印象。ライオン隊の名前の由来が自分の髪の毛だと気がついた時に爆殺しようと思った。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。