夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~   作:架空柿

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 のー……あぁそうそう、トマトには気をつけてくださいね


その鬼、洒落を言う

 事務所であやめが何か本を読んでいたところ、スバルがその様子を発見し、興味深そうに近づいた。

スバル「あやめ何読んでんの?」

あやめ「『博士の大爆笑ギャグ250連発大図鑑!』。意外と面白いよ!」

スバル「へぇ……」

 スバルは後ろからページをチラ見した。

スバル「……駄洒落か。」

あやめ「うん駄洒落。」

 あやめは最後のページを読み終え、本を閉じた。

あやめ「面白かったぞ!」

スバル(2回目……)

あやめ「あ、そうだ!折角だしスバルにも聞かせてあげるよ!」

スバル「あぁ、まあ時間あるしな。ばっちこい!」

 あやめはウキウキで本のページを連続して開き、あるページを開いて止めた。

あやめ「じゃあまずは序の口からだぞ!『布団が吹っ飛んだ!』」

 その瞬間、仮眠室にあったえーちゃんの布団が爆惨、仮眠室が大破した。

スバル「何があった!」

あやめ「もしかして……本当に吹っ飛んだ?」

スバル「いやいやまさか……」

 あやめは別のページを開くと怖がりながらも次の駄洒落を言った。

あやめ「『アルミ缶の上にあるミカン』……」

 今度はテーブルの上にあったえーちゃんが飲んだ魔剤の上にミカンが突然現れた。

スバル「いやいやいやいや!あり得ねぇだろ!」

 その時スバルは思い出した。最近自分にもこのような不思議なことが起こったことを。嫌な予感がした。

スバル「なぁ、あやめ。それ捨てない?」

あやめ「えぇ、やだなぁ。」

スバル「だよなぁ……そもそもそれさ、どうやって手に入れた?」

あやめ「え?何か道端に落ちてた。」

スバル「そんなもん拾ってくんな!」

 スバルのツッコミを聞き流したあやめは次の駄洒落を探す。

あやめ「お、これとかどうだ?」

スバル「今度はなんだ!」

あやめ「『はんにゃの横でご飯にゃ~』」

 それを読んだ瞬間、あやめの頭にある般若お面の横に白の上に黒っぽい色の毛が点在する猫とその猫のご飯皿が現れ、床に落ちた。その猫は落ち終わると共に飼い主のもとへ擦りよった。

あやめ「ジルちゃん!ビックリしたねぇ!ごめんね!」

 あやめはジルを抱き抱え、事務所の出口へと向かった。

あやめ「ちょっと余、ジルちゃんを家に戻してくるから!ちょっと重いな……

 あやめは事務所から退室し、事務所にはスバルと例の本だけが残されていた。

スバル「……」

 スバルは辺りを見渡し、ダウンしてるえーちゃんしかいないことを確認し、本を手に取ると、パッと全ページを読んだ。

スバル「……『ナイスな椅子』」

 えーちゃんの椅子がふっかふかのソファに変化した。

スバル「……すげえなこれ。」




 良かったねスバル。虐されなかったよ。

登場SCP
broken_bone作
SCP-717-JP - 『博士の大爆笑ギャグ250連発大図鑑!』
http://scp-jp.wikidot.com/scp-717-jp
CC BY-SA 3.0
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