夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~   作:架空柿

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 のーこめ


悪戯大戦争

トワ「早く来ないかな~」

 トワは事務所の目立たない場所から自分が仕掛けた罠を眺めていた。罠の仕組みはシンプルで、皿の上に置かれている鯛焼きを取ると、足元にある縄が動いて足を縛り上げ、宙吊りになるというもの。期待を膨らませて待っていると扉が勢いよく開いた。

みこ「おはよーございまーす!」

 入ってきたのはみこだった。みこは猿の置物を腕で抱えており、トワはそれに少し困惑した。

みこ「おおー! 鯛焼きあるじゃん! 置いてあるってことは食べていいよにぇ?」

 みこは置物を机に置き、鯛焼きをのせてある皿に向かい、鯛焼きを手に取った。見事に罠は作動、みこを逆さ宙吊りにし、事務所内でパンツ丸見えの状態になった。

みこ「おい誰だよこれやっだの!……あ、鯛焼き美味しい」

 トワは用意してあった札を持ち、みこの前に現れる。

トワ、ドッキリ大成功!」

みこ「おめーかよ!」

 みこはトワに怒声を浴びせるが、トワはお構いなしに置物に興味を移す。計画通りであれば縄をほどくのだが、どうしても好奇心には勝てなかった。

トワ「ねえみこちぃ、これどこにあったの?」

みこ「え? あぁ、道端……」

トワ「へぇ……」

 トワは扉へと歩き、ドアノブに手をかける。

トワ「とわも探してくる~!」

 トワは何処かへと行ってしまった。

みこ「おーい、ちょっとー! まだほどいてもらってないんですけどー!」

 

 

 トワは事務所を出てから暫く何となく走った。さっきの置物が自分も欲しくなったからだ。一瞬だけ盗むという選択肢も浮かんだが、それはみこが可哀想たからダメと片付けた。 

トワ「なーんかここら辺にありそうなんだよなぁ……」

 近くの公園に着いた。何故か落ち葉が多く、探しにくい。注意深く探していると突然、落下した。

ぺこら「ぺーこぺこぺこぺこ!まんまと引っ掛かったペこねぇ!」

トワ「くっそ、やられた!」

 随分と特徴的な笑い声に笑うのを我慢しながら、トワは翼を広げ、穴から脱出する。"一応"、トワは悪魔のため、少しなら飛べる。

トワ「そっちがその気なら……」

 トワは近くの蛇口を捻って水を出し、両手で作った容器に入れる。

トワ「くらえ!」

 トワは両手に貯めた水をぺこらに浴びせる。

ぺこら「冷っ! やったなぁ!」

 ぺこらは地面から砂を集め、団子状にし、それを投げる。トワはまた水を貯め、浴びせる。この攻防が続くさまはまるで銃の撃ち合い。先に当たった(悪戯された)方の負け。ぺこらはウサギの運動能力で、トワは悪魔の能力により避け続ける。しかし、その戦は突如として終わる。

???「えーい!」

 緩い声から放たれたそれは正確に二人を撃ち抜く。

ぺこら「おかゆ……先輩!?」

おかゆ「やったー! ボクの勝ち!」

トワ「うわ、悔し!」

ぺこら(これで良いんだ……)

 トワは眉をハの字にして、泣き顔のようになり、ぺこらは少し唖然としていた。

おかゆ「それよりさ、汚れちゃったねぇ……一回帰る?」

トワ「あ、確かに。そうしよ」

 トワとおかゆは各々別の方向に向かって歩いていった。

ぺこら「……ぺこーらも帰ろ」

 

 

 

おかゆ「ただいま~」

 帰ってきたおかゆは少し驚いた。家にホコリひとつ落ちていないぐらい綺麗になっているのだ。

おかゆ「……なにこれ怪奇現象?」

 よく見ると見覚えのない猿の置物があることに気づいたが、それが霞むぐらいの衝撃がまた起こった。ホコリとかのゴミがないのはまだ良い。ティッシュとトイレットペーパーも無いのだ。

おかゆ「……なんで?」




 ちなみにみこはマリンに撮影された挙げ句、すいせいに恐喝紛いに金を渡して解放されたようです。ここで、みこから一言
「みこ、何かした?」

登場SCP
AdminBright作
SCP-050 - 最も賢きものへ
http://scp-jp.wikidot.com/scp-050
CC BY-SA 3.0
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