夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
ポルカ「何これ?」
ポルカは自身のスマホの中に謎のアプリがあることを見つける。消してもよかったが好奇心からアプリを開く。開くと画面には「スコア」と書かれているラベルの下に0と、そして「指令」のラベルの下に「太陽に挨拶する。1ポイント」と書かれているだけで、それ以外は黒背景で何の特徴もなかった。
ポルカ「やってみるか……おっはよーございまーす!」
ポルカは上空、太陽に向かって叫ぶ。叫んだ後ポルカが画面を見ると、スコアが0から1になっており、指令は何も無い。
ポルカ「待ってれば更新されんのかな……面白」
ポルカはそのままスマホの画面を消し、事務所へと向かう。
~8時間後~
収録関係が終わり、帰路に着こうとしたとき、通知が来た。例のゲームからだ。
ポルカ「来た来た来たぁ!」
ハイテンションでアプリを開く。次の指令は「貴方の友人の中でもっともほうれん草を嫌っている人に電話してハローという。3ポイント」であった。
ポルカ「ほうれん草かぁ……ねねちかねぇ」
ポルカは早速、野菜嫌いのねねに電話をかける。ねねは3コール目で電話に出た。
ポルカ「ハロー」
ねね『ハロー! どうしたの急に?』
ポルカ「いやぁ、すげーハローって言いたくなったから電話かけた」
ねね『暇なの?』
ポルカ「そうかもしれない。じゃ、まったねぇ!」
電話を切る。アプリを見ると、スコアが加算され、合計4ポイントになっている。
ポルカ「こう、こつこつ貯めるのも結構楽しいんだなぁ」
新たな発見をしみじみ感じながら、ポルカは帰宅する。
~翌日(およそ9時間後)~
目覚め一番アプリを開く。
ポルカ「なになに、『思いっきり壁に頭を叩き付ける。3ポイント』ねぇ……やんないと」
目覚ましも兼ねてポルカは家の壁に頭を思い切り叩きつける。しかしアプリを見てもスコアは加算されていなかった。もう一度叩きつけてもだめ。もう一度、もう一度、もう一度。8回目ぐらい、頭から血が流れ出したぐらいでようやく加算された。
ポルカ「面白い……面白い!」
取り憑かれたかのようにその言葉を呟く。出血の処置をし、朝御飯を食べ、事務所に向かう。
ポルカ「おはよーございまーす!」
元気よく挨拶しながら扉を開ける。珍しく事務所にはねねしか居ない。
ねね「おはよー。あれ、おまるん、頭怪我したの?」
ポルカ「そうなんだよ! 昨日さぁ思いっきり転んで、頭から血が出た」
ねね「えぇ! 大丈夫?」
ポルカ「全然平気」
スタッフ「ポルカさん、準備お願いします」
ポルカはスタッフに連れられ部屋を出る。ねねはスマホの画面を怪訝そうに眺めていた。
~およそ5時間後~
昼食時、ポルカのスマホに通知が来る。
ポルカ「やっと来た!」
アプリを開く。現れたのは「高い所から飛び降りる。450ポイント」の文字。
ポルカ「おいおいおい……サービス問題だろ……こんなんで450ポイントとか」
ポルカは嬉々として階段を駆け上がる。3階、4階、5階、6階、7階、そしてようやく屋上への扉に辿り着く。しかしその扉は南京錠によって閉ざされ、開かない。
ポルカ「こんのやろ!」
ポルカは持っている道具でこじ開けようとする。何度も何度も試み、いつしかそれしか目や耳に入っていなかった。こじ開けようとしている最中突然、後ろから羽交い締めにされる。
ポルカ「おいやめろ! 指令が達成できねえだろ!」
??「そんなの知らない!」
聞いたことある声、丁度朝挨拶したばっかの声。そう、羽交い締めにしたのはねねであった。
ねね「おまるんの携帯……あった!」
ねねは器用にポルカを拘束したままポルカのスマホを取り出し、例のアプリをアンインストールする。途端に、ポルカは何かを思い出しかのように固まる。
ポルカ「……ポ、ポルカ、今一体何をしようとしてたんだ?」
ねね「あっぶねぇ……」
ねねは一息着いて階段に座る。ねねは自身のスマホを取り出し、ポルカに見せる。
ねね「おまるんが電話切った後こんなのが入ってたの。」
ねねはさっきまでポルカに取り憑いていたアプリと同じものを指差す。
ねね「開いてみたらさ簡単な指示とポイントが書いてあってさ、ねね怪しいと思ったんだ。そしたらこれで」
ポルカ「なんというか……ごめん」
ねね「謝らなくて良いの! 次から気をつけてね」
ねねは自身のスマホからそのアプリを消した。
没案として、「ポルカが飛び降り始めでねねが手を掴んで引き戻す」というのがありましたが、よくよく考えたら屋上はそうそう解放してないと思い、今回のようになりました。供養完了
登場SCP
zaratustra作
SCP-1883 - いえいえ他に目的なんてありません、あくまでゲームです
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1883
CC BY-SA 3.0