夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
サイト-██████……通称『The Cell』。そこには財団ですら手に余る3人のオブジェクトが厳重に収容されている。
フワワ「痛いなぁ……もう少し優しく入れてよ!」
モココ「ガルルル……」
そしてここに2人、新入りオブジェクトがいる。クラスはEuclid、ここのサイトの職員が癒しを求め本部に要求したオブジェクトだ。ここの職員は24時間365日常に滞在、警戒しなければならず、癒される時間がないのだ。
フワワ「大丈夫モコ?」
モココ「……うん」
不貞腐れたような返事が返される。
????「可愛らしい声、きっと見た目も可愛い子でしょう、何やらかしちゃったか知りたいですね」
モココ「誰!?」
????「あはは……失礼、私、『ネリッサ・レイブンクラフト』と申します。あなた方の左隣にいる音楽家です」
フワワ「じゃあ右は?」
ネリッサ「右隣は『古石ビジュー』、様々な感情を溜めることができる感情結晶体てすが……今は多分寝てます。」
フワモコは思わずずっこける
フワワ「寝てる……」
モココ「ま、まぁでも忙しかったんですよね?」
ネリッサ「あぁ、忙しかった」
少し楽しみそうな興奮で声が高くなっていた。何も知らないフワモコの頭には文字通り「?」が浮かんでいる。
フワワ「何かやるんですか?」
ネリッサ「脱走、だよ」
それを発すると、ネリッサは今までで一番大きな笑いをする。
ビジュー「五月蝿ーーーい!!」
それをかき消すように大声がフワモコの右から聞こえてくる。その際、壁に何かガラスのようなものが当たって砕ける音がした。
ネリッサ「すいません、興奮したもので……」
ビジュー「……あ、こっちもごめん……寝起きで叫んじゃった」
ネリッサ「大丈夫です。それより、今ので溜まったんじゃないですか?」
ビジュー「……うん、溜まった」
またもやフワモコの頭に?が浮かび上がる。それを察してか説明が始まった。
ビジュー「私は体の一部を宝石にしてそれに感情を溜めることができるんだ~! 私にもできるんだけど、体の一部と比べると許容量が大きすぎるんだよねぇ……」
フワワ「……許容量を越えるとどうなるんですか?」
ビジュー「衝撃を加えれば……ドカン、とね。そう、こういう風に」
突然爆発音がすると共に目の前の壁が崩れた。フワモコが驚いて部屋の奥で怯えていると、黒い服の長身の女性と白い服の低身長の子が来て、元々壁のあった場所に立った。
ビジュー「間取りは覚えてる?」
モココ「ま、まぁ、一応」
ビジュー「じゃあ、中央集合ね~!」
二人は何処かへと去った。
フワワ「……行こう」
モココ「……了解、お姉ちゃん」
二人も爪を出し、外へ出る。
職員を爪で切り裂きながら中央にあった大きな扉に辿り着くと二人がいた。
ネリッサ「ここに首謀者がいます」
モココ「首謀者?」
ビジュー「この脱走を企てた人」
ネリッサは扉を蹴り飛ばす。フワモコが蹴り飛ばされた扉の先を見ると、白と黒の髪色をした人がいた。
ビジュー「名前は『シオリ・ノベラ』、禁忌に触れた収集家」
シオリ「この世に禁忌何てものはない……ただただ、人が勝手に決めただけ、そう思わない?」
シオリは一冊の本を取り出した。
フワワ「それは……」
シオリ「これはとある職員が持ってた手記。とっても面白いことが書いてあったから、ちょっと拝借しただけ。見る?」
返事を聞かずにシオリは4人に本の中身を見せる。中は普通の日記のようであったが、途中から『ホロライブ』や、『奪取』、さらに多くの紙が挟んであった。
ビジュー「それがどうしたの?」
シオリ「何、ただこの栞代わりに挟んであった紙に書いてあるものが欲しい、それだけ」
フワワ「見せてもらっても「良いよ」」
すごい食い付きで返事が返ってくる。フワワが紙を受け取り、開いて読むとそこには、「無限に増えるインク」や、「勝手に書かれる歴史書」などの報告書であった。
シオリ「興味深いでしょ?」
ビジュー「確かに~!」
シオリ「でしょ? だからさ、この『ホロライブ』、行くしかないよねぇ! 一先ずここ出よう!」
その後、彼女らはサイトから飛びだし、財団は未だに発見できていない。
さてさて、実際の彼女らはどんな感じなんだろうか……楽しみ
登場SCP
ModernMajorGeneral作
SCP-505 - インクの染み
http://scp-jp.wikidot.com/scp-505
CC BY-SA 3.0
AssertiveRoland作
SCP-140 - 未完の年代記
http://scp-jp.wikidot.com/scp-140
CC BY-SA 3.0