夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~   作:架空柿

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 言っておきますが、私チェスについての知識があんまり無いので、チェスの盤面に関する描写はありません。


運命は変わらぬ

 昼時、フブキは用事に一区切りがつき事務所に戻っていた。最近外は暑く、フブキは汗だくで少しでも涼みたかったからだ。事務所の扉を開けると、ある人が居た。

フブキ「あ、まつりちゃん! やっほ!」

まつり?「お、フブキ!」

 まつりである。まつりの近くにあるテーブルにはチェスの一式がセットしてあった。

まつり?「ねえフブキ、チェスしよ!」

フブキ「良いよ」

 フブキはまつりと向かい合うように椅子に座った。先行はまつりだ。

フブキ「それにしても珍しいね、今時アナログでのチェスって。面白いから良いけど」

まつり?「たまにはこういうのも良いでしょ?」

 雑談しながら局は進む。フブキは遊び大全でやっているのか駒の運びが良い。かというまつりもフブキとタメを張るぐらいに上手い。

フブキ「まつりちゃん意外と上手いね! ちょっとびっくりしちゃった」

まつり?「意外ってなんだよ意外って!」

 雑談を交わしながらゲームを進める二人。そんな中、フブキはある疑問を感じていた。違和感の正体は分からない。

フブキ「ねぇ、君って本物のまつりちゃん?」

まつり?「……気づいちゃったかぁ! まつりはこのチェスの意思って言うのかな、まぁそういう感じの存在なんだぁ。だから本物じゃない。ちょっと前までは『SCP-1604-JP-F』って呼ばれてて……」

フブキ「本物は無事なの?」

 少し強めの駒を置く音が響き渡る。

1604-JP「うん、問題ない」

フブキ「なら良かった」

 一瞬だけ怒りのようなヤバめの圧を1604-JPは感じ取った。数多のアニメとかを見てきたフブキにとって、擬態系の者は本物に何らかの害を与えてることが多いと学んでいたからである。

1604-JP「ここに現れたときコントローラー持ってたし多分ゲームしてると思う。」

フブキ「ふーん……」

 フブキは駒を置く。

1604-JP「……負けました」

フブキ「やった勝ちぃ!」

 さっきまでとは打って変わり、フブキは勝利にはしゃぐ。1604-JPはそんな様子をみて拍手をしていた。

1604-JP「おめでとう! 勝った記念に明日のリクエストを聞こう!」

フブキ「……誰でも良いの?」

1604-JP「勿論!」

フブキ「じゃ、じゃあ、な、中村……悠一さんも?」

1604-JP「OK! 分かった」

 フブキは声になら無い叫び声をあげた。

1604-JP「あ、やらないことがある!」

 1604-JPが指を鳴らすと二人の衣装が交換された。

フブキ「マテリちゃんの衣装……ってあれ? これブラないような……」

1604-JP「じゃ、また明日!」

フブキ「あちょっと待って! 衣装!」

 1604-JPは消えた。

 一方、本物のまつりはちょこの家でゲーム中に服が弾け飛んでいた。




 割りと好きなSCPなので出してみました。

登場SCP
Zenigata作
SCP-1604-JP - 戦ったところで運命は変えられぬhttp://scp-jp.wikidot.com/scp-1604-jp
CC BY-SA 3.0
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