夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
とあるアパート、そこには数多くの漫画家が住んでいる。そんな部屋の一つである一人の少女がいた。
?「さ、描こう」
新しい万年筆の封を切り、原稿に手を伸ばしたのは『火威青』。趣味絵描き、仕事絵描きの少女である。そんな彼女が何故今万年筆の封を切ったのか。単純に先代万年筆をぶっ壊したからである。
青「どうしよっかな」
彼女は新しい万年筆を鼻と口の間で挟み、ネタを考えていた。そして、思いついたのか万年筆を手に取り、描き始める。
青「うわあ!」
かと思ったが、新しいためか、インクが吹き出てしまった。慌てて雑巾を取りに行った青であったが、衝撃的な現場を目撃した。こぼしたインクが増えているのである。
青「な……何これ……」
そのインクは次第に青の足元へと迫ってくる。青は背後のドアから脱出、災害用ベルを鳴らして住人たちに知らせた。外に逃げ、ある程度離れたところで青はアパートを眺める。徐々に侵食していくインクとされるアパート、青はそれに美しさを見いだし、撮影していた。撮影に気を取られていると、いつの間にか青の足場を囲むようにインクが迫っていた。
青「やっばどうしよう!?」
と、そんなときだった。
????「止まれ、ここならざる世界へと行け」
声がすると、インクは全て動きを止め、上空へと飛び上がる。インクが向かう先に目をやると、そこには円形の雲が発生しており、円の塗りつぶすかのようなこの世界ではない何処かが存在しており、インクはそこに吸い込まれていった。
青「す、凄い……」
青はまた撮影した。
????「おいおい、危ねえぞ?」
青「……この声、何処かで……」
ある程度インクが無くなり、声がした方を見ると、そこには低身長の髪が身長と同じぐらいの長さで、頭に大きな角が生えた、ホロライブ6期生『HOLOX』総帥、ラプラスが立っていた。
青「ラ、ラ……山田ーー!!」
ラプラス「誰が山田だ!」
青「なんでこんなところに!?」
ラプラス「いや、未来が見えたんだ」
青「封印は?」
ラプラス「外した」
よく見ると、ラプラスに本来付いている封印具のうち、首と両腕のものが外れていた。
ラプラス「ま、何はともあれ……来る日に備えよ! また今度な!」
ラプラスは煙のようになって消えた。青はそれを見届けると、不意にスマートフォンを取り出し、ホロライブのオーディション申し込みページへと進み、諸々の申し込みを済ませた。
青「……よし、新しいペンと紙買わなきゃ」
青は近くのお店へと歩いていった。
私の作品内ではDEV_ISの方も登場させていく予定です。
登場SCP
ModernMajorGeneral作
SCP-505 - インクの染み
http://scp-jp.wikidot.com/scp-505
CC BY-SA 3.0