夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
不良の絶好の溜まり場である路地裏。しかし、今日に至っては不良は存在しない。何故か? 倒されたのである。
???「あんなに煽っといて……こんなもん?」
不良を倒したのは番長を目指している少女、『轟はじめ』。倒された不良は山となっており、その頂上ではじめは立っている。
はじめ「はぁ……疲れた~!」
さっきまでの強者感は消え去り、尻餅をついて休憩を取る。そんな彼女の元に一匹のコウテイペンギンがやってきた。
はじめ「どうしたのばんぺん?」
『ぱんぺん』と呼ばれたコウテイペンギンは誰もいないところを見た。するとばんぺんがみた方向にまた別のペンギン……オウサマペンギンが現れた。
はじめ「友達?」
ペンギン「そんなところだ」
はじめ「喋った!」
オウサマペンギンははじめからおおよそ6m程離れた位置で話す。
はじめ「なにしに来たの?」
ペンギン「お前と決闘しにだ」
はじめ「……へえ」
はじめは立ち上がり、オウサマペンギンに近寄る。それに伴い、はじめの服が女子ボクシングのようなものに変化していく。
はじめ「……不思議な能力使うんだね」
そう言った直後、はじめとオウサマペンギンは瞬間移動で、氷で出来たリングに移動した。
ペンギン「我のメイングラウンドへようこそ」
はじめ「それじゃあ、始めよ?」
はじめの一言を皮切りに、彼女は氷の上をもろともせずにオウサマペンギンに近づき、拳を作って向ける。しかしオウサマペンギンは腹這いでそれを避けはじめの背後に立つ。
ペンギン「終わりだ」
オウサマペンギンがその魚の鰭のような手ではじめに殴りかかろうとした瞬間、腹に強烈な一撃を喰らった。その後はじめは転倒するもすぐ立ち上がった。
はじめ「蹴り禁止なんて言われてないし」
ペンギン「…………確かにそうだったな!」
瞬間、ペンギンとは思えぬスピードでオウサマペンギンは移動、今度こそ拳をはじめの腹に当てた。
ペンギン「不意打ち禁止とも言っていなかったな」
はじめは氷上で気絶した。
ペンギン「我の勝利だな」
はじめが目覚めのは路地裏だった。はじめが辺りを見渡すもいるのはばんぺんのみ。
はじめ「……悔しい~!」
???「強くなりたいでござるか?」
背後からの声に驚き、はじめが後ろを向くと、そこにはさらしを巻いた、帯刀している和服とスカートが一体化したような服を着た少女がいた。
はじめ「さっきまで居なかったよな! 誰! 忍者!?」
???「忍者じゃなくて侍! ノットニンニン、イエスじゃぎんじゃぎんでござる!」
はじめはぽかんとする。
はじめ「あ、えっと……名前は?」
???「風間いろはでござる! そんなことより、君強くなりたいでござるか?」
はじめ「も、勿論! あのペンギンに勝ちたい!」
いろは「じゃあここに来ると良いでござる!」
いろはははじめにホロライブのチラシを渡す。
いろは「ここには悪魔や不死鳥、さらには高性能ロボットだったりつよつよな人が一杯いるでござる!」
はじめ「へぇ……面白い」
はじめの目に闘志が燃え始めた。