夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
あと、2年目ということで今回から、「」前の名前、外します。これからはややこしくなりそうなところにのみ名前を添えます。
とある配信、三期生のオフコラボ配信前。三期生のオフコラボは久し振りということもあり、かなりの注目が集まっていた。そんな注目されている配信始まる前にある一悶着があった。
「あぁ! ぺこらの匂いが肺に溜まってく!」
「ねぇキモい!」
マリンはぺこらが普段から使っているクッションに鼻をくっつけ、勢い良く吸っていた。それに対し、ぺこらはどうにかしてクッションをマリンから引き剥がそうとしていた。
そんな光景を見ながら、ノエルはあることに気がつく。
ノエル「あれ、ぺこらっちょウサギ飼ってたっけ?」
四人がいる部屋の隅には少し大きめのゲージがあり、その中には真っ白のウサギが存在していた。
「あぁ、その子? 拾ったの」
「えっ……」
真っ先に反応したのはフレアだった。捨てられていた動物を保護したことにではなく、ウサギが捨てられていたことに。
ウサギというのは、その可愛い見た目に反し、非常に繁殖力が高い。そのため、ウサギを一匹でも逃すと、そこらじゅうを埋め尽くすほどウサギが増える可能性があるのだ。
しかし、フレアが驚いたのはこれでもない。
「ウサギが……ウサギを飼育?」
「うっせぇぺこ」
それはヒトがヒトを飼育するのと似ている。一部の人はこのような趣味嗜好を持つかもしれないが、明らかに異常である。
また、これと同時に、三人はそのウサギに対してぺこらの印象が根付いた。そして、そのときであった。ウサギの姿がみるみる変わっていき、ついには白い上着を着たバニーガール……端的に言ってしまえばぺこらとなった。
「「「「……は?」」」」
当然ながら、四人は驚く。ウサギが変身してぺこらになるという、全く意味の分からない、有り得ない現象が目の前で起こったことにだ。
「せめえから早く出すペこ」
声質も瓜二つ。一瞬、ぺこらを除く三人はゲージを開けようとしたが、本物が分からなくなることを恐れて止めた。
「……で、これどうするのぺこらっちょ」
「いやぁ……どうしよ」
ぺこらは頭を抱える。他三人も同様に悩む。そのときであった。フレアが掌を拳で叩く。
「皆さ、ウサギ見たとき多分ウサギのことぺこらだと思ったでしょ。私もそうだし。だったらさ、その逆をすればいいんじゃない?」
「とにかくやってみるぺこ!」
四人はゲージの中のぺこらに対して、全力で変化前のウサギを被せる。段々とぺこらは元のウサギへと戻っていき、最終的には元に戻る。
「ふぅ……なんとかなった……」
「でも船長はぺこちゃん二人いた方が、一人自宅でも飼えたから良かったんだけどなぁ……」
マリンはぺこらからドロップキックをくらった。
私も一人……いえ、なんでもありません。
登場SCP
furabbit作
SCP-1033-JP - ヴァーチュアル・ラビット
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1033-jp
CC BY-SA 3.0