夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
ラミィとのお出掛けの後、ぼたんは自宅に到着すると、置き配で何かが入っていることに気がつく。
ぼたん「何か頼んだっけ?」
伝票の送り主は『COVER』となっているため怪しいものとかではないとぼたんは思い、開封する。しかし、ぼたんの予想とは相反したものが入っていた。中身とは、一丁のスナイパーライフルと数十発の弾であった。
ぼたん「……どうしたCOVER」
ぼたんは手に取ってみるとモデルガンより重く、 本物であると確信した。
ぼたん「銃刀法……大丈夫かな?」
本物の銃を手にして、ぼたんは罪にならないかを心配した。しかし、「COVERが犯罪紛いのことするはずがない」とも思い、心配しないようにする。
弾薬も入っているため、一発分装填し、遠くで歩いているドブネズミを狙う。そして、引き金に指を掛け、引く。それと同時に、ドブネズミは一瞬で破裂し、死んだ。
「おぉ……やっぱり本物か……」
落胆の声を漏らすぼたんだが、手に持ったライフルは回しており、一心同体のようである。
しかし、ぼたんは狩人でも無ければ暗殺者でも掃除屋でもない。つまり、そのライフルの使い道が存在しないのだ。ぼたんはしばし悩む。悩んでいると、使い道の前にある考えに辿り着く。
「何で……実銃を?」
思いだったが吉日……とは少し違うが、ぼたんは早速マネージャーに電話をかける。
「あ、もしもしマネージャーさん。少しお聞きしたいのですが…………実銃とかって、COVER名義で送ったりしてません?」
『いえいえ! 何をおっしゃるのですか!? そんなこと、一切ありません。どうしたのですか?』
「いやさぁ……あるんだよねぇ……COVER名義で送られてきた実銃」
『…………確認します』
そう返ってきて電話は切れた。ぼたんは目の前に存在するライフルをまじまじと眺め、取り敢えず置いておくことにした。
数時間後、マネージャーと、何故かこよりがぼたん宅に来た。ぼたんは二人を家にあげると、例の銃を見せた。
「本物……ですね。確かに箱にも我々名義で入ってますね……」
「おっかしいなぁ……こういうのには銃に異常性がありそうなのに……」
「……異常?」
「最近増えてるんですよね。まぁ僕達獣も大概異常ですが……」
こよりは耳を動かして話した。
「じゃあさ、『ある日突然見知らぬ送り主から無作為に銃が送られる現象』ってのは異常じゃないかな?」
「……成る程……その線がありましたか」
こよりはそう言って、足早に何処かへと去っていった。
「とりあえずこちらの銃は預かります」
「ありがとうございまーす」
マネージャーもライフルを持って帰っていった。
銃刀法? 通報されなければ良いじゃないか
登場SCP
sugoitakaiBILL作
SCP-1727-JP - 宅配されるものは
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1727-jp
CC BY-SA 3.0