夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~   作:架空柿

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 メリクリ


冬至祭の討伐イベント

 雪が降る聖夜、startendの三人は仕事でとある山奥の農村にいた。

「あくたん今日はクリスマスダネ! プレゼント何が良い? すいちゃん? それともすいちゃん!?」

「はいそこてぇてぇしな~い」

 そんな声がクリスマスの暗闇に消えていく。相変わらずすいせいに詰められているあくあは、窓の外から少し視線を感じた。

「ね、ねえ! 今誰か見てた!」

「すいちゃんじゃないの?」

「違う! 窓の外から!」

 トワとすいせいは窓の外を見つめる。しかし、外は雪降る光景しか映されていない。

「気のせいじゃない?」

「そんなことよりあくたん! 今日は一緒のベッドで寝ようネ!」

「……うぅん」

「やったぁ!」

「あ、いや……ちが!」

 あくあの中に、ただ漠然とした不安だけが残った。

 

 深夜2時頃、良い子が寝静まっている時間帯。良い子のあくあはベッドで寝ていた。そんなあくあの寝顔を、男のようなナニかが窓から覗いていた。

「ミーツケタ……」

 そのナニかの背後から、首めがけて斧が振られる。瞬発的にそいつはしゃがんで避けたが、それを読んだかのように、腹に一発、鉛弾がぶちこまれる。

「へぇ……お前があくあを覗いてた奴……キッモ」

 実体は腹を抑えながら立ち上がる。腹からは枝分かれしたの赤い川が流れている。苦し紛れからか、そいつは持っていた袋に手を入れ、何かを投げた。白い、小さな物だった。しかし、トワがそれらを全てスナイパーライフルで撃ち抜く。勢いを失い、雪の中に墜落したのは、幼児の物であろう犬歯であった。

「何これ、気持ち悪っ!」

 そう言いながら、すいせいは実体めがけて斧を振り回す。振り回すとは言っても、その狙いは正確で、着々と、実体の指や手首、四肢を切り落としていった。そうしている間に、実体は達磨のような姿にされた。

「じゃ、おつやっぴー♪」

 トワは実体の頭を撃ち抜いた。

 

 翌日、あくあが目覚めると、枕元にプレゼントが置いてあった。

「おっはよあくたん! それすいちゃんからのプレゼント!」

「すいちゃんの?」

 ベッドから出て、あくあはプレゼント箱を開けた。中には、あくあが前から欲しがっていた、少し高めの機材と、ピンク色に塗装されたモデルガンが入っていた。

「ありがとう……すいちゃん」

「どういたしまして!」

 機材とモデルガンを抱き締めるあくあを眺めながら、すいせいは一人、笑顔になっていた。

「はいそこトワ省かない!」

 そんな中に、トワも入っていった。

 そして、あくあは、昨日感じていた視線が無くなったことに、少し不思議に思いながら、そんな楽しい一日を始めた。




 何気にスタテンでの登場初か?

登場SCP
Hercules Rockefeller作
SCP-4666 - 冬至祭の男
http://scp-jp.wikidot.com/scp-4666
CC BY-SA 3.0
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