夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~   作:架空柿

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 のーこめ


自称高性能

 とある住宅の一室、そこには数多くの機械整備用の機械が置かれており、まさに今使われている。何に使われているかというと、自分自身の整備である。

「…………ふぅ、こんなもんかな……」

 ロボ子は定期点検をし終えた左腕を取り付けた。

「うん! 良い感じ!」

 先程までの腕の疲労感や痛みは無くなり、快適に動かせる腕にロボ子は満足する。しかし、少ししてロボ子は左腕の上下を逆にして取り付けていることに気がつき、こっそり治した。

「んぅ! ……疲れたぁ…………ってあれ? こんなところになにか……」

 そう言ってロボ子は大量のケーブルを掻き分け、その中にあるものを手に取る。それはロボットのおもちゃであった。

「なんでこんなところに……」

 ロボ子がそれをじっくりと観察していると、突然それは動き出し、驚いてロボ子はそれを放り投げてしまった。地面落下したそれは動きを止めていない。

「そこの小娘!」

「……僕のこと?」

「そうだ! 我を起き上がらせろ!」

「……起きれないんだ」

 呟きつつ、ロボ子はロボットを起き上がらせる。そのロボットは起き上がると、如何にも偉そうな口振りでロボ子にお礼の言葉を送った。

「で……君は誰?」

「我は運命の支配者1370全ての運命の親方であるぞ。我はお主の破壊の先駆者となるであろう。」

「……ふうん」

 ロボ子は生暖かい目でそのロボットを見つめる。

 不意にロボ子はあることが気になった。電源である。小さいにも関わらずこんなにも高度な動きをしているロボットの電源が気になったのだ。ロボ子はロボットを手に取り、簡易的なX線検査を行う。そして、驚いた。

「電源が……ない!?」

 電源というものは重要である。ロボ子の体も永久機関の発電によって動いている。しかし、そのロボットには電源がないというのだ。こんな頭が逆さまの電圧計のやつがだ。

「詳しく調べよう」

 そう決意し研究室へ行こうとしたとき、先程床に落としたケーブルが足に絡まり、転んでしまった。

「いったぁ! ほどかないと……」

 ケーブルは足に信じられないぐらい絡まり、ほどくのが難解である。しかし、ロボ子はその持ち前の優秀な演算装置でほどき方を導きだし、ケーブルをほど…………こうとしたが、なぜかケーブルはさらに絡まって行き、最終的に全身をロボットと一緒に縛ってしまった。

「誰か~! 助けてよ~!」

 情けない声でロボ子は叫ぶ。

「情けないぞ小娘。我にかかればこんなの!」

「ほどけるの!?」

 ロボットは手を動かそうとしたが、良い感じに縛られていたためできなかった。

「…………今日は調子が悪い」

「誰か~!」

 結局、夜のオフコラボまで助けが来ることはなかった。




 かわいそうかわいい
 あとロボ子さんぐらいだったら見ただけでX線検査できて良いと思うんです。

登場SCP
Sorts作
SCP-1370 - 困らせルボット
2015年
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1370
CC BY-SA 3.0
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