夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
まず、私の創作に対する思いを。創作というのは我々の夢や妄想を実現させてくれる唯一の媒体だと思っているのです。そんな創作の場に、私は現実の状況を持ち込んではいけないと思うんです。
さて先日、残念なお知らせが入ってきてしまいましたね。だからといって何も変えることはありません。この作品は今まで通り、進んでゆきます。応援のほど、よろしくお願いします。
ある日、AZKiは道端に落ちていた赤いインスタントカメラを拾った。フィルムはまだ全然残っており、稼働しそうなものであった。試しに、たまたま近くにいたおかゆを撮影してみる。少ししてから、カメラ下部にある溝から写真が印刷されてきた。少し待っていると、写真が鮮明になっていく。しかし、AZKiはその写真に違和感を感じた。
「ね……ねえ、おかゆん。これ見て……」
AZKiはおかゆに写真を見せる。その写真とは、おかゆが事務所にいるホロメン全員にセクハラをしている写真であった。
「これ……心霊かな……」
「うぅん…………ちょっとそれ貸して?」
おかゆはAZKiからカメラを借りると、眠そうにうとうとしているみこを撮影した。現像された写真を見てみると、そこにはソファで眠るみこがいた。
「やっぱり……このカメラ、撮られた人の欲望を写すカメラなんだよ!」
「へぇ…………面白い!」
AZKiはおかゆからカメラを返してもらうと、早速それで遊び実験を始めた。
まず最初に撮ったのはすいせいだった。すいせいはスタッフとミーティングをしており、撮影に気がついていなかった。
「何が出るかな♪何が出るかな♪」
AZKiは早速写真を見る。写真は、すいせいがみこと一緒に笑いながらゲームをしている写真であった。
「あら~、てえてえ」
AZKiはその写真をそっと自身のポケットにいれた。傷の付かないように。
次に撮影したのは、自身をメンテナンスしているロボ子であった。AZKiがカメラを向けると、ロボ子は手に持っていた自身の右腕を振る。撮影し、現像する。すると今度の写真は、ロボ子が様々な近未来的な装備を身に付け、困っている人々を助ける写真であった。
「うーん……まさしく高性能」
AZKiはそれをロボ子にあげると、ロボ子は満面の笑顔をAZKiに見せた。AZKiはそれを見て、良い行いをしたと思った。
次に撮影をするのは、色んなホロメン達と楽しそうに会話をしているときのそらである。AZKiは早速そらにカメラを向ける。
「おぉ、結構懐かしい感じのカメラじゃん。良いね!」
そらはそう言いながら、輝かしい笑顔と共にカメラにピースする。現像された写真には、特に変化がなく、さっきみたいに楽しそうに会話をしているそらの姿がそこにはあった。
「ね、写真見せて!」
AZKiが写真を見せると、そらは嬉しそうな表情をし、立ち上がる。そして、棚を漁って出てきた額縁にそれをいれると、壁にかけた。