夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~   作:架空柿

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 忘れてるであろうストーリー進めます


未来と準備

 某所に存在する大穴、そこにとある人物が訪れた。汚れのない白衣を身に纏い、首からは大きめの首飾りを下げた男性。

「……やはり、落ちていたか」

 男性……ブライトは穴の側に落ちていた首飾りを手に取り、一つ溜め息を吐いた。

 その時であった。ブライトに近い茂みから枯れ葉を踏み鳴らす音がした。咄嗟に銃を構え、ブライトが音のあった方に視線を向けると、茂みからは桃色髪の白衣を来た少女が現れた。

「……こっから早く離れた方が良いよ。お嬢さん」

「おやおや、これはこれは……確かブライト博士……でしたよね?」

「はは。財団のデータから盗んだのかな? HoloXさんよ」

 ブライトは引き金の指に力を入れ、弾丸を射出した。ブライトの予想上、弾丸はこよりの心臓を貫いていた。しかし、弾丸は虚空の中を飛んでいってしまった。

「ホログラムか」

「正解」

 ブライトの背後からこよりの声が響く。咄嗟に振り向いたブライトだったが、こよりが発明した拘束銃によってブライトは縄に縛られてしまう。

「……殺すなら早く殺せ」

「いえ、そんな敵意なんてありませんよ。僕は総帥からの命令でこの穴をもう一度見に来ただけです」

 こよりは小さな懐中電灯のようなものを取り出すと、穴に向けて光を照射した。サイズからは想像もできない光量は穴の中にある全てを照らし、こよりは観察を続けた。

「ううん……やっぱりねぇ……」

「……どうしたんだ?」

「いえ、ただ繋がっちゃってるなぁと思っただけです」

 ブライトは知っている、その穴の性質を。そのため、穴が何処か決まった箇所に繋がるというようなことはまずないということも知っていた。

「……あぁ、説明してなかったですね。最近何らかの原因で二つの……貴女方の世界と僕たちの世界が繋がったんです。結果、元々様々な異世界に繋がる筈の穴の道が歪み、とある一つの世界に繋がってしまったんです。何処かは……貴女が持っているそれで分かりますね?」

 ブライトは回収していた首飾りを真上に、こよりが見えるような高さまで投げる。

「まあ、つまりあそこがこちらに来ると?」

「そうですね」

 ブライトは縛られたまま目を閉じ、俯く。かつてとあるパワードスーツから解析されたデータを読んでいた身として、少々気が重くなる。

「で、君達はどうするんだい?」

「そりゃ、勝ちますよ。何せ、僕達の総帥は不可能を可能にできるので」

 こよりはブライトに曇りが一切ない、透き通った瞳を向けて引っ掛かることなく宣言した。




 もう少しで最終回かも(暫定)
 後暫くストーリーの音沙汰無かった理由なんですけど、まあこより達がオブジェクトの解析進めていたため(という体で本当は「まだ進めなくて大丈夫」と思っていたりネタが有り余っていたため)です

AdminBright作
SCP-963 - 不死の首飾り
http://www.scp-wiki.net/scp-963
2008年
CC BY-SA 3.0

Tanhony作
SCP-1437 - ここではないどこかに続く穴http://scp-jp.wikidot.com/scp-1437
2012年
CC BY-SA 3.0

Tanhony作
SCP-5000 - どうして?
http://scp-jp.wikidot.com/scp-5000
2020年
CC BY-SA 3.0
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