夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
何もない珍しく平和的な事務所、そこに扉を蹴り開いて入ってきた者が一人、わためが来た。
「ねえこの写真見てよ!」
そう言ってわためは服のポケットから一枚の写真を取り出した。ポケットに入っていたにも関わらず、皺は一つもない。
「ねえ見てよこの羊の写真!」
「いや狼だろ」
いつもなら割と的確に捉えているスバルのツッコミ。しかしわためは明らかに呆然とし、呟く。
「え……どう見ても羊でしょ」
「はあぁ? これが羊に見えるのかあ?」
「いや羊!」
「狼!」
「「ふぬぬぬ……!」」
額と額を合わせて睨み合う両者、その中に割り込むのように窓を割りながら乱入したものがいた。それは白い髪に長い耳、そしてモフモフの尻尾を兼ね備えた存在、白かm
「揉め事はこの『即判決の神』に任せんかーい!」
即判決の神と名乗る謎の存在であった。
「即判決の神?」
「ま、まさかあの伝説の……!」
「お前知ってんのか?」
「いや全然」
「おい」
スバルがわためを軽く叩く間に、即判決の神は両者にボクシンググローブを拳に被せて口を開く。
「揉め事は決闘で解決するのだ!」
「決闘違いだろ!」
こうして二人の間でのボクシングが決まった。事務所にはいつの間にかリングが浮かび上がってきており、既に二人はその上に立っていた。そして争いの開幕を告げるベルが鳴らされる。
「何がなんだかわかんねえけどやるっきゃねえ!」
スバルは渾身の一撃をその右ストレートに込め、わために向けて放ったが、わためはその自慢の胸部で受け止めてしまった。カウンターといわんばかりにわためはそのままスバルのバランスを崩させ、思い切りスバルの鳩尾に角ドリルを喰らわせスバルをダウンさせた。わためは止めを刺そうとしてスバルの背中に拳を降らせようとしたが、カウンター返しとして放たれたスバルの拳がわための拳と丁度良い感じに衝突してしまい、物理学やら科学的な作用等諸々が相まって大爆発が起こり事務所が倒壊してしまった。
倒壊した事務所の瓦礫から三本の腕が出てきた。そして直ぐにはスバルとわため、そして即判決の神が瓦礫から這い上がってきて、灰となりかけている、黒炭と化した写真を唯静かに眺め、無言で三人それを踏み崩した。
「「「争いは……止めよう」」」
そう言い残し、三人は夕日が沈む方向へと歩みを進み始めた。
一方その頃、三人が争っていた事務所の横を通る道路をみことすいせいが歩いていた。
「そういえばすいちゃん、この写真見て!」
そう言ってみこはポケットから一枚の写真を取り出した。
「お、ワシか」
「いやいやウサギでしょ」
話し合いは平和的にね!
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うーむ、どうもホログラの混沌を出しきれんな……徹夜が足りないのか……?
登場SCP
bamboon作
SCP-1210-JP-J - キメラれねぇ
2018
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1210-jp-j
CC BY-SA 3.0