夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~   作:架空柿

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 最終編!


最終編 ~because~
始まり


 始まりは只の全世界への宣戦布告だった。しかしその布告はこの世界に留まらず……別世界へと、偶々見つけた世界へと向けられてしまった。

 

「きたー! 封印されし者の右足ぃ!」

 とある配信、スバルはとあるカードゲームのパック開封配信を行っていた。いつも通っている店で買った、正真正銘、細工なしのBOX。

「じゃあラスト行こうか! 何が来る!」

 慣れた手つきでパックを開き、中身を取り出す。そしてレア枠を一番後ろへと持っていき、そのカードの束を表にした。そうして写り込んだのは、他のカードとは明らかな異彩を放ったカードだった。

 そのカードの枠は黄色く、本来星が描かれている箇所には奇妙なロゴが入っていた。カード名は『SCP-895 カメラディスラプション』と書かれており、イラスト部分には開いている空の棺が描かれていた。

「……何これ?」

 スバルがコメント欄を見る。そして驚いた。カメラが写している光景に、カードと少し写っている手に加え、血液で書かれた「HELP」や小動物の死体等、凄惨な光景が写されていた。

「え、待って何これ? えこのカードが写った時から?」

 コメント欄の指摘を受け取り、スバルがその不気味なカードを画面から除くとその異常は消え去った。

 そしてこの配信をきっかけに、多くのメンバーの配信にそのカードが写り込むようになり、時には配信がBANになる場合すらもあった。

 

 凡そ半月が経過した頃である。この頃にはメンバーの五分の一が何らかの規制、停止を食らっており、配信業に支障をきたしていた。しかもこの現象はホロ内に留まらず、他の箱やゲーム事務所、更には大人気YouTuberも被害を被っていたようで、徐々に引退者すらも増えてしまっていた。

 そんな中、一通のメールが全メンバー、いや、全人類に送られてきた。内容は以下の通りだ。

 

現時点で私たちの存在を知らない方々へ: 私たちはSCP財団という組織を代表しています。私たちのかつての使命は、異常な事物、実体、その他様々な現象の収容と研究を中心に展開されていました。この使命は過去100年以上にわたって私たちの組織の焦点でした。恐らくはあなた方の世界線もそうでしょう。そうだと良いのですが。

 

しかしながら、こちらのやむを得ない事情により、この方針は変更されました。私たちの新たな使命は全世界線における人類の根絶です。

 

今後の意思疎通は行われません。

 

 誰もが困惑した。いきなり人類滅亡を宣言されてはたまったものではない。

 恐怖、絶望、逃避、あらやる負の感情が巻き起こり、町には混沌が蠢きだす。そんな中、一つの結社は動き出した。




 というわけで、5000始動。果たして、超常存在が犇めくその世界は守られるのか!?

AiliceHershey, kotarou611作
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2016
CC BY-SA 3.0

Aelanna作
SCP-895 - カメラディスラプション
2010
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Tanhony作
SCP-5000 - どうして?
2020
http://scp-jp.wikidot.com/scp-5000
CC BY-SA 3.0
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