夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
町は阿鼻叫喚で染まった。メッセージが送られてきた直後に発生した、大柄な魔術的刺青を施された男が殲滅を始めたのだ。
ある程度人が居なくなると、その男は新たな人を探し始める。そこで、風のような一閃が男を襲った。
「……ほう?」
男の胸からは赤い鮮血が流れ出した。人ごときが珍しいこともあるものだと軽く見ていたが、男は一瞬戦慄した。
「お前、人じゃないな?」
「だったらどうするでござるか?」
「……いや! 関係ねえ! ぶっ殺してやるよ!」
そうして、男が少女に飛びかからんとしたとき、男の足元に円形の穴が開き、次元の狭間へと男は落ちていった。
「ナイスいろはちゃん! 足止めありがとうね!」
「こ……怖かった……」
先程まで出していた空気はどこへやら、いろはは膝をくっつけ、足を外側に広げてその場に座った。若干、体が震えているのが分かる。
「……で、これで大丈夫なんでござるよね?」
「うん! 厄介なのが消せたからね。後は……」
こよりが視線を変える。そうして変えた先には、戦利品を両手に肉肉しい塊を持ったラプラスが現れた。両手両足と首に装着させられていた封印具は存在せず、周囲の空間が少し歪んでいる。
「こっちの処理も終わったぞ」
そう言い、ラプラスは手に持っている塊を地面に投げ置くと、その塊は粒子となり消えていった。
「おお、リハビリも完璧じゃーん!」
「ま、吾輩にかかりゃ楽勝よ!」
ラプラスは無い胸を張り、腕を腰に当ててふんぞり返った。
そうして、ラプラスが偉そうな態度をとっている間に、近くで銃声が鳴り響いた。音から、距離にして二キロメートル、銃種はスナイパーだと推測される。
「行くか」
ラプラスの目の前にある空間が大いに歪みだし、別の場所へと繋がった。封印の外れたラプラスができるようになった魔法、名を『捻れる門の創造』だ。
そうして作られた門に侵入すると、そこには、スナイパーライフルを構えているぼたんの姿があった。
「ぼたん先輩!? その銃……」
「ん……あぁ、こよちゃんか。まあこんな緊急事態だし、持ち出して変な奴らぶっ倒したほうが良いでしょ?」
ぼたんはこよりの方を見ながら、背後に迫ってきた赤色の怪物を一発撃って撃破した。一切視界を動かすことなく。
「成る程……ではぼたんさんはこのまま狙撃をお願いします」
「了解、山田」
ぼたんはそう言い残して、自身の持ち場へと戻っていった。
そうこうとしてきる間に、ルイが偵察から戻ってきた。
「どうだった?」
「……例の穴から大量の兵が出現中。」
わあ、一杯(当社比)オブジェクトが出てる!
登場SCP
Kain Pathos Crow, DrClef作
SCP-076 - "アベル"
http://scp-jp.wikidot.com/scp-076
2008
CC BY-SA 3.0
NekoChris作
SCP-610 - にくにくしいもの
http://scp-jp.wikidot.com/scp-610
2009
CC BY-SA 3.0
Adam Smascher, EchoFourDelta作
SCP-939 - 数多の声で
http://scp-wiki.wikidot.com/scp-939
2011
CC BY-SA 3.0
Tanhony作
SCP-1437 - ここではないどこかに続く穴http://scp-jp.wikidot.com/scp-1437
2012年
CC BY-SA 3.0