夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
ラプラスは例の、何処かへと繋がる穴に訪れた。他の三人は各々下された命令を遂行するため、解散となっている。
以前埋め立てようとしてできなかった、無尽蔵に広がる穴。そこから無数の武装兵が現れて、待機しているクロヱに倒されていく光景が存在していた。
「大丈夫か、クロヱ」
「舐めないでよ。これでも掃除屋だよ?」
「……はは! それもそうだな!」
ラプラスは全てを粒子に還す魔力の球を出そうとしたが、他の世界への被害を考え、というか観察して辞めた。
そんな時、一人の人物が現れた。鹿のような角を生やし、全体的にガタイの良い、卵形に切り出されたルビーが嵌められた首輪をした男性だ。
「ほう……お前、確かジャックとか言ったな?」
「いかにも、サイト17、19、63における人事局長にして生命工学と異常遺伝子学の権威の……よく知ってるな?」
「あぁ。そういう未来が見えたからな」
「……成る程、ラプラスか」
「正解」
ブライトは癖で臨戦体制へと移行しようとしたが中止した。もう、そんなことをしても意味がないのだ。アノマリーに対する戦闘行為など。
「さて、あんたら気を付けた方が良いぞ。何せそこからはキチガイしか出てこねえ。ま、どうやら別の方向のキチガイが全員ぶっ殺してるようだけど」
「優秀だろ? 吾輩の部下は」
ブライトはクロヱの兵を捌く様に視線を打ち付けていた。無駄のない動きから繰り出しているナイフの一撃、それはそれは美しく、強力に感じる。残機が足りなくなるだろうとさえ思えた。
「あんたらの記事、読ませてもらってる。だが、こんなの肉眼では始めて見るな」
「あぁ……私のせいだ」
「……いや。確かにお前の首飾りを追ってこいつらは来たのかもしれない。だが、こいつにあんたの魂を投げ込む勇気、それは滅多なものじゃない。大事にしろ」
「……はは! ありがたいことを言ってくれるねえ」
「……さてと」
ラプラスはいつもより軽く感じる腰を上げ、軽く伸びをすると、門を創造した。
「クロヱさえいればあれは大丈夫だと思う。が、もし、億が一何があれば吾輩を読んでくれ」
ラプラスは門の中へと入っていくとやがて門は消滅した。それを確認すると、ブライトはほんの小さく笑みを浮かべ、警察からパクった拳銃を引き抜き、湧き出る兵へと向かっていった。その後に訪れる怪物を知りもせず……
ルイは上空から町を見渡していた。町は白い塊で埋め尽くされ、そのどれもが石油原料の物質を食らっていた。だが、それが王座に座っていられるのも時間の問題だろう。何故なら、赤の女王が舞い降りたからだ。
「はあっちゃまっちゃま~!!」
最後はおまけ的なのです。この後30-jpは狩り尽くされましたとさ
まだまだ続きます
登場SCP
Tanhony作
SCP-1437 - ここではないどこかに続く穴http://scp-jp.wikidot.com/scp-1437
2012
CC BY-SA 3.0
AdminBright作
SCP-963 - 不死の首飾り
http://www.scp-wiki.net/scp-963
2008
CC BY-SA 3.0
tokage-otoko作
SCP-030-JP - 石油喰らい
http://scp-jp.wikidot.com/scp-030-jp
2013
CC BY-SA 3.0