夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
私は現在いるいないに関わらず、過去に「いた」というのなら、必要ならば作品に登場させます。ですので、不愉快に思われる方がいましたらブラウザバックを
何かの虫の死骸が転がる道路を歩くラプラス。案の定、地獄絵図は広がっていた。民家は燃え、そこかしこに倒れる人々。そして、徘徊しているヘモグロビンのように赤い四足歩行の生物。
「確かお前らは……病院で暴れたらしいやつか」
ラプラスは片手をその生物に向け、最小限の出力で葬らんとしたが、中止した。何故ならば、それらは既に死んでいたのだ。否、一度死に、ある者の眷属として蘇らされていたのだ。その者とは、HoloXに拾われ、過去にラミィの蘇生を行った死霊術使い。
「ここら辺の奴らはもう手中の中だよ」
潤羽るしあだ。
「……流石だな。人外まで従えられるのか」
「朝飯前だね」
「で、こいつらは生きてるよな?」
「ただ気絶しているだけだね。特に命に別状はないと思う」
「了解。引き続きここを頼む」
そう言い残し、ラプラスは引き続き散策を再開する。るしあは生物達を引き連れ、一般人の治療を再開した。
歩くこと数十分。見ていた未来とは違い、意外と治安が良かった。そこかしこの壁には薬品が塗られており、これに触れた敵性オブジェクトは能力を失うためだろうか。
「……未来変更、結構なタブーを犯してしまった……まあいい、今は今だ。急ごう」
ラプラスは再び門を造り、ある場所へと向かう。行き先は慣れ親しみ、異常のよく集まる場所、事務所だ。
「やっぱりな」
事務所に到着すると、早速武装兵が二人襲いかかってきたが、ラプラスは難なくそれらを撃破。建物の中へと侵入した。
普段なら関連グッズが多く飾られているメインホール。しかし、今は財団のマークがそこかしこに記され、敵本拠地へと変えられていた。
「……何故出口となるあの穴をクロヱが抑えている筈なのにオブジェクトがそこら辺にいたのか、疑問だった。だが、よく考えてみれば分かった。短期間でここのリフォームを行い、お前だったんだな。小さな魔女……またの名を、SCP-239」
「はは、バレちゃったかぁ」
声が響き渡ると同時に、ラプラスの目の前に金髪をした少女が現れた。
「どう? 驚いたでしょ、先輩」
「驚いたさ。何せそんな前兆、微塵も感じられなかったからな。何故こんなことをした」
「……なんとなく? あ、一応言っておくけど、あの穴に関しては私、何も関与してないよ」
「市街地のオブジェクトはお前なんだよな?」
「うんそうだよ」
「何故だ?」
「それはね……」
少女……239は服のポケットから、何か緻密そうな黒色の機械を取り出した。
「それはなんだ」
「『次元間移動装置』。たまだ海で見つけて修理して、これで遊んでたらああなっちゃったの」
「……それだけか?」
「うん……だって遊んでたらああなったって、普通に言うの恥ずかしいじゃん」
「何も言ってないんだがな」
ラプラスは心底呆れた。自分の努力の過半数が水の泡になってしまった。その嘆きと悲哀を精一杯心に隠し、何とかして口を開いた。
「あのなぁ……」
「あ、そういえば貴方のお仲間さん、かなり不味いことになってるよ」
「……は?」
ラプラスは急いで未来視を使用した。しかし、何も写らなかった。何故? 単純だ。人類が滅亡するからだ
恐らく後二、三話程度かと思います。
登場SCP
Dantensen(現在はアカウント削除)作
SCP-239 - ちいさな魔女
http://www.scp-wiki.net/scp-239
2008
CC BY-SA 3.0
Adam Smascher, EchoFourDelta作
SCP-939 - 数多の声で
2011年
http://scp-jp.wikidot.com/scp-939
CC BY-SA 3.0