夢と異常が混ざりあう ~SCPfoundation×ホロライブ短編集~ 作:架空柿
ある一人のアオスジアゲハを模したような髪飾りをつけた少女は蝶々を追いかけていた。黒と白の色をした大胆な蝶をだ。しかし少女、るしあは見逃しはしなかった。その蝶がさっきまでマリンのような形になっていたのだ。
るしあ「待ってよ蝶々さん達!」
蝶の大群が角を曲がりるしあも数秒遅れて曲がった。しかし、曲がった先は行き止まりだった。
るしあ「…あれ?ここに壁なんてあったっけな~?」
るしあはスマホの地図アプリを開き、現在地を見た。するとやはり地図上では壁などなかった。
るしあ「ということは…」
るしあが壁に触れると壁は幻覚のように蝶の大群になった。蝶達はまた逃げだした。
るしあ「幻覚を見せる魔法でも持ってんのかな?」
るしあはまた追いかけ始めた。幸いにも重りはないため走っても疲労は溜まりにくい。走っているといつの間にか真っ黒な建物の前に居た。
るしあ(なんだこの建物黒いなぁ。変なX……じゃない、このXは……holoxのマークだ!)
るしあがアジトを見ているとさっきの蝶が拳のようになってノックをした。しかし誰も出なかった。今度は殴った。
こより「誰ですか!て拳が浮いてる!」
こよりは何かが入った試験管の中身を振りかると蝶達は眠った。
こより「蝶だったんだ!ということはこれもSCP…あ、るしあ先輩じゃないですか!」
こよりがるしあに気が付いた。
るしあ「久しぶり、こよりちゃん。」
こより「丁度探してたんです!こっち来てくれますか?」
るしあ「何?」
るしあはこよりに連れられてアジトの中に入った。暫く歩くとこよりの研究室に到着し、そこには沢山の死体(特殊スーツを装備していて胸には歪んだ円に三本の矢印が刺さったようなマークが印刷されていた)が安置されていた。
るしあ「良くこんなに準備できたね。」
こより「まあ色々あったんです。それでなんですけど、『死者蘇生』の実験をしたいんですよね…」
るしあ「死者蘇生かぁ…アンデッドとしてじゃなくて?
こより「はい。」
るしあ「久し振りにやるな。やってみるよ。」
るしあは手に力を込めると青白い光が発せられ、幽霊のようなものが集まって炎になった。その炎を一つの死体の胸の間に入れるとその死体は動き出した。こよりはその人にロケットと記憶を消す装置の光を浴びせた。
こより「成功です!」
るしあ「えぇと…それなに?」
こより「これですか?これはとある場所から奪った傷を癒す装置と記憶を消す装置です。るしあ先輩!これからもお願いできますか?」
るしあ「もちろん。暇になっちゃったしね。」
こよりは死者蘇生術を入手した!
次回はholoxは関わらない(予定)です。
登場SCP
Dr Kondraki作
SCP-408 - 幻想蝶
http://www.scp-wiki.net/scp-408
CC BY-SA 3.0
Dr Ouros作
SCP-427 - 冒涜的なロケット
http://www.scp-wiki.net/scp-427
CC BY-SA 3.0